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ABB、モーション産業分野で世界的リーダーとなるべく、バルドー社買収を発表
[10/12/02]
提供元：@Press
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(スイス、チューリッヒ、米国アーカンソー州フォートスミス、2010年11月30日発表)━世界的な電力技術とオートメーション技術グループ、ABB(ニューヨーク証券取引所：ABB)は、北米の産業用モーター業界リーダーである、バルドー社(ニューヨーク証券取引所：BEZ)を約42億米ドル相当の現金取引で、バルドー社の全株式(11億米ドルの純負債を含む)を取得することに合意しました。
●交渉に合意：ABBとBaldor Electric Company(以下バルドー社)は、1株当たり63.50米ドル、総額42億米ドル(11億米ドルの純負債を含む)で、ABBがバルドー社を買収する取引が合意に至ったと発表しました。
●ABBの戦略と合致：この合併により、ABBは数十億米ドル規模の北米産業用モーター業界のリーダーと産業用ムーブメントおよび制御アプリケーション(工業用モーション)での世界的リーダーとしての地位を確立します。
●相互に補完する理想的ポートフォリオ：北米のモーター業界の主導的企業であるバルドー社と、ドライブおよびモーターの世界的なリーダーであるABBが力をあわせます。
●さらなる成長へ：今回の買収で、バルドー社の強力な北米市場へのアクセスを使用して、ABBが北米市場に参入することが可能になります。一方バルドー社は、ABBの海外流通ネットワークを利用して世界的な展開が可能となります。
●完璧なタイミング：今後の米国およびその他の市場でのエネルギー効率改善規制の実施を通じて、エネルギー効率の高いモーターやドライブのさらなる成長が見込めます。
●継続性：ABBはバルドー社の経営陣およびブランドを保持します。米国アーカンソー州フォートスミスを引き続きバルドー社の本社とし、北米におけるモーターおよび発電機事業の中核とします。
●著しい相乗効果：1億米ドル以上の年間コスト削減の相乗効果が見込め、少なくとも同額の収益における相乗効果も期待できます。
●価値の創造：初年度にも徐々に収益の拡大が見込めます。
両社の取締役会にて全会一致で承認された最終的合意では、ABBは現金で1株当たり63.50米ドルで、バルドー社発行済株式の全てを購入する公開買い付けを開始する予定です。当取引は、2010年11月29日のバルドー社株の終値に対して41パーセントのプレミアムです。バルドー社の取締役会は、バルドー社の株主が本公開買い付けに応じるように勧めることとなります。公開買い付けは、2011年第1四半期に完了する予定です。
バルドー社の有する強力なNEMA規格モーター製品ラインと、高効率モーターを含む産業用モーターの領域での市場リーダーとしての地位を加えることにより、この合併は、北米市場でのABBのオートメーション・ポートフォリオのギャップを補います。バルドー社はまた、成長産業であり、かつ利益率の高い機械的動力伝達事業を、ABBのポートフォリオに加えることとなります。
この合併により、北米に拠点を持つ工業分野のお客さまへのアクセスが大幅に改善され、高効率ドライブとモーターのコンビネーションをはじめとするABBのポートフォリオ拡大のチャンスをもたらすものです。米国および世界各地で規制が厳格化され、エネルギー効率が高いモーション産業製品の需要加速が見込める現在、非常にタイミングの良いものです。この買収は、モーション産業ソリューションのリーディングサプライヤーであるABBの地位を強化するものであり、またABBは、どちらも今後数年間で急成長が期待される北米における鉄道や風力への投資などの大きな可能性を拓くことができるでしょう。
「バルドー社は、世界最大の工業市場において非常に強力なブランドを有する、素晴らしい会社です。」と、ABBのCEO、ジョー・ホーガンは述べています。更に、「バルドー社の製品群および展開する地域は我々のポートフォリオを理想的に補完するものであり、両社にとって、お客さまにより大きな価値を提供する、重要な機会を与えてくれます。」
バルドー社の会長およびCEOのジョン・マクファーランドはこうコメントしています。「我々取締役会は、この取引は当社の株主、社員、お客さまにとって、最善の利益をもたらすものであると考えています。この取引は、我々の社員が築いてきた価値と、我々のブランド力の強さを、世界のモーター市場に示すものです。我々が常に敬意を持ってきたABBの世界的なファミリーに加わることに興奮しています。モーターおよび発電機の事業の本部を北米、フォートスミスに構えるというABBの決断を、我々は大変歓迎しています。そして、統合されたグローバルな事業基盤が、将来、意義のある成長機会を活かせるものとなることに自信を持っています。」ジョン・マクファーランドは、この統合を成功させるため、バルドー社に留まって統合後の事業に携わります。
「ABBは高い品質を誇る、革新的かつ先進的な製品で市場ではよく知られています。私たちはABBを付加価値の高いサプライヤーとして、そして市場参加者として、長年尊敬しています。」と、バルドー社の現・社長兼COO、CEO代理である、ロン・タッカーは称しています。ロン・タッカーは取引完了後、北米での機械的動力伝達製品事業を含むバルドー社の経営と、ABBの北米におけるモーター、発電機事業統括に携わります。
バルドー社は米国、アーカンソー州のフォートスミスに拠点を置く、北米産業用モーター業界の大市場におけるリーディングサプライヤーです。同時にバルドー社は、ドライブや発電機に加え、機械的動力伝達装置関連製品を幅広く扱っています。軸受け、密閉ギヤカップリングなど、主にプロセス産業で使用されています。バルドー社のドライブ事業は、この重要な製品ラインのさらなる普及を達成するために、より規模の大きいABBのドライブ事業と統合されます。
バルドー社は約7,000人の従業員を擁し、2010年度9ヶ月間で12億9,000万米ドルの収益、ならびに1億8,400万米ドルの営業利益を上げています。これは前年同期比のそれぞれの数字との比較では、それぞれ30パーセント、11パーセント増となっています。
2011年には、高効率モーターの米国市場は今年12月に実施される新たな規制の影響により、10〜15パーセントの成長が期待されています。2011年には、カナダ、メキシコとEUにおいても、同様の規制の実施が見込まれています。
「ABBとバルドー社はともに、北米および世界のお客さまの、新しい需要に対応した比類ない高効率な工業製品やサービスをご提供できるでしょう。」と、ABBの執行役員会のメンバーであり、バルドー社の事業が既存のモーターおよび発電機のビジネスユニットに統合される、ディスクリートオートメーションアンドモーションディビジョンの責任者でもあるウルリッヒ・シュピースホーファーは述べています。「私たちは、世界的に1億米ドル以上のコスト面、そして少なくとも同額の収益面での相乗効果、年間では2億米ドル以上の相乗効果を2015年までに達成する見込みです。これらの相乗効果の3分の2を2013年までに実現できると予測しています。エネルギー効率の良いドライブ、大きなモーターや発電機を販売するバルドー社の優れた北米でのポジションを構築していきます。加えて、私たちは、ABBの強力なチャネルを使用して、バルドー社の機械的動力伝達製品群の、世界的プロセスオートメーション市場への拡大を推し進めていきます。」
「私たちはバルドー社のチームのスキルと情熱、お客さまとのすばらしい関係性に深く感銘を受けました。」と、シュピースホーファーは賞賛しています。また、「バルドー社の社員および経営陣の皆さんの持つ強みは、新しいオーナーのもとでもいかんなく発揮され、私たちの相互の成功に重要な役割を果たすでしょう。」
合併契約の条項によると、当取引は、合併後すみやかに現金による公開買い付けとして組織されるとされています。本公開買い付けは、12月中に開始する予定で、バルドー社の株式完全希薄化ベースで最低3分の2の入札、および規制当局の承認などを含む慣例的な取引条件を満たすことを前提としています。
今回の買収において、ABBにはシティバンクが、バルドー社にはUSBインベストメント・バンクがそれぞれファイナンシャルアドバイスをしました。
■将来予測に関する注意事項
本プレスリリースに含まれる将来の見通しに関する記述は、現時点で入手可能な情報に基づき、当社経営陣が判断した見通しであり、潜在的なリスクや不確実性を含んでいます。現実の結果は、さまざまな要因の変化により、これら見通しとは大きく異なる結果となる可能性があることをご承知おきくださいますようお願いいたします。
■Baldor Electric社(ニューヨーク証券取引所：BEZ)は、工業用電気モーター、機械的動力伝達製品、ドライブ、発電機の設計、製造、販売をしています。バルドー社は、約7,000人の従業員を擁し、米国、アーカンソー州、フォートスミスを拠点としています。
■ABBについて ( http://www.abb.com/ )
ABBは、世界のおよそ100カ国に117,000人の従業員を擁する電力技術とオートメーション技術のリーディングカンパニーです。環境負荷を最低限に抑えながらお客さまの業務効率を最適化するソリューションの数々を、産業界と公益事業の皆さまに提供しています。
■ABB株式会社について ( http://www.abb.co.jp/ )
ABBの日本法人であるABB株式会社は、国内において電力およびオートメーション事業を、製造、販売、サービス分野にわたって展開しています。
また、ABBの日本国内における活動は、ABB株式会社と3つの合弁事業から構成されており、ABBジャパングループとして約700名の従業員、12都市にわたる販売／サービスネットワークを擁しています。
●交渉に合意：ABBとBaldor Electric Company(以下バルドー社)は、1株当たり63.50米ドル、総額42億米ドル(11億米ドルの純負債を含む)で、ABBがバルドー社を買収する取引が合意に至ったと発表しました。
●ABBの戦略と合致：この合併により、ABBは数十億米ドル規模の北米産業用モーター業界のリーダーと産業用ムーブメントおよび制御アプリケーション(工業用モーション)での世界的リーダーとしての地位を確立します。
●相互に補完する理想的ポートフォリオ：北米のモーター業界の主導的企業であるバルドー社と、ドライブおよびモーターの世界的なリーダーであるABBが力をあわせます。
●さらなる成長へ：今回の買収で、バルドー社の強力な北米市場へのアクセスを使用して、ABBが北米市場に参入することが可能になります。一方バルドー社は、ABBの海外流通ネットワークを利用して世界的な展開が可能となります。
●完璧なタイミング：今後の米国およびその他の市場でのエネルギー効率改善規制の実施を通じて、エネルギー効率の高いモーターやドライブのさらなる成長が見込めます。
●継続性：ABBはバルドー社の経営陣およびブランドを保持します。米国アーカンソー州フォートスミスを引き続きバルドー社の本社とし、北米におけるモーターおよび発電機事業の中核とします。
●著しい相乗効果：1億米ドル以上の年間コスト削減の相乗効果が見込め、少なくとも同額の収益における相乗効果も期待できます。
●価値の創造：初年度にも徐々に収益の拡大が見込めます。
両社の取締役会にて全会一致で承認された最終的合意では、ABBは現金で1株当たり63.50米ドルで、バルドー社発行済株式の全てを購入する公開買い付けを開始する予定です。当取引は、2010年11月29日のバルドー社株の終値に対して41パーセントのプレミアムです。バルドー社の取締役会は、バルドー社の株主が本公開買い付けに応じるように勧めることとなります。公開買い付けは、2011年第1四半期に完了する予定です。
バルドー社の有する強力なNEMA規格モーター製品ラインと、高効率モーターを含む産業用モーターの領域での市場リーダーとしての地位を加えることにより、この合併は、北米市場でのABBのオートメーション・ポートフォリオのギャップを補います。バルドー社はまた、成長産業であり、かつ利益率の高い機械的動力伝達事業を、ABBのポートフォリオに加えることとなります。
この合併により、北米に拠点を持つ工業分野のお客さまへのアクセスが大幅に改善され、高効率ドライブとモーターのコンビネーションをはじめとするABBのポートフォリオ拡大のチャンスをもたらすものです。米国および世界各地で規制が厳格化され、エネルギー効率が高いモーション産業製品の需要加速が見込める現在、非常にタイミングの良いものです。この買収は、モーション産業ソリューションのリーディングサプライヤーであるABBの地位を強化するものであり、またABBは、どちらも今後数年間で急成長が期待される北米における鉄道や風力への投資などの大きな可能性を拓くことができるでしょう。
「バルドー社は、世界最大の工業市場において非常に強力なブランドを有する、素晴らしい会社です。」と、ABBのCEO、ジョー・ホーガンは述べています。更に、「バルドー社の製品群および展開する地域は我々のポートフォリオを理想的に補完するものであり、両社にとって、お客さまにより大きな価値を提供する、重要な機会を与えてくれます。」
バルドー社の会長およびCEOのジョン・マクファーランドはこうコメントしています。「我々取締役会は、この取引は当社の株主、社員、お客さまにとって、最善の利益をもたらすものであると考えています。この取引は、我々の社員が築いてきた価値と、我々のブランド力の強さを、世界のモーター市場に示すものです。我々が常に敬意を持ってきたABBの世界的なファミリーに加わることに興奮しています。モーターおよび発電機の事業の本部を北米、フォートスミスに構えるというABBの決断を、我々は大変歓迎しています。そして、統合されたグローバルな事業基盤が、将来、意義のある成長機会を活かせるものとなることに自信を持っています。」ジョン・マクファーランドは、この統合を成功させるため、バルドー社に留まって統合後の事業に携わります。
「ABBは高い品質を誇る、革新的かつ先進的な製品で市場ではよく知られています。私たちはABBを付加価値の高いサプライヤーとして、そして市場参加者として、長年尊敬しています。」と、バルドー社の現・社長兼COO、CEO代理である、ロン・タッカーは称しています。ロン・タッカーは取引完了後、北米での機械的動力伝達製品事業を含むバルドー社の経営と、ABBの北米におけるモーター、発電機事業統括に携わります。
バルドー社は米国、アーカンソー州のフォートスミスに拠点を置く、北米産業用モーター業界の大市場におけるリーディングサプライヤーです。同時にバルドー社は、ドライブや発電機に加え、機械的動力伝達装置関連製品を幅広く扱っています。軸受け、密閉ギヤカップリングなど、主にプロセス産業で使用されています。バルドー社のドライブ事業は、この重要な製品ラインのさらなる普及を達成するために、より規模の大きいABBのドライブ事業と統合されます。
バルドー社は約7,000人の従業員を擁し、2010年度9ヶ月間で12億9,000万米ドルの収益、ならびに1億8,400万米ドルの営業利益を上げています。これは前年同期比のそれぞれの数字との比較では、それぞれ30パーセント、11パーセント増となっています。
2011年には、高効率モーターの米国市場は今年12月に実施される新たな規制の影響により、10〜15パーセントの成長が期待されています。2011年には、カナダ、メキシコとEUにおいても、同様の規制の実施が見込まれています。
「ABBとバルドー社はともに、北米および世界のお客さまの、新しい需要に対応した比類ない高効率な工業製品やサービスをご提供できるでしょう。」と、ABBの執行役員会のメンバーであり、バルドー社の事業が既存のモーターおよび発電機のビジネスユニットに統合される、ディスクリートオートメーションアンドモーションディビジョンの責任者でもあるウルリッヒ・シュピースホーファーは述べています。「私たちは、世界的に1億米ドル以上のコスト面、そして少なくとも同額の収益面での相乗効果、年間では2億米ドル以上の相乗効果を2015年までに達成する見込みです。これらの相乗効果の3分の2を2013年までに実現できると予測しています。エネルギー効率の良いドライブ、大きなモーターや発電機を販売するバルドー社の優れた北米でのポジションを構築していきます。加えて、私たちは、ABBの強力なチャネルを使用して、バルドー社の機械的動力伝達製品群の、世界的プロセスオートメーション市場への拡大を推し進めていきます。」
「私たちはバルドー社のチームのスキルと情熱、お客さまとのすばらしい関係性に深く感銘を受けました。」と、シュピースホーファーは賞賛しています。また、「バルドー社の社員および経営陣の皆さんの持つ強みは、新しいオーナーのもとでもいかんなく発揮され、私たちの相互の成功に重要な役割を果たすでしょう。」
合併契約の条項によると、当取引は、合併後すみやかに現金による公開買い付けとして組織されるとされています。本公開買い付けは、12月中に開始する予定で、バルドー社の株式完全希薄化ベースで最低3分の2の入札、および規制当局の承認などを含む慣例的な取引条件を満たすことを前提としています。
今回の買収において、ABBにはシティバンクが、バルドー社にはUSBインベストメント・バンクがそれぞれファイナンシャルアドバイスをしました。
■将来予測に関する注意事項
本プレスリリースに含まれる将来の見通しに関する記述は、現時点で入手可能な情報に基づき、当社経営陣が判断した見通しであり、潜在的なリスクや不確実性を含んでいます。現実の結果は、さまざまな要因の変化により、これら見通しとは大きく異なる結果となる可能性があることをご承知おきくださいますようお願いいたします。
■Baldor Electric社(ニューヨーク証券取引所：BEZ)は、工業用電気モーター、機械的動力伝達製品、ドライブ、発電機の設計、製造、販売をしています。バルドー社は、約7,000人の従業員を擁し、米国、アーカンソー州、フォートスミスを拠点としています。
■ABBについて ( http://www.abb.com/ )
ABBは、世界のおよそ100カ国に117,000人の従業員を擁する電力技術とオートメーション技術のリーディングカンパニーです。環境負荷を最低限に抑えながらお客さまの業務効率を最適化するソリューションの数々を、産業界と公益事業の皆さまに提供しています。
■ABB株式会社について ( http://www.abb.co.jp/ )
ABBの日本法人であるABB株式会社は、国内において電力およびオートメーション事業を、製造、販売、サービス分野にわたって展開しています。
また、ABBの日本国内における活動は、ABB株式会社と3つの合弁事業から構成されており、ABBジャパングループとして約700名の従業員、12都市にわたる販売／サービスネットワークを擁しています。
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