2019年のエマニュエル・メルク・レクチャーシップ 北川 進・京都大学特別教授が受賞
[19/05/20]
提供元:@Press
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※本ニュースリリースは5月9日にドイツ・ダルムシュタットで発表された英文ニュースリリースの抜粋・抄訳です。
2019年5月9日、ドイツ・ダルムシュタット発 - 世界有数のサイエンスとテクノロジーの企業であるMerck(以下 メルク)は、16回目となるエマニュエル・メルク・レクチャーシップを京都大学高等研究院 物質-細胞統合システム拠点長で特別教授の北川 進氏に授与することを発表しました。北川氏は、多孔性金属錯体(MOF)分野におけるパイオニアとして知られ、革新的なナノ細孔物質の開発に貢献し、ガスの吸着・貯蔵・放出の新たな方法の発見に可能性をもたらしました。MOFには、気候変動と闘う地球環境の改善に寄与する可能性があると言われています。
今回の受賞の知らせを受けて、北川氏は次のように述べています。「科学者としての業績が評価されたこのたびの受賞を、たいへん光栄に思います。私の大きな夢は、アミノ酸のような非常に重要な化学物質を、ユビキタス元素である空気から直接合成することです。考えてみれば、空気には酸素、炭素、窒素が、そして水蒸気には水素が含まれており、すべての元素は身近なところに存在しています。実際に私が実現できるかどうかは未知数ですが、この分野における若い研究者たちを応援していきたいと思います」
メルクのサイエンスリレーションズのヘッド、クラウス・グリーザーは、次のように述べています。「メルクとダルムシュタット工科大学は、今後大きな注目を集める可能性がある、人類に貢献する優れた科学者を表彰しています。この科学賞は、国際的に著名な研究者の科学的交流を促進するだけでなく、最先端の科学研究に洞察を与えるものです。サイエンスとテクノロジーの企業であるメルクならではの賞であり、またダルムシュタット工科大学にとっては、学内の化学研究を補完するものです」
エマニュエル・メルク・レクチャーシップは、1992年にメルクとダルムシュタット工科大学により共同で創設されました。この賞は、化学・医薬研究において優れた業績をあげた世界的に著名な科学者を表彰します。1993年から現在までに、世界で16名の著名な科学者が受賞しています。
エマニュエル・メルク・レクチャーシップ
https://www.merckgroup.com/jp-ja/research/grants-and-awards.html
北川氏には2019年5月13日、ダルムシュタット工科大学リヒトウェーゼン・キャンパスのHorsaal- und Medienzentrumで開催される公開講座にて、賞金3万ユーロが授与されます。また同日午後5時より、同氏による受賞記念講義「微小空間への誘い-多孔性配位高分子/多孔性金属錯体の化学および応用」が行われます。
北川氏が開発したナノ細孔物質は、言わばケージの内部にガス分子を閉じ込められるよう小さな格子を付けたもので、ガスの吸着・貯蔵・放出に新たな方法が発見される可能性があります。実質的に多孔性金属錯体(MOF)がそのケージに相当します。MOFは、金属ノットと有機配位子を組み合わせたものです。様々な種類の金属と配位子を組み合わせることにより、細孔のサイズと形状をコントロールすることができ、MOFを分子レベルでのガスの吸着や放出に活用することが可能です。
考えられる応用範囲は極めて広く、MOFの触媒特性を用いたガス貯蔵(一般的にはメタン、水素、二酸化炭素)、ガス分離(有害分子の吸着などのために大気質の分野で有用)、ガス変換、高感度ガスセンサー製造など、特定の分野ではすでに有望な兆しが見られています。このようなケージでのガスの吸着・再利用は、気候変動に対処するためのクリーン技術の開発に役立つ可能性があり、エネルギー貯蔵に新たな可能性が生まれます。
メルクは、エマニュエル・メルク・レクチャーシップのほかにも多くのアワードを通じて、科学および科学者を表彰しています。最も新しい賞はFuture Insight Prizeで、2018年7月に発表され、2019年7月に初回授与が行われる予定です。メルクは、画期的な科学の発見あるいは実現技術の開発を通じてビジョンの実現に向け重要な実績をあげた研究者を奨励するため、今後35年間、年間最大10億ユーロを投入します。今年の賞は、新たなパンデミックの脅威から人類を守るための先見的な製品に授与されます。
アワード
https://www.merckgroup.com/jp-ja/research/grants-and-awards.html
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/184075/LL_img_184075_1.jpg
北川 進・京都大学高等研究院 物質-細胞統合システム拠点長、特別教授
■エマニュエル・メルク・レクチャーシップ歴代受賞者
【氏名】 【年】 【大学】
北川 進教授 2019 京都大学
(日本)
ジェニファー・ダウドナ教授 2018 カリフォルニア大学バークレー校
(米国)
フィル・バラン教授 2017 スクリプス研究所
(米国・ラホヤ)
ポール・アナスタス教授 2015 イェール大学
(米国・ニューヘイブン)
フランシス・アーノルド教授 2013 カリフォルニア工科大学
(2018年ノーベル賞) (米国・パサデナ)
キャロライン・ベルトッツィ教授 2011 カリフォルニア大学バークレー校
(米国)
アクセル・ウルリッヒ教授 2009 マックス・プランク生化学研究所
(ドイツ・マルティンスリート)
ハロルド・クロトー教授 2007 サセックス大学
(1996年ノーベル賞) (英国・ブライトン)
ジョージ・ホワイトサイズ教授 2005 ハーバード大学
(米国・ケンブリッジ)
サミュエル・ダニシェフスキー教授 2003 コロンビア大学
(米国・ニューヨーク)
スチュアート・シュライバー教授 2000 ハーバード大学
(米国・ケンブリッジ)
ジャン=ピエール・シャンジュー教授 1998 パスツール研究所
(フランス・パリ)
マンフレート・アイゲン 1996 マックス・プランク研究所
(1967年ノーベル賞) (ドイツ・ゲッティンゲン)
ジャン=マリー・レーン教授 1995 ストラスブール大学
(1987年ノーベル賞) (フランス)
ケネス・ウェイド教授 1994 ダラム大学
(英国)
アルバート・エッシェンモーザー教授 1993 チューリッヒ工科大学
(スイス・チューリッヒ)
■エマニュエル・メルクについて
エマニュエル・メルク(1794-1855)は、1668年にダルムシュタットの薬局(後の天使薬局)の営業権を取得してメルクを創立したフリードリッヒ・ヤコブ・メルク直系の子孫です。エマニュエル・メルクは、ベルリンとウィーンで薬学を学び、卒業後は父親の薬局に勤務しました。1816年に経営を引き継ぐとともに、天然の薬草の化学構造に関する研究に取り組み、アルカロイドの単離および純粋調製に成功しました。
1827年、エマニュエル・メルクは「Novitaten-Kabinett」(薬学・化学新見本集)を発行しました。この見本集には、エマニュエル・メルクが独自に単離した純度の高いアルカロイド(モルヒネなど)の一覧のほか、化学、薬理学、およびこれらの物質の合成に関する情報について当時明らかになっていた情報をまとめた冊子が含まれていました。
アルカロイドによって、一般的な薬剤師の能力の限界をはかることができました。薬局方にはこれらの物質に関する情報やその製造方法が記されていましたが、最終生成物の純度は不十分で、治療に用いるにはまだリスクがありました。当時ドイツで、他のメーカーが主に製造するアルカロイドはキニーネだけでしたが、エマニュエル・メルクはもっと広範なポートフォリオを目指しました。1842年のドイツ産業見本市の公式レポートには、次のように書かれています。「専門家の一致した意見では、メルクのアルカロイドは類似の工場で製造される製品を規模と純度の点で上回っている。」
エマニュエル・メルクがアルカロイドの研究を通じて達成したこの比類なき純度は、やがてあらゆる物質に応用され、メルクの品質証明を示すものとして有名な「保証ポリシー」を確立しました。
■メルクについて
Merck(メルク)はヘルスケア、ライフサイエンス、パフォーマンスマテリアルズの分野における世界有数のサイエンスとテクノロジーの企業です。約52,000人の従業員が、人々の暮らしをよりよくすることを目標に、より楽しく持続可能な生活の方法を生み出すことに力を注いでいます。ゲノム編集技術を進展させることから治療が困難を極める疾患に独自の治療法を発見すること、また各種デバイスのスマート化まで、メルクはあらゆる分野に取り組んでいます。2018年には66カ国で148億ユーロの売上高を計上しました。
メルクのテクノロジーと科学の進歩において鍵となるのは、サイエンスへのあくなき探求心と企業家精神です。それはメルクが1668年の創業以来、成長を続けてきた理由でもあります。創業家が今でも、上場企業であるメルクの株式の過半数を所有しています。メルクの名称およびブランドのグローバルな権利は、メルクが保有しています。唯一の例外は米国とカナダで、両国では、ヘルスケア事業ではEMDセローノ、ライフサイエンス事業ではミリポアシグマ、パフォーマンスマテリアルズ事業ではEMDパフォーマンスマテリアルズとして事業を行っています。
メルク株式会社はメルクの日本法人として1968年に設立され、現在は試薬・分析機器などバイオサイエンス基礎研究から創薬、医薬品製造等のライフサイエンス分野に関わる製品・サービスを手がけるライフサイエンス事業を展開するとともに、日本におけるメルクグループの管理部門を担っています。
メルクパフォーマンスマテリアルズ株式会社はパフォーマンスマテリアルズ事業部門の日本法人です。2017年1月に発足し、液晶材料などのディスプレイ向け材料や半導体製造用材料、顔料、特殊化学品・機能性材料などの研究開発、製造・輸出入・販売などを行っています。詳細は https://www.merckgroup.com/jp-ja をご覧ください。
2019年5月9日、ドイツ・ダルムシュタット発 - 世界有数のサイエンスとテクノロジーの企業であるMerck(以下 メルク)は、16回目となるエマニュエル・メルク・レクチャーシップを京都大学高等研究院 物質-細胞統合システム拠点長で特別教授の北川 進氏に授与することを発表しました。北川氏は、多孔性金属錯体(MOF)分野におけるパイオニアとして知られ、革新的なナノ細孔物質の開発に貢献し、ガスの吸着・貯蔵・放出の新たな方法の発見に可能性をもたらしました。MOFには、気候変動と闘う地球環境の改善に寄与する可能性があると言われています。
今回の受賞の知らせを受けて、北川氏は次のように述べています。「科学者としての業績が評価されたこのたびの受賞を、たいへん光栄に思います。私の大きな夢は、アミノ酸のような非常に重要な化学物質を、ユビキタス元素である空気から直接合成することです。考えてみれば、空気には酸素、炭素、窒素が、そして水蒸気には水素が含まれており、すべての元素は身近なところに存在しています。実際に私が実現できるかどうかは未知数ですが、この分野における若い研究者たちを応援していきたいと思います」
メルクのサイエンスリレーションズのヘッド、クラウス・グリーザーは、次のように述べています。「メルクとダルムシュタット工科大学は、今後大きな注目を集める可能性がある、人類に貢献する優れた科学者を表彰しています。この科学賞は、国際的に著名な研究者の科学的交流を促進するだけでなく、最先端の科学研究に洞察を与えるものです。サイエンスとテクノロジーの企業であるメルクならではの賞であり、またダルムシュタット工科大学にとっては、学内の化学研究を補完するものです」
エマニュエル・メルク・レクチャーシップは、1992年にメルクとダルムシュタット工科大学により共同で創設されました。この賞は、化学・医薬研究において優れた業績をあげた世界的に著名な科学者を表彰します。1993年から現在までに、世界で16名の著名な科学者が受賞しています。
エマニュエル・メルク・レクチャーシップ
https://www.merckgroup.com/jp-ja/research/grants-and-awards.html
北川氏には2019年5月13日、ダルムシュタット工科大学リヒトウェーゼン・キャンパスのHorsaal- und Medienzentrumで開催される公開講座にて、賞金3万ユーロが授与されます。また同日午後5時より、同氏による受賞記念講義「微小空間への誘い-多孔性配位高分子/多孔性金属錯体の化学および応用」が行われます。
北川氏が開発したナノ細孔物質は、言わばケージの内部にガス分子を閉じ込められるよう小さな格子を付けたもので、ガスの吸着・貯蔵・放出に新たな方法が発見される可能性があります。実質的に多孔性金属錯体(MOF)がそのケージに相当します。MOFは、金属ノットと有機配位子を組み合わせたものです。様々な種類の金属と配位子を組み合わせることにより、細孔のサイズと形状をコントロールすることができ、MOFを分子レベルでのガスの吸着や放出に活用することが可能です。
考えられる応用範囲は極めて広く、MOFの触媒特性を用いたガス貯蔵(一般的にはメタン、水素、二酸化炭素)、ガス分離(有害分子の吸着などのために大気質の分野で有用)、ガス変換、高感度ガスセンサー製造など、特定の分野ではすでに有望な兆しが見られています。このようなケージでのガスの吸着・再利用は、気候変動に対処するためのクリーン技術の開発に役立つ可能性があり、エネルギー貯蔵に新たな可能性が生まれます。
メルクは、エマニュエル・メルク・レクチャーシップのほかにも多くのアワードを通じて、科学および科学者を表彰しています。最も新しい賞はFuture Insight Prizeで、2018年7月に発表され、2019年7月に初回授与が行われる予定です。メルクは、画期的な科学の発見あるいは実現技術の開発を通じてビジョンの実現に向け重要な実績をあげた研究者を奨励するため、今後35年間、年間最大10億ユーロを投入します。今年の賞は、新たなパンデミックの脅威から人類を守るための先見的な製品に授与されます。
アワード
https://www.merckgroup.com/jp-ja/research/grants-and-awards.html
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/184075/LL_img_184075_1.jpg
北川 進・京都大学高等研究院 物質-細胞統合システム拠点長、特別教授
■エマニュエル・メルク・レクチャーシップ歴代受賞者
【氏名】 【年】 【大学】
北川 進教授 2019 京都大学
(日本)
ジェニファー・ダウドナ教授 2018 カリフォルニア大学バークレー校
(米国)
フィル・バラン教授 2017 スクリプス研究所
(米国・ラホヤ)
ポール・アナスタス教授 2015 イェール大学
(米国・ニューヘイブン)
フランシス・アーノルド教授 2013 カリフォルニア工科大学
(2018年ノーベル賞) (米国・パサデナ)
キャロライン・ベルトッツィ教授 2011 カリフォルニア大学バークレー校
(米国)
アクセル・ウルリッヒ教授 2009 マックス・プランク生化学研究所
(ドイツ・マルティンスリート)
ハロルド・クロトー教授 2007 サセックス大学
(1996年ノーベル賞) (英国・ブライトン)
ジョージ・ホワイトサイズ教授 2005 ハーバード大学
(米国・ケンブリッジ)
サミュエル・ダニシェフスキー教授 2003 コロンビア大学
(米国・ニューヨーク)
スチュアート・シュライバー教授 2000 ハーバード大学
(米国・ケンブリッジ)
ジャン=ピエール・シャンジュー教授 1998 パスツール研究所
(フランス・パリ)
マンフレート・アイゲン 1996 マックス・プランク研究所
(1967年ノーベル賞) (ドイツ・ゲッティンゲン)
ジャン=マリー・レーン教授 1995 ストラスブール大学
(1987年ノーベル賞) (フランス)
ケネス・ウェイド教授 1994 ダラム大学
(英国)
アルバート・エッシェンモーザー教授 1993 チューリッヒ工科大学
(スイス・チューリッヒ)
■エマニュエル・メルクについて
エマニュエル・メルク(1794-1855)は、1668年にダルムシュタットの薬局(後の天使薬局)の営業権を取得してメルクを創立したフリードリッヒ・ヤコブ・メルク直系の子孫です。エマニュエル・メルクは、ベルリンとウィーンで薬学を学び、卒業後は父親の薬局に勤務しました。1816年に経営を引き継ぐとともに、天然の薬草の化学構造に関する研究に取り組み、アルカロイドの単離および純粋調製に成功しました。
1827年、エマニュエル・メルクは「Novitaten-Kabinett」(薬学・化学新見本集)を発行しました。この見本集には、エマニュエル・メルクが独自に単離した純度の高いアルカロイド(モルヒネなど)の一覧のほか、化学、薬理学、およびこれらの物質の合成に関する情報について当時明らかになっていた情報をまとめた冊子が含まれていました。
アルカロイドによって、一般的な薬剤師の能力の限界をはかることができました。薬局方にはこれらの物質に関する情報やその製造方法が記されていましたが、最終生成物の純度は不十分で、治療に用いるにはまだリスクがありました。当時ドイツで、他のメーカーが主に製造するアルカロイドはキニーネだけでしたが、エマニュエル・メルクはもっと広範なポートフォリオを目指しました。1842年のドイツ産業見本市の公式レポートには、次のように書かれています。「専門家の一致した意見では、メルクのアルカロイドは類似の工場で製造される製品を規模と純度の点で上回っている。」
エマニュエル・メルクがアルカロイドの研究を通じて達成したこの比類なき純度は、やがてあらゆる物質に応用され、メルクの品質証明を示すものとして有名な「保証ポリシー」を確立しました。
■メルクについて
Merck(メルク)はヘルスケア、ライフサイエンス、パフォーマンスマテリアルズの分野における世界有数のサイエンスとテクノロジーの企業です。約52,000人の従業員が、人々の暮らしをよりよくすることを目標に、より楽しく持続可能な生活の方法を生み出すことに力を注いでいます。ゲノム編集技術を進展させることから治療が困難を極める疾患に独自の治療法を発見すること、また各種デバイスのスマート化まで、メルクはあらゆる分野に取り組んでいます。2018年には66カ国で148億ユーロの売上高を計上しました。
メルクのテクノロジーと科学の進歩において鍵となるのは、サイエンスへのあくなき探求心と企業家精神です。それはメルクが1668年の創業以来、成長を続けてきた理由でもあります。創業家が今でも、上場企業であるメルクの株式の過半数を所有しています。メルクの名称およびブランドのグローバルな権利は、メルクが保有しています。唯一の例外は米国とカナダで、両国では、ヘルスケア事業ではEMDセローノ、ライフサイエンス事業ではミリポアシグマ、パフォーマンスマテリアルズ事業ではEMDパフォーマンスマテリアルズとして事業を行っています。
メルク株式会社はメルクの日本法人として1968年に設立され、現在は試薬・分析機器などバイオサイエンス基礎研究から創薬、医薬品製造等のライフサイエンス分野に関わる製品・サービスを手がけるライフサイエンス事業を展開するとともに、日本におけるメルクグループの管理部門を担っています。
メルクパフォーマンスマテリアルズ株式会社はパフォーマンスマテリアルズ事業部門の日本法人です。2017年1月に発足し、液晶材料などのディスプレイ向け材料や半導体製造用材料、顔料、特殊化学品・機能性材料などの研究開発、製造・輸出入・販売などを行っています。詳細は https://www.merckgroup.com/jp-ja をご覧ください。