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<2019年IT業界動向調査>デジタルトランスフォーメーションの新たな課題はテクノロジー、人、プロセスの統合

ワールドワイドで100ヵ国以上の国と地域で取得されている認定資格を提供するCompTIAは、2019年IT業界の動向調査をグローバルで実施し、業界成長の予測と2019年に注目する12のトレンドを発表いたしました。


■2019年に4%の業界成長を予測
昨今のイノベーションの速度、範囲、そしてアクセシビリティは、組織に、拡大し続ける数々のデジタルトランスフォーメーションツールを提供しています。しかしそれはまた、テクノロジー、人、プロセスの統合において新たな課題をもたらします。これは、CompTIA(コンプティア)が発表した「IT Industry Outlook 2019」で検討された重要なテーマの一つでもあります。

イノベーションの強みを受けCompTIA(コンプティア)はグローバルでの業界成長4%と予測、今後の動向次第では6.4%まで上昇の可能性を示しました。しかし反対に、国際貿易の混乱によって悪化した景気後退が、成長予測を1.5%まで押し下げる可能性もあります。米国市場の成長の見通しは、グローバルの予測と一致しています。


■テクノロジーが企業の成長を後押し。今後の成長のカギ、抱える懸念点とは?
CompTIA(コンプティア) CEO Todd Thibodeaux(トッド・ティビドー)は、「今まさに次のイノベーションの波に乗りだすエキサイティングな時です。テクノロジーはかつてないほど利用しやすくなっており、組織を構築し、成長させる多くの機会が存在します。可能性が大きい一方で、課題や不安もまた大きい。私どものミッションは、テックコミュニティや、既存そして未来のワークフォースと協力することで、イノベーションの可能性をテクノロジーユーザーにとってベネフィットとなるよう現実化することです。」と述べています。

本調査内で、業界の幹部層が今後の成長を牽引するものとして挙げている要因には、新しい顧客層に参入する能力、新事業の販売成功、新興テクノロジー分野などでの新製品の立ち上げがあります。

CompTIA(コンプティア)のIT業界における景況感指標は、依然として堅調に推移していますが、業界幹部層には多くの懸念があります。顧客支出の弱さに対する通常の懸念以外に、成長を妨げかねない要因として、金融危機、政府の混乱、マージン圧力などの予期せぬ打撃の可能性を挙げています。


■2019年に注目するテクノロジー展望12のトレンド
CompTIA IT Industry Outlook 2019では、今後1年間でテクノロジーの展望、ワークフォース、ビジネスモデルを形作る12のトレンドを掘り下げています。

1. クラウド、エッジ、5Gが、現代の経済インフラを形成
2. IoTとAIが、アンビエントコンピューティングに新たな可能性を開く
3. 分散型テクノロジーモデルが、既存の構造に挑む
4. スタッカブルテクノロジーは、デジタル化の取り組みを高める
5. 新興テクノロジーのビジネスは、販売チャネルの再改革を促す
6. ハイパーパーソナライゼーションは、カスタマーエクスペリエンスを次のレベルに引き上げる
7. パートナーシップは、新しいテックエコシステムの溝を埋める
8. 持続的なテックワーカー不足が、新しいクリエイティブソリューションを促進する
9. デジタルヒューマンモデルが、明日の職場を形作り始める
10. テックプロフェッショナルは、予期せぬ結果を防ぐ上で先導的な役割を担う
11. ハイテクはローテクへと次第に変換
12. グローバルなテックハブが、イノベーションの要素を浮彫にする


▼調査報告書の全ページは、以下米国本部ウェブサイトより閲覧が可能です。(英版版)。
https://www.comptia.org/resources/it-industry-trends-analysis

▼日本語版は、日本支局ウェブサイトにて公開しております。
https://www.comptia.jp/information/2019/02/comptia-it-industry-outlook-2019-comptia2019412comptia.html


■テクノロジーの全般を再考する重要性
CompTIA(コンプティア) リサーチおよびマーケットインテリジェンスのシニアVPであるTim Herbert(ティム・ハーバート)は「今年のトレンドは、テクノロジーを全体的に考えることの重要性を再確認するものです。“ネクストビッグシング”の議論には余地がありますが、ほとんどの組織はまず、インフラストラクチャ、アプリケーション、データ、サービスとしてのモデルにわたるテクノロジーの構成要素が、どう適合するか理解する必要があります。」と述べています。


【CompTIAについて( http://www.comptia.jp )】
1982年、様々なIT規格の標準化を提言するため、ITベンダーとパートナー企業がオープンな対話を行う場なるべくグローバルなIT業界団体としてシカゴで設立。1990年、IT業界の活動を反映するべく、名称をCompTIA(the Computing Technology Industry Association)に変更。欧米を中心とし10拠点に拡大し、2001年4月にCompTIA日本支局を設立。
2018年現在、CompTIAは、ICT業界を中心にした2,000社以上のメンバー企業、3,000社以上の学校機関、トレーニング関連の企業とのパートナーシップを締結し、数万人を超えるITプロフェッショナルのコミュニティを運営しています。IT業界団体として、ITハードウェア/ソフトウェア、サービスを提供する企業や、業界のキーとなるITプロフェッショナルなどの成功と成長に貢献できるよう、ITに携わる企業や個人の利益を高めるための「教育」、CompTIA認定資格での「認定」、IT業界の声を反映しIT政策に反映するための「政策支援活動」、IT業界への「社会貢献」の4つを柱として活動を続けています。


【CompTIA認定資格について( https://www.comptia.jp/certif/comptia_certificaiton/ )】
1993年に、Windowsのリリースを始めとするIT環境の変化に伴い、ITを管理する人材の必要性の高まりから、ビジネス環境において利用されているITハードウェア/ソフトウェアを理解し、より複雑なIT環境の管理、サポート、運用を行うスキルを評価するCompTIA A+の提供を開始。その後、IT環境の変化に伴い、ネットワーク管理者の必要性が高まりCompTIA Network+、セキュリティ人材のニーズに応じCompTIA Security+の提供と、その時代に即した人材を効率的に輩出できるように認定資格が開発されています。CompTIA認定資格は、業界のエキスパートにより開発され、実践力、応用力を評価するベンダーニュートラルの認定資格として、法人を中心にワールドワイドで200万人以上に取得されています(2018年4月現在)。
CompTIA A+、Network+、Security+、CySA+、CASPは、認定資格の人材評価の有効性が認められ、IT認定資格としては数少ないISO 17024の認定を受け、信頼性の高い認定資格として評価されています。日本国内では、ワールドワイドのスキル基準での人材育成を行う企業を中心に、導入が進められています。
2018年4月現在、Network+など14分野におよぶ業務に関する認定プログラムを提供しています。
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