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　ジーエフケー・マーケティングサービス・ジャパン株式会社(所在地：東京都中野区、代表取締役社長：朝比奈 進)は、同社が実施している小売店パネル調査の結果より、暦年でもっとも販売数量の多かったメーカーとタイトルを表彰する「GfK Certified DVD Software 2009」を発表しました。(※1)

　同社は、全国の有力DVDソフト取扱店からPOSデータを収集し、統計的な手法に基づき全国市場規模相当に拡大推計しています。(※2、※3)本発表は2009年1月1日〜12月31日の販売実績を合算集計した結果に基づいています。昨年まではDVDソフト全体(Blu-rayソフト含む)としての4部門のみ(※4)でしたが、本年度より新たにBlu-rayソフト単体の2部門が加わり、計6部門の発表となりました。

(※1)例年実施の家電カテゴリーは2月3日に発表済み
　　 参考URL: http://www.gfkjpn.co.jp/news/update/GfKJapanCertified2009/
(※2)CD・DVDの販売店/レンタル店(メデイアストア)、家電量販店、総合量販店、およびEコマースでの販売を集計。
　　 コンビニエンスストア、玩具店、書籍店等の販売は集計に含んでおりません。
(※3)当集計にはゲームソフトとの同梱版は含まれておりません。
(※4)本年度もDVDソフト全体の4部門は、Blu-rayソフトを含めた集計になります。


【概要】

　・DVDソフト全体ではワーナー・ホーム・ビデオが映画部門、ドラマ部門の2部門を受賞。アニメ部門はウォルト ディズニー スタジオ ホーム エンターテイメントが初の受賞。
　・DVDソフト全体の販売数量No.1タイトルは、ウォルトディズニー「崖の上のポニョ」が獲得。
　・今回新設されたBlu-rayソフト単体の販売数量シェアNo.1メーカーは、バンダイビジュアルが受賞。販売数量No.1タイトルはキングレコード「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(EVANGELION1.11)」が獲得。


【2009年DVDソフト市場総括】

　2009年通期のセルDVDソフト市場(通常DVD、Blu-rayソフト等を全て含む)は、6,002万枚、2,437億円(数量前年比5％減、金額前年比11％減)となり、2006年以降、市場の漸減傾向が続いている。
　ジャンル別数量構成比では、洋画ジャンルが2008年から2％ポイント減少し、セルDVDソフト全体の26％となった。音楽ジャンルは前年に引き続き堅調に推移し、数量構成比で対前年5％ポイント増の23％、金額構成比では7％ポイント増の26％となり、金額ベースでは洋画や邦アニメを抜いて最大ジャンルとなった。
　本格普及期を迎えたBlu-rayソフトは、2008年の約2.8倍となる200億円市場へ成長。ジャンル別金額構成比ではほぼ毎月50％以上を邦アニメが占め、洋画ジャンルがそれに続いている。この2ジャンルによる市場独占の傾向は2008年後半から続いているが、音楽も含めて今後ジャンルが平準化されれば、全DVDソフト市場におけるBlu-rayソフトの存在感はより堅固になると見込まれる。


【DVDソフト全体：映画部門】

　総体的に映画が苦戦する中、「ハリー・ポッターと謎のプリンス」をはじめとする新作の他、豊富な旧作で多彩なラインナップを展開したワーナー・ホーム・ビデオが首位を獲得した。2位には前年からひとつ順位を上げたソニー・ピクチャーズ、3位には20世紀フォックスが続き、上位3社は前年と同じ顔ぶれとなった。
参照URL： http://www.atpress.ne.jp/releases/14323/1_1.jpg


【DVDソフト全体：アニメ部門】

　アニメ部門は「崖の上のポニョ」「ウォーリー」といった強力な劇場用アニメのラインナップを誇るウォルトディズニーが、前年首位のバンダイビジュアルをかわし、首位の座に着いた。3位のアニプレックスは「空の境界」や「化物語」等、ライトノベルや漫画が原作のアニメシリーズの売り上げが好調であった。
参照URL： http://www.atpress.ne.jp/releases/14323/2_2.jpg


【DVDソフト全体：TVドラマ部門】

　TVドラマ部門は、前年に引き続きワーナー・ホーム・ビデオが首位を獲得した。「ターミネーター：サラ・コナー　クロニクルズ」シリーズが好調で、同シリーズがTVドラマ年間販売数量ランキングの1位から3位までを独占した。
参照URL： http://www.atpress.ne.jp/releases/14323/3_3.jpg


【DVDソフト全体：2009年販売数量No.1タイトル】

　2009年のDVDソフトで最も多く販売されたタイトルは、ウォルトディズニー「崖の上のポニョ」となった。

＜販売数量No.1タイトル＞
タイトル名　　　：崖の上のポニョ
メーカー(発売元)：ウォルト ディズニー スタジオ ホーム エンターテイメント
発売年月日　　　：2009年7月3日

　映画公開以来、一大センセーションとなったスタジオジブリのアニメ「崖の上のポニョ」が、7月にウォルトディズニーから発売され、GfK集計チャネル合算で63万枚を超えNo.1を獲得した。
　どのチャネルにおいてもランキング首位あるいは2位に位置付けており、普段DVDソフトを購入しないライトユーザーからヘビーユーザーまで幅広い層から熱い支持を得たことが、同タイトルを首位に押し上げた要因のひとつであろう。


【Blu-rayソフト：販売数量シェアNo.1メーカー】

　今回新設された2009年度Blu-rayソフト部門の販売数量シェアNo.1メーカーは、バンダイビジュアルとなった。「ガンダム」「マクロスF(フロンティア)」シリーズをはじめとした、強力な邦アニメのBlu-rayラインナップにより、首位を獲得した。同社は、他社に先駆けていち早くBlu-rayソフトを市場投入し、市場のけん引役となったメーカーの1社である。2位、3位につけたワーナー・ホーム・ビデオとソニー・ピクチャーズも積極的にBlu-rayソフトを発売し、ラインナップ拡充に力を注いでいる。市場発展の功労者であるメーカーが上位に並んだ、順当な結果と言えるだろう。
参照URL： http://www.atpress.ne.jp/releases/14323/4_4.jpg


【Blu-rayソフト：2009年販売数量No.1タイトル】

　2009年のBlu-rayソフトで最も多く販売されたタイトルは、キングレコード「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(EVANGELION1.11)」となった。

＜販売数量No.1タイトル＞
タイトル名　　　：ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(EVANGELION1.11)
メーカー(発売元)：キングレコード
発売年月日　　　：2009年5月27日

　2008年のDVDソフトでNo.1タイトルとなった「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」が、Blu-rayバージョンでも10万枚以上の売上を記録し、No.1を獲得した。2位のタイトルとは2倍以上の差が開いており、チャネル別ランキングでも、メディアストア、家電量販店、Eコマースの主要3チャネルにおいて同タイトルが首位に輝いている。2010年5月にシリーズ次作の発売を控えており、TV放映から10年以上を経てもなお衰えぬ人気でさらに市場を盛り上げることが期待される。


≪GfK Japanのデータについて≫
　全国有力家電量販店より、毎日POSデータを収集。モデル別であらゆるカテゴリーの動向を調査している。多くの市場データが出荷時点を捉えているのに対し、販売時点で実需を細かく追っているのが特徴である。
　また、同様に総合量販店(GMS)や地域家電店、インターネットチャネルなどからも販売データを収集。家電以外にも、ゴルフ用品やDVDソフトウエアの販売データを構築している。

URL： http://www.gfkjpn.co.jp/

※弊社名を報道にて引用頂く場合は、正式社名のほか、「GfK Japan」、「ジーエフケー ジャパン」、「GfKジャパン」の略記でも結構です。