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第10回三井住空間デザインコンペ 最優秀作品決定

三井不動産レジデンシャル株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:藤林清隆)は、第10回三井住空間デザインコンペを開催し、建築家である川見憲史氏の「『切り替え』のある住まい」を最優秀作品として選定いたしました。

今回のテーマは、昨今の共働き世帯の増加や働き方改革などに着目し、仕事と生活をシームレスにつなぐ「ワーク ライフ インテグレーション -生きながら働き、働きながら生きる場所-」とし、185作品の応募を受けました。最優秀作品は、現在建設中の分譲マンション「ザ・タワー横浜北仲」(所在地:神奈川県横浜市、共同事業者:丸紅株式会社)で1戸建設し、販売する予定です。

■第10回テーマ「ワーク ライフ インテグレーション -生きながら働き、働きながら生きる場所-」
昨今の働き方や働く場所の多様化を受け、これからの住まいのあり方を検討し、仕事と生活が偏らないように調和を考える「ワーク ライフ バランス」ではなく、仕事と生活が融合されて相乗効果を生む「ワーク ライフ インテグレーション」をテーマとしました。

■最優秀賞「『切り替え』のある住まい」
働く場所として住まいを活用することを想定し、気持ちや空間の使い方の「切り替え」を意識して設計されています。水回りを中心に集約して回遊動線を設け、各エリアを緩やかにつなげることで、住戸内を移動する過程で働くことと暮らすことの意識の切り替えが自然に行われます。また、採光の違いや土間によって各エリアに特徴を与え、使い方に多様性を持たせることで、今後のワークライフスタイルの変化に柔軟に対応します※。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/148112/img_148112_1.jpg
土間エリアとリビングエリア
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/148112/img_148112_2.jpg
土間エリアとリビングエリアは引き戸でつながりながらも、
段差を設けることで意識の切り替えが生まれる

※「ザ・タワー横浜北仲」では、団地管理規約(案)上、住戸の専有部分内は、専ら住宅として使用することとし、他の用途に供することはできません。


【エリア毎の特徴と居住イメージ】
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/148112/img_148112_3.jpg
専有面積80.82平米(バルコニー面積15.07平米)

(1)住戸外と緩やかにつながる土間エリア
・アイディアブレストや創作活動もできるダイニング(上記図の1)
日常的なダイニングとしての使用はもちろん、土間で住戸外と緩やかにつながることで、人を招いてのアイディアブレストや創作活動も行えます。食事を楽しむことで仕事仲間との懇親を深めたり、料理をしながら子供の学習をサポートしたりできます。
・集中して働く個室(上記図の2)
リビングエリアや居室エリアから距離を取り、区画された個室。テレワークや集中した作業に向いています。
・“ながら”仕事ができるカウンター(上記図の3)
料理をしながら働くなど、家事も仕事も忙しい在宅勤務に向いています。

(2)土間エリアと引き戸でつながりながらも、一段高く設計されたリビングエリア
バルコニーに面し、明るいリビングエリアは、土間エリアから一段高く設計することで意識の切り替え(上記図の4)が生まれ、家族と過ごすリラックススペースとして使用できます。土間エリアとは引き戸でつながっているので、くつろぎながら仕事につながる調べ物をしたり、アイディアを思いついたらカウンターでメモを取ったりすることもできます。

(3)T字型・L字型の“ずれ”で視覚を遮り、静かにひとりの時間を過ごせる居室エリア
T字型の玄関(上記図の5)、L字型の廊下(上記図の6)とすることで、土間エリアやリビングエリアから視覚を遮り、プライバシー性を高めています。人と離れて静かに読書をしたり、十分な休息を取ったりすることができます。

■審査員 光井純氏のコメント
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/148112/img_148112_4.jpg
ITの革新的な発展によって働くことと暮らすこと、そして遊ぶことの境界が曖昧になりつつある時代において、住空間の未来はどのように変化して行くのかを問うコンペでした。住空間のどこに境界線を引くのか、引くこと自体が必要なのか、第三者は家の空間の中に入って来るのか来ないのか、どの提案も真剣に考えられており、今回も非常に面白いコンペとなりました。そして審査員自身、仕事と暮らしに関する価値観が問われるコンペでもありました。


■「第10回三井住空間デザインコンペ」実施概要
募集期間:2017年6月1日〜2017年9月12日
応募作品総数:185作品
審査員:光井純 建築家/光井純&アソシエーツ建築設計事務所・ペリ クラーク ペリ アーキテクツ ジャパン代表、日本大学客員教授
原田真宏 建築家/マウントフジアーキテクツスタジオ主宰、芝浦工業大学教授
成瀬友梨 建築家/成瀬・猪熊建築設計事務所主宰
稲田信行 三井不動産レジデンシャル 横浜支店 開発室 室長
公式サイト:https://www.japan-architect.co.jp/j-kukan/
主催者:三井不動産レジデンシャル株式会社
株式会社新建築社(共催)

■「ザ・タワー横浜北仲」物件概要
所在地:神奈川県横浜市中区北仲通五丁目57-2他(地番)
交通:横浜高速鉄道みなとみらい線「馬車道」駅下車徒歩 1 分
(サブエントランスより、グランドエントランスから徒歩 2 分)
JR根岸線・横浜市営地下鉄ブルーライン「桜木町」駅下車徒歩 8 分
(コーチエントランスより)
用途地域:商業地域
構造・規模:鉄筋コンクリート造一部鉄骨造・地上 58 階建、地下 1 階建
敷地面積:13,135.36平米
建築面積:8,761.33平米
延床面積:168,285.63平米
総戸数:1,176戸(事業協力者住戸50戸含む、他に宿泊施設・店舗・事務所等)
竣工時期:2020年2月下旬竣工予定
売主:三井不動産レジデンシャル株式会社
丸紅株式会社
設計・監理:鹿島建設株式会社
施工:鹿島建設株式会社
パナソニックES建設エンジニアリング株式会社
販売代理:三井不動産レジデンシャル株式会社(代理)
丸紅都市開発株式会社(代理)

■三井住空間デザインコンペとは
時代のニーズにあった「デベロッパーと建築家・デザイナーとの新しい関係」を探る機会として、2002年にスタートしました。次世代の才能を発掘し、これからの豊かな暮らしの在り方を共に示すことで集合住宅の新しい価値の創造を目的としています。当社が分譲する実際の住戸を対象とすることで、現実の生活を前提に機能性を損なうことなく、個人の嗜好性を満たす住まいとは何かを追求します。
過去受賞作品のうち、第3回のパークタワー秋葉原は2007年度、第5回のパークホームズ成増マークレジデンスは2009年度、第6回のパークホームズ滝野川は2011年度、第7回のパークタワー高輪は2013年度、第8回のパークホームズLaLa新三郷は2014年度のグッドデザイン賞をそれぞれ受賞しています。
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