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星のや軽井沢春を待ちわび、訪れを寿ぐイベント「春待ちぼんぼり」開催期間:2019年2月15日〜4月15日

長野県・軽井沢の滞在型リゾート「星のや軽井沢」では、2019年2月15日〜4月15日の期間限定で「春待ちぼんぼり」を開催します。冬が長く、春が遅い信州の地で、春の訪れを寿ぐ「新しい花見」として企画したイベントです。3月3日の「上巳(じょうし)の節句(=桃の節句)」で飾られるのは雛人形。そこで用いられるぼんぼりに着想を得て製作したオブジェ「春待ちぼんぼり」が、星のや軽井沢の集落中央にある棚田を彩ります。現実の春が訪れる前に出現する「もうひとつの春」の風景を眺めて楽しむことができるイベントです。また、節句にちなんだ期間限定の催し「節句のひととき」も実施します。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/173573/img_173573_1.jpg

■ 春の訪れを待ちわび、寿ぐイベント
雛祭りは中国の五節句のひとつ、上巳の節句が日本に伝わって、平安時代の人形(ひいな)遊びや、流し雛の行事と結びついたものです(*)。上巳の節句は桃の咲く時期に重なることから桃の節句とも言われます。現在、多くの場所で新暦3月3日に行われる雛祭り。しかし信州では現在でも、旧暦に合わせ4月初旬に雛祭りを行う地域があります。信州、中でも軽井沢の春は遅く、花が咲くのは4月も中旬を過ぎてから。信州で旧暦に合わせて節句を行うのは、春が遅い土地ゆえんかもしれません。
本イベントで使用するオブジェ「春待ちぼんぼり」は、雛祭りで用いられるぼんぼりに着想を得ました。冬の軽井沢の情景にぼんやりとしたあかりを灯すぼんぼりは、もうひとつの春の風景をつくり出すのにふさわしいアイテムと考えたためです。
もうひとつの春の風景を眺めて楽しむ新しい花見は、花を愛でる通常の花見とは異なり、春の訪れや生命のいとなみや、季節のうつろいを愛でる花見です。節句を節目に、遅いながらも少しずつ春へと近づいていく季節のうつろいを感じ、晴れやかな気分になってほしいという思いを込めています。
*参考:くらしのこよみ 七十二の季節と旬をたのしむ歳時記(平凡社)

「春待ちぼんぼり」概要
■期間:2019年2月15日〜4月15日
■料金:無料
■対象:星のや軽井沢宿泊者限定
■予約:不要

■ 春待ちぼんぼり3つのPOINT

■ 1春待ちぼんぼりが彩る集落
星のや軽井沢では、敷地内を流れる川を囲むように客室が建ち並び、1つの集落を形成しています。その中央に広がるのは、木々に囲まれ、豊かな水が流れる棚田。本イベントではその棚田一帯を春待ちぼんぼりが彩ります。
棚田の上空に、花が咲いたかのように出現するぼんぼりは、柔らかい色調で淡く彩色され、春の気配を漂わせます。日中は風景に溶け込み、現代アートのような世界をつくる一方、夕暮れにあかりが灯ると、暗がりに咲く花のように棚田に浮かび上がります。ぼんぼりの語源とも言われるぼんやりとしたあかりが周囲を柔らかく照らし、集落を彩ります。
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/173573/img_173573_7.jpg

■ 2春待ちぼんぼり・3種のデザイン
春待ちぼんぼりは3種のデザインで構成されます。信州に春の訪れを告げる山菜の1つに、フキノトウがあります。土の中からつぼみが顔を出し、花が咲き、種となり綿毛を飛ばす、というフキノトウの生態を、「つぼみ」「花」「種/綿毛」の3種のデザインにしました。季節のうつろい、巡りを表現します。
なお、3種のデザインはそれぞれ、信州の伝統工芸品に着想を得て製作されています。「つぼみ」は伝統工芸品「信州竹細工」や「あけび蔓(つる)細工」の、線材を編んで立体をつくりあげる造形性から着想し、線を編むような形に仕立てました。また「花」「種/綿毛」は、同じく信州の伝統工芸品である「飯田水引」を参考にしています。細い1本の線から無数の形がつくられる多彩さや、水引が包含(ほうがん)する祝いの意味合いを取り入れています。
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/173573/img_173573_2.jpg
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/173573/img_173573_3.jpg
画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/173573/img_173573_4.jpg

■ 3節句にちなんだ期間限定の催し「節句のひととき」
棚田一面を飾る春待ちぼんぼり。それらを見晴らせる場所にある「棚田テラス」にて、節句にちなんだ期間限定の催し「節句のひととき」を開催します。
信州では節句の雛壇(ひなだん)に、ヨモギを使った菱(ひし)餅や草餅が供えられてきました(*)。また、飯田市や伊那市など南信州では、慶事の際に「赤飯まんじゅう(赤飯を白と赤のまんじゅうで包んだもの)」を食べる食文化があります。
節句のひとときでは、春の訪れを祝い、健康な毎日を祈りながら、新しい花見を楽しんでほしいという願いを込め、赤飯まんじゅうと草餅を提供します。また、それらの甘味に合わせ、地元・佐久の酒蔵「古屋酒造店」の日本酒「深山桜(みやまざくら)」の古酒を用意します。30年以上の時を経て熟成された古酒の香りに包まれ、冬から春へ、また夕暮れから夜へと変わっていく季節や時のうつろいを感じ、ぼんぼりがつくり出すおぼろげな情景に浸ることができる催しです。
画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/173573/img_173573_5.jpg
*参考:浦山佳恵(2018)長野県の伝統食における野生生物の利用
長野県環境保全研究所研究報告

「節句のひととき」概要
■期間:2019年2月15日〜4月15日
■対象:星のや軽井沢宿泊者限定
■予約:不要
■料金:無料
■時間:18:00〜20:00
■含まれるもの:赤飯まんじゅう、草餅、日本酒「深山桜」古酒
*仕入れ状況により、提供内容や食材の産地が一部変更になる場合があります。

星のや軽井沢
現代を休む日、谷の集落に滞在する。澄んだ空気に包まれた「山あいの理想郷」と表現すべく、離れになった客室は水辺を囲み、部屋のテラスから四季折々の景色をのぞめます。
所在地 :〒389-0194 長野県軽井沢町星野
URL :https://hoshinoya.com/
代表電話番号:0570-073-066(星のや総合予約)
アクセス:JR軽井沢駅より送迎バスで約15分、碓氷軽井沢ICより車で約25分
部屋数 :77室 チェックイン:15:00〜/チェックアウト〜12:00
料金 :51,600円〜 (1室1泊あたり・食事別・税・サービス料別)
*通常ご予約は2泊より
画像7: https://www.atpress.ne.jp/releases/173573/img_173573_6.jpg
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