「第16回 齋藤秀雄メモリアル基金賞」 岡本 侑也氏(チェロ)/園田 隆一郎氏(指揮)に決定
[18/02/23]
提供元:@Press
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公益財団法人ソニー音楽財団(所在地:東京都千代田区、理事長:加藤 優、英文名称:Sony Music Foundation)は、第16回(2017年度) 齋藤秀雄メモリアル基金賞 チェロ部門受賞者を岡本 侑也(おかもと・ゆうや)氏、指揮部門受賞者を園田 隆一郎(そのだ・りゅういちろう)氏に決定いたしました。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/150310/LL_img_150310_1.jpg
岡本 侑也/園田 隆一郎
●選考委員会
永久選考委員 :小澤 征爾 氏(指揮者)
堤 剛 氏(チェリスト)
任期制選考委員:長木 誠司 氏(音楽学者・音楽評論家)
東条 碩夫 氏(音楽評論家)
吉田 純子 氏(朝日新聞編集委員)
●賞
・楯
・賞金 当該年度毎に1人500万円
【岡本 侑也(おかもと・ゆうや)氏プロフィール】
2017年エリザベート王妃国際コンクールのチェロ部門において、堂々の第2位とイザイ賞を受賞。
リサイタル、室内楽、そしてオーケストラとの共演とすでに第一線での演奏活動を展開し、「大器を予感させる才能」と今世界が最も注目する1994年東京生まれのチェリスト。
2004年ドイツ音楽協会主催青少年音楽コンクールバイエルン州地域部門で第1位、併せてバイエルン放送局特別賞を受賞すると、2008年には泉の森ジュニア・チェロ・コンクール中学生の部で金賞、2009年第2回ガスパール・カサド国際チェロ・コンクールin八王子では急遽設けられた「審査員奨励賞」を相次いで受賞。2010年には若い人のための「サイトウ・キネン室内楽勉強会」と小澤征爾音楽塾オーケストラに参加して経験を積み、12月には八王子音楽祭にて初の本格的リサイタルを開催。
2月にチェロ・コングレス・イン・ジャパンオープニングコンサートでバッハ無伴奏組曲を演奏した2011年秋、第80回日本音楽コンクールチェロ部門第1位、併せて増沢賞・黒柳賞・徳永賞・岩谷賞(聴衆賞)を受賞。
NHK-FMリサイタル・ノヴァ、霧島国際音楽祭スペシャル・ガラ、都民芸術フェスティバル室内楽シリーズ、高関健指揮新日本フィル「新・クラシックへの扉」(2014年7月)、紀尾井ホール「紀尾井 明日への扉」(2014年7月)、サントリーホール「成人の日」コンサート(2015年1月)、小山 実稚恵さんとのデュオ(2015年8月・2016年9月)、プラハでの“国際音楽祭ヤング・プラハ”への出演(2015年9月)、王子ホールの“MAROワールド”(2016年1月・9月、2017年10月)、尾高忠明指揮東京フィル定期演奏会(2016年6月)、ユベール・スダーン指揮仙台フィル定期演奏会(2017年1月)、ステファヌ・ドゥネーヴ指揮ブリュッセル・フィル(2017年6月)、飯森範親指揮東京シティ・フィル定期演奏会(2017年10月)、東京オペラシティB→C(2018年1月)、
NHKららら♪クラシックの収録などのほか、これまでに読売日本交響楽団、アンサンブルofトウキョウ、セントラル愛知交響楽団、東京都交響楽団、日本フィル、バート・ライヒェンハル管弦楽団、アントワープ交響楽団、ワロニー王立室内管弦楽団などと共演。2018年は高関健指揮名古屋フィル(3月)、東京・春・音楽祭(4月)、オーギュスタン・デュメイ指揮関西フィル定期演奏会(5月)、阪哲朗指揮山形交響楽団定期演奏会(9月)、小林研一郎指揮東京都交響楽団(10月)などに出演予定。
(公財)江副記念財団第42回奨学生。(公財)ローム音楽財団2013年度・2014年度奨学生。
第25回(2014年度)新日鉄住金音楽賞フレッシュアーティスト賞受賞。
H=J.ゼーフルート、山崎 伸子、W=S.ヤンの各氏に師事。W.ベッチャー、M.ペレーニ、N.グートマン、G.リヴィニウス、J=P.マインツ、堤 剛各氏のマスタークラスを受講。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、東京藝術大学音楽学部を経て、ドイツ・ミュンヘン音楽大学を首席で卒業。現在はミュンヘン音楽大学大学院でユリアン・シュテッケル氏に師事。
【園田 隆一郎(そのだ・りゅういちろう)氏プロフィール】
2006年、シエナのキジアーナ夏季音楽週間『トスカ』を指揮してデビュー。翌年、藤原歌劇団『ラ・ボエーム』を指揮して日本デビューを果たす。同年夏にはペーザロのロッシーニ・オペラ・フェスティヴァル『ランスへの旅』のほか、フィレンツェのトスカーナ管弦楽団との演奏会、カターニアのベッリーニ大劇場管弦楽団の演奏会を指揮した。その後国内外のオペラへの出演、オーケストラとの共演を重ねている。
近年では、日本フィル定期演奏会、読売日本交響楽団演奏会、アルベルト・ゼッダ氏の代役で急遽出演した東京フィル定期演奏会のほか、2015年11月にフランダース・オペラでのロッシーニ『アルミーダ』、12月にはトリエステ歌劇場でのドニゼッティ『愛の妙薬』およびクリスマス・コンサートに出演し好評を博した。
2016年は日生劇場『セビリアの理髪師』、藤原歌劇団『蝶々夫人』『愛の妙薬』、びわ湖ホール『フィガロの結婚』『ドン・キホーテ』などの各公演に出演。
2017年はびわ湖ホールで行われた『連隊の娘』をはじめ、NHKバレエの饗宴2017、三河市民オペラ『イル・トロヴァトーレ』、日生劇場『ラ・ボエーム』、びわ湖ホールおよび新国立劇場で行われた『ミカド』、藤沢市民オペラ『トスカ』、仙台フィル ジルベスター・ガラ・コンサートなどに出演。
2018年は神奈川フィル定期演奏会、没後150年を迎えるロッシーニの傑作オペラ『チェネレントラ』公演(東京・大阪)をはじめオペラ公演および演奏会に出演予定。
交響曲とオペラの両分野で今後の活躍が期待されている指揮者の一人である。
東京藝術大学音楽学部指揮科、同大学大学院を修了。遠藤 雅古、佐藤 功太郎、ジェイムズ・ロックハートの各氏に師事。その後イタリア、シエナのキジアーナ音楽院にてジャンルイジ・ジェルメッティ氏に師事。2002年より文化庁在外派遣研修員、野村財団、五島記念文化財団の奨学生としてローマに留学。この間、ローマ歌劇場やマドリード王立歌劇場など、多くのプロダクションでジェルメッティ氏のアシスタントとして研鑽を積んだ。また ロッシーニの権威アルベルト・ゼッダ氏との交友も深く、ペーザロのロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルで師事したのをきっかけにその後ヨーロッパ各地で数々の作品を学ぶ。2004年にシエナ・ロータリークラブ「カルロ・コルシーニ音楽賞」を受賞。
2005年第16回五島記念文化賞 オペラ新人賞を受賞。2015年4月より藤沢市民オペラ芸術監督。
<贈賞・受賞の言葉>
https://www.atpress.ne.jp/releases/150310/att_150310_1.pdf
【齋藤秀雄メモリアル基金賞について】
公益財団法人ソニー音楽財団(英文名称:Sony Music Foundation)は、2002年に「齋藤秀雄メモリアル基金賞」を創設しました。
この「齋藤秀雄メモリアル基金賞」はチェリスト・指揮者・教育者として高名な故・齋藤 秀雄(1902-1974)氏に因むものです。
2000年3月17日に齋藤 秀雄氏未亡人・齋藤 秀子氏が90歳で逝去されました。
齋藤 秀子氏の遺言公正証書第参条に「財団法人ソニー音楽芸術振興会(現・公益財団法人ソニー音楽財団)は、遺贈された財産で振興会の中に『齋藤秀雄メモリアル基金(仮称)』を設け、この基金により若手チェリスト、指揮者の発掘、育成を目的とした顕彰制度を実施して下さい。」と記載がありました。齋藤 秀子氏から十数年前、同家の資産運用の相談を受けた当時の財団理事長・大賀 典雄が同家の資産を買取った経緯があり、齋藤 秀子氏の遺言に上記の文章が入ったものと思われます。齋藤 秀子氏の遺言執行者である中央三井信託銀行から当財団に、306,483,968円の遺贈金が寄せられました。
当財団理事会、評議員会で審議の上、齋藤 秀子氏の生前の希望により、大賀が小澤 征爾氏(指揮者)、堤 剛氏(チェリスト)とも協議した結果、この遺贈金は「齋藤秀雄メモリアル基金」として運用することになりました。この基金の利息収入により2002年度から毎年度「齋藤秀雄メモリアル基金賞」を授与することが決定しました。
2011年4月23日に当時選考委員長であった大賀 典雄理事長が永眠したため選考委員長が不在となりましたが、後任は置かず、選考委員全員で選考の上、受賞者を選定し、理事会において決定することといたしました。
当賞の内容は下記の通りです。
齋藤秀雄メモリアル基金賞: http://www.smf.or.jp/saitohideo/
●名称
「齋藤秀雄メモリアル基金賞」
●選考対象
・音楽芸術文化の発展に貢献し、将来一層の活躍が期待される、若手チェリスト、指揮者。
・チェリストと指揮者を各々年度(4月1日から翌年3月31日)に1人顕彰することを原則とする。但し、適切な
該当者がいない場合は顕彰しない。
●選考方法
音楽関係者からの意見などを参考に、選考委員会で、選考委員が候補者を選出し、
全員で選考の上、受賞者を選定し、理事会において決定する。
選考委員会は、顕彰年度の上半期(4月1日から9月30日)に開催することを原則とする。
●選考委員
永久選考委員 :小澤 征爾 氏(指揮者)
堤 剛 氏(チェリスト)
任期制選考委員:長木 誠司 氏(音楽学者・音楽評論家)
東条 碩夫 氏(音楽評論家)
吉田 純子 氏(朝日新聞編集委員)
●賞
・楯
・賞金 当該年度毎に1人500万円(総額1,000万円)
●受賞者発表時期、方法
顕彰時期を考慮して、当該年毎に適切な発表時期を定める。
受賞者はマスコミに公表し、当財団ホームページでも公表する。
●顕彰時期
当該年毎に適切な時期を定める。
●主催
公益財団法人ソニー音楽財団(Sony Music Foundation)
特別協力:公益財団法人サイトウ・キネン財団
セイジ・オザワ 松本フェスティバル実行委員会
●これまでの受賞者
https://www.atpress.ne.jp/releases/150310/att_150310_2.pdf
【財団概要】
名称 : 公益財団法人ソニー音楽財団(Sony Music Foundation)
理事長: 加藤 優
設立 : 1977年4月20日
所在地: 〒102-8353 東京都千代田区六番町4-5 SME六番町ビル
Tel : 03-3515-5261(平日10:00〜18:00)
URL : http://www.smf.or.jp/
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/150310/LL_img_150310_1.jpg
岡本 侑也/園田 隆一郎
●選考委員会
永久選考委員 :小澤 征爾 氏(指揮者)
堤 剛 氏(チェリスト)
任期制選考委員:長木 誠司 氏(音楽学者・音楽評論家)
東条 碩夫 氏(音楽評論家)
吉田 純子 氏(朝日新聞編集委員)
●賞
・楯
・賞金 当該年度毎に1人500万円
【岡本 侑也(おかもと・ゆうや)氏プロフィール】
2017年エリザベート王妃国際コンクールのチェロ部門において、堂々の第2位とイザイ賞を受賞。
リサイタル、室内楽、そしてオーケストラとの共演とすでに第一線での演奏活動を展開し、「大器を予感させる才能」と今世界が最も注目する1994年東京生まれのチェリスト。
2004年ドイツ音楽協会主催青少年音楽コンクールバイエルン州地域部門で第1位、併せてバイエルン放送局特別賞を受賞すると、2008年には泉の森ジュニア・チェロ・コンクール中学生の部で金賞、2009年第2回ガスパール・カサド国際チェロ・コンクールin八王子では急遽設けられた「審査員奨励賞」を相次いで受賞。2010年には若い人のための「サイトウ・キネン室内楽勉強会」と小澤征爾音楽塾オーケストラに参加して経験を積み、12月には八王子音楽祭にて初の本格的リサイタルを開催。
2月にチェロ・コングレス・イン・ジャパンオープニングコンサートでバッハ無伴奏組曲を演奏した2011年秋、第80回日本音楽コンクールチェロ部門第1位、併せて増沢賞・黒柳賞・徳永賞・岩谷賞(聴衆賞)を受賞。
NHK-FMリサイタル・ノヴァ、霧島国際音楽祭スペシャル・ガラ、都民芸術フェスティバル室内楽シリーズ、高関健指揮新日本フィル「新・クラシックへの扉」(2014年7月)、紀尾井ホール「紀尾井 明日への扉」(2014年7月)、サントリーホール「成人の日」コンサート(2015年1月)、小山 実稚恵さんとのデュオ(2015年8月・2016年9月)、プラハでの“国際音楽祭ヤング・プラハ”への出演(2015年9月)、王子ホールの“MAROワールド”(2016年1月・9月、2017年10月)、尾高忠明指揮東京フィル定期演奏会(2016年6月)、ユベール・スダーン指揮仙台フィル定期演奏会(2017年1月)、ステファヌ・ドゥネーヴ指揮ブリュッセル・フィル(2017年6月)、飯森範親指揮東京シティ・フィル定期演奏会(2017年10月)、東京オペラシティB→C(2018年1月)、
NHKららら♪クラシックの収録などのほか、これまでに読売日本交響楽団、アンサンブルofトウキョウ、セントラル愛知交響楽団、東京都交響楽団、日本フィル、バート・ライヒェンハル管弦楽団、アントワープ交響楽団、ワロニー王立室内管弦楽団などと共演。2018年は高関健指揮名古屋フィル(3月)、東京・春・音楽祭(4月)、オーギュスタン・デュメイ指揮関西フィル定期演奏会(5月)、阪哲朗指揮山形交響楽団定期演奏会(9月)、小林研一郎指揮東京都交響楽団(10月)などに出演予定。
(公財)江副記念財団第42回奨学生。(公財)ローム音楽財団2013年度・2014年度奨学生。
第25回(2014年度)新日鉄住金音楽賞フレッシュアーティスト賞受賞。
H=J.ゼーフルート、山崎 伸子、W=S.ヤンの各氏に師事。W.ベッチャー、M.ペレーニ、N.グートマン、G.リヴィニウス、J=P.マインツ、堤 剛各氏のマスタークラスを受講。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、東京藝術大学音楽学部を経て、ドイツ・ミュンヘン音楽大学を首席で卒業。現在はミュンヘン音楽大学大学院でユリアン・シュテッケル氏に師事。
【園田 隆一郎(そのだ・りゅういちろう)氏プロフィール】
2006年、シエナのキジアーナ夏季音楽週間『トスカ』を指揮してデビュー。翌年、藤原歌劇団『ラ・ボエーム』を指揮して日本デビューを果たす。同年夏にはペーザロのロッシーニ・オペラ・フェスティヴァル『ランスへの旅』のほか、フィレンツェのトスカーナ管弦楽団との演奏会、カターニアのベッリーニ大劇場管弦楽団の演奏会を指揮した。その後国内外のオペラへの出演、オーケストラとの共演を重ねている。
近年では、日本フィル定期演奏会、読売日本交響楽団演奏会、アルベルト・ゼッダ氏の代役で急遽出演した東京フィル定期演奏会のほか、2015年11月にフランダース・オペラでのロッシーニ『アルミーダ』、12月にはトリエステ歌劇場でのドニゼッティ『愛の妙薬』およびクリスマス・コンサートに出演し好評を博した。
2016年は日生劇場『セビリアの理髪師』、藤原歌劇団『蝶々夫人』『愛の妙薬』、びわ湖ホール『フィガロの結婚』『ドン・キホーテ』などの各公演に出演。
2017年はびわ湖ホールで行われた『連隊の娘』をはじめ、NHKバレエの饗宴2017、三河市民オペラ『イル・トロヴァトーレ』、日生劇場『ラ・ボエーム』、びわ湖ホールおよび新国立劇場で行われた『ミカド』、藤沢市民オペラ『トスカ』、仙台フィル ジルベスター・ガラ・コンサートなどに出演。
2018年は神奈川フィル定期演奏会、没後150年を迎えるロッシーニの傑作オペラ『チェネレントラ』公演(東京・大阪)をはじめオペラ公演および演奏会に出演予定。
交響曲とオペラの両分野で今後の活躍が期待されている指揮者の一人である。
東京藝術大学音楽学部指揮科、同大学大学院を修了。遠藤 雅古、佐藤 功太郎、ジェイムズ・ロックハートの各氏に師事。その後イタリア、シエナのキジアーナ音楽院にてジャンルイジ・ジェルメッティ氏に師事。2002年より文化庁在外派遣研修員、野村財団、五島記念文化財団の奨学生としてローマに留学。この間、ローマ歌劇場やマドリード王立歌劇場など、多くのプロダクションでジェルメッティ氏のアシスタントとして研鑽を積んだ。また ロッシーニの権威アルベルト・ゼッダ氏との交友も深く、ペーザロのロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルで師事したのをきっかけにその後ヨーロッパ各地で数々の作品を学ぶ。2004年にシエナ・ロータリークラブ「カルロ・コルシーニ音楽賞」を受賞。
2005年第16回五島記念文化賞 オペラ新人賞を受賞。2015年4月より藤沢市民オペラ芸術監督。
<贈賞・受賞の言葉>
https://www.atpress.ne.jp/releases/150310/att_150310_1.pdf
【齋藤秀雄メモリアル基金賞について】
公益財団法人ソニー音楽財団(英文名称:Sony Music Foundation)は、2002年に「齋藤秀雄メモリアル基金賞」を創設しました。
この「齋藤秀雄メモリアル基金賞」はチェリスト・指揮者・教育者として高名な故・齋藤 秀雄(1902-1974)氏に因むものです。
2000年3月17日に齋藤 秀雄氏未亡人・齋藤 秀子氏が90歳で逝去されました。
齋藤 秀子氏の遺言公正証書第参条に「財団法人ソニー音楽芸術振興会(現・公益財団法人ソニー音楽財団)は、遺贈された財産で振興会の中に『齋藤秀雄メモリアル基金(仮称)』を設け、この基金により若手チェリスト、指揮者の発掘、育成を目的とした顕彰制度を実施して下さい。」と記載がありました。齋藤 秀子氏から十数年前、同家の資産運用の相談を受けた当時の財団理事長・大賀 典雄が同家の資産を買取った経緯があり、齋藤 秀子氏の遺言に上記の文章が入ったものと思われます。齋藤 秀子氏の遺言執行者である中央三井信託銀行から当財団に、306,483,968円の遺贈金が寄せられました。
当財団理事会、評議員会で審議の上、齋藤 秀子氏の生前の希望により、大賀が小澤 征爾氏(指揮者)、堤 剛氏(チェリスト)とも協議した結果、この遺贈金は「齋藤秀雄メモリアル基金」として運用することになりました。この基金の利息収入により2002年度から毎年度「齋藤秀雄メモリアル基金賞」を授与することが決定しました。
2011年4月23日に当時選考委員長であった大賀 典雄理事長が永眠したため選考委員長が不在となりましたが、後任は置かず、選考委員全員で選考の上、受賞者を選定し、理事会において決定することといたしました。
当賞の内容は下記の通りです。
齋藤秀雄メモリアル基金賞: http://www.smf.or.jp/saitohideo/
●名称
「齋藤秀雄メモリアル基金賞」
●選考対象
・音楽芸術文化の発展に貢献し、将来一層の活躍が期待される、若手チェリスト、指揮者。
・チェリストと指揮者を各々年度(4月1日から翌年3月31日)に1人顕彰することを原則とする。但し、適切な
該当者がいない場合は顕彰しない。
●選考方法
音楽関係者からの意見などを参考に、選考委員会で、選考委員が候補者を選出し、
全員で選考の上、受賞者を選定し、理事会において決定する。
選考委員会は、顕彰年度の上半期(4月1日から9月30日)に開催することを原則とする。
●選考委員
永久選考委員 :小澤 征爾 氏(指揮者)
堤 剛 氏(チェリスト)
任期制選考委員:長木 誠司 氏(音楽学者・音楽評論家)
東条 碩夫 氏(音楽評論家)
吉田 純子 氏(朝日新聞編集委員)
●賞
・楯
・賞金 当該年度毎に1人500万円(総額1,000万円)
●受賞者発表時期、方法
顕彰時期を考慮して、当該年毎に適切な発表時期を定める。
受賞者はマスコミに公表し、当財団ホームページでも公表する。
●顕彰時期
当該年毎に適切な時期を定める。
●主催
公益財団法人ソニー音楽財団(Sony Music Foundation)
特別協力:公益財団法人サイトウ・キネン財団
セイジ・オザワ 松本フェスティバル実行委員会
●これまでの受賞者
https://www.atpress.ne.jp/releases/150310/att_150310_2.pdf
【財団概要】
名称 : 公益財団法人ソニー音楽財団(Sony Music Foundation)
理事長: 加藤 優
設立 : 1977年4月20日
所在地: 〒102-8353 東京都千代田区六番町4-5 SME六番町ビル
Tel : 03-3515-5261(平日10:00〜18:00)
URL : http://www.smf.or.jp/