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体温が最も低い朝に飲むべき1杯は?サーモグラフィで体温上昇を検証!第2弾“温かいスープ”は末端まで温め、“温かいコーヒー”は末端まで冷やす!?温かいスープvs温かいコーヒー

2014年9月に発足した朝食に温かいものを摂取することの重要性を啓発するため、情報発信する団体『温朝食ラボ』(事務局:東京都渋谷区)は、1日のうちで最も身体が冷えると言われる朝に、身体を温めるために飲むべき1杯が何かを検証するべく『温かいスープ』『温かいコーヒー』の2種類の飲料で体温上昇の比較検証を今津 嘉宏 先生(芝大門 いまづクリニック 院長)の監修のもと、サーモグラフィを用いて行いました。

2017年11月にも、3名の女性に『温かいスープ』『温かいコーヒー』『白湯』の3種類の飲料で体温上昇の比較検証を実施しました。その結果、摂取直後から体温が上昇し、継続的に身体を温めるのは、温かいスープであることがわかりました。

今回、前回の検証実験を踏まえて、被験者を8名に増やし、20代前半、30〜40代、50〜60代の女性を対象に、年齢別における体温上昇の比較検証を実施いたしました。その結果として、全世代関係なく温かいスープの摂取直後から腹部・手の甲それぞれ温まって60分後も持続されていることが分かりました。一方、温かいコーヒーは、摂取直後は多少温まりますが、その後の体温は低下傾向にあったことから、同じ温かい飲み物でも、冷え対策にはスープの方が好ましいことが立証されました。


【サーモグラフィによる検証・全身】
・20代前半女性

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/178314/LL_img_178314_1.jpg
図) 20代前半女性

・30〜40代女性
https://www.atpress.ne.jp/releases/178314/img_178314_2.jpg

・50〜60代女性
https://www.atpress.ne.jp/releases/178314/img_178314_3.jpg


【温度量変化の検証・腹部、手の甲 ※被験者平均値】
https://www.atpress.ne.jp/releases/178314/img_178314_4.jpg


<試験概要>
■被験者 :20代前半女性2名、30〜40代女性3名、50〜60代女性3名
■試料 :(1)コーンクリームスープ(温) 120ml
(2)コーヒー(温) 120ml
(3)白湯 120ml
※(1)・(2)は、市販のインスタント粉末を使用
■試験方法:試料摂取前、摂取〜120分後まで全身をサーモグラフィで撮影。
試験は2日間で実施。試料は4分かけて摂食。
■試験期間:2018年12月19日、20日
■実験監修:今津 嘉宏 先生(芝大門 いまづクリニック院長・医師)


<実験監修・今津先生のコメント>
今津 嘉宏 先生(芝大門 いまづクリニック 院長)
藤田保健衛生大学医学部卒業。慶應義塾大学病院で外科医として働きながら、漢方医学を学ぶ。済生会中央病院外科副医長、慶應義塾大学医学部漢方医学センター助教、北里大学薬学部非常勤講師、慶應義塾大学薬学部非常勤講師などを歴任し、東京都港区に芝大門 いまづクリニックを開院。日本外科学会認定医・専門医、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医指導医、日本がん治療認定機構認定医・暫定指導医、日本東洋医学会専門医指導医。
主な著書:『子どもの心と体を守る「冷えとり」養生』(青春出版社)、『病気が逃げ出す上体温のすすめ』(ワニブックスPLUS新書)他多数


-温かいとろみのあるスープは、末端まで体温を継続的に温める効果がある-
今回の試験結果から、昨年同様にコーンクリームスープと温かいコーヒーでは、コーンクリームスープの方が身体を温め、且つその効果が持続することが分かりました。また、年齢関係なくその効果は同じように立証されました。
理由としては、スープに含まれる「とろみ」が大きく関係しており、とろみがあると、飲食物が胃の中に停滞する時間が長くなるからです。一方で、温かいコーヒーは、摂取直後の体温は一時的に上がるものの、20〜30分後には摂取前よりも体温が低下してしまっています。

本試験では、スープ摂取後、腹部の体温が平均で最大約1℃上昇し、手の甲においては平均で最大約1.6℃上昇しました。体温が1℃上昇すると、免疫力が約5倍高まるといわれており、とろみのあるスープ摂取が、免疫力アップにもつながるといえます。

朝、目覚めの1杯に温かいコーヒーを飲む人は少なくありません。しかし、1日のうち体温が最も下がる朝にコーヒーを飲んでしまってはかえって体温を下げることに繋がります。1日のうち体温が最も下がる朝だからこそ、温かいとろみのあるスープなど、体温を上げるものを意識的に摂り入れることが大切です。カロリーがあってお腹にたまるものを摂取しましょう。身体を温める生活習慣にすることで、冷えを解消し、免疫力を上げることにつながります。


<『温朝食ラボ』発足の背景と目的>
朝食は一日のはじめのエネルギー源として、体温を高め、生活のリズムを整えるために非常に重要な食事です。朝食が不十分だと、やる気がでない、集中力が上がらないといった調査結果が報告されています※。(※参考:子どものからだと心・連絡会議編2006・子どものからだと心白書)
「厚生労働省 平成24年 国民健康・栄養調査結果の概要」によると、朝食の欠食率は低下傾向にあり、朝食を摂ることの重要性についての認知が拡大している現状が伺えますが、冷たいものを単品でとるだけの簡単な朝食では、せっかく食べても体温を十分に上げきれない、といった専門家の意見も見受けられます。こうしたことから、健康的な一日のスタートが切れるように、朝食に温かいものを摂取するスタイルを「温朝食」としてご提案していきたいと考え、この度情報発信のために『温朝食ラボ』を発足することとなりました。

●『温朝食ラボ』活動内容
・温朝食に関する基礎知識、効果、最新ニュースなどの収集と発信
・ウェブサイト『温朝食ラボ』( http://www.onchoshoku.jp/ )の運営管理
掲載内容(随時更新)
冷え改善/活力アップ/免疫力アップの3つテーマで、温朝食の効果やご協力頂いている先生のインタビューを通じて温朝食の魅力を紹介。また、忙しい朝に時短を実現した温朝食レシピや様々な専門家の視点で温朝食の魅力をコラム形式で発信しています。
・協賛/味の素株式会社
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