第3回災害リスク情報プラットフォーム研究プロジェクトシンポジウム、開催「eコミュニティ・プラットフォームの現在と未来〜『知』と『絆』で高める地域防災力〜」
[10/12/07]
提供元:@Press
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独立行政法人防災科学技術研究所(本所:茨城県つくば市、理事長:岡田 義光)は、12月9日(木)に東京国際フォーラムにて、第3回災害リスク情報プラットフォーム研究プロジェクトシンポジウム「eコミュニティ・プラットフォームの現在と未来 〜『知』と『絆』で高める地域防災力〜」を開催いたします。
本シンポジウムでは、研究プロジェクトのコンセプトや進捗を報告するとともに、地域防災力を高めるためのツールとして開発しているeコミュニティ・プラットフォーム2.0を軸に、各地の取り組みや今後の課題を幅広く議論します。地域防災にご関心のある方は、どなたでもご参加いただけます。
特に、行政、地域コミュニティ、NPOをはじめとする市民活動団体、事業者、コミュニティ放送局、社会福祉協議会などの方々の積極的なご参加を歓迎いたします。
シンポジウム案内サイト: http://bosai-drip.jp/sympo2010.htm
(随時参加受付中です。)
【開催趣旨】
不確実性を孕む災害リスクに社会全体で立ち向かうためには、地域社会の多様な主体が協力・連携して災害リスクの軽減を図る「リスクガバナンス(協働型防災社会)」の高度化が不可欠となります。リスクガバナンスを高度化するためには、防災に関する専門家の知識や地域固有の実践的な知恵など、さまざまな『知』の統合が不可欠となります。加えて、平常時の地域コミュニティの自治や、新たな公共を担うNPOや事業者、行政などとの市民協働の過程で形成される地域社会の多様かつ重層的な『絆』が災害時のセーフティーネットとして機能する、「新たな地域防災の戦略」が求められます。
そこで、当研究所では、『知』の統合と『絆』の形成を促進し、平時の地域コミュニティの自治や地域経営を支援するとともに、地域防災の実践的活動を支援するための情報基盤として「eコミュニティ・プラットフォーム」の研究開発に取り組んでいます。
本シンポジウムは、「eコミュニティ・プラットフォームの現在と未来 〜 『知』と『絆』で高める地域防災力 〜」と題して、第1部(午前)は、eコミュニティ・プラットフォームの開発コンセプトや既にオープンソースとして公開中のシステムの紹介と今後のバージョンアップの計画、さらに、同プラットフォームを用いた全国各地の取り組みの概要を紹介します。
第2部(午後の前半)は、同プラットフォームを利用して実施した「e防災マップコンテスト」の受賞作品を具体的に紹介しながら、シンポジウム参加者の皆様に実際に同プラットフォームを体験していただく参加型セミナーを開催します。
第3部(午後の後半)では、住民組織やそれらの活動を補完するNPOや社会福祉協議会、コミュニティFM局の方々を迎えたパネルディスカッションを実施し、来場者やインターネットの参加者と共に、平時の地域コミュニティの自治や地域経営、地域の魅力を高める地域プロデュースの実践、さらには、地域の災害リスクガバナンスの高度化の視点から、同プラットフォームの利活用の可能性や社会システムとして運用上の課題について討論します。
本研究開発は、政府の総合科学技術会議が府省連携で推進している社会還元加速プロジェクトのひとつに位置づけられています。
【開催概要】
名称 : 第3回災害リスク情報プラットフォーム研究プロジェクトシンポジウム
「eコミュニティ・プラットフォームの現在と未来
〜『知』と『絆』で高める地域防災力〜」
開催時期: 2010年12月9日(木) 10:00-17:00(開場9:30)
開催場所: 東京国際フォーラム ホールD5
参加対象: どなたでもご参加いただけます。
特に行政(地域防災、市民自治・協働、コミュニティ政策、情報政策、企画、まちづくりなどのご担当)、地域コミュニティ(自治会や地域経営を担うコミュニティ組織)、NPOをはじめとする市民活動団体や中間支援団体、地域企業、コミュニティ放送局、社会福祉協議会などの方々のご参加を歓迎いたします。
入場料 : 無料
主催 : 独立行政法人防災科学技術研究所
URL : http://bosai-drip.jp/sympo2010.htm
【プログラム】
■午前の部
[第1部]研究報告 (10:00〜12:00)
1.eコミュニティ・プラットフォームのコンセプトと実証実験の概要
〜地域コミュニティの自治とリスクガバナンスの視点から〜
報告者:長坂 俊成 (防災科学技術研究所・主任研究員)
李 泰榮 (防災科学技術研究所・研究員)
2.分散相互運用環境に対応したeコミュニティ・プラットフォーム2.0の機能と開発計画
〜地域コミュニティのソーシャルウェア、SNS、相互運用Web-GISなどの統合的オープンソースとして〜
報告者: 臼田裕一郎 (防災科学技術研究所・主任研究員)
田口 仁 (防災科学技術研究所・研究員)
■午後の部
[第2部]eコミュニティ・プラットフォーム体験セミナー(13:30〜15:00)
1.e防災マップを活用した地域防災の新たなアプローチ
eコミュニティ・プラットフォームの利用体験に先立ち、今年度実施したeコミュニティ・プラットフォームを活用した「e防災マップ」のコンテストの受賞作品を中心に、知の統合と絆の形成による地域防災の実践事例を紹介します。
報告者:須永 洋平 (防災科学技術研究所・研究員)
2.eコミュニティ・プラットフォームの利用体験
来場者の方々に、eコミュニティ・プラットフォームをしていただきます。PCをお持ちの方は会場でネットワークに接続してご自身の端末からeコミュニティを体験することができます。PCをお持ちでない方には、会場でご用意するPCから体験することもできます(数に限りがございますのでご承知おきください)。
インストラクター:岡田 真也 (防災科学技術研究所・研究員)
[第3部]利用者から見たeコミュニティ・プラットフォームの展望と課題(15:10〜17:00)
eコミュニティ・プラットフォームは、コミュニティの自治や地域経営、リスクガバナンスを支える統合的なWebシステムとして開発されました。本プラットフォームは、国、自治体、事業者、NPOほか営利・非営利を問わず無償で利用できるオープンソース・ソフトウェアとして既に公開され、利用者と開発者が一体となったオープンソースのコミュニティを形成し、開発技術や利用ノウハウの交流を行いながら成長しつつあります。そこで、本パネル討論では、地域コミュニティの自治や地域経営、さらには、NPOやコミュニティFMなどの地域メディアによる地域プロデュースの視点から、平時の地域社会の知の統合と絆の形成を通じて、防災を含む包括的な地域課題を解決し、地域の魅力を高めるeコミュニティ・プラットフォームの活用方策について討論します。
●パネリスト(順不同・敬称略)
苅谷 由紀子 (つくば市社会福祉協議会 地域福祉グループ グループ長)
天野 竹行 (NPO法人愛知ネット 代表)
木ノ下 勝矢 (NPO法人レスキューサポート九州 代表)
麓 憲吾 (NPO法人ディ! あまみFM 代表)
増田 和順 (ラヂオつくば 代表取締役)
堀 千鶴 (藤沢市六会地区地域経営会議委員 六会地区自治連副会長)
垣谷 吉彦 (佐用町役場 企画防災課 まちづくり防災室)
●コーディネーター:長坂 俊成(前掲)
本シンポジウムでは、研究プロジェクトのコンセプトや進捗を報告するとともに、地域防災力を高めるためのツールとして開発しているeコミュニティ・プラットフォーム2.0を軸に、各地の取り組みや今後の課題を幅広く議論します。地域防災にご関心のある方は、どなたでもご参加いただけます。
特に、行政、地域コミュニティ、NPOをはじめとする市民活動団体、事業者、コミュニティ放送局、社会福祉協議会などの方々の積極的なご参加を歓迎いたします。
シンポジウム案内サイト: http://bosai-drip.jp/sympo2010.htm
(随時参加受付中です。)
【開催趣旨】
不確実性を孕む災害リスクに社会全体で立ち向かうためには、地域社会の多様な主体が協力・連携して災害リスクの軽減を図る「リスクガバナンス(協働型防災社会)」の高度化が不可欠となります。リスクガバナンスを高度化するためには、防災に関する専門家の知識や地域固有の実践的な知恵など、さまざまな『知』の統合が不可欠となります。加えて、平常時の地域コミュニティの自治や、新たな公共を担うNPOや事業者、行政などとの市民協働の過程で形成される地域社会の多様かつ重層的な『絆』が災害時のセーフティーネットとして機能する、「新たな地域防災の戦略」が求められます。
そこで、当研究所では、『知』の統合と『絆』の形成を促進し、平時の地域コミュニティの自治や地域経営を支援するとともに、地域防災の実践的活動を支援するための情報基盤として「eコミュニティ・プラットフォーム」の研究開発に取り組んでいます。
本シンポジウムは、「eコミュニティ・プラットフォームの現在と未来 〜 『知』と『絆』で高める地域防災力 〜」と題して、第1部(午前)は、eコミュニティ・プラットフォームの開発コンセプトや既にオープンソースとして公開中のシステムの紹介と今後のバージョンアップの計画、さらに、同プラットフォームを用いた全国各地の取り組みの概要を紹介します。
第2部(午後の前半)は、同プラットフォームを利用して実施した「e防災マップコンテスト」の受賞作品を具体的に紹介しながら、シンポジウム参加者の皆様に実際に同プラットフォームを体験していただく参加型セミナーを開催します。
第3部(午後の後半)では、住民組織やそれらの活動を補完するNPOや社会福祉協議会、コミュニティFM局の方々を迎えたパネルディスカッションを実施し、来場者やインターネットの参加者と共に、平時の地域コミュニティの自治や地域経営、地域の魅力を高める地域プロデュースの実践、さらには、地域の災害リスクガバナンスの高度化の視点から、同プラットフォームの利活用の可能性や社会システムとして運用上の課題について討論します。
本研究開発は、政府の総合科学技術会議が府省連携で推進している社会還元加速プロジェクトのひとつに位置づけられています。
【開催概要】
名称 : 第3回災害リスク情報プラットフォーム研究プロジェクトシンポジウム
「eコミュニティ・プラットフォームの現在と未来
〜『知』と『絆』で高める地域防災力〜」
開催時期: 2010年12月9日(木) 10:00-17:00(開場9:30)
開催場所: 東京国際フォーラム ホールD5
参加対象: どなたでもご参加いただけます。
特に行政(地域防災、市民自治・協働、コミュニティ政策、情報政策、企画、まちづくりなどのご担当)、地域コミュニティ(自治会や地域経営を担うコミュニティ組織)、NPOをはじめとする市民活動団体や中間支援団体、地域企業、コミュニティ放送局、社会福祉協議会などの方々のご参加を歓迎いたします。
入場料 : 無料
主催 : 独立行政法人防災科学技術研究所
URL : http://bosai-drip.jp/sympo2010.htm
【プログラム】
■午前の部
[第1部]研究報告 (10:00〜12:00)
1.eコミュニティ・プラットフォームのコンセプトと実証実験の概要
〜地域コミュニティの自治とリスクガバナンスの視点から〜
報告者:長坂 俊成 (防災科学技術研究所・主任研究員)
李 泰榮 (防災科学技術研究所・研究員)
2.分散相互運用環境に対応したeコミュニティ・プラットフォーム2.0の機能と開発計画
〜地域コミュニティのソーシャルウェア、SNS、相互運用Web-GISなどの統合的オープンソースとして〜
報告者: 臼田裕一郎 (防災科学技術研究所・主任研究員)
田口 仁 (防災科学技術研究所・研究員)
■午後の部
[第2部]eコミュニティ・プラットフォーム体験セミナー(13:30〜15:00)
1.e防災マップを活用した地域防災の新たなアプローチ
eコミュニティ・プラットフォームの利用体験に先立ち、今年度実施したeコミュニティ・プラットフォームを活用した「e防災マップ」のコンテストの受賞作品を中心に、知の統合と絆の形成による地域防災の実践事例を紹介します。
報告者:須永 洋平 (防災科学技術研究所・研究員)
2.eコミュニティ・プラットフォームの利用体験
来場者の方々に、eコミュニティ・プラットフォームをしていただきます。PCをお持ちの方は会場でネットワークに接続してご自身の端末からeコミュニティを体験することができます。PCをお持ちでない方には、会場でご用意するPCから体験することもできます(数に限りがございますのでご承知おきください)。
インストラクター:岡田 真也 (防災科学技術研究所・研究員)
[第3部]利用者から見たeコミュニティ・プラットフォームの展望と課題(15:10〜17:00)
eコミュニティ・プラットフォームは、コミュニティの自治や地域経営、リスクガバナンスを支える統合的なWebシステムとして開発されました。本プラットフォームは、国、自治体、事業者、NPOほか営利・非営利を問わず無償で利用できるオープンソース・ソフトウェアとして既に公開され、利用者と開発者が一体となったオープンソースのコミュニティを形成し、開発技術や利用ノウハウの交流を行いながら成長しつつあります。そこで、本パネル討論では、地域コミュニティの自治や地域経営、さらには、NPOやコミュニティFMなどの地域メディアによる地域プロデュースの視点から、平時の地域社会の知の統合と絆の形成を通じて、防災を含む包括的な地域課題を解決し、地域の魅力を高めるeコミュニティ・プラットフォームの活用方策について討論します。
●パネリスト(順不同・敬称略)
苅谷 由紀子 (つくば市社会福祉協議会 地域福祉グループ グループ長)
天野 竹行 (NPO法人愛知ネット 代表)
木ノ下 勝矢 (NPO法人レスキューサポート九州 代表)
麓 憲吾 (NPO法人ディ! あまみFM 代表)
増田 和順 (ラヂオつくば 代表取締役)
堀 千鶴 (藤沢市六会地区地域経営会議委員 六会地区自治連副会長)
垣谷 吉彦 (佐用町役場 企画防災課 まちづくり防災室)
●コーディネーター:長坂 俊成(前掲)