「公共施設の耐震天井セミナー」を大阪で7月30日に開催 自治体関係者を対象に、防災拠点に焦点をあてた講演を実施
[19/07/09]
提供元:@Press
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耐震天井の導入と普及を活動目的として設立された国土交通省の認可団体「日本耐震天井施工協同組合」(JACCA)は、東日本大震災や熊本地震で大規模空間の天井の脱落が問題となったことを受け、防災拠点となる公共施設等に焦点をあて、市民のいのちを守ることを使命とし、天井の耐震化を全国に普及するため自治体関係者様を対象に「公共施設の耐震天井セミナー」を大阪国際交流センターで2019年7月30日(火)に開催します。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/187897/LL_img_187897_1.jpg
セミナー(東京会場) 1
公共施設の耐震天井セミナー: https://www.jacca.or.jp/seminar/index.html
【講演内容】
<基調講演>[A]
「非構造部材の地震被害と耐震化」
清家 剛 東京大学大学院 新領域創成科学研究科教授 博士(工学)
<特別講演>[B]
「施設設置者へのメッセージ」
安岡 正人 東京大学名誉教授 工学博士
<耐震天井セミナー>
「公共施設の耐震天井セミナー」
塩入 徹 日本耐震天井施工協同組合 技術委員長
【講義概要】
市民が集う公共施設の設置者、所有者、管理者および建築技術者(自治体担当者)を対象にしております。
建物を所管する部署の方には、天井の耐震化を重要な事として認識していただき、一刻も早く対策を講じていただくために必要な情報を発信いたします。設計業務や工事等を担当する建築技術関係者の方には、天井に関る法律や仕様書の理解と正しい耐震天井の見分け方、設計や施工上の確認事項等を理解していただきます。
なお、このセミナーは公益社団法人全国公立文化施設協会との共催となっており、愛知県をはじめ、岐阜県、三重県、静岡県の自治体関係者へご案内しています。
本セミナーは開催済みも含め、全国11会場にて開催いたします。6月6日の愛知会場には97名、6月11日の東京会場には179名の方にご参加いただきました。
日程:2019/6/6
会場:[名古屋] 愛知県芸術文化センター アートスペースA
講演:A
日程:2019/6/11
会場:[東京] 建築会館 ホール
講演:A
日程:2019/7/3
会場:[仙台] せんだいメディアテーク スタジオシアター
講演:A
日程:2019/7/11
会場:[大宮] 大宮ソニックシティ 602号会議室
講演:B
日程:2019/7/30
会場:[大阪] 大阪国際交流センター 小ホール
講演:A
日程:2019/8/6
会場:[札幌] かでる2・7 北海道立道民活動センター 大会議室
講演:A
日程:2019/9/11
会場:[広島] 広島県情報プラザ 多目的ホール
講演:A
日程:2019/9/12
会場:[福岡] リファレンス駅東会議室 5階 V-1
講演:A
日程:2019/9/19
会場:[金沢] 石川県勤労者福祉文化会館 ホール
講演:B
日程:2019/9/25
会場:[沖縄] 浦添市てだこホール 市民交流室
講演:A
日程:2019/10/15
会場:[高松] サンポートホール高松 54会議室
講演:B
【背景】
2011年3月11日に発生した東日本大震災で、体育館、劇場などの大規模空間を有する建築物の天井が脱落する被害が生じ人命が失われる施設がありました。
この被害を受け、2013年7月に建築基準法が改正され、天井の新しい耐震基準が設けられました。これにより、新築の「特定天井」(※1)に該当する天井は国交省の定める構造方法を用いて設計することが義務付けられました。
また、2016年4月14日、16日に発生した熊本地震でも大規模空間の天井の脱落が問題となりました。特に、避難所となる施設の天井が脱落し、防災拠点としての機能が果たせない事例が散見されました。
これをうけて、2016年6月1日に通知された国住指第669号(※2)より、「先般の熊本地震における天井被害の状況を鑑み、地震時における天井の損傷や脱落による被害を防止するためには、増改築等を行う予定のない建築物においても、増改築等の機会を待たずして特定天井の改修を行うことが望まれるところである。特に、庁舎、学校、医療施設、公民館、駅等、地震後の様々な応急対策活動の拠点や避難所となりうる施設や固定した客席を有する劇場、映画館、演芸場、観覧場、公会堂、集会場等の施設については、対策の促進を図る必要がある。」と助言されています。
地震調査研究推進本部地震調査委員会の長期評価によると、南海トラフ(※3)沿いの地域においては、マグニチュード8〜9クラスの地震が今後30年以内に発生する確率は70〜80%(平成31年1月1日現在)とされており、大規模地震発生による切迫性が指摘されていることから、JACCAでは、防災拠点となる公共施設等に焦点をあて、国民のいのちを守ることを使命とし、天井の耐震化を全国に普及するため耐震天井セミナーを開催します。
※1:6m超の高さにある、面積200m2超、質量2kg/m2超の吊り天井で人が日常利用する場所に設置されているもの。脱落によって重大な危害を生ずるおそれがある天井
※2:「建築基準法の一部を改正する法律等の施行について(技術的助言)」の第3号8特定天井に係る規制の合理化等について(2)
※3:南海トラフ地震とは、駿河湾から日向灘沖にかけてのプレート境界を震源域として概ね100〜150年間隔で繰り返し発生してきた大規模地震
【講演者】
■東京大学大学院 新領域創成科学研究科教授 博士(工学) 清家 剛
専門分野は建築構法計画および建築生産。建築生産の視点から、生産と設計の関係、建築技術の継承に関する研究、外壁を中心とした非構造部材の耐震性に関する研究などを行ってきた。特に非構造部材の耐震性の分野では、兵庫県南部地震の被害調査報告を多数行うとともに、構造体との関連などの被害原因の分析を行った。東日本大震災の被害も分析し、国土交通省や文部科学省の非構造部材に関する基準類の制定、改正にも参加している。
■東京大学名誉教授 工学博士 安岡 正人
専門分野は音響および振動関係。居住性能評価や地球環境問題等も含む。設計計画の実務では劇場・ホール等の音響設計やテーマパーク等の音環境計画等多数。ミューザ川崎の天井崩落被害調査委員、JACCAの「屋内運動場等の天井等耐震対策設計の手引」編集委員会主査を務められた。
■日本耐震天井施工協同組合 技術委員長 塩入 徹
公益社団法人全国公立文化施設協会コーディネーター、一般社団法人全国建設室内工事業協会東北支部技能検定講師、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構愛知支部能力開発セミナー講師等を務める。地方自治体および教育委員会、建築士事務所協会、建築士会等を対象とした天井に関する講演多数。JACCA天井耐震診断士認定講習会や耐震天井施工研修会等の講師を務め、耐震天井に係る技術者を育成している。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/187897/LL_img_187897_1.jpg
セミナー(東京会場) 1
公共施設の耐震天井セミナー: https://www.jacca.or.jp/seminar/index.html
【講演内容】
<基調講演>[A]
「非構造部材の地震被害と耐震化」
清家 剛 東京大学大学院 新領域創成科学研究科教授 博士(工学)
<特別講演>[B]
「施設設置者へのメッセージ」
安岡 正人 東京大学名誉教授 工学博士
<耐震天井セミナー>
「公共施設の耐震天井セミナー」
塩入 徹 日本耐震天井施工協同組合 技術委員長
【講義概要】
市民が集う公共施設の設置者、所有者、管理者および建築技術者(自治体担当者)を対象にしております。
建物を所管する部署の方には、天井の耐震化を重要な事として認識していただき、一刻も早く対策を講じていただくために必要な情報を発信いたします。設計業務や工事等を担当する建築技術関係者の方には、天井に関る法律や仕様書の理解と正しい耐震天井の見分け方、設計や施工上の確認事項等を理解していただきます。
なお、このセミナーは公益社団法人全国公立文化施設協会との共催となっており、愛知県をはじめ、岐阜県、三重県、静岡県の自治体関係者へご案内しています。
本セミナーは開催済みも含め、全国11会場にて開催いたします。6月6日の愛知会場には97名、6月11日の東京会場には179名の方にご参加いただきました。
日程:2019/6/6
会場:[名古屋] 愛知県芸術文化センター アートスペースA
講演:A
日程:2019/6/11
会場:[東京] 建築会館 ホール
講演:A
日程:2019/7/3
会場:[仙台] せんだいメディアテーク スタジオシアター
講演:A
日程:2019/7/11
会場:[大宮] 大宮ソニックシティ 602号会議室
講演:B
日程:2019/7/30
会場:[大阪] 大阪国際交流センター 小ホール
講演:A
日程:2019/8/6
会場:[札幌] かでる2・7 北海道立道民活動センター 大会議室
講演:A
日程:2019/9/11
会場:[広島] 広島県情報プラザ 多目的ホール
講演:A
日程:2019/9/12
会場:[福岡] リファレンス駅東会議室 5階 V-1
講演:A
日程:2019/9/19
会場:[金沢] 石川県勤労者福祉文化会館 ホール
講演:B
日程:2019/9/25
会場:[沖縄] 浦添市てだこホール 市民交流室
講演:A
日程:2019/10/15
会場:[高松] サンポートホール高松 54会議室
講演:B
【背景】
2011年3月11日に発生した東日本大震災で、体育館、劇場などの大規模空間を有する建築物の天井が脱落する被害が生じ人命が失われる施設がありました。
この被害を受け、2013年7月に建築基準法が改正され、天井の新しい耐震基準が設けられました。これにより、新築の「特定天井」(※1)に該当する天井は国交省の定める構造方法を用いて設計することが義務付けられました。
また、2016年4月14日、16日に発生した熊本地震でも大規模空間の天井の脱落が問題となりました。特に、避難所となる施設の天井が脱落し、防災拠点としての機能が果たせない事例が散見されました。
これをうけて、2016年6月1日に通知された国住指第669号(※2)より、「先般の熊本地震における天井被害の状況を鑑み、地震時における天井の損傷や脱落による被害を防止するためには、増改築等を行う予定のない建築物においても、増改築等の機会を待たずして特定天井の改修を行うことが望まれるところである。特に、庁舎、学校、医療施設、公民館、駅等、地震後の様々な応急対策活動の拠点や避難所となりうる施設や固定した客席を有する劇場、映画館、演芸場、観覧場、公会堂、集会場等の施設については、対策の促進を図る必要がある。」と助言されています。
地震調査研究推進本部地震調査委員会の長期評価によると、南海トラフ(※3)沿いの地域においては、マグニチュード8〜9クラスの地震が今後30年以内に発生する確率は70〜80%(平成31年1月1日現在)とされており、大規模地震発生による切迫性が指摘されていることから、JACCAでは、防災拠点となる公共施設等に焦点をあて、国民のいのちを守ることを使命とし、天井の耐震化を全国に普及するため耐震天井セミナーを開催します。
※1:6m超の高さにある、面積200m2超、質量2kg/m2超の吊り天井で人が日常利用する場所に設置されているもの。脱落によって重大な危害を生ずるおそれがある天井
※2:「建築基準法の一部を改正する法律等の施行について(技術的助言)」の第3号8特定天井に係る規制の合理化等について(2)
※3:南海トラフ地震とは、駿河湾から日向灘沖にかけてのプレート境界を震源域として概ね100〜150年間隔で繰り返し発生してきた大規模地震
【講演者】
■東京大学大学院 新領域創成科学研究科教授 博士(工学) 清家 剛
専門分野は建築構法計画および建築生産。建築生産の視点から、生産と設計の関係、建築技術の継承に関する研究、外壁を中心とした非構造部材の耐震性に関する研究などを行ってきた。特に非構造部材の耐震性の分野では、兵庫県南部地震の被害調査報告を多数行うとともに、構造体との関連などの被害原因の分析を行った。東日本大震災の被害も分析し、国土交通省や文部科学省の非構造部材に関する基準類の制定、改正にも参加している。
■東京大学名誉教授 工学博士 安岡 正人
専門分野は音響および振動関係。居住性能評価や地球環境問題等も含む。設計計画の実務では劇場・ホール等の音響設計やテーマパーク等の音環境計画等多数。ミューザ川崎の天井崩落被害調査委員、JACCAの「屋内運動場等の天井等耐震対策設計の手引」編集委員会主査を務められた。
■日本耐震天井施工協同組合 技術委員長 塩入 徹
公益社団法人全国公立文化施設協会コーディネーター、一般社団法人全国建設室内工事業協会東北支部技能検定講師、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構愛知支部能力開発セミナー講師等を務める。地方自治体および教育委員会、建築士事務所協会、建築士会等を対象とした天井に関する講演多数。JACCA天井耐震診断士認定講習会や耐震天井施工研修会等の講師を務め、耐震天井に係る技術者を育成している。