ABB、ヘルシンキにスマートグリッドを構築
[10/07/08]
提供元:@Press
提供元:@Press
(スイス、チューリッヒ発) 電力技術とオートメーション技術のリーディングカンパニーであるABBはこのほど、ヘルシンキ市の公益電力企業Helsingin Energiaおよびノキア シーメンス ネットワークスと共同で、ヘルシンキの新カラサタマ地区において大規模スマートグリッドの開発・整備をするプロジェクトに着手しました。
この研究開発プロジェクトは、同地区において柔軟性の高いガス排出量の低減を目指した電力網を検証するもので、ヘルシンキ市が持続可能で高効率な電力供給を焦点に進めている、環境フットプリント(環境負荷)の削減を視野に入れた大規模な構想の一端を担うものです。ABBは、Helsingin Energiaおよびノキア シーメンス ネットワークスとともに、近代的な通信・情報・エネルギー技術に基づいた幅広いソリューションを開発します。
具体的には、(1)ソーラーパネルや風力発電タービンといった地区内の再生可能エネルギー源から得られる余剰電力を市場へ環流できるようにするソリューション、(2)電気自動車がグリッドから給電を受けたり、逆にグリッドへ給電したりできるようにするソリューション、(3)エネルギーを貯蔵するためのソリューション、(4)使い勝手のよいサービスを創出するためのソリューション、(5)配電網上の柔軟性・透明性を高めるためのソリューション、などが挙げられます。これらはすべて消費電力とガス排出量の低減に寄与します。
ヘルシンキ市中心部にあるカラサタマ区では、1万8,000人分の居住空間と1万の事業所スペースを提供する計画です。また、現在検証・展開中の最新技術のデモを行う先端施設の建設も予定されています。
ABBのスマートグリッド・イニシアティブ担当責任者、Bazmi Husainは次のように述べています。「この事業は規模の大きさの点で、よりスマートで柔軟性の高い都市型電力網を整備するための、さらなる大きな一歩を踏み出すものです。このような都市型電力網は、分散している再生可能エネルギー源を統合し、持続可能な都市生活というビジョンを実現します。」
Helsingin EnergiaのCEO、Seppo Ruohonen氏は次のように述べています。「私どもは新地区のカラサタマ地区をスマートシティの世界的なベンチマークに育てたいという野心的な目標を掲げています。また、弊社のグローバルパートナーと協力して、世界でも最先端のテクノロジーを導入することを楽しみにしています。」
ノキア シーメンス ネットワークスのエネルギーソリューション担当責任者Jaakko Aho氏は、さらに続けます。「新技術のスマートグリッドという新技術は、ちょうど携帯電話ネットワークがそうであったように、顧客に向けた革新的な新サービスの導入を可能にします。顧客重視の新サービスや電力料金のリアルタイム課金によって住民の積極的な関与が可能になります」
コンソーシアム各社は、安全で安定した、効率的、環境的に持続可能な電力システムを支える、業界規格に基づくスマートグリッドを構想しています。このスマートグリッドは、ピーク負荷を軽減し、効率を高めるために地域の生産者や消費者がネットワーク事業者やエネルギー市場と相互に情報をやりとりできる顧客需要対応管理システムにも対応できます。
ヘルシンキ市の計画はABBの手がけるスマートグリッドプロジェクトの中でも最新のものです。2010年初頭、ABBはドイツテレコム傘下のTシステムズとの提携による、ドイツ南部の都市フリードリヒスハーフェンでのスマートグリッドソリューションの開発を発表しました。2009年後半には北欧の電力会社フォータムとの共同研究開発プロジェクトを発表し、ストックホルムの新地区での大規模スマートグリッド開発を行います。
Helsingin Energia( http://www.helen.fi/ )は、フィンランド最大級の電気事業者です。40万人以上の顧客にエネルギーを供給し、ヘルシンキ地域での暖房需要の90%以上をカバーしています。
ノキア シーメンス ネットワークス( http://www.nokiasiemensnetworks.com/ ) は、世界有数の電気通信サービス業者です。革新性と持続性に焦点を置き、移動式・固定式・集中型ネットワーク技術の完全な製品ラインナップを揃えています。また、コンサルティングやシステム統合・展開・維持・管理サービスといった専門業務も行っています。電気通信ハードウェア、ソフトウェア、専門サービスを扱う世界最大級の事業者として、150カ国でビジネスを展開しています。
■ABBについて ( http://www.abb.com/ )
ABBは、世界のおよそ100カ国に117,000人の従業員を擁する電力技術とオートメーション技術のリーディングカンパニーです。環境負荷を最低限に抑えながらお客さまの業務効率を最適化するソリューションの数々を、産業界と公益事業の皆さまに提供しています。
■ABB株式会社について ( http://www.abb.co.jp/ )
ABBの日本法人であるABB株式会社は、国内において電力およびオートメーション事業を、製造、販売、サービス分野にわたって展開しています。
また、ABBの日本国内における活動は、ABB株式会社と3つの合弁事業から構成されており、ABBジャパングループとして約700名の従業員、12都市にわたる販売/サービスネットワークを擁しています。
この研究開発プロジェクトは、同地区において柔軟性の高いガス排出量の低減を目指した電力網を検証するもので、ヘルシンキ市が持続可能で高効率な電力供給を焦点に進めている、環境フットプリント(環境負荷)の削減を視野に入れた大規模な構想の一端を担うものです。ABBは、Helsingin Energiaおよびノキア シーメンス ネットワークスとともに、近代的な通信・情報・エネルギー技術に基づいた幅広いソリューションを開発します。
具体的には、(1)ソーラーパネルや風力発電タービンといった地区内の再生可能エネルギー源から得られる余剰電力を市場へ環流できるようにするソリューション、(2)電気自動車がグリッドから給電を受けたり、逆にグリッドへ給電したりできるようにするソリューション、(3)エネルギーを貯蔵するためのソリューション、(4)使い勝手のよいサービスを創出するためのソリューション、(5)配電網上の柔軟性・透明性を高めるためのソリューション、などが挙げられます。これらはすべて消費電力とガス排出量の低減に寄与します。
ヘルシンキ市中心部にあるカラサタマ区では、1万8,000人分の居住空間と1万の事業所スペースを提供する計画です。また、現在検証・展開中の最新技術のデモを行う先端施設の建設も予定されています。
ABBのスマートグリッド・イニシアティブ担当責任者、Bazmi Husainは次のように述べています。「この事業は規模の大きさの点で、よりスマートで柔軟性の高い都市型電力網を整備するための、さらなる大きな一歩を踏み出すものです。このような都市型電力網は、分散している再生可能エネルギー源を統合し、持続可能な都市生活というビジョンを実現します。」
Helsingin EnergiaのCEO、Seppo Ruohonen氏は次のように述べています。「私どもは新地区のカラサタマ地区をスマートシティの世界的なベンチマークに育てたいという野心的な目標を掲げています。また、弊社のグローバルパートナーと協力して、世界でも最先端のテクノロジーを導入することを楽しみにしています。」
ノキア シーメンス ネットワークスのエネルギーソリューション担当責任者Jaakko Aho氏は、さらに続けます。「新技術のスマートグリッドという新技術は、ちょうど携帯電話ネットワークがそうであったように、顧客に向けた革新的な新サービスの導入を可能にします。顧客重視の新サービスや電力料金のリアルタイム課金によって住民の積極的な関与が可能になります」
コンソーシアム各社は、安全で安定した、効率的、環境的に持続可能な電力システムを支える、業界規格に基づくスマートグリッドを構想しています。このスマートグリッドは、ピーク負荷を軽減し、効率を高めるために地域の生産者や消費者がネットワーク事業者やエネルギー市場と相互に情報をやりとりできる顧客需要対応管理システムにも対応できます。
ヘルシンキ市の計画はABBの手がけるスマートグリッドプロジェクトの中でも最新のものです。2010年初頭、ABBはドイツテレコム傘下のTシステムズとの提携による、ドイツ南部の都市フリードリヒスハーフェンでのスマートグリッドソリューションの開発を発表しました。2009年後半には北欧の電力会社フォータムとの共同研究開発プロジェクトを発表し、ストックホルムの新地区での大規模スマートグリッド開発を行います。
Helsingin Energia( http://www.helen.fi/ )は、フィンランド最大級の電気事業者です。40万人以上の顧客にエネルギーを供給し、ヘルシンキ地域での暖房需要の90%以上をカバーしています。
ノキア シーメンス ネットワークス( http://www.nokiasiemensnetworks.com/ ) は、世界有数の電気通信サービス業者です。革新性と持続性に焦点を置き、移動式・固定式・集中型ネットワーク技術の完全な製品ラインナップを揃えています。また、コンサルティングやシステム統合・展開・維持・管理サービスといった専門業務も行っています。電気通信ハードウェア、ソフトウェア、専門サービスを扱う世界最大級の事業者として、150カ国でビジネスを展開しています。
■ABBについて ( http://www.abb.com/ )
ABBは、世界のおよそ100カ国に117,000人の従業員を擁する電力技術とオートメーション技術のリーディングカンパニーです。環境負荷を最低限に抑えながらお客さまの業務効率を最適化するソリューションの数々を、産業界と公益事業の皆さまに提供しています。
■ABB株式会社について ( http://www.abb.co.jp/ )
ABBの日本法人であるABB株式会社は、国内において電力およびオートメーション事業を、製造、販売、サービス分野にわたって展開しています。
また、ABBの日本国内における活動は、ABB株式会社と3つの合弁事業から構成されており、ABBジャパングループとして約700名の従業員、12都市にわたる販売/サービスネットワークを擁しています。