夏季特別展1 謎の蒔絵師 永田友治
[19/05/23]
提供元:@Press
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MIHO MUSEUM(滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷300 館長:熊倉功夫)は、
2019年(令和元年)6月8日(土)〜7月15日(月・祝)までの期間、
夏季特別展1「謎の蒔絵師 永田友治 ―尾形光琳の後継者を名乗った男―」を
開催いたします。
江戸時代中期(18世紀)に、京都で活躍した蒔絵師永田友治。その作品は、
尾形光琳風の意匠に倣い、独自の技法を用いて漆工芸史上にしっかりと足跡を
残しています。
しかしその実像ははっきりせず、謎に包まれています。本展では、多くの友治作品を
展観し、化学分析による研究成果も交えて友治の魅力にせまります。
※会期中一部展示替えあり ※友治の「友」は右肩に点あり
■開催主旨
永田友治は、江戸時代中期、正徳・享保年間(1711〜1736)ころ京都で活躍した琳派の蒔絵師と伝えられていますがその実像ははっきりとしていません。しかし、彼の作品は尾形光琳(1658-1716)風の意匠に倣い、独特の青漆(緑色系)や友治上げと呼ばれる錫粉を使った高蒔絵を用いる独創的なもので、漆工芸史上にしっかりとその足跡を残しています。しかも、彼は尾形光琳の使用した「方祝」の円印や、光琳の号「青〃」に「子」を加えた「青〃子」号を使用するなど、光琳の後継を強く意識した名を作品に残しているのです。
今回の調査により、江戸中期に京都と大坂を拠点として活動したと考えられる友治の活動がおぼろげながら見えてきました。そこで、本展では彼の作品をできるだけ多く集め、今後の研究の基礎資料を提供すると共に、その魅力とその秘密を化学分析による研究成果も交えて紹介いたします。知られざる謎の蒔絵師「永田友治」にせまる初めての展覧会となります。
※会期中一部展示替えあり ※友治の「友」は右肩に点あり
■開催概要
展覧会名:夏季特別展1
「謎の蒔絵師 永田友治 ―尾形光琳の後継者を名乗った男―」
※友治の「友」は右肩に点あり
英語タイトル:Summer Exhibition 1: June 8―July 15
“Discovering Nagata Yuji, Unsung Makie Master”
開催期間:2019年(令和元年)6月8日(土)〜 7月15日(月・祝)
会 場:MIHO MUSEUM
〒529-1814 滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷300 TEL.0748-82-3411
主 催:MIHO MUSEUM、京都新聞
後 援:滋賀県、滋賀県教育委員会、NHK大津放送局、BBCびわ湖放送、
エフエム京都、帝産湖南交通
担当学芸員:桑原康郎 (MIHO MUSEUM学芸員)
展示構成:
1章 謎の蒔絵師 永田友治
2章 友治盃金弐両 ―盃の友治
3章 只今大坂伏見町住居候 ―合金粉の謎にせまる
4章 琳派ムーブメント(琳派の流行)
5章 青〃子 永田友治(器種ごとの展示)
6章 友治の子孫 ―永田習水
展示総数:約80件 うち友治作品は約70件 (予定・会期中一部展示替えあり)
講演会:「謎の蒔絵師 永田友治」
講師:高尾 曜(国立能楽堂 調査資料係長)
6月30日(日)13:30〜15:00
●南レクチャーホール ●定員100名 ●参加無料(入館料要)
●予約不要 ※当日美術館棟受付にて整理券配布
ギャラリートーク:
桑原 康郎 (MIHO MUSEUM学芸員)
6月8日(土)、6月22日(土)、7月13日(土)
いずれも13:00〜14:00(予定)
●定員:20名 ●参加無料(入館料要)
●予約不要 ※当日美術館棟エントランスに集合
入館料:一般1100円、高・大生800円、小・中生300円
【20名以上の団体は各200円割引】
開館時間:午前10時〜午後5時 【入館は午後4時まで】
休館日:月曜日 ※7/15日(月)は開館
次回予告:2019年(令和元年)7月27日(土)〜 9月1日(日)
夏季特別展2
「紫香楽宮と甲賀の神仏 ―紫香楽宮・甲賀寺と甲賀の造形―」
■代表作品
1. 槙鹿蒔絵菓子重 江戸時代 18世紀 個人蔵
撮影:山崎兼慈
2. 刷毛目塗燕子花蒔絵螺鈿菓子盆 10枚の内
江戸時代 18世紀 個人蔵 撮影:山崎兼慈
3. 梅蒔絵盃台・宝珠蒔絵三組盃
江戸時代 18世紀 個人蔵 撮影:山崎兼慈
■MIHO MUSEUMについて
MIHO MUSEUMは1997年11月に、琵琶湖の南、自然豊かで風光明媚な湖南アルプスの山中に誕生しました。建築設計は、フランス・ルーヴル美術館のガラスのピラミッド、ワシントンのナショナルギャラリー東館、北京、香港の中国銀行ビル等で世界的に知られるI.M.Pei氏によるものです。設計のテーマは「桃源郷」。東晋の詩人、陶 淵明の「桃花源記」にある仙境の楽園ー桃源郷の物語を、構想・設計・建設に6年の歳月をかけて、信楽の地に実現したのです。
所蔵品は、エジプト、ギリシア・ローマ、西アジア、中央アジア、南アジア、中国、朝鮮、古代アメリカなどの古代美術と、仏教美術や、茶道美術をはじめ、絵画、漆工、陶磁器などの日本古美術をあわせて、約3,000件からなり、季節により国内外からの出陳を加えて、常時250〜500点を展示しています。
その質の高いコレクションは、ニューヨーク・メトロポリタン美術館、ロサンゼルス・カウンティ美術館、オーストリア・ウィーン美術史美術館、オランダ・ライデン国立古代博物館などで公開され、海外からも高く評価されています。美術館棟は「自然と建物と美術品」「伝統と現代」「東洋と西洋」の融合をテーマに、建築容積の80%以上を地中に埋設し、建物の上にも自然を復元しています。幾何学模様が織りなすガラス屋根からは、明るい太陽の光が降り注ぎ、訪れる人をやさしく包み込んでくれます。
施設としては、2つのホール、オリジナルグッズをそろえた3つのショップ、無肥料・無農薬の厳選食材を使用したレストラン、喫茶各1店舗があります。レストラン別室では、団体様用の昼食も提供しています。MIHO MUSEUMは30万坪の敷地に、信楽の大自然、建築、美術品、すべてが融合した感動の空間です。
【一般の方のお問い合わせ先】
MIHO MUSEUM TEL.0748-82-3411 URL. http://miho.jp
2019年(令和元年)6月8日(土)〜7月15日(月・祝)までの期間、
夏季特別展1「謎の蒔絵師 永田友治 ―尾形光琳の後継者を名乗った男―」を
開催いたします。
江戸時代中期(18世紀)に、京都で活躍した蒔絵師永田友治。その作品は、
尾形光琳風の意匠に倣い、独自の技法を用いて漆工芸史上にしっかりと足跡を
残しています。
しかしその実像ははっきりせず、謎に包まれています。本展では、多くの友治作品を
展観し、化学分析による研究成果も交えて友治の魅力にせまります。
※会期中一部展示替えあり ※友治の「友」は右肩に点あり
■開催主旨
永田友治は、江戸時代中期、正徳・享保年間(1711〜1736)ころ京都で活躍した琳派の蒔絵師と伝えられていますがその実像ははっきりとしていません。しかし、彼の作品は尾形光琳(1658-1716)風の意匠に倣い、独特の青漆(緑色系)や友治上げと呼ばれる錫粉を使った高蒔絵を用いる独創的なもので、漆工芸史上にしっかりとその足跡を残しています。しかも、彼は尾形光琳の使用した「方祝」の円印や、光琳の号「青〃」に「子」を加えた「青〃子」号を使用するなど、光琳の後継を強く意識した名を作品に残しているのです。
今回の調査により、江戸中期に京都と大坂を拠点として活動したと考えられる友治の活動がおぼろげながら見えてきました。そこで、本展では彼の作品をできるだけ多く集め、今後の研究の基礎資料を提供すると共に、その魅力とその秘密を化学分析による研究成果も交えて紹介いたします。知られざる謎の蒔絵師「永田友治」にせまる初めての展覧会となります。
※会期中一部展示替えあり ※友治の「友」は右肩に点あり
■開催概要
展覧会名:夏季特別展1
「謎の蒔絵師 永田友治 ―尾形光琳の後継者を名乗った男―」
※友治の「友」は右肩に点あり
英語タイトル:Summer Exhibition 1: June 8―July 15
“Discovering Nagata Yuji, Unsung Makie Master”
開催期間:2019年(令和元年)6月8日(土)〜 7月15日(月・祝)
会 場:MIHO MUSEUM
〒529-1814 滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷300 TEL.0748-82-3411
主 催:MIHO MUSEUM、京都新聞
後 援:滋賀県、滋賀県教育委員会、NHK大津放送局、BBCびわ湖放送、
エフエム京都、帝産湖南交通
担当学芸員:桑原康郎 (MIHO MUSEUM学芸員)
展示構成:
1章 謎の蒔絵師 永田友治
2章 友治盃金弐両 ―盃の友治
3章 只今大坂伏見町住居候 ―合金粉の謎にせまる
4章 琳派ムーブメント(琳派の流行)
5章 青〃子 永田友治(器種ごとの展示)
6章 友治の子孫 ―永田習水
展示総数:約80件 うち友治作品は約70件 (予定・会期中一部展示替えあり)
講演会:「謎の蒔絵師 永田友治」
講師:高尾 曜(国立能楽堂 調査資料係長)
6月30日(日)13:30〜15:00
●南レクチャーホール ●定員100名 ●参加無料(入館料要)
●予約不要 ※当日美術館棟受付にて整理券配布
ギャラリートーク:
桑原 康郎 (MIHO MUSEUM学芸員)
6月8日(土)、6月22日(土)、7月13日(土)
いずれも13:00〜14:00(予定)
●定員:20名 ●参加無料(入館料要)
●予約不要 ※当日美術館棟エントランスに集合
入館料:一般1100円、高・大生800円、小・中生300円
【20名以上の団体は各200円割引】
開館時間:午前10時〜午後5時 【入館は午後4時まで】
休館日:月曜日 ※7/15日(月)は開館
次回予告:2019年(令和元年)7月27日(土)〜 9月1日(日)
夏季特別展2
「紫香楽宮と甲賀の神仏 ―紫香楽宮・甲賀寺と甲賀の造形―」
■代表作品
1. 槙鹿蒔絵菓子重 江戸時代 18世紀 個人蔵
撮影:山崎兼慈
2. 刷毛目塗燕子花蒔絵螺鈿菓子盆 10枚の内
江戸時代 18世紀 個人蔵 撮影:山崎兼慈
3. 梅蒔絵盃台・宝珠蒔絵三組盃
江戸時代 18世紀 個人蔵 撮影:山崎兼慈
■MIHO MUSEUMについて
MIHO MUSEUMは1997年11月に、琵琶湖の南、自然豊かで風光明媚な湖南アルプスの山中に誕生しました。建築設計は、フランス・ルーヴル美術館のガラスのピラミッド、ワシントンのナショナルギャラリー東館、北京、香港の中国銀行ビル等で世界的に知られるI.M.Pei氏によるものです。設計のテーマは「桃源郷」。東晋の詩人、陶 淵明の「桃花源記」にある仙境の楽園ー桃源郷の物語を、構想・設計・建設に6年の歳月をかけて、信楽の地に実現したのです。
所蔵品は、エジプト、ギリシア・ローマ、西アジア、中央アジア、南アジア、中国、朝鮮、古代アメリカなどの古代美術と、仏教美術や、茶道美術をはじめ、絵画、漆工、陶磁器などの日本古美術をあわせて、約3,000件からなり、季節により国内外からの出陳を加えて、常時250〜500点を展示しています。
その質の高いコレクションは、ニューヨーク・メトロポリタン美術館、ロサンゼルス・カウンティ美術館、オーストリア・ウィーン美術史美術館、オランダ・ライデン国立古代博物館などで公開され、海外からも高く評価されています。美術館棟は「自然と建物と美術品」「伝統と現代」「東洋と西洋」の融合をテーマに、建築容積の80%以上を地中に埋設し、建物の上にも自然を復元しています。幾何学模様が織りなすガラス屋根からは、明るい太陽の光が降り注ぎ、訪れる人をやさしく包み込んでくれます。
施設としては、2つのホール、オリジナルグッズをそろえた3つのショップ、無肥料・無農薬の厳選食材を使用したレストラン、喫茶各1店舗があります。レストラン別室では、団体様用の昼食も提供しています。MIHO MUSEUMは30万坪の敷地に、信楽の大自然、建築、美術品、すべてが融合した感動の空間です。
【一般の方のお問い合わせ先】
MIHO MUSEUM TEL.0748-82-3411 URL. http://miho.jp