NPO法人理科カリキュラムを考える会「第12回全国大会」開催のお知らせ
[11/01/04]
提供元:@Press
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NPO法人理科カリキュラムを考える会(所在地:東京都小金井市、理事長:滝川 洋二)は、2011年1月9日(日)・1月10日(月・祝)に「理科教育の国際化と日本からの発信」をテーマに第12回全国大会を東洋大学白山第二キャンパスにて開催いたします。
第12回全国大会詳細URL: http://www.rikakari.jp/sympo/
本会の全国大会やシンポジウムは、現状を批判することだけを目的とはしていません。文科省の方や大学の教員、研究者、幼小中高の教員、一般の方々、政治家も招き、どうすれば日本を良くすることができるかを提案していきます。
このような運動が不可欠であると考え、現場の優れた実践をしている先生が多く会員となって、年間を通じてその研究を続けています。先生たちが本気で発言し、良い教育に全力で貢献できるような環境を作ることを目的としています。
【本会開催について】
今回の大会のテーマは「理科教育の国際化と日本からの発信」。世界がどんどん変わる中で、日本が対応できていないところを明確にしたい、日本が優れているところはしっかり発信していきたいとの想いから企画されました。
12月7日に発表された「PISA(国際学習到達度調査)2009」(参考:文科省のマスコミリリースをベース)によると、日本のランキング低下が少し止まったということですが、PISAがめざしている教育の方向で成果が出るのかは疑問です。“論述問題では上昇していない”、“女子だけが上昇した”等は、OECD(経済協力開発機構)がめざしている教育とは異なる詰め込み型での成果であって、今後OECDは問題傾向を変えてくる可能性もあります。アジア型ではなくヨーロッパ型の教育をより評価する問題になれば、アジアのトップレベルに並んでいる多くの国は振り落とされます。
日本は、小中学校での成果だけの現状のPISAに焦点を合わせすぎているという意見もあります。高校と大学は、入試制度が詰め込み式で世界に追いつけない教育環境になっていると考えられます。今回の入試センター試験(新学習指導要領向けの数学・理科)は、こういう問題を温存する危険性もあります。
このような諸問題に関して、多彩な講師陣が、最新の研究・実践内容を発表します。
【NPO法人理科カリキュラムを考える会 第12回全国大会 概要】
テーマ : 「理科教育の国際化と日本からの発信」
日時 : 2011年1月9日(日)13時〜18時、10日(月・祝)9時半〜16時
会場 : 東洋大学白山第二キャンパス
(〒112-0001 東京都文京区白山2-36-5)
講師 : 滝川 洋二、松下 佳代、清原 洋一、岩間 徹、塚本 浩司、
小林 昭三、長濱 元、小川 直子、笠 潤平、内山 裕之、
白數 哲久、佐々木 清、佐藤 克行
主催 : NPO法人理科カリキュラムを考える会
協賛 : 株式会社朝日ネット
株式会社ベネッセコーポレーション
株式会社エデュケーショナルネットワーク
株式会社文理
株式会社レゴジャパン
株式会社アルファ企画
新日本電工株式会社
参加費 : <事前申し込み>
(税込) 一般・・・3,000円 会員・・・2,000円 学生・・・1,000円
<当日申し込み>
一般・・・3,200円 会員・・・2,200円 学生・・・1,000円
※参加費は当日会場にてのお支払い
定員 : 200名
詳細URL: http://www.rikakari.jp/sympo/
【参加お申込みについて】
以下の内容を記載の上、電子メールまたは郵送にてお申込みください。
(事前にお申し込みされると、参加費が割引となります)
「お名前」・「ご所属」・「ご連絡先Eメールアドレス」・「本会会員/非会員」・「懇親会への参加/不参加」・「2日目の昼食弁当(有料・800円)の要/不要」
<お申し込み先>
受付名称: NPO法人理科カリキュラムを考える会 事務局
E-Mail : sympo@rikakari.jp
郵送 : 〒195-0063 東京都町田市野津田町2094-8
【第12回全国大会 日程】
<第1日目> 2011年1月9日(日) 13:00〜18:00(12:00受付)
13:00 開会の挨拶
「日本が問題解決能力でも世界標準を超えるために」
滝川 洋二(東海大学教育開発研究所)
13:10 基調講演
「PISAが日本の教育にもたらしたもの - PISA2009の結果をふまえて」
松下 佳代(京都大学高等教育研究開発推進センター)
14:10 企業展示・ポスターセッションの紹介
14:20 休憩・企業展示・ポスターセッション
14:40 事例報告
「アメリカの物理教育カリキュラム・ILDsを用いた物理授業の実践」
岩間 徹(平安女学院中学高校・アドバンシング物理研究会)
「仮説実験授業と海外の理科教育理論との比較」
塚本 浩司(千葉県立柏南高校 仮説実験教育研究会)
「明治以来の日本の科学教育のレベルの高さの新証拠」
小林 昭三(新潟大学)
16:10 休憩・企業展示・ポスターセッション
16:30 議論の時間
「理科教育の改善と海外の事例について」
17:30 「理科教育の国際比較研究の進め方について」
長濱 元(東洋大学)
18:00 第1目閉会 (19:00〜21:00 懇親会(会費¥4,000 -鳥兆))
<第2日目> 2011年1月10日(月・祝) 9:30〜16:00(9:00受付)
9:30 開会の挨拶
「学習指導要領の実施と高校・大学」
滝川 洋二(東海大学教育開発研究所)
9:40 「新学習指導要領の実施―期待と課題」
清原 洋一(文部科学省教科調査官)
10:20 「理科カリキュラムの提案と検討」小中高理科カリキュラム
研究会
11:10 分科会・企業展示・ポスターセッションの紹介・移動
11:20 分科会(211と210で各2件)・企業展示・ポスターセッション
12:00 昼休み・企業展示・ポスターセッション
13:10 世界各国の理科教育について
「モンテッソーリの幼児教育―就学後の理科教育に必要なメンタリティー・スキルを育てる」
小川 直子(ロヨラ大学・国際モンテッソーリ協会)
「イギリスの理科教育について―探究活動などを中心に―」
笠 潤平(香川大学)
「フィンランドの理科教育から見える日本の理科教育の課題」
内山 裕之(近大姫路大学)
14:55 議論の時間
「海外の理科教育 学ぶべきこと/日本からの発信」
15:40 閉会行事
16:00 閉会
【NPO法人理科カリキュラムを考える会 概要】
理科カリキュラムを考える会は、日本各地の研究者や教師、市民の力によって、理科カリキュラムに関する自主的な研究開発や提案が活性化し、そして理科教育全体が発展することを願って、2000年12月に発足しました。
これまでに日本の教師たちが積み上げてきた優れた実績を集積・共有して草の根のカリキュラムづくりを進めることで、世界の科学教育に大きく貢献すると共に、日本の将来のカリキュラムの変更に実際的な影響を与えることを目的として活動しています。
名称 : NPO法人理科カリキュラムを考える会
所在地: 〒184-0002 東京都小金井市梶野町2-3-3
理事長: 滝川 洋二
設立 : 2000年12月
URL : http://www.rikakari.jp
第12回全国大会詳細URL: http://www.rikakari.jp/sympo/
本会の全国大会やシンポジウムは、現状を批判することだけを目的とはしていません。文科省の方や大学の教員、研究者、幼小中高の教員、一般の方々、政治家も招き、どうすれば日本を良くすることができるかを提案していきます。
このような運動が不可欠であると考え、現場の優れた実践をしている先生が多く会員となって、年間を通じてその研究を続けています。先生たちが本気で発言し、良い教育に全力で貢献できるような環境を作ることを目的としています。
【本会開催について】
今回の大会のテーマは「理科教育の国際化と日本からの発信」。世界がどんどん変わる中で、日本が対応できていないところを明確にしたい、日本が優れているところはしっかり発信していきたいとの想いから企画されました。
12月7日に発表された「PISA(国際学習到達度調査)2009」(参考:文科省のマスコミリリースをベース)によると、日本のランキング低下が少し止まったということですが、PISAがめざしている教育の方向で成果が出るのかは疑問です。“論述問題では上昇していない”、“女子だけが上昇した”等は、OECD(経済協力開発機構)がめざしている教育とは異なる詰め込み型での成果であって、今後OECDは問題傾向を変えてくる可能性もあります。アジア型ではなくヨーロッパ型の教育をより評価する問題になれば、アジアのトップレベルに並んでいる多くの国は振り落とされます。
日本は、小中学校での成果だけの現状のPISAに焦点を合わせすぎているという意見もあります。高校と大学は、入試制度が詰め込み式で世界に追いつけない教育環境になっていると考えられます。今回の入試センター試験(新学習指導要領向けの数学・理科)は、こういう問題を温存する危険性もあります。
このような諸問題に関して、多彩な講師陣が、最新の研究・実践内容を発表します。
【NPO法人理科カリキュラムを考える会 第12回全国大会 概要】
テーマ : 「理科教育の国際化と日本からの発信」
日時 : 2011年1月9日(日)13時〜18時、10日(月・祝)9時半〜16時
会場 : 東洋大学白山第二キャンパス
(〒112-0001 東京都文京区白山2-36-5)
講師 : 滝川 洋二、松下 佳代、清原 洋一、岩間 徹、塚本 浩司、
小林 昭三、長濱 元、小川 直子、笠 潤平、内山 裕之、
白數 哲久、佐々木 清、佐藤 克行
主催 : NPO法人理科カリキュラムを考える会
協賛 : 株式会社朝日ネット
株式会社ベネッセコーポレーション
株式会社エデュケーショナルネットワーク
株式会社文理
株式会社レゴジャパン
株式会社アルファ企画
新日本電工株式会社
参加費 : <事前申し込み>
(税込) 一般・・・3,000円 会員・・・2,000円 学生・・・1,000円
<当日申し込み>
一般・・・3,200円 会員・・・2,200円 学生・・・1,000円
※参加費は当日会場にてのお支払い
定員 : 200名
詳細URL: http://www.rikakari.jp/sympo/
【参加お申込みについて】
以下の内容を記載の上、電子メールまたは郵送にてお申込みください。
(事前にお申し込みされると、参加費が割引となります)
「お名前」・「ご所属」・「ご連絡先Eメールアドレス」・「本会会員/非会員」・「懇親会への参加/不参加」・「2日目の昼食弁当(有料・800円)の要/不要」
<お申し込み先>
受付名称: NPO法人理科カリキュラムを考える会 事務局
E-Mail : sympo@rikakari.jp
郵送 : 〒195-0063 東京都町田市野津田町2094-8
【第12回全国大会 日程】
<第1日目> 2011年1月9日(日) 13:00〜18:00(12:00受付)
13:00 開会の挨拶
「日本が問題解決能力でも世界標準を超えるために」
滝川 洋二(東海大学教育開発研究所)
13:10 基調講演
「PISAが日本の教育にもたらしたもの - PISA2009の結果をふまえて」
松下 佳代(京都大学高等教育研究開発推進センター)
14:10 企業展示・ポスターセッションの紹介
14:20 休憩・企業展示・ポスターセッション
14:40 事例報告
「アメリカの物理教育カリキュラム・ILDsを用いた物理授業の実践」
岩間 徹(平安女学院中学高校・アドバンシング物理研究会)
「仮説実験授業と海外の理科教育理論との比較」
塚本 浩司(千葉県立柏南高校 仮説実験教育研究会)
「明治以来の日本の科学教育のレベルの高さの新証拠」
小林 昭三(新潟大学)
16:10 休憩・企業展示・ポスターセッション
16:30 議論の時間
「理科教育の改善と海外の事例について」
17:30 「理科教育の国際比較研究の進め方について」
長濱 元(東洋大学)
18:00 第1目閉会 (19:00〜21:00 懇親会(会費¥4,000 -鳥兆))
<第2日目> 2011年1月10日(月・祝) 9:30〜16:00(9:00受付)
9:30 開会の挨拶
「学習指導要領の実施と高校・大学」
滝川 洋二(東海大学教育開発研究所)
9:40 「新学習指導要領の実施―期待と課題」
清原 洋一(文部科学省教科調査官)
10:20 「理科カリキュラムの提案と検討」小中高理科カリキュラム
研究会
11:10 分科会・企業展示・ポスターセッションの紹介・移動
11:20 分科会(211と210で各2件)・企業展示・ポスターセッション
12:00 昼休み・企業展示・ポスターセッション
13:10 世界各国の理科教育について
「モンテッソーリの幼児教育―就学後の理科教育に必要なメンタリティー・スキルを育てる」
小川 直子(ロヨラ大学・国際モンテッソーリ協会)
「イギリスの理科教育について―探究活動などを中心に―」
笠 潤平(香川大学)
「フィンランドの理科教育から見える日本の理科教育の課題」
内山 裕之(近大姫路大学)
14:55 議論の時間
「海外の理科教育 学ぶべきこと/日本からの発信」
15:40 閉会行事
16:00 閉会
【NPO法人理科カリキュラムを考える会 概要】
理科カリキュラムを考える会は、日本各地の研究者や教師、市民の力によって、理科カリキュラムに関する自主的な研究開発や提案が活性化し、そして理科教育全体が発展することを願って、2000年12月に発足しました。
これまでに日本の教師たちが積み上げてきた優れた実績を集積・共有して草の根のカリキュラムづくりを進めることで、世界の科学教育に大きく貢献すると共に、日本の将来のカリキュラムの変更に実際的な影響を与えることを目的として活動しています。
名称 : NPO法人理科カリキュラムを考える会
所在地: 〒184-0002 東京都小金井市梶野町2-3-3
理事長: 滝川 洋二
設立 : 2000年12月
URL : http://www.rikakari.jp