スカイアーチ、リッテル、共同で「Hadoopコンサルティング」サービスを提供開始
[10/08/05]
提供元:@Press
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ITアウトソーシングを提供する株式会社スカイアーチネットワークス(本社:東京都港区南麻布、代表取締役社長:江戸 達博、以下 スカイアーチ)と、東京大学との産学連携企業で情報検索技術を提供する株式会社リッテル(本社:東京都文京区本郷、代表取締役社長:和田 憲治、以下 リッテル)は、2010年8月5日(木曜)より「Hadoopコンサルティング」サービスを共同で開始したことを発表しました。
■背景
クラウドの利用が急速に進む中、リーダー企業であるGoogleやAmazonが検索サービスをクラウド上で展開し、その技術基盤である分散処理に注目が集まっています。Yahoo! Japanでは、今日の分散処理技術を代表するHadoopの採用により、6時間6分35秒の集計処理を5分34秒にするなど大幅な改善を図っています。
Hadoopで大幅な改善効果が見込めるのは、集計、解析、検索、分析処理など巨大なデータの処理です。大容量データを扱う何らかのアプリケーションやミドルウェアは、Web系・基幹系とも多くのシステムに組み込まれ、処理時間短縮を課題とする企業が多く存在します。処理時間短縮の解決法のひとつである分散処理は、汎用機より低コストで導入できるものの、処理の分散先として多くのサーバーを必要とするため、これまで一般の企業では気軽には利用できませんでした。
今日、クラウドの登場で、サーバーが時間貸しでリーズナブルに利用できるようになり導入の可能性が高まっています。しかし、企業での(1)認知度が低い、(2)実績が少ない――などの理由で、普及には至っていません。
■「Hadoopコンサルティング」サービス
「Hadoopコンサルティング」サービスは、巨大なデータ処理の時間短縮を課題に抱えるお客様に、「Hadoop」および関連技術の導入コンサルティングを行うサービスです。お客様のシステム概要と課題をお伺いし、Hadoopおよび関連技術(Hive, Pig Latin, Hbase, Mahout, Zookeeperなど)の検証を行ない、お客様に最適な技術を適用した情報処理システムをご提案します。その後、(1)ロジック開発(MapReduce)、(2)Hadoop APIのご提供、(3)パフォーマンス測定を行ないます。
リッテルは東京大学の清田 陽司助教を上席研究員とし、Hadoopを始めとする自然言語処理技術で先端的な研究を進めています。スカイアーチは、クラウドを含むITインフラの設計、構築、運用において約200社の実績があり、企業及びエンドユーザのニーズの吸い上げが可能です。本サービスでは、リッテルがコンサルティング、情報処理システムの開発を担当し、スカイアーチが販路開拓、インフラ構築、運用管理(ご希望の場合のみ)を行ない、Hadoopを始めとする最先端の情報処理基盤を、身近なお客様のシステムに結びつけます。
スカイアーチとリッテルは、今回のサービス開始を機に、Hadoop分野での連携を強化します。コンサルティングで得られた市場のニーズを反映してサービス開発を進め、2010年中に新たなサービスを発表する計画です。
■Hadoop活用のメリット
・既存のRDBMSやバッチ処理システムでは扱えない規模のデータを処理できる
・時系列データ処理、地図データ処理などの複雑な集計処理が実現できる
・処理サーバー数の増減の自由度が高く、状況に合わせてインフラを柔軟に変更できる
■Hadoopと他の分散技術との違い
・分散ファイルシステムと分散バッチ処理システムが高度に連携しているため、巨大なデータを頻繁に処理する用途に向いている
・インハウス向けのクラスタシステム(注:コンピュータ複数台を連結し、1台のように振舞わせる技術)である
■Hadoopの導入実績(リッテル)
・Webのアクセスログ解析 ※マーケティング用途への活用
・ブログ解析による商品のレコメンデーションシステム
・ライフログデータからのマイニングシステム
・検索インデックスの生成システム(大規模図書館向け)
【スカイアーチについて】
スカイアーチは、クラウドコンピューティングのリーディングカンパニーとして、「クラウド運用代行」、「プライベートクラウド構築」などのサービスを手掛けるITアウトソーシング企業です。Webサービスや基幹システムのインフラを構築、運用しています。特に、オープンソースでの複数台構成の構築・運用に、豊富な実績を有しています。
会社名: 株式会社スカイアーチネットワークス
設立 : 2001年(平成13年)7月12日
資本金: 5,000万円
代表者: 代表取締役社長 江戸 達博
URL : http://www.skyarch.net/
【リッテルについて】
リッテルは「情報リテラシー(Literacy)」「情報技術(Technology)」「自然言語処理(Language)」を軸とした事業展開を行っている企業です。東京大学(中川研究室)との産学連携で設立しており、同研究室で研究されてきた自然言語処理に関する技術を事業化しています。
会社名: 株式会社リッテル
設立 : 2007年(平成19年)4月2日
資本金: 1億円
代表者: 代表取締役社長 和田 憲治
URL : http://www.littel.co.jp/
■背景
クラウドの利用が急速に進む中、リーダー企業であるGoogleやAmazonが検索サービスをクラウド上で展開し、その技術基盤である分散処理に注目が集まっています。Yahoo! Japanでは、今日の分散処理技術を代表するHadoopの採用により、6時間6分35秒の集計処理を5分34秒にするなど大幅な改善を図っています。
Hadoopで大幅な改善効果が見込めるのは、集計、解析、検索、分析処理など巨大なデータの処理です。大容量データを扱う何らかのアプリケーションやミドルウェアは、Web系・基幹系とも多くのシステムに組み込まれ、処理時間短縮を課題とする企業が多く存在します。処理時間短縮の解決法のひとつである分散処理は、汎用機より低コストで導入できるものの、処理の分散先として多くのサーバーを必要とするため、これまで一般の企業では気軽には利用できませんでした。
今日、クラウドの登場で、サーバーが時間貸しでリーズナブルに利用できるようになり導入の可能性が高まっています。しかし、企業での(1)認知度が低い、(2)実績が少ない――などの理由で、普及には至っていません。
■「Hadoopコンサルティング」サービス
「Hadoopコンサルティング」サービスは、巨大なデータ処理の時間短縮を課題に抱えるお客様に、「Hadoop」および関連技術の導入コンサルティングを行うサービスです。お客様のシステム概要と課題をお伺いし、Hadoopおよび関連技術(Hive, Pig Latin, Hbase, Mahout, Zookeeperなど)の検証を行ない、お客様に最適な技術を適用した情報処理システムをご提案します。その後、(1)ロジック開発(MapReduce)、(2)Hadoop APIのご提供、(3)パフォーマンス測定を行ないます。
リッテルは東京大学の清田 陽司助教を上席研究員とし、Hadoopを始めとする自然言語処理技術で先端的な研究を進めています。スカイアーチは、クラウドを含むITインフラの設計、構築、運用において約200社の実績があり、企業及びエンドユーザのニーズの吸い上げが可能です。本サービスでは、リッテルがコンサルティング、情報処理システムの開発を担当し、スカイアーチが販路開拓、インフラ構築、運用管理(ご希望の場合のみ)を行ない、Hadoopを始めとする最先端の情報処理基盤を、身近なお客様のシステムに結びつけます。
スカイアーチとリッテルは、今回のサービス開始を機に、Hadoop分野での連携を強化します。コンサルティングで得られた市場のニーズを反映してサービス開発を進め、2010年中に新たなサービスを発表する計画です。
■Hadoop活用のメリット
・既存のRDBMSやバッチ処理システムでは扱えない規模のデータを処理できる
・時系列データ処理、地図データ処理などの複雑な集計処理が実現できる
・処理サーバー数の増減の自由度が高く、状況に合わせてインフラを柔軟に変更できる
■Hadoopと他の分散技術との違い
・分散ファイルシステムと分散バッチ処理システムが高度に連携しているため、巨大なデータを頻繁に処理する用途に向いている
・インハウス向けのクラスタシステム(注:コンピュータ複数台を連結し、1台のように振舞わせる技術)である
■Hadoopの導入実績(リッテル)
・Webのアクセスログ解析 ※マーケティング用途への活用
・ブログ解析による商品のレコメンデーションシステム
・ライフログデータからのマイニングシステム
・検索インデックスの生成システム(大規模図書館向け)
【スカイアーチについて】
スカイアーチは、クラウドコンピューティングのリーディングカンパニーとして、「クラウド運用代行」、「プライベートクラウド構築」などのサービスを手掛けるITアウトソーシング企業です。Webサービスや基幹システムのインフラを構築、運用しています。特に、オープンソースでの複数台構成の構築・運用に、豊富な実績を有しています。
会社名: 株式会社スカイアーチネットワークス
設立 : 2001年(平成13年)7月12日
資本金: 5,000万円
代表者: 代表取締役社長 江戸 達博
URL : http://www.skyarch.net/
【リッテルについて】
リッテルは「情報リテラシー(Literacy)」「情報技術(Technology)」「自然言語処理(Language)」を軸とした事業展開を行っている企業です。東京大学(中川研究室)との産学連携で設立しており、同研究室で研究されてきた自然言語処理に関する技術を事業化しています。
会社名: 株式会社リッテル
設立 : 2007年(平成19年)4月2日
資本金: 1億円
代表者: 代表取締役社長 和田 憲治
URL : http://www.littel.co.jp/