5台のABBロボットが、Bon JoviのCircle世界ツアーに参加しています
[10/08/19]
提供元:@Press
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Bon Joviのコンサートはいつでもその素晴らしい舞台装置とサウンドが評判ですが、今年2月、シアトルのキーアリーナを皮切りに始まった“The Circle Tour”は、一段と凄いものになっています。
今回のツアーにおいて、舞台セットの中でも主要な要素となっているのが、ABBの産業用ロボットです。舞台後方にずらりと5台並び、それぞれがアームに6インチ×9インチのLEDビデオパネルを持っています。ロボットとスクリーンは、コンサートのリズムとビートと一体となり、音楽にあわせて動きます。それぞれのスクリーンはコンサートのリアルタイムの映像とデジタルアニメーションを映し出します。時折、5台のロボットはLEDパネルを組み合わせて、1枚の大きなパネルに会場の映像を映し出し、ショーを盛り上げます。
ABBロボットは、北米、欧州を中心に2年近くBon Joviとともに世界中を回ります。Bon Joviにとっては、1980年代以来の長期にわたるツアーとなります。日本では、2010年11月30日、12月1日の2日間、東京ドームでの公演が予定されています。
ロボットを舞台に上げるという独創的なコンセプトを可能にしたのは、ラスベガスのロボティクスアーツの創始者であり社長、アンディ・フレッサス氏が発明したRoboScreen(TM)技術です。
フレッサス氏は1990年中盤からロボットにかかわり、2006年に米国ミシガン州にあるABBのオーバーンヒルトレーニング施設でロボットプログラミング、設計、操作に関する認証プログラムを終了した精鋭です。その過程で、彼はグラフィックスクリーンをロボットのアームに取り付け、ビジュアルメディアを制御し、ユニークな視覚効果を創り出すアイディアを思いつきました。
ロボットは5台のロボスクリーンを寄せ集め、1つの大きなスクリーンを作り出すこともできます。ロボットは、音楽にぴったりあった振り付けが可能であり、また、Robot Animator(TM)というソフトウェアプログラムにより、3Dコンピューターアニメーションをステージ上に映し出します。
フレッサス氏が開発した独自のソフトウェアのインターフェースにより、ABBロボットの動きは、まるでスクリーン上のキャラクターであるかのようです。Robot Animatorのチャンネルで所望の動きが得られれば、ABBロボットのコントローラに直接それがコーディングされ、その動きをステージ上でロボットが再現することができるのです。
「ABBのロボットを我々の工場に持ち込み、Robot Animatorが創り出す繊細な動きを受け入れる強力な能力を持つABBIRC5コントローラを操り、ロボットをロックスターへと仕立てあげました。Circle Tourのために我々が行っているプログラミングは、将来、進化した製造業へ転用できる全く新しい思考パターンを生み出すものです。このエンターテインメントへのアプリケーションは、ブレークスルーを可能にするかも知れません。」とフレッサス氏は述べています。
ツアーのディレクターとジョン・ボン・ジョヴィにRoboScreenのアイディアを提案したところ、彼らはそのコンセプトのユニークさと、ABBロボット、IRB7600の圧倒的存在感を一度で気に入りました。また、ロボットに優雅で美しい振り付けが可能で、かつABBが世界中にサポートネットワークを備えているということで、ロボットの購入が決まりました。
北米ABB、セールス&マーケティング、バイスプレジデントのジョー・キャンベルはこう述べています。「アンディ・フレッサスは、真の先見者といえます。そして、我々は、彼が開発したABBロボットのユニークなアプリケーションに、心躍らされています。このロボティクスアートとBon Joviのコラボレーションは、我々が手がけたなかでも最もユニークなものと言って間違いありません。」
ロボットは、コンサートでのデビューに向けて準備され、特別に製作された300キロ以上あるLEDパネルをアームに装着しています。LEDパネルはそれぞれ、横6×縦4、合計24のサブパネルから構成されています。ショーの約85パーセントの間大画面表示(I-MAG)される映像は、コンサート会場各所に設置された複数のカメラからのものです。残りの時間映し出されるのは、事前にプログラムされた3Dグラフィックを音楽のビートに反応するようにリアルタイムにコンピューター制御した画像です。
フレッサス氏は「ABBロボットはコンサートのパフォーマンスの要素の大きな部分を占め、Bon Joviのブランドをあらわす完璧なエンターテインメントをお見せします。」とも述べています。
設計、および5台のRoboScreenの動きをツアーのプラットフォームに統合するための舞台装置全般は、ペンシルバニア州リティッツに本拠を持つ、世界的プロダクション会社、テートタワーズが手がけます。
なお、ABBが近年かかわったエンターテインメント関連の事業として、今回のサークルツアーは、2009年の映画「ターミネーター4」に次いで2つ目となります。本編では、ABBのロボットがクライマックスシーンで主演のクリスチャン・ベールと共演しました。
■ABBについて ( http://www.abb.com/ )
ABBは、世界のおよそ100カ国に117,000人の従業員を擁する電力技術とオートメーション技術のリーディングカンパニーです。環境負荷を最低限に抑えながらお客さまの業務効率を最適化するソリューションの数々を、産業界と公益事業の皆さまに提供しています。
■ABB株式会社について ( http://www.abb.co.jp/ )
ABBの日本法人であるABB株式会社は、国内において電力およびオートメーション事業を、製造、販売、サービス分野にわたって展開しています。
また、ABBの日本国内における活動は、ABB株式会社と3つの合弁事業から構成されており、ABBジャパングループとして約700名の従業員、12都市にわたる販売/サービスネットワークを擁しています。
今回のツアーにおいて、舞台セットの中でも主要な要素となっているのが、ABBの産業用ロボットです。舞台後方にずらりと5台並び、それぞれがアームに6インチ×9インチのLEDビデオパネルを持っています。ロボットとスクリーンは、コンサートのリズムとビートと一体となり、音楽にあわせて動きます。それぞれのスクリーンはコンサートのリアルタイムの映像とデジタルアニメーションを映し出します。時折、5台のロボットはLEDパネルを組み合わせて、1枚の大きなパネルに会場の映像を映し出し、ショーを盛り上げます。
ABBロボットは、北米、欧州を中心に2年近くBon Joviとともに世界中を回ります。Bon Joviにとっては、1980年代以来の長期にわたるツアーとなります。日本では、2010年11月30日、12月1日の2日間、東京ドームでの公演が予定されています。
ロボットを舞台に上げるという独創的なコンセプトを可能にしたのは、ラスベガスのロボティクスアーツの創始者であり社長、アンディ・フレッサス氏が発明したRoboScreen(TM)技術です。
フレッサス氏は1990年中盤からロボットにかかわり、2006年に米国ミシガン州にあるABBのオーバーンヒルトレーニング施設でロボットプログラミング、設計、操作に関する認証プログラムを終了した精鋭です。その過程で、彼はグラフィックスクリーンをロボットのアームに取り付け、ビジュアルメディアを制御し、ユニークな視覚効果を創り出すアイディアを思いつきました。
ロボットは5台のロボスクリーンを寄せ集め、1つの大きなスクリーンを作り出すこともできます。ロボットは、音楽にぴったりあった振り付けが可能であり、また、Robot Animator(TM)というソフトウェアプログラムにより、3Dコンピューターアニメーションをステージ上に映し出します。
フレッサス氏が開発した独自のソフトウェアのインターフェースにより、ABBロボットの動きは、まるでスクリーン上のキャラクターであるかのようです。Robot Animatorのチャンネルで所望の動きが得られれば、ABBロボットのコントローラに直接それがコーディングされ、その動きをステージ上でロボットが再現することができるのです。
「ABBのロボットを我々の工場に持ち込み、Robot Animatorが創り出す繊細な動きを受け入れる強力な能力を持つABBIRC5コントローラを操り、ロボットをロックスターへと仕立てあげました。Circle Tourのために我々が行っているプログラミングは、将来、進化した製造業へ転用できる全く新しい思考パターンを生み出すものです。このエンターテインメントへのアプリケーションは、ブレークスルーを可能にするかも知れません。」とフレッサス氏は述べています。
ツアーのディレクターとジョン・ボン・ジョヴィにRoboScreenのアイディアを提案したところ、彼らはそのコンセプトのユニークさと、ABBロボット、IRB7600の圧倒的存在感を一度で気に入りました。また、ロボットに優雅で美しい振り付けが可能で、かつABBが世界中にサポートネットワークを備えているということで、ロボットの購入が決まりました。
北米ABB、セールス&マーケティング、バイスプレジデントのジョー・キャンベルはこう述べています。「アンディ・フレッサスは、真の先見者といえます。そして、我々は、彼が開発したABBロボットのユニークなアプリケーションに、心躍らされています。このロボティクスアートとBon Joviのコラボレーションは、我々が手がけたなかでも最もユニークなものと言って間違いありません。」
ロボットは、コンサートでのデビューに向けて準備され、特別に製作された300キロ以上あるLEDパネルをアームに装着しています。LEDパネルはそれぞれ、横6×縦4、合計24のサブパネルから構成されています。ショーの約85パーセントの間大画面表示(I-MAG)される映像は、コンサート会場各所に設置された複数のカメラからのものです。残りの時間映し出されるのは、事前にプログラムされた3Dグラフィックを音楽のビートに反応するようにリアルタイムにコンピューター制御した画像です。
フレッサス氏は「ABBロボットはコンサートのパフォーマンスの要素の大きな部分を占め、Bon Joviのブランドをあらわす完璧なエンターテインメントをお見せします。」とも述べています。
設計、および5台のRoboScreenの動きをツアーのプラットフォームに統合するための舞台装置全般は、ペンシルバニア州リティッツに本拠を持つ、世界的プロダクション会社、テートタワーズが手がけます。
なお、ABBが近年かかわったエンターテインメント関連の事業として、今回のサークルツアーは、2009年の映画「ターミネーター4」に次いで2つ目となります。本編では、ABBのロボットがクライマックスシーンで主演のクリスチャン・ベールと共演しました。
■ABBについて ( http://www.abb.com/ )
ABBは、世界のおよそ100カ国に117,000人の従業員を擁する電力技術とオートメーション技術のリーディングカンパニーです。環境負荷を最低限に抑えながらお客さまの業務効率を最適化するソリューションの数々を、産業界と公益事業の皆さまに提供しています。
■ABB株式会社について ( http://www.abb.co.jp/ )
ABBの日本法人であるABB株式会社は、国内において電力およびオートメーション事業を、製造、販売、サービス分野にわたって展開しています。
また、ABBの日本国内における活動は、ABB株式会社と3つの合弁事業から構成されており、ABBジャパングループとして約700名の従業員、12都市にわたる販売/サービスネットワークを擁しています。