インドネシアにおけるデータセンター供給能力を3.3倍に拡大
[19/06/28]
提供元:@Press
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NTTコミュニケーションズ株式会社(以下 NTT Com)は、インドネシアのグループ会社PT. NTT Indonesia Nexcenterを通じて、インドネシアに保有する3番目となる「インドネシア ジャカルタ 3 データセンター」(以下 「JKT3」)を建設し、インドネシアにおけるデータセンター供給能力を拡大します。本データセンターは、NTTグループにおけるデータセンターの建設・保有・設備卸提供をグローバルで一元的に実施するために設立したNTTグローバルデータセンター株式会社(以下 NTT GDC)が建設段階から投資する初の拠点であり、ジャカルタ東部の工業団地において、2020年12月にサーバールーム面積約6,000m2(2,600ラック相当)の提供を開始します。今後需要に応じて、最大約18,000m2(7,800ラック相当)、総電力供給容量45MWまで拡張していく予定です。
1. 背景
インドネシアでは、政令※1にもとづき、金融事業者へのデータセンター利用および、その施設やサービスの品質に関する中央銀行の指導が契機となり、旺盛な需要が発生しています。また、東南アジア1位(世界第4位)の人口をターゲットにOTT※2などの外資系企業の進出により、データセンター市場の年間成長率は21%と高水準で拡大しています。
NTT Comは、2015年に買収したPT. NTT Indonesia Nexcenterを通じて「インドネシア ジャカルタ 2 データセンター」(以下 「JKT2」)を提供しており、今回、さらなる需要に応えるため、新たに「JKT3」を開設します。これにより、インドネシアにおけるデータセンター供給能力を最大3.3倍※3に拡大します。
「インドネシア ジャカルタ 3 データセンター」の外観イメージ
https://www.atpress.ne.jp/releases/187310/img_187310_1.jpg
2. データセンターの概要、特長
本データセンターは、ジャカルタ中心部から東へ約30kmの大規模工業団地エリアに建設される、地上4階建てのデータセンター専用ビルで、ラック単位の利用に加えて、ルームごとにお客さま専用のカスタマイズが可能です。OTTをはじめとし、銀行など金融機関のお客さまを対象にサービス提供します。
(1) 高い信頼性と拡張性を備えた施設
本データセンターは、NTT Comの「Nexcenter(TM)」※4が独自に定める300項目以上のグローバル統一設備・運用基準に準拠し、業界最高水準の高信頼かつ高効率な設備を採用することにより、高い可用性と省エネ性能を両立させるとともに、将来の環境変化やお客さまの拡張需要へ柔軟に対応します。電力は2つの発電所から異ルートで供給、データセンター内の電力設備、空調・セキュリティ用電源、通信設備をすべて冗長化することにより、24時間365日にわたり、極めて高い信頼性を求めるお客さまの要求に応える安全な環境を安定的に提供します。
また、約30,000m2の広大な敷地を保有しており、将来にわたる需要に応じて、今回建設するデータセンター専用ビルと同一仕様のモジュール化したビルを合計3棟建設していきます。これによりお客さまは、ビジネス拡大に合わせた柔軟なサービス利用が可能です。
(2) 厳格なオペレーションとセキュリティ対策
本データセンターでは、自社スタッフが24時間365日、重要インフラの監視やセキュリティプロセスをチェックするなど、リスクマネジメントを徹底し、標準化されたオペレーションプロセスにより、お客さま企業のシステムを安全に守ります。
また、サーバールームなど重要施設への入室は、多段階の非接触ICカードによる入室制限を基本としており、生体認証装置の設置運用など、さらに高度なセキュリティ対策を講じるカスタマイズも可能です。また、建物内外の監視カメラに加え、建物周辺の防犯センサー、車両進入路への侵入防止ゲートの設置など、充実した不正侵入防止策で万全のセキュリティを確保します。
(3) 優れたネットワーク環境
データセンター建物には、複数の主要通信事業者の通信回線を異経路で引き込みます。各通信事業者の回線を相互接続するミートミールームやサーバールームへの配管、ネットワークラックへの配線は、すべて二重化します。「JKT2」からデータセンター間接続を通じて提供される主要IX※5との接続、高速・大容量のIP通信サービス「グローバルIPネットワーク」、高品質・高信頼なVPNサービス「Arcstar Universal One」など、さまざまなインターネット回線や豊富なネットワークをキャリアニュートラルで利用できるとともに、世界中のNTT Comデータセンターや他社サービスを含む各種クラウドサービスを組み合わせたシームレスICT環境を構築できます。
●関連リンク
NTTグローバルデータセンターへの出資について
https://www.ntt.com/about-us/press-releases/news/article/2019/0425_2.html
※1:インドネシア国内において『電子商取引法(2008年法令11号)』および関連条例『2012年第82号条例(大統領令)』が施行され、2017年10月までに公共データ(顧客情報)を扱う事業者に、データセンターを国内に設置するよう義務付けされています。なお、2019年2月には、2012年第82号条例(大統領令)』の改正案が政府に提出されており、今後は国内外のデータセンターで保管するよう定められる見込みです。
※2:Over The Top(オーバーザトップ)の略。動画や音声などのコンテンツサービスを提供する通信事業者以外の事業者を指します。
※3:サーバールーム面積比。
※4:「Nexcenter(TM)」は、NTT Comのデータセンターサービスブランドです。世界20以上の国・地域で、高品質データセンターサービスを提供しています。
※5:Internet Exchange(インターネットエクスチェンジ)の略。複数のインターネットサービス事業者などを接続するインターネット上の相互接続点です。
(参考)PT. NTT Indonesia Nexcenter社について
PT. NTT Indonesia Nexcenter(President Director:嘉數 淳)は、2012年に設立し、2015年にNTT Comが子会社した、インドネシアのデータセンター事業者です。2015年にNTT Comが株式取得し、クラウドサービスなどのICTサービス事業者を中心に高品質サービスを提供しています。
1. 背景
インドネシアでは、政令※1にもとづき、金融事業者へのデータセンター利用および、その施設やサービスの品質に関する中央銀行の指導が契機となり、旺盛な需要が発生しています。また、東南アジア1位(世界第4位)の人口をターゲットにOTT※2などの外資系企業の進出により、データセンター市場の年間成長率は21%と高水準で拡大しています。
NTT Comは、2015年に買収したPT. NTT Indonesia Nexcenterを通じて「インドネシア ジャカルタ 2 データセンター」(以下 「JKT2」)を提供しており、今回、さらなる需要に応えるため、新たに「JKT3」を開設します。これにより、インドネシアにおけるデータセンター供給能力を最大3.3倍※3に拡大します。
「インドネシア ジャカルタ 3 データセンター」の外観イメージ
https://www.atpress.ne.jp/releases/187310/img_187310_1.jpg
2. データセンターの概要、特長
本データセンターは、ジャカルタ中心部から東へ約30kmの大規模工業団地エリアに建設される、地上4階建てのデータセンター専用ビルで、ラック単位の利用に加えて、ルームごとにお客さま専用のカスタマイズが可能です。OTTをはじめとし、銀行など金融機関のお客さまを対象にサービス提供します。
(1) 高い信頼性と拡張性を備えた施設
本データセンターは、NTT Comの「Nexcenter(TM)」※4が独自に定める300項目以上のグローバル統一設備・運用基準に準拠し、業界最高水準の高信頼かつ高効率な設備を採用することにより、高い可用性と省エネ性能を両立させるとともに、将来の環境変化やお客さまの拡張需要へ柔軟に対応します。電力は2つの発電所から異ルートで供給、データセンター内の電力設備、空調・セキュリティ用電源、通信設備をすべて冗長化することにより、24時間365日にわたり、極めて高い信頼性を求めるお客さまの要求に応える安全な環境を安定的に提供します。
また、約30,000m2の広大な敷地を保有しており、将来にわたる需要に応じて、今回建設するデータセンター専用ビルと同一仕様のモジュール化したビルを合計3棟建設していきます。これによりお客さまは、ビジネス拡大に合わせた柔軟なサービス利用が可能です。
(2) 厳格なオペレーションとセキュリティ対策
本データセンターでは、自社スタッフが24時間365日、重要インフラの監視やセキュリティプロセスをチェックするなど、リスクマネジメントを徹底し、標準化されたオペレーションプロセスにより、お客さま企業のシステムを安全に守ります。
また、サーバールームなど重要施設への入室は、多段階の非接触ICカードによる入室制限を基本としており、生体認証装置の設置運用など、さらに高度なセキュリティ対策を講じるカスタマイズも可能です。また、建物内外の監視カメラに加え、建物周辺の防犯センサー、車両進入路への侵入防止ゲートの設置など、充実した不正侵入防止策で万全のセキュリティを確保します。
(3) 優れたネットワーク環境
データセンター建物には、複数の主要通信事業者の通信回線を異経路で引き込みます。各通信事業者の回線を相互接続するミートミールームやサーバールームへの配管、ネットワークラックへの配線は、すべて二重化します。「JKT2」からデータセンター間接続を通じて提供される主要IX※5との接続、高速・大容量のIP通信サービス「グローバルIPネットワーク」、高品質・高信頼なVPNサービス「Arcstar Universal One」など、さまざまなインターネット回線や豊富なネットワークをキャリアニュートラルで利用できるとともに、世界中のNTT Comデータセンターや他社サービスを含む各種クラウドサービスを組み合わせたシームレスICT環境を構築できます。
●関連リンク
NTTグローバルデータセンターへの出資について
https://www.ntt.com/about-us/press-releases/news/article/2019/0425_2.html
※1:インドネシア国内において『電子商取引法(2008年法令11号)』および関連条例『2012年第82号条例(大統領令)』が施行され、2017年10月までに公共データ(顧客情報)を扱う事業者に、データセンターを国内に設置するよう義務付けされています。なお、2019年2月には、2012年第82号条例(大統領令)』の改正案が政府に提出されており、今後は国内外のデータセンターで保管するよう定められる見込みです。
※2:Over The Top(オーバーザトップ)の略。動画や音声などのコンテンツサービスを提供する通信事業者以外の事業者を指します。
※3:サーバールーム面積比。
※4:「Nexcenter(TM)」は、NTT Comのデータセンターサービスブランドです。世界20以上の国・地域で、高品質データセンターサービスを提供しています。
※5:Internet Exchange(インターネットエクスチェンジ)の略。複数のインターネットサービス事業者などを接続するインターネット上の相互接続点です。
(参考)PT. NTT Indonesia Nexcenter社について
PT. NTT Indonesia Nexcenter(President Director:嘉數 淳)は、2012年に設立し、2015年にNTT Comが子会社した、インドネシアのデータセンター事業者です。2015年にNTT Comが株式取得し、クラウドサービスなどのICTサービス事業者を中心に高品質サービスを提供しています。