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チューリッヒ発、2010年11月25日 - 電力技術とオートメーションのリーディングカンパニーであるABBは、ベルギーのC-Power NVから、沖合30キロのウィンドファームとベルギー本土の電力網を接続する1億2,500万ドル相当の受注を獲得しました。

この送電線は、Thrnton Bankウィンドファーム拡張プロジェクトの一部です。プロジェクトの第1期では、30メガワットの風力タービン6基が設置され、ABBによって、一時的にベルギー本土の電力網と接続されました。第2期と第3期においては、48基の風力タービンが増設され、3期分全てを永続的に接続し、総容量は325メガワットを予定しています。

ABBは、洋上変電所およびプラットフォームと、海中・陸上双方のケーブルシステムに関するシステムエンジニアリング、設計、供給、試運転を担当します。

ABBパワーシステム事業部責任者、ピーター・ロイプは次のように述べています。
「再生可能エネルギーの電力源と送電網の連結は、気候変動問題による電力需要の増加を調和させる取り組みにおいて、鍵となる要件です。ABBは、C-Powerのようなお客さまの計画の実現をサポートする技術、この分野における能力および経験があります。」

風力タービンは海底の中電圧ケーブルを経由して、洋上の変電所に接続され、150キロボルトまで電圧を上げた後に、本土の電力網と連系されます。この電力は3キロほど内陸に入った、ブレーデネのスライケン高圧変電所の送電網に供給されます。

ウィンドファームの稼動は2013年を予定し、最も効率的なガス発電所と比べて、年間45万トンの二酸化炭素の排出の低減を見込んでいます。
通年1,000ギガワット/hの発電量は、ベルギー国内で60万人の年間消費電力に値します。

ABBは、効率的な風力発電と送電網の円滑な統合を可能にする総合的なソリューションと専門知識を備え、幅広い製品を提供しています。お客様は、タービン製造業をはじめ、エンジニアリング企業、独立系電力会社、公益事業など様々です。


■ABBについて ( http://www.abb.com/ )
ABBは、世界のおよそ100カ国に117,000人の従業員を擁する電力技術とオートメーション技術のリーディングカンパニーです。環境負荷を最低限に抑えながらお客さまの業務効率を最適化するソリューションの数々を、産業界と公益事業の皆さまに提供しています。

■ABB株式会社について ( http://www.abb.co.jp/ )
ABBの日本法人であるABB株式会社は、国内において電力およびオートメーション事業を、製造、販売、サービス分野にわたって展開しています。
また、ABBの日本国内における活動は、ABB株式会社と3つの合弁事業から構成されており、ABBジャパングループとして約700名の従業員、12都市にわたる販売／サービスネットワークを擁しています。