アレルギー診断薬 世界最大手、ファディア 世界初となるアレルギー検査装置の超大型化を実現 世界に先駆けて、日本市場に導入
[10/12/01]
提供元:@Press
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アレルギー診断薬の世界最大手Phadia AB(スウェーデン)の日本法人、ファディア株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岩井 浩一)は、全自動アレルギー検査装置の新製品、「ファディア5000」を本年12月1日から国内の臨床検査センターを対象に販売開始します。「ファディア5000」は、従来の全自動大型アレルギー検査装置「ファディア1000」の4倍の性能を有する、「超大型」装置で、本国スウェーデンや欧米諸国に先駆けて、日本市場に導入します。
【国内外で増加の一途をたどる、アレルギー性疾患の罹患者】
アレルギーで苦しむ人の数は、世界で増加の一途をたどっており、先進諸国においては何等かのアレルギー症状を呈する人の人口に占める割合が高いとまでいわれています。わが国においては、皮膚のかゆみや鼻水など、アレルギー性疾患のような症状を呈する人は国民の3人に1人といわれています。特に花粉症は年々有病率が上昇しており、花粉の大飛散が予測される来年はさらなる増加が予測されます。
アレルギー性疾患に対しては早期の段階で治療を開始することにより、慢性化や重症化、難治化を防ぐことができます。アレルギー性疾患の病態の研究が進み、多くの治療薬が開発されていますが、アレルギー性疾患の根本的な治療がアレルギーの原因物質「アレルゲン」の除去・回避であることは今も昔も変わりません。どのようなアレルゲンによって症状が引き起こされるのかを知ることは、医師や患者にとって重要な治療の第一歩となります。
ファディアの全自動大型アレルギー検査装置「ファディア1000」は、国内外で既に300台以上が臨床検査センター向けに出荷されており、アレルギー検査処理の重要な一翼を担っています。「ファディア1000」等による「特異的IgE(アイジーイー)検査」*は、わずかな血液量から欧米では500種類以上、日本では200種類近くのアレルゲンの種類の特定が可能です。
【全自動超大型アレルギー検査装置「ファディア5000」について】
このたび、本国スウェーデンのPhadia ABは世界で初めて、全自動アレルギー検査装置の「超大型化」を実現し、「ファディア5000」として世界に先駆けて、日本市場に導入します。「ファディア5000」は、従来の全自動大型アレルギー検査装置「ファディア1000」と比較して、処理能力・操作性・拡張性・信頼性の点で優れており、特に処理能力においては4倍の性能を発揮します。
Phadia ABのCOOであるJean Forcione(ショーン・フォルシオーネ)は、本製品の日本市場導入に際して次のように述べています。「ファディア5000は、多くの大規模検査センターが存在する日本市場を意識し、開発された製品です。現在も成長を続けているアレルギー検査市場に、経済的メリットと共に、今後も信頼できる質の高い検査結果を、安心してご提供いただける製品であると確信しております。」
「ファディア5000」の仕様は次のとおりです。
・処理能力 最大960テスト/時間
・検体・試薬架設 常時可能(洗浄液は自動調製自動供給)
・インターネット経由での動作状態常時モニタリングサービスに接続可能
・自己免疫検査にも対応可能(開発中)
※製品写真と製品比較表は下記「参考資料」をご参照ください。
「ファディア5000」の希望納入価格は、1億5千万円。発売開始後3年間で約30台の導入を目指します。
2010年12月現在、10台以上の設置計画が進んでいます。
*特異的IgE検査について
アレルギーの診断は医師による問診や検査結果に基づいて行なわれます。正しい診断に役立つ検査としては、皮膚に傷をつけそこに種々アレルゲンを滴下して調べる「皮膚試験」、血液中にある抗体を調べる「特異的IgE検査」、実際に症状発現を確認する「誘発試験」など様々な種類がありますが、日常の診療においては「特異的IgE検査」が最も汎用されています。
アレルギーの症状は体の中に存在するIgE抗体によって引き起こされます。この抗体の存在がアレルギーであるかどうかを知る鍵となります。スギ花粉症を発症している患者の血液中にはスギ花粉に対するIgE抗体が存在します。IgE抗体の有無を調べることにより、その症状がアレルギーによるか否かを調べることができます。これが「特異的IgE検査」です。患者の体調の影響を受けず、薬剤を服用している場合でも血液を採取するだけで行うことができるのが特徴です。
■ファディア株式会社について http://www.phadia.jp/
スウェーデンのPhadia社はアレルギー診断薬のパイオニアです。
Phadia社は1974年、他に先駆けて血液サンプルからアレルゲンを同定するPhadebas RASTを開発し、アレルギー診断薬の製品化に成功しました。製品の性能、品質の向上、新しい試薬の開発に努め、マーケットリーダーのポジションを保っています。現在世界60カ国の3,000以上の臨床検査センターでPhadia社のアレルギー検査が行われています。世界中で行われるアレルギー検査の検体のうち、10検体中7検体はPhadia社の製品で検査されています。
・社名 :ファディア株式会社 Phadia K.K.
・資本金 :4億9900万円 (Phadia Holding AB 100%出資)
・設立年月日:2004年3月10日
・従業員数 :83名(2010年10月現在)
・事業内容 :体外診断用医薬品、測定機器等の輸入・販売
・本社 :東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー31階
・代表者 :代表取締役社長 岩井 浩一
参考資料:「ファディア5000」概要
●製品写真「ファディア5000」
URL: http://www.atpress.ne.jp/releases/17995/1_1.JPG
【Phadia 5000】
<処理能力の向上> :960テスト/時間(Phadia 1000 4台相当)
<省スペース> :619cm×120cm(Phadia 1000 3台相当)
<アッセイ時間ロスの減少>:・試薬の追加時、アッセイを止めない
(処理能力向上) ・試薬の追加が大幅に減少
・自動起動、自動リンス
・自動検体希釈機能
<データ信頼性の向上> :・検体分注は2重センサーでcheck
・テーブル内の温度、湿度均一化
・洗浄液の自動調整・給水
<拡張性> :最大10台接続可能
<エコロジー> :・消費電力 10kVA
・測定レポートは全てPDFで保管可能
<キャリブレーション> :カーブコントロール方式(カーブの測定は最大28日毎)
<その他> :自己抗体検体の同時測定
【Phadia 1000】
<処理能力の向上> :240テスト/時間
<省スペース> :180cm×95cm
<アッセイ時間ロスの減少>:・試薬の追加時、アッセイが中断
(処理能力向上) ・試薬の追加が頻繁に発生
<データ信頼性の向上> :・圧力センサーのみ
<拡張性> :システム変更が必要
<エコロジー> :・消費電力4kVA(×4台=16kVA)
・紙の出力のみ
<キャリブレーション> :アッセイ毎に必要
<その他> :アレルギーのみ
【国内外で増加の一途をたどる、アレルギー性疾患の罹患者】
アレルギーで苦しむ人の数は、世界で増加の一途をたどっており、先進諸国においては何等かのアレルギー症状を呈する人の人口に占める割合が高いとまでいわれています。わが国においては、皮膚のかゆみや鼻水など、アレルギー性疾患のような症状を呈する人は国民の3人に1人といわれています。特に花粉症は年々有病率が上昇しており、花粉の大飛散が予測される来年はさらなる増加が予測されます。
アレルギー性疾患に対しては早期の段階で治療を開始することにより、慢性化や重症化、難治化を防ぐことができます。アレルギー性疾患の病態の研究が進み、多くの治療薬が開発されていますが、アレルギー性疾患の根本的な治療がアレルギーの原因物質「アレルゲン」の除去・回避であることは今も昔も変わりません。どのようなアレルゲンによって症状が引き起こされるのかを知ることは、医師や患者にとって重要な治療の第一歩となります。
ファディアの全自動大型アレルギー検査装置「ファディア1000」は、国内外で既に300台以上が臨床検査センター向けに出荷されており、アレルギー検査処理の重要な一翼を担っています。「ファディア1000」等による「特異的IgE(アイジーイー)検査」*は、わずかな血液量から欧米では500種類以上、日本では200種類近くのアレルゲンの種類の特定が可能です。
【全自動超大型アレルギー検査装置「ファディア5000」について】
このたび、本国スウェーデンのPhadia ABは世界で初めて、全自動アレルギー検査装置の「超大型化」を実現し、「ファディア5000」として世界に先駆けて、日本市場に導入します。「ファディア5000」は、従来の全自動大型アレルギー検査装置「ファディア1000」と比較して、処理能力・操作性・拡張性・信頼性の点で優れており、特に処理能力においては4倍の性能を発揮します。
Phadia ABのCOOであるJean Forcione(ショーン・フォルシオーネ)は、本製品の日本市場導入に際して次のように述べています。「ファディア5000は、多くの大規模検査センターが存在する日本市場を意識し、開発された製品です。現在も成長を続けているアレルギー検査市場に、経済的メリットと共に、今後も信頼できる質の高い検査結果を、安心してご提供いただける製品であると確信しております。」
「ファディア5000」の仕様は次のとおりです。
・処理能力 最大960テスト/時間
・検体・試薬架設 常時可能(洗浄液は自動調製自動供給)
・インターネット経由での動作状態常時モニタリングサービスに接続可能
・自己免疫検査にも対応可能(開発中)
※製品写真と製品比較表は下記「参考資料」をご参照ください。
「ファディア5000」の希望納入価格は、1億5千万円。発売開始後3年間で約30台の導入を目指します。
2010年12月現在、10台以上の設置計画が進んでいます。
*特異的IgE検査について
アレルギーの診断は医師による問診や検査結果に基づいて行なわれます。正しい診断に役立つ検査としては、皮膚に傷をつけそこに種々アレルゲンを滴下して調べる「皮膚試験」、血液中にある抗体を調べる「特異的IgE検査」、実際に症状発現を確認する「誘発試験」など様々な種類がありますが、日常の診療においては「特異的IgE検査」が最も汎用されています。
アレルギーの症状は体の中に存在するIgE抗体によって引き起こされます。この抗体の存在がアレルギーであるかどうかを知る鍵となります。スギ花粉症を発症している患者の血液中にはスギ花粉に対するIgE抗体が存在します。IgE抗体の有無を調べることにより、その症状がアレルギーによるか否かを調べることができます。これが「特異的IgE検査」です。患者の体調の影響を受けず、薬剤を服用している場合でも血液を採取するだけで行うことができるのが特徴です。
■ファディア株式会社について http://www.phadia.jp/
スウェーデンのPhadia社はアレルギー診断薬のパイオニアです。
Phadia社は1974年、他に先駆けて血液サンプルからアレルゲンを同定するPhadebas RASTを開発し、アレルギー診断薬の製品化に成功しました。製品の性能、品質の向上、新しい試薬の開発に努め、マーケットリーダーのポジションを保っています。現在世界60カ国の3,000以上の臨床検査センターでPhadia社のアレルギー検査が行われています。世界中で行われるアレルギー検査の検体のうち、10検体中7検体はPhadia社の製品で検査されています。
・社名 :ファディア株式会社 Phadia K.K.
・資本金 :4億9900万円 (Phadia Holding AB 100%出資)
・設立年月日:2004年3月10日
・従業員数 :83名(2010年10月現在)
・事業内容 :体外診断用医薬品、測定機器等の輸入・販売
・本社 :東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー31階
・代表者 :代表取締役社長 岩井 浩一
参考資料:「ファディア5000」概要
●製品写真「ファディア5000」
URL: http://www.atpress.ne.jp/releases/17995/1_1.JPG
【Phadia 5000】
<処理能力の向上> :960テスト/時間(Phadia 1000 4台相当)
<省スペース> :619cm×120cm(Phadia 1000 3台相当)
<アッセイ時間ロスの減少>:・試薬の追加時、アッセイを止めない
(処理能力向上) ・試薬の追加が大幅に減少
・自動起動、自動リンス
・自動検体希釈機能
<データ信頼性の向上> :・検体分注は2重センサーでcheck
・テーブル内の温度、湿度均一化
・洗浄液の自動調整・給水
<拡張性> :最大10台接続可能
<エコロジー> :・消費電力 10kVA
・測定レポートは全てPDFで保管可能
<キャリブレーション> :カーブコントロール方式(カーブの測定は最大28日毎)
<その他> :自己抗体検体の同時測定
【Phadia 1000】
<処理能力の向上> :240テスト/時間
<省スペース> :180cm×95cm
<アッセイ時間ロスの減少>:・試薬の追加時、アッセイが中断
(処理能力向上) ・試薬の追加が頻繁に発生
<データ信頼性の向上> :・圧力センサーのみ
<拡張性> :システム変更が必要
<エコロジー> :・消費電力4kVA(×4台=16kVA)
・紙の出力のみ
<キャリブレーション> :アッセイ毎に必要
<その他> :アレルギーのみ