新しい地域課題解決のプラットフォーム「しまの大学」が発足
[10/10/25]
提供元:@Press
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特定非営利活動法人しまの大学(所在地:愛媛県越智郡、代表理事:村上 律子)は、平成22年10月23日、地域課題の解決のためのプラットフォーム「しまの大学」を立ち上げます。
第一弾として、愛媛県上島町弓削島(かみじまちょうゆげじま)の地域課題を解決するためのアイデアを一般公募し、島民審査によるアイデアコンテストを実施します。
地域課題解決アイデアコンテスト専用ホームページ
http://www.shimanodaigaku.org/
■しまの大学とは?
少子高齢化、産業空洞化など疲弊する地方の課題を集約した地域である離島部における地域の問題を、これまでのように地域内の人や資源のみで解決しようとするのではなく、都市住民の意見や企業の資源など、地域外の知恵や力も併せて、地域内外のコラボレーションによって解決を図る新しい地域課題解決の仕組です。
様々な地域課題を学部や学科に見立て、様々な地域をキャンパスに見立てて、弓削島を皮切りに、沢山の地域に当該モデルを水平展開します。そして地域間で相互に人、資源、ノウハウを補完しあって、それぞれの地域課題の解決や住民の夢実現をはかるためのプラットフォームを目指します。
■背景
グローバル経済の潮流の中で、地方における中山間地等の多くの小規模地域が過疎化、産業空洞化し、限界集落にみられるように消滅の危機にあります。しかし一方で、食や環境、人材、文化など多くの面で、これまで地方の小規模地域が担ってきた役割が多くあります。さらに、それらの地域の抱える問題は、行く末、全国のあらゆる地域が抱えていく問題でもあります。そこで、これらの地域課題が集約・先行する離島部において、地域課題解決に取組み、地域の自立を図り、自立する地域を増やし、つなぐことで、日本を元気にするプロジェクトの立ち上げに至りました。
■これまでの経緯
弓削島で島民の協働により地域の自立をはかる、島民の島民による島民のための会社「株式会社しまの会社」(所在地:愛媛県越智郡、代表取締役:兼頭 一司)と、愛媛県を中心に、消費者の声を集めて企業の商材開発や商品PRサービスを展開する株式会社ゼロコレクティブ(所在地:愛媛県松山市、代表取締役:白川 誉)が、日本財団(所在地:東京都港区、会長:笹川 陽平)の支援のもと、「しまの大学」プロジェクトを共同企画し、平成22年7月、運営母体として特定非営利活動法人しまの大学を設立しました。
これまで、愛媛大学や松山大学、弓削商船高等専門学校などの協力を得て、弓削島の住民を対象としたアンケート調査や住民との対話集会の実施を通じ、地域の困りごとや地域にあってほしいものなど住民の声を集めてきました。
■地域課題解決アイデアコンテスト
これまで集めた声をもとに、地域の課題を解決したり夢を実現したりするためのアイデアを広く島内外から募集します。(10月23日募集開始、11月19日応募締切)
応募者には、アンケート等によって集められた島民の声をもとに、例えば、医療の不安や買い物の不便などといった地域の悩み事を解決したり、ヒット商品の開発や若者の帰島など、島民の夢の実現したりするための施策アイデアを考えてもらいます。書類選考の後、弓削島にてコンテストを開催し(12月4日)、島民に向けてアイデアをプレゼンテーションを実施します。島民は、審査員として気に入った施策アイデアに投票し、優秀な案を選びます。コンテスト賞金はしまの大学チケット総額50万円。
※しまの大学チケットは、しまの大学の授業運営に関する必要経費(交通費など)に充当したり、島産品の購入ができるチケットです。
■今後の展開
島民が選ぶ優秀な施策アイデアは、実現に向けてプロジェクト化(学部、学科)し、地域住民と地域外の人や企業が共同参加で実行していきます。プロジェクトは、ラジオ番組やインターネット・サイトと連動し、より幅広い層の人々の参加、意見の反映を図ります。同時に、都市部消費者の声をもとに地域産品を開発・改良したり、島での体験型観光プログラムを開発したりする関連プロジェクト(ゼミ)や、地域課題の背景をさぐる研究活動(研究室)、専門家・有識者の招聘による講義(教養学部、特別講座)などを予定しています。平成23年1月にプレ開講、同年4月には本開講として本格運用を開始します。
次年度以降は、順次、地域(キャンパス)や取り組む地域課題(学部、学科)を増やし、地域内外のコラボレーションによる地域課題解決モデルである「しまの大学」モデルを水平展開、地域間の交流や連携・相互補完による相乗効果によって、地域同士が共存・共栄をはかるプラットフォームづくりを目指します。
■参考
<特定非営利活動法人しまの大学>
設立 : 平成22年7月
所在地 : 愛媛県越智郡上島町弓削下弓削830番地1
代表理事: 村上 律子
URL : http://www.shimanodaigaku.org/
<株式会社しまの会社>
平成20年10月設立。島民の出資、運営参加により、島の自立を目指し、地域資源を活かした商材開発や物産販売、コミュニティカフェ運営、体験観光事業、文化事業などを手がける。耕作放棄地対策や空き家対策、高齢者サポートなど地域課題の解決に積極的に取り組み、地域住民主体の持続可能なコミュニティ運営モデルを目指す。
所在地 : 愛媛県越智郡上島町弓削下弓削830-1
代表取締役: 兼頭 一司
URL : http://www.kibounoshima.jp/kaisha/
<株式会社ゼロコレクティブ>
平成20年3月設立。インターネットやイベントを通じ、様々な職種や、趣味、属性ごとのコア層による各種コミュニティを形成。コミュニティを、企業や店舗とマッチングさせることで、消費者目線で、企業や店舗の持つ強みを活かした商品やサービスを開発したり、口コミによる成果報酬型のプロモーションサービスを行う。
所在地 : 愛媛県松山市松末1-6-5-401
代表取締役: 白川 誉
URL : http://www.zerocolle.net/
<日本財団>
昭和37年、財団法人日本船舶振興会として設立。社会福祉・教育・文化などの活動、海や船にかかわる活動、海外における人道活動や人材育成の3つの分野を中心に事業を推進。
国内外の様々な課題を解決するために、自ら事業プログラムを起こし実施するとともに、国や地方自治体の施策が行き届かない、企業では実施が困難な取り組みなど、先駆的で創造的な事業を公募し、助成事業として支援を行う。
所在地: 東京都港区赤坂1-2-2 日本財団ビル
会長 : 笹川 陽平
URL : http://www.nippon-foundation.or.jp/
第一弾として、愛媛県上島町弓削島(かみじまちょうゆげじま)の地域課題を解決するためのアイデアを一般公募し、島民審査によるアイデアコンテストを実施します。
地域課題解決アイデアコンテスト専用ホームページ
http://www.shimanodaigaku.org/
■しまの大学とは?
少子高齢化、産業空洞化など疲弊する地方の課題を集約した地域である離島部における地域の問題を、これまでのように地域内の人や資源のみで解決しようとするのではなく、都市住民の意見や企業の資源など、地域外の知恵や力も併せて、地域内外のコラボレーションによって解決を図る新しい地域課題解決の仕組です。
様々な地域課題を学部や学科に見立て、様々な地域をキャンパスに見立てて、弓削島を皮切りに、沢山の地域に当該モデルを水平展開します。そして地域間で相互に人、資源、ノウハウを補完しあって、それぞれの地域課題の解決や住民の夢実現をはかるためのプラットフォームを目指します。
■背景
グローバル経済の潮流の中で、地方における中山間地等の多くの小規模地域が過疎化、産業空洞化し、限界集落にみられるように消滅の危機にあります。しかし一方で、食や環境、人材、文化など多くの面で、これまで地方の小規模地域が担ってきた役割が多くあります。さらに、それらの地域の抱える問題は、行く末、全国のあらゆる地域が抱えていく問題でもあります。そこで、これらの地域課題が集約・先行する離島部において、地域課題解決に取組み、地域の自立を図り、自立する地域を増やし、つなぐことで、日本を元気にするプロジェクトの立ち上げに至りました。
■これまでの経緯
弓削島で島民の協働により地域の自立をはかる、島民の島民による島民のための会社「株式会社しまの会社」(所在地:愛媛県越智郡、代表取締役:兼頭 一司)と、愛媛県を中心に、消費者の声を集めて企業の商材開発や商品PRサービスを展開する株式会社ゼロコレクティブ(所在地:愛媛県松山市、代表取締役:白川 誉)が、日本財団(所在地:東京都港区、会長:笹川 陽平)の支援のもと、「しまの大学」プロジェクトを共同企画し、平成22年7月、運営母体として特定非営利活動法人しまの大学を設立しました。
これまで、愛媛大学や松山大学、弓削商船高等専門学校などの協力を得て、弓削島の住民を対象としたアンケート調査や住民との対話集会の実施を通じ、地域の困りごとや地域にあってほしいものなど住民の声を集めてきました。
■地域課題解決アイデアコンテスト
これまで集めた声をもとに、地域の課題を解決したり夢を実現したりするためのアイデアを広く島内外から募集します。(10月23日募集開始、11月19日応募締切)
応募者には、アンケート等によって集められた島民の声をもとに、例えば、医療の不安や買い物の不便などといった地域の悩み事を解決したり、ヒット商品の開発や若者の帰島など、島民の夢の実現したりするための施策アイデアを考えてもらいます。書類選考の後、弓削島にてコンテストを開催し(12月4日)、島民に向けてアイデアをプレゼンテーションを実施します。島民は、審査員として気に入った施策アイデアに投票し、優秀な案を選びます。コンテスト賞金はしまの大学チケット総額50万円。
※しまの大学チケットは、しまの大学の授業運営に関する必要経費(交通費など)に充当したり、島産品の購入ができるチケットです。
■今後の展開
島民が選ぶ優秀な施策アイデアは、実現に向けてプロジェクト化(学部、学科)し、地域住民と地域外の人や企業が共同参加で実行していきます。プロジェクトは、ラジオ番組やインターネット・サイトと連動し、より幅広い層の人々の参加、意見の反映を図ります。同時に、都市部消費者の声をもとに地域産品を開発・改良したり、島での体験型観光プログラムを開発したりする関連プロジェクト(ゼミ)や、地域課題の背景をさぐる研究活動(研究室)、専門家・有識者の招聘による講義(教養学部、特別講座)などを予定しています。平成23年1月にプレ開講、同年4月には本開講として本格運用を開始します。
次年度以降は、順次、地域(キャンパス)や取り組む地域課題(学部、学科)を増やし、地域内外のコラボレーションによる地域課題解決モデルである「しまの大学」モデルを水平展開、地域間の交流や連携・相互補完による相乗効果によって、地域同士が共存・共栄をはかるプラットフォームづくりを目指します。
■参考
<特定非営利活動法人しまの大学>
設立 : 平成22年7月
所在地 : 愛媛県越智郡上島町弓削下弓削830番地1
代表理事: 村上 律子
URL : http://www.shimanodaigaku.org/
<株式会社しまの会社>
平成20年10月設立。島民の出資、運営参加により、島の自立を目指し、地域資源を活かした商材開発や物産販売、コミュニティカフェ運営、体験観光事業、文化事業などを手がける。耕作放棄地対策や空き家対策、高齢者サポートなど地域課題の解決に積極的に取り組み、地域住民主体の持続可能なコミュニティ運営モデルを目指す。
所在地 : 愛媛県越智郡上島町弓削下弓削830-1
代表取締役: 兼頭 一司
URL : http://www.kibounoshima.jp/kaisha/
<株式会社ゼロコレクティブ>
平成20年3月設立。インターネットやイベントを通じ、様々な職種や、趣味、属性ごとのコア層による各種コミュニティを形成。コミュニティを、企業や店舗とマッチングさせることで、消費者目線で、企業や店舗の持つ強みを活かした商品やサービスを開発したり、口コミによる成果報酬型のプロモーションサービスを行う。
所在地 : 愛媛県松山市松末1-6-5-401
代表取締役: 白川 誉
URL : http://www.zerocolle.net/
<日本財団>
昭和37年、財団法人日本船舶振興会として設立。社会福祉・教育・文化などの活動、海や船にかかわる活動、海外における人道活動や人材育成の3つの分野を中心に事業を推進。
国内外の様々な課題を解決するために、自ら事業プログラムを起こし実施するとともに、国や地方自治体の施策が行き届かない、企業では実施が困難な取り組みなど、先駆的で創造的な事業を公募し、助成事業として支援を行う。
所在地: 東京都港区赤坂1-2-2 日本財団ビル
会長 : 笹川 陽平
URL : http://www.nippon-foundation.or.jp/