リッテル、スカイアーチネットワークス 新サービス「Hadoopデータセンター」(仮)で業務提携
[10/10/21]
提供元:@Press
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東京大学との産学連携企業で情報検索技術を提供する株式会社リッテル(本社:東京都文京区本郷、代表取締役社長:和田 憲治、以下 リッテル)と、ITアウトソーシングを提供する株式会社スカイアーチネットワークス(本社:東京都港区南麻布、代表取締役社長:江戸 達博、以下 スカイアーチ)は、10月21日(木)、「Hadoopデータセンター」(仮)サービスにおいて業務提携を発表しました。
ITシステムの浸透により、企業では年々肥大化するデータの処理が問題となっています。その大規模なデータからビジネスチャンスを産み出そうとする企業が注目するのが「Hadoop」。データを分散して高速処理ができる技術で、クラウドを利用して安価に処理できると、広く一般企業から注目を集めています。
企業には「BigData」といわれる、日々のオンライン取引の記録やPOSデータ、メールデータなど、大規模なサイズのデータが存在します。これらを分析、解析することで、顧客の購買の傾向をつかんだり、ウェブ上のシステムと連携して利用者にオススメ商品として提示するなど、新たなビジネスチャンスにつなげる企業が登場しています。
「Hadoopデータセンター」(仮)は、大規模データの処理環境を、クラウドで安価に、従量課金で提供するサービス。東京大学の清田 陽司特任講師が研究する自然言語検索技術のノウハウをいかし、「Hadoop」で開発しました。
「Hadoop」は、大規模データをまとめてあつかう処理に、広く活用できます。例えば、近年、業務システムでは、データの肥大化で、業務が終わって開始した処理が翌営業日の開始時間までに終わらないといった問題が起きています。このような業務システムで定期的に行う処理では、10分の1以上、処理時間を短くした事例があります。
同サービスは、特任講師が最高技術責任者を務める産学連携ベンチャー企業のリッテルが開発を担当し、クラウド運用でノウハウのあるスカイアーチがシステムの運用を担当します。
これまで、大規模データの処理環境は、大手のSIerが数億円単位で構築していましたが、これを大幅に下回る価格を予定。研究機関や大企業に限られていた大規模データ処理を、一般の企業に広く開放します。
両社は日本での「Hadoop」の普及を目指し、低価格を武器に「まずはお試しで」と呼びかけています。
■リッテル最高技術責任者(兼 東京大学情報基盤センター特任講師)清田 陽司博士(情報学)のコメント:
日々増え続ける巨大なデータを扱うためのインフラの充実は、組織の情報活用能力を向上させるために不可欠なテーマとなっております。「Hadoop」は、RDBMSをはるかにしのぐスケール・アウト性を備え、データ・マイニングをはじめとする非定型処理に適した性質をもっています。リッテルは、「Hadoop」クラスター構築の豊富な経験とともに、SQLとほぼ同様の言語でクエリーを記述可能なミドルウェア「Hive」を活用し、多様なデータ処理の所要時間を大幅に短縮するノウハウを有しています。データセンター運用の豊富な実績をもつスカイアーチネットワーク様と協力し、大量データ処理をビジネスにつなげる強力なソリューションを提供してまいります。
■「Hadoop」の業界動向
「Hadoop」は、大手検索サイトの「Google」が、自社の高速検索技術に関して発表した論文が発端となり、オープンソースのプロジェクトとして2005年の秋に世界に紹介されました。2008年頃より一部の先端的な技術者の間で注目され、昨今のクラウドの普及で、IT業界での認知が高まっています。2010年10月12日に株式会社NTTデータと「Hadoop」の商用サービスを海外で展開する米Cloudera社が提携を発表。今後、さらなる普及が見込まれる技術です。
■「Hadoop」を活用する企業
○検索サイト「Yahoo! Japan」:6時間6分35秒の集計処理を5分34秒にするなど大幅な改善。
○レシピ検索サイト「CookPad」:7,000時間かかる検索データの集計処理を、30時間に短縮。なお、運営するクックパッド株式会社は、社員数75名のベンチャー企業(2010年7月31日現在)
○三菱東京UFJ銀行:2010年4月から検証を開始。将来は口座の「値洗い(時価による再評価)処理」などに「Hadoop」を活用予定。
■リッテルについて
リッテルは「情報リテラシー(Literacy)」「情報技術(Technology)」「自然言語処理(Language)」を軸とした事業展開を行っている企業です。東京大学(中川研究室)との産学連携で設立しており、同研究室で研究されてきた情報検索および自然言語処理に関する技術を事業化しています。
会社名: 株式会社リッテル
設立 : 2007年4月2日
資本金: 1億円
代表者: 代表取締役社長 和田 憲治
URL : http://www.littel.co.jp/
■スカイアーチについて
スカイアーチは、クラウドコンピューティングのリーディングカンパニーとして、「クラウド運用代行」、「プライベートクラウド構築」などのサービスを手掛けるITアウトソーシング企業です。Webサービスや基幹システムのインフラを構築、運用しています。特に、オープンソースでの複数台構成の構築・運用に、豊富な実績を有しています。
会社名: 株式会社スカイアーチネットワークス
設立 : 2001年7月12日
資本金: 5,000万円
代表者: 代表取締役社長 江戸 達博
URL : http://www.skyarch.net/
ITシステムの浸透により、企業では年々肥大化するデータの処理が問題となっています。その大規模なデータからビジネスチャンスを産み出そうとする企業が注目するのが「Hadoop」。データを分散して高速処理ができる技術で、クラウドを利用して安価に処理できると、広く一般企業から注目を集めています。
企業には「BigData」といわれる、日々のオンライン取引の記録やPOSデータ、メールデータなど、大規模なサイズのデータが存在します。これらを分析、解析することで、顧客の購買の傾向をつかんだり、ウェブ上のシステムと連携して利用者にオススメ商品として提示するなど、新たなビジネスチャンスにつなげる企業が登場しています。
「Hadoopデータセンター」(仮)は、大規模データの処理環境を、クラウドで安価に、従量課金で提供するサービス。東京大学の清田 陽司特任講師が研究する自然言語検索技術のノウハウをいかし、「Hadoop」で開発しました。
「Hadoop」は、大規模データをまとめてあつかう処理に、広く活用できます。例えば、近年、業務システムでは、データの肥大化で、業務が終わって開始した処理が翌営業日の開始時間までに終わらないといった問題が起きています。このような業務システムで定期的に行う処理では、10分の1以上、処理時間を短くした事例があります。
同サービスは、特任講師が最高技術責任者を務める産学連携ベンチャー企業のリッテルが開発を担当し、クラウド運用でノウハウのあるスカイアーチがシステムの運用を担当します。
これまで、大規模データの処理環境は、大手のSIerが数億円単位で構築していましたが、これを大幅に下回る価格を予定。研究機関や大企業に限られていた大規模データ処理を、一般の企業に広く開放します。
両社は日本での「Hadoop」の普及を目指し、低価格を武器に「まずはお試しで」と呼びかけています。
■リッテル最高技術責任者(兼 東京大学情報基盤センター特任講師)清田 陽司博士(情報学)のコメント:
日々増え続ける巨大なデータを扱うためのインフラの充実は、組織の情報活用能力を向上させるために不可欠なテーマとなっております。「Hadoop」は、RDBMSをはるかにしのぐスケール・アウト性を備え、データ・マイニングをはじめとする非定型処理に適した性質をもっています。リッテルは、「Hadoop」クラスター構築の豊富な経験とともに、SQLとほぼ同様の言語でクエリーを記述可能なミドルウェア「Hive」を活用し、多様なデータ処理の所要時間を大幅に短縮するノウハウを有しています。データセンター運用の豊富な実績をもつスカイアーチネットワーク様と協力し、大量データ処理をビジネスにつなげる強力なソリューションを提供してまいります。
■「Hadoop」の業界動向
「Hadoop」は、大手検索サイトの「Google」が、自社の高速検索技術に関して発表した論文が発端となり、オープンソースのプロジェクトとして2005年の秋に世界に紹介されました。2008年頃より一部の先端的な技術者の間で注目され、昨今のクラウドの普及で、IT業界での認知が高まっています。2010年10月12日に株式会社NTTデータと「Hadoop」の商用サービスを海外で展開する米Cloudera社が提携を発表。今後、さらなる普及が見込まれる技術です。
■「Hadoop」を活用する企業
○検索サイト「Yahoo! Japan」:6時間6分35秒の集計処理を5分34秒にするなど大幅な改善。
○レシピ検索サイト「CookPad」:7,000時間かかる検索データの集計処理を、30時間に短縮。なお、運営するクックパッド株式会社は、社員数75名のベンチャー企業(2010年7月31日現在)
○三菱東京UFJ銀行:2010年4月から検証を開始。将来は口座の「値洗い(時価による再評価)処理」などに「Hadoop」を活用予定。
■リッテルについて
リッテルは「情報リテラシー(Literacy)」「情報技術(Technology)」「自然言語処理(Language)」を軸とした事業展開を行っている企業です。東京大学(中川研究室)との産学連携で設立しており、同研究室で研究されてきた情報検索および自然言語処理に関する技術を事業化しています。
会社名: 株式会社リッテル
設立 : 2007年4月2日
資本金: 1億円
代表者: 代表取締役社長 和田 憲治
URL : http://www.littel.co.jp/
■スカイアーチについて
スカイアーチは、クラウドコンピューティングのリーディングカンパニーとして、「クラウド運用代行」、「プライベートクラウド構築」などのサービスを手掛けるITアウトソーシング企業です。Webサービスや基幹システムのインフラを構築、運用しています。特に、オープンソースでの複数台構成の構築・運用に、豊富な実績を有しています。
会社名: 株式会社スカイアーチネットワークス
設立 : 2001年7月12日
資本金: 5,000万円
代表者: 代表取締役社長 江戸 達博
URL : http://www.skyarch.net/