【定額動画配信サービス】2019年人気5社Twitter投稿比較調査
[19/05/23]
提供元:@Press
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市場調査分析のアットクリッピング( https://www.atclipping.jp/ )は、提供するTwitter投稿調査・分析サービスを活用し、定額制動画配信サービス5社について、Twitter投稿数とその内容について調査・分析を行いましたので報告します。
調査方法
・調査期間:2018年4月1日(日)〜2019年3月31日(日)の1年間
・調査媒体:Twitter
・調査対象:定額動画配信サービス5社に関するTwitter投稿:118,519件
・調査方法:アットクリッピングのTwitterハッシュタグ調査・分析サービスを利用
1.Twitter投稿数1位は「Netflix」
近年のスマートフォンの普及に伴い市場を拡大している定額動画配信サービス。1作品ごとに料金がかかるレンタルビデオと比べると、いずれのサービスも1ヶ月あたり1,000円程度と手頃な料金で利用できコスパがよく、パソコンやタブレット、スマホ、テレビなど、さまざまな端末で視聴が可能なことから契約者の増加に繋がっています。各社で月額料金や収録作品数、お試し期間、ダウンロード機能の有無などが異なり、そのサービスの違いに注目が集まっています。
今回は定額動画配信サービス人気5社のTwitter投稿を調査しました。
Twitter投稿数で第1位となったのはNetflix(https://www.netflix.com/jp/)の54,810件でした。全世界で1億3,900万人が加入しており(2018年12月現在)、2015年9月に日本ではサービスが開始されました。オリジナル作品のクオリティが高いことで評価されています。
Twitter投稿数第2位は2014年から日本テレビグループとなったHulu(https://www.happyon.jp/)の19,201件でした。こちらは、日本テレビグループとあって日本テレビの番組の独占配信などがあり、テレビ番組の見逃しに使える点やアニメなど子供番組が多いことが利用者に好まれています。
Twitter投稿数第3位は国内発の携帯電話会社である株式会社NTTドコモが母体となるサービスdTV(https://video.dmkt-sp.jp/)の17,597件でした。
2.Twitterの投稿推移から見られる特徴
2018年4月1日から2019年3月31日までの1年間の投稿推移を調査したところ、Netflixが安定して高い投稿数を保っていました。また、2018年7月20日「#ざっくりすぎる映画あらすじ選手権」というキャンペーンの開始日が1日当たりのTwitter投稿数では最大となりました。
次に、変化が目立つのがTwitter投稿数第3位のdTVでした。2018年12月以降、伸びる投稿が単発かつ断続的にあることが特徴的です。同月21日に「キスマイどきどきーん!」配信決定が発表されたことを受け、Kis-My-Ft2のファンから注目を集めることとなり、その後の断続的な投稿の伸びも、2019年2月6日Kis-My-Ft2ニューシングル「君を大好きだ」発売日、2019年2月8日「キスマイどきどきーん!」初回放送日と、Kis-My-Ft2に関連する投稿となりました。
ツイートには「えええええ!!!! なにこれ #キスマイ #新番組 #dTV #キスマイどきどきーん」「新番組おめでとう 楽しみにしてますヽ(*´∀`)ノ Kis-My-Ft2の新番組、dTVで配信決定!! #キスマイ #KisMyFt2 #キスどき #キスマイどきどきーん! #dTV」などファンからの驚きと喜びを伝える投稿が多く見受けられました。
Twitter投稿 :
https://twitter.com/Eri91262137/status/1075836580693082112
Twitter投稿数第2位のHuluは、2018年9月16日に沖縄県・宜野湾市で開催された安室奈美恵の引退イベント「WE (ハート) NAMIE HANABI SHOW supported by セブンイレブン」をリアルタイム配信したことが一番話題を集めました。
次いで2018年7月15日の深夜から放映されたドラマ「ゼロ一獲千金ゲーム」のスピンオフドラマが話題となり翌7月16日のツイートが盛り上がりました。
また、日本テレビのドラマで話題だった「3年A組―今から皆さんは、人質です―」の最終回が配信された2019年3月10日は、サーバーがダウンするというトラブルが発生するも、「huluのサーバーダウンか?でも非難しちゃいけない、3年A組を見て勉強したんだから… ぐはっ… #3年A組 #卒業式 #hulu」や「hulu、つながらない〜 それだけみんなが見てるってことね! 3年A組最高!感動をありがとう #hulu #3年A組」などと、番組に対して好感を示す投稿が見受けられました。
Twitter投稿 :
https://twitter.com/arakawapen/status/1104755119818600449
Twitter投稿 :
https://twitter.com/tekutekusuu/status/1104752461279969281
3.定額動画配信サービスごと人気コンテンツ
画像 : https://newscast.jp/attachments/kDcHkg7gLnjSSgOagjaC.png
定額動画配信サービス各社のTwitter投稿の中からコンテンツ(番組)の投稿割合(シェア)を調べました。
Netflixに関するTwitter投稿数54,810件に対して7,822件(14.3%)があった「テラスハウス」が圧倒的な人気となりました。2012年10月〜2014年9月までフジテレビのテレビ番組として放送されており、Netflixで引き続き配信されています。
テラスハウスに関する投稿には「テラスハウス〜ハワイ編〜のガイ&ニキやばすぎ 音楽もtonightとか最高 #テラスハウス #Netflix #ガイニキ #平井大」「やばい今回のテラス最高すぎた!!!笑笑 こんな気分久々に味わったww いやー軽井沢篇はいいねww #テラスハウス #ネトフリ」などシリーズ化を楽しむ投稿が多く見受けられました。テラスハウスに限らず他社定額動画配信サービスと比較し投稿数が安定して多い理由として、オリジナルコンテンツに力をいれ、番組ごとに一定のファンが継続して視聴しているからだということがわかります。
Twitter投稿 :
https://twitter.com/daipii_0322/status/981859829718265859
Twitter投稿 :
https://twitter.com/0_pfd/status/1001150911182290945
Huluに関するTwitter投稿の中では、安室奈美恵さんに関連する投稿が11.5%が1位となり、イベントのリアルタイム配信がとても話題だったことが分かります。また同じく11%台を記録したのが日本テレビのドラマ「ゼロ 一獲千金ゲーム」(11.2%)、次いで「3年A組 ―今から皆さんは、人質です―」(3.3%)という結果でした。
安室奈美恵さんのリアルタイム配信では「Huluで安室ちゃんの動画配信されてるから契約したよ〜 契約したのは少し前なんだけど、毎日観てます笑映画も沢山あってどれ観るか悩む!笑#Hulu#映画#ドラマ#アニメ#安室奈美恵#安室ちゃん#契約してよかった」や、ゼロ一獲千金ゲームでは「はい!Hulu加入しましたー だってさ、あんな予告見せられたらさ 見るしかなくない? 制服だよ?水泳だよ?(笑) #ゼロ一獲千金ゲーム #エピソードゼロ #加藤シゲアキ #増田貴久 #NEWS #Hulu #huluで独占配信スタート」など、番組を視聴するために契約したという投稿が見られました。
これらから、Huluは独占配信やテレビ番組のスピンオフ、放送終了後の配信などが利用者の契約意欲を高めていることがわかりました。
Twitter投稿 :
https://twitter.com/w_tutum/status/1034698423134552065
Twitter投稿 :
https://twitter.com/news_masuu_/status/1018506729187729408
dTVに関するTwitter投稿の中では、Kis-My-Ft2の冠番組「キスマイどきどきーん!」(32.9%)が約3分の1を占める結果となりました。dTVは12万本の作品が見放題であるにもかかわらず、Twitter投稿シェアは圧倒的でありKis-My-Ft2の人気の高さがうかがえます。
また、映画「銀魂2 掟は破るためにこそある」のタイアップとしてdTV独占配信されたオリジナルドラマ「銀魂2 -世にも奇妙な銀魂ちゃん-」(4.2%)についてもTwitter投稿数が多くありました。
4.総括
今回のTwitter投稿調査から、年々利用者が増える各社定額動画配信サービスは、金額や視聴可能コンテンツ量だけでなく、オリジナルコンテンツ(番組)、独占配信、テレビや映画などのスピンオフ番組など「いかに自分が見たい番組が多いか」という視点から選ばれていることが見えてきました。
いずれの定額動画配信サービスについてもお試し期間が設定されているため、映画・ドラマ・アニメ・バラエティ番組がお好きな方は一度試してみてはいかがでしょうか。
※アットクリッピング調べ
■記事調査サービス「アットクリッピング」について( https://www.atclipping.jp/ )
「WEBニュースサイト」「新聞」「雑誌」「口コミ・SNS」のクリッピングサービス。
広範囲の記事を安価に調査し高いコストパフォーマンスを実現。WEBニュースサイトの調査は、独自開発の記事調査システムにより、2,400以上のニュースサイトにある記事の中から設定したキーワードに合致したものを抽出し、毎朝7時半頃に報告。新聞・雑誌の調査は2,600媒体以上をプロの調査員が丁寧に読み進めることにより、記事の原本を切り抜き・報告。広告換算や一覧作成・分析など、様々な顧客ニーズに対応するオプションも充実。
TwitterやInstagramのハッシュタグや投稿内容の調査による自社の露出状況や相性の良いインフルエンサーの特定などのレポーティングも可能。
【本件に関するお問い合わせ先】
ソーシャルワイヤー株式会社 アットクリッピング運営事務局
担当: 中澤
TEL:03-5363-4878
E-MAIL: acl_support@atclipping.jp