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鹿児島市、麻しん・風しんの予防接種歴のない未成年者へ予防接種の公費助成を独自に開始〜鹿児島市が独自に開始〜

鹿児島市では、麻しん・風しんの発生及びまん延の予防を図るため、予防接種歴のない未成年者を対象に、平成31年7月頃から約3年間の市独自の制度として、麻しん風しん混合ワクチンの予防接種費用の全額助成を行います。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/180497/LL_img_180497_1.jpg
予防接種の様子(1)

■取組の背景・狙い
鹿児島市では、昨年7月から抗体価の低い妊娠を希望する女性などに対し、予防接種費用の一部助成を行っており、今般の全国的な麻しん、風しんの患者数の増加を踏まえ、さらなる制度として、予防接種歴のない未成年者に対し、2021年度までの約3年間で集中的に予防接種の全額助成を実施することとします。


■麻しんとは
麻しんは「はしか」とも呼ばれ、麻しんウイルスによって起こる急性の全身感染症です。感染すると約10日後に、発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状があらわれ、2〜3日熱が続いた後、39℃以上の発熱と発疹が出現します。特異的な治療法はなく、感染から回復期までの約1か月間は免疫機能低下状態を生じ、細菌の二次感染、その他の合併症で致命的な事態を招くことがあります。


■風しんとは
風しんは、風しんウイルスの感染によって起こる急性の発疹性感染症です。感染すると約2〜3週間後に、発熱や発疹、リンパ節の腫れなどの症状があらわれます。症状は比較的軽く、予後は一般に良好ですが、血小板減少性紫斑病、脳炎等の合併症が発生することがあり、軽視できない疾患です。
また、風しんに対する免疫が不十分な妊娠20週ごろまでの女性が風しんウイルスに感染すると、胎児も風しんウイルスに感染し、出生児が、難聴、先天性心疾患、白内障等のいわゆる先天性風しん症候群を発症する確率が高いことが知られています。
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