「越境する」をテーマに「サイエンスアゴラ2017」を11月に開催〜ノーベル平和賞受賞者ムハマド・ユヌス氏の登壇決定〜
[17/10/27]
提供元:@Press
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国立研究開発法人 科学技術振興機構(略称:JST、理事長:濱口 道成)は、2017年11月24日(金)から3日間、「サイエンスアゴラ2017」をテレコムセンタービル(東京都江東区青海2丁目5-10)などで開催します。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/141370/LL_img_141370_1.jpg
前回の様子(ブース)
■ポイント
・今年12回目を迎える、日本最大級の科学と社会のオープンフォーラムを開催。
・人工知能(AI)との共生、SDGs、ゲノム編集など厳選された150の企画が集う。
・ノーベル平和賞受賞者ムハマド・ユヌス氏が基調講演。
【あらゆる壁を越え未来を語り合う】
人類は今、さまざまな困難に直面しています。高齢化、貧困などの社会課題を抱える日本もその例外ではありません。その解決に向けた新たな未来は見えるでしょうか。科学者、企業、行政機関などがそれぞれの領域から抜け出し、「越境」して社会のダイナミックな変化をとらえ、共に取り組まなければ日本の明日はありません。
【貧困撲滅と二酸化炭素排出ゼロの世界を目指すユヌス氏】
初日の基調講演に登壇するムハマド・ユヌス氏は、2006年にノーベル平和賞を受賞した経済学者です。バングラデシュでグラミン銀行を創設、貧しい女性達を中心に無担保・低金利で少額融資を行うマイクロクレジットを生み出し、世界の貧困問題撲滅に向けた努力が高く評価されました。
ユヌス氏は、貧困ゼロ・失業ゼロ・総炭素排出量ゼロの世界の実現を目指し、「技術、若者、良い政府、ソーシャルビジネス」の力を結ぶことに尽力されています。貧困など社会の深刻な問題に目を向ける若者が、学問分野、立場、国、文化、世代の壁を越えて協力を生み出せる「問題解決の起業家」へと変わる機会を、学術界が作っていくことの重要性を語っていただく予定です。
【ムハマド・ユヌス氏からのメッセージ】
「みなさんの知力、体力、情熱を、貧困ゼロ・失業ゼロ・総炭素排出量ゼロの世界実現に使いませんか? 科学関係者として生きることと、この努力は両立します。一緒に働ける日が来るのを楽しみにしています。」
【科学者が社会で果たす使命を問うカルナワティ氏】
同じく基調講演者であるインドネシアのガジャ・マダ大学前学長ドゥイコリタ・カルナワティ氏は、学生・教員と地域コミュニティとの協働により、自然災害に幾度も苦しめられてきた国土を深く考察した、画期的な地すべりの早期警戒システムを構築。地域の減災に貢献しました。科学者が社会の中で果たすべき使命とは何か、科学者が大学や学術という境界の内側に閉じこもることなく社会と深くつながり、従来にない価値を生み出す行動哲学を、迫力ある実例で語っていただく予定です。
【150企画でAIとの共生、SDGs、ゲノム編集など幅広い話題を取り上げ】
国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指すシンポジウムでは、日本でも深刻化する貧困やジェンダーの問題を科学技術により解消する試みや、持続可能な未来都市の実現に向けたアクションプランの議論などが予定されています。また、人工知能(AI)との共生、宇宙空間での実験、ゲノム編集による生殖医療、発達障害児への支援など、幅広い話題を取り上げ、科学技術の活用でよりよい未来づくりに挑む方々を全国および世界から迎えて、これからの社会に必要とされる様々な考え方を共有します。
【中高生や若手研究者など次世代がつくるサイエンスアゴラ】
サイエンスアゴラ2017は、企画公募で「世代や立場、国を超えた視点での社会課題を取り扱う話題」から「家族向けの企画」までを広く求めました。次世代を担う若手研究者や大学生、中高学生によるブースやセッションを含め、科学者との対話、シンポジウム、ワークショップや展示など、誰もが参加できる150企画を新たな審査体制の下で厳選して配置しています。
また、会場設計や案内板などは京都工芸繊維大学の学生がデザインを担当。広報用のちらしについては、同大学のほか、筑波大学の学生の支援も得るなど、世代を超えた協力体制で運営します。若手を中心にした議論の場を設けることにより、活発に交流ができる場づくりを目指しています。
【地域の企画と連携】
仙台、神戸、福岡など、全国各地の6企画と連携して、日本全国に対話・協働の場づくりを広げます。
【サイエンスアゴラ2017開催概要】
日時 : 2017年11月24日(金)から26日(日)
10:00〜16:00(初日は12:45〜18:00)
会場 : テレコムセンタービル(東京都江東区青海2丁目5-10)、
シンボルプロムナード公園(東京都江東区青海1・2丁目)
ホームページURL: http://www.jst.go.jp/csc/scienceagora/
【添付資料】
サイエンスアゴラ2017について
https://www.atpress.ne.jp/releases/141370/att_141370_1.pdf
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/141370/LL_img_141370_1.jpg
前回の様子(ブース)
■ポイント
・今年12回目を迎える、日本最大級の科学と社会のオープンフォーラムを開催。
・人工知能(AI)との共生、SDGs、ゲノム編集など厳選された150の企画が集う。
・ノーベル平和賞受賞者ムハマド・ユヌス氏が基調講演。
【あらゆる壁を越え未来を語り合う】
人類は今、さまざまな困難に直面しています。高齢化、貧困などの社会課題を抱える日本もその例外ではありません。その解決に向けた新たな未来は見えるでしょうか。科学者、企業、行政機関などがそれぞれの領域から抜け出し、「越境」して社会のダイナミックな変化をとらえ、共に取り組まなければ日本の明日はありません。
【貧困撲滅と二酸化炭素排出ゼロの世界を目指すユヌス氏】
初日の基調講演に登壇するムハマド・ユヌス氏は、2006年にノーベル平和賞を受賞した経済学者です。バングラデシュでグラミン銀行を創設、貧しい女性達を中心に無担保・低金利で少額融資を行うマイクロクレジットを生み出し、世界の貧困問題撲滅に向けた努力が高く評価されました。
ユヌス氏は、貧困ゼロ・失業ゼロ・総炭素排出量ゼロの世界の実現を目指し、「技術、若者、良い政府、ソーシャルビジネス」の力を結ぶことに尽力されています。貧困など社会の深刻な問題に目を向ける若者が、学問分野、立場、国、文化、世代の壁を越えて協力を生み出せる「問題解決の起業家」へと変わる機会を、学術界が作っていくことの重要性を語っていただく予定です。
【ムハマド・ユヌス氏からのメッセージ】
「みなさんの知力、体力、情熱を、貧困ゼロ・失業ゼロ・総炭素排出量ゼロの世界実現に使いませんか? 科学関係者として生きることと、この努力は両立します。一緒に働ける日が来るのを楽しみにしています。」
【科学者が社会で果たす使命を問うカルナワティ氏】
同じく基調講演者であるインドネシアのガジャ・マダ大学前学長ドゥイコリタ・カルナワティ氏は、学生・教員と地域コミュニティとの協働により、自然災害に幾度も苦しめられてきた国土を深く考察した、画期的な地すべりの早期警戒システムを構築。地域の減災に貢献しました。科学者が社会の中で果たすべき使命とは何か、科学者が大学や学術という境界の内側に閉じこもることなく社会と深くつながり、従来にない価値を生み出す行動哲学を、迫力ある実例で語っていただく予定です。
【150企画でAIとの共生、SDGs、ゲノム編集など幅広い話題を取り上げ】
国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指すシンポジウムでは、日本でも深刻化する貧困やジェンダーの問題を科学技術により解消する試みや、持続可能な未来都市の実現に向けたアクションプランの議論などが予定されています。また、人工知能(AI)との共生、宇宙空間での実験、ゲノム編集による生殖医療、発達障害児への支援など、幅広い話題を取り上げ、科学技術の活用でよりよい未来づくりに挑む方々を全国および世界から迎えて、これからの社会に必要とされる様々な考え方を共有します。
【中高生や若手研究者など次世代がつくるサイエンスアゴラ】
サイエンスアゴラ2017は、企画公募で「世代や立場、国を超えた視点での社会課題を取り扱う話題」から「家族向けの企画」までを広く求めました。次世代を担う若手研究者や大学生、中高学生によるブースやセッションを含め、科学者との対話、シンポジウム、ワークショップや展示など、誰もが参加できる150企画を新たな審査体制の下で厳選して配置しています。
また、会場設計や案内板などは京都工芸繊維大学の学生がデザインを担当。広報用のちらしについては、同大学のほか、筑波大学の学生の支援も得るなど、世代を超えた協力体制で運営します。若手を中心にした議論の場を設けることにより、活発に交流ができる場づくりを目指しています。
【地域の企画と連携】
仙台、神戸、福岡など、全国各地の6企画と連携して、日本全国に対話・協働の場づくりを広げます。
【サイエンスアゴラ2017開催概要】
日時 : 2017年11月24日(金)から26日(日)
10:00〜16:00(初日は12:45〜18:00)
会場 : テレコムセンタービル(東京都江東区青海2丁目5-10)、
シンボルプロムナード公園(東京都江東区青海1・2丁目)
ホームページURL: http://www.jst.go.jp/csc/scienceagora/
【添付資料】
サイエンスアゴラ2017について
https://www.atpress.ne.jp/releases/141370/att_141370_1.pdf