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細胞培養に必要な培地の事業成長を加速 富士フイルム和光純薬にアイエスジャパンを統合

富士フイルム株式会社(社長:助野 健児)は、細胞培養に必要な培地のビジネス拡大に向けて事業体制をより強化するため、富士フイルム和光純薬株式会社(社長:白木 一夫、以下 富士フイルム和光純薬)に、株式会社アイエスジャパン(社長:加藤 正俊、以下 アイエスジャパン)を2019年4月1日付で統合します。研究開発・製造・販売機能の一体化による機能強化などを図り、培地の事業成長を加速させていきます。

◆詳細はWebページをご覧ください。
https://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_1388.html?link=atp

富士フイルム和光純薬は、最先端分野の研究ニーズに応える総合試薬メーカーとして、高品位の製品を開発・製造するとともに、試薬のみならず化成品や臨床検査薬へと事業領域を拡大してきました。2006年には、試薬ビジネスの拡大を図るために培地事業に参入。2012年には愛知工場内に培地生産のための専用棟を立ち上げ、事業拡大に向けた取り組みを進めています。またアイエスジャパンは、培地のリーディングカンパニーであるIrvine Scientific Sales Company(現FUJIFILM Irvine Scientific、以下FISI)の日本の販売拠点として1989年に設立された会社です。現在は、販売のみならず、開発・生産の機能も兼ね備え、顧客ニーズに合わせた培地を幅広く開発できる強みを活かして、培地事業を拡大してきました。

今回、富士フイルム和光純薬にアイエスジャパンを統合し、研究開発・製造・販売機能を一体化させることで、各機能の強化と効率的なオペレーションを実現します。研究開発・製造面では、両社が持つ培地の開発ノウハウ・製造技術などを融合し、研究開発のスピードアップや生産効率のさらなる向上を図ります。また販売面では、富士フイルム和光純薬が持つ、強固な国内販売網や幅広い細胞培養関連試薬ラインアップなどを活かして、より一層の増販を進めていきます。なお、統合後も、現在の富士フイルム和光純薬とアイエスジャパンの生産拠点を維持した体制(*1)の下で、高品質な培地を供給していきます。

今後、富士フイルムは、富士フイルム和光純薬とFISIの技術連携をさらに推進していくことで、培地の開発力や製造技術をグローバルで引き上げ、顧客ニーズに合った高品質・高機能な培地を開発し提供していきます。
培地は、バイオ医薬品や再生医療製品などの研究開発や製造における細胞培養に使用され、培地の品質によって細胞培養の品質や効率が左右されるといわれています。現在、抗体医薬品を中心としたバイオ医薬品の需要増加、細胞を用いた治療ニーズの急拡大に伴い、培地市場は拡大しており、今後も年率約10%の伸長が見込まれています。
富士フイルムは、高機能な培地を開発・提供することで、バイオ医薬品の新薬創出や再生医療の産業化に貢献していきます。
*1 アイエスジャパンの生産拠点は、統合後もFISIの日本の生産拠点として変更ありません。富士フイルム和光純薬ブランドとFISIブランドの既存製品については、従来通りの品質基準の下で生産していきます。

富士フイルムニュースリリース一覧
http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/index.html?link=atp
富士フイルム株式会社
http://fujifilm.jp/?link=atp
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