鎌倉の能舞台付き古民家で、内発的動機を獲得するプログラム「IAP : Insight Acceleration Program」(インサイト・アクセラレーション・プログラム)を2019年8月28日(水)提供開始
[19/08/01]
提供元:@Press
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株式会社enmono(代表取締役:三木康司)と株式会社Mana&Co.(代表取締役:小川麻奈)は、2019年8月28日(水)、デザイン思考では得られないビジネスを推進する原動力である内発的動機の獲得に関心をいだいている企業経営者向けに「IAP:Insight Acceleration Program」をリリースいたします。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/190081/LL_img_190081_1.png
荘厳な能舞台で行われるゴングメディテーション
HPアドレス: https://kamakura-mirai-lab.com/plan/iap/
■詳細
VUCA※1時代を迎え、企業を取り巻く環境は、ますます激しく変化し、多くの企業は、デザインシンキング※2・オープン・イノベーション※3などさまざまな手法を用いてより効率的、効果的に新規事業を生み出そうとしています。しかし、これらの手法は非常に重要な視点を忘れてしまっているのです。それは事業を生み出す人間の「感情」に対しての考慮がほとんどされていないということです。
本プログラムは2011年より8年間にわたり、企業オーナーを対象に、開発された人間の感情(内発的動機)に焦点を当てた、新規事業開発プログラムです。大きな特徴は、能舞台を備え、じっくりと対話を重なられる落ち着いた雰囲気の旧村上邸の中で、ゴング メディテーションを行い、安心安全な空間の中でしっかりとした対話を通じて、企業オーナーを対象に「内発的動機」を取り出すプログラムとなります。
※1:VUCA(ブーカ)とは、Volatility(変動性・不安定さ)、Uncertainty(不確実性・不確定さ)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性・不明確さ)という4つのキーワードの頭文字から取った言葉で、現代の経営環境や個人のキャリアを取り巻く状況を表現するキーワードとして使われています。
※2:デザインシンキングとは、文化人類学の手法を取り入れ、現場の徹底的な観察から、問題を見つけ出し、その問題解決をはかる製品やサービスを生み出す製品開発手法のこと。
※3:オープン・イノベーションとは、企業内部ではなく、外部にある技術や情報などの経営資源を積極的に取り入れることにより、イノベーションを加速させようという取り組みのこと。
■当日の流れとタイムスケジュール
9:30 :チェックイン(三木・宇都宮担当)
10:00 :“本来の自分”に立ち戻るオープニングセッション
(ワークショップ+ゴング瞑想)(小川担当)
12:00 :食べる瞑想(三木担当)
14:00 :ワクワク・トレジャー・ハンティングチャート/
リフレクティングトーク(三木・宇都宮担当)
16:30-17:00:まとめ&チェックアウト(三木・宇都宮・小川担当)
18:00-20:30:場所を変えて懇親会
■開催場所
旧村上邸 - 鎌倉みらいラボ -
〒248-0004 神奈川県鎌倉市 西御門二丁目8番22号
■開催日程
2019年8月28日(水)09:30-20:30
※6名以上の参加で開催します。
■参加可能人数
12名
■参加費用
38,000円(税別) ※今回はモニター版特別価格となります。
■HP
https://kamakura-mirai-lab.com/plan/iap/
■背景
本プログラムを生み出した背景には欧米を中心に展開される、新たな経営手法の限界があります。例えば、「オープン・イノベーション」この言葉を聞かれた方も多いかと思います。
このオープン・イノベーションという概念は15年以上前に、米国で提唱されていたイノベーション・モデルです。いま、日本の大企業は15年以上前の「オープン・イノベーション」を、最新のイノベーションモデルとして導入することに必死です。
しかし、本年6月に発表された総務省のレポート「ワタシから始めるオープンイノベーション」によると、日本のオープン・イノベーションの成果は期待していたほどの成果を上げていません。日経参考記事(「企業のオープン・イノベーション なぜ空回り?」)
レポートでは、オープン・イノベーションに関わっていた企業人が、本来自分のやりたいことや、ワクワク感などの自分の感情(内発的動機)からではなく、企業TOPから指示や、昇進・昇格などの「外発的動機」によって取り組んでいたからという指摘がされています。
では、どうすれば「外発的動機」からではなく、本来自分がやりたいこと、ワクワクすることといった「内発的動機」によってビジネスに取り組んでいけるのでしょうか?
この疑問に対して、私どもは、2011年から8年間にわたり、企業オーナーに対して取り組み、自社のオリジナルな事業を生み出すためのスクール「zenschool(ゼンスクール)」を運営してまいりました。
その結果、2019年7月現在、受講生は152名を数え、25%の卒業生が、内発的動機によるビジネスを生み出しております。2018年までは、東京、富山、大阪、豊田市などで開催してきましたが、2019年より鎌倉で、より一層の内発的動機を取り出せるプログラムの開発をしてまいりました。
そして、この度、“人の可能性を引き出すこと”をメインに海外でのビジネスの最前線に携わってきた、小川氏が用いるゴングメディテーションを用い、参加する受講生間の心理的なバリアを下げることで、より効果的に“本来の自分”に立ち戻るオープニングセッション(ワークショップ+ゴング瞑想)を行い、その後、マインドフルネス瞑想と、リフレクティングトークを用いた対話によって内発的動機を取り出し、それを実際のビジネスづくりのきっかけとする新たなプログラムの提供を、開始しました。
■なぜ旧村上邸なのか?
旧村上邸は、明治末期に建てられた伝統的な様式の和風木造住宅で、昭和16年に村上氏の所有となった後、母屋の一部を改造したという能舞台の存在が最大の特徴です。敷地内には別棟の茶室もあり、能や謡曲の会、茶会などが行われてきました。
西御門という地名の静かな谷戸に建ち、広い敷地、雰囲気ある竹垣や門などを持つ旧村上邸は、鎌倉の典型的なお屋敷として存在感があります。旧村上邸は、所有者であった村上氏のこの景色を残したいという思いから、平成28年に鎌倉市に寄贈されました。
今回、旧村上邸を本プログラムの開催場所として選ばせていただいた理由は、能舞台でのゴング メディテーションや、サロンでのリフレクティングトークを行いながら「人の感情」に焦点をあてたプログラムであり、都会の喧騒の中ではなく、鎌倉の豊かな自然の中にあり、落ち着きと威厳を兼ね備えた旧村上邸が受講生自身が自分の感情に気づきやすくなるのに最適な場所だと考えたからです。
■プログラムの概要
◯ゴング メディテーション
Gong Meditation(ゴング メディテーション)とは
脳を素早く休ませるGong
Gongの音は、ただ横たわってその音に心身を委ねるだけで、私たちを深い瞑想状態に導きます。脳に伝わった音は、左脳の働きを沈め、右脳の働きを活性化。またGongの音が脳波をベータ派からα派、シータ波、デルタ派に移行させていくことで、脳を深いリラックスした状態に導き、短時間でも脳や体の疲労回復、自律神経を整える効果があるとも言われています。
Gongのカラダへの働き
量子力学の世界では私たちの体、臓器、ひとつひとつの細胞を細かく分解していくと、小さな小さな素粒子に行き着くと考えられています。そしてそのひとつひとつの素粒子は微細に振動しています。その振動数(周波数)の乱れは、様々な心身の不具合につながると言われており、コンピューターや通信回線に常に触れている環境、無意識のうちにも膨大な情報を日々処理するような忙しい現代の生活スタイルは、そうした不具合を起こしやすい環境にあると言えるでしょう。70%ほどが水分で出来ている私たちのカラダ。音は空気中よりも水中でより早く伝わるという法則があります。そのため、Gongの音も私たちのカラダの隅々に行き渡り、乱れた振動数を本来あるべき振動数にもどすよう働きかけます。
これがGong Meditation(ゴング メディテーション)を体験したあとに、アタマだけではなくカラダもすっきりした、と感じる理由だと私たちは考えています。
ココロとアタマとカラダをニュートラルな状態に戻す
本プログラムでは、ゴング メディテーションの前に参加者全員でワークショップに取り組んでいただきます。ワークショップは、Mana&Co.代表の小川が過去14年ほどの人材関連業界での経験を元に、ひとりひとりが“本来の自分”に立ち戻り、ココロとアタマとカラダのニュートラルな状態を取り戻すことをが出来るよう作られたオリジナルプログラムです。ココロが司る「感情」、アタマが司る「思考」、そしてカラダが司る「五感」それぞれにアプローチし、参加者おひとりおひとりが“本来の自分”を取り戻した状態で、午後のプログラムをよりクリエイティブに取り組んでいただけるようにするワークショップを行った後に、ゴング メディテーションをさせていただきます。
◯瞑想からワクワク・トレジャー・ハンティングチャートへ
マインドフルネス瞑想を用いた発想法(ワクワク・トレジャー・ハンティングチャート)
ワクワク・トレジャー・ハンティングチャートとは、「zenschool(ゼンスクール)」の中で、新規事業創造の過程で生み出されたツールで、これまでに数々の新規事業を生み出してきた、きわめてシンプルでかつ強力なツールです。
人間には、本来「ワクワク」(内発的動機)する心が備わっています。これまでの右上がりの経済的成長を前提としたビジネスでは、自分が「ワクワク」(内発的動機)を持つことをビジネスとすることはある種のタブーとされてきました。
なぜならば、個別の個人の「ワクワク」(内発的動機)を取り組むより、分かりやすいニーズに対して、会社全体としてモノづくりやサービスの構築をしたほうが効率良く、製品が生み出せ、大きな売り上げにつながったからです。
それぞれ個人の感じる「ワクワク」(内発的動機)を追求する事は、趣味の領域として、ビジネスとは違ったカテゴリーに追いやられたのです。しかし、世界の経済の流れは変わりつつあります、米国・EU・日本など先進国においては、「モノ」や「サービス」が満ちあふれています。
これまで、一部の人間が企画したり、計画した製品やサービスを、組織的に生産し販売する事は、革新的な製品やサービスにつながることが少なくなり、ビジネスの成功にもつながりにくくなってきています。
むしろ、そのような製品やサービス開発の仕方は、「会社」という大きな組織の中で、納期や予算にがんじがらめにされた技術者・開発者が非常に強いプレッシャーの下で生み出した製品は、知らず知らずのうちに、負を含んだ製品になってしまったのです。これが、今の日本の製造業が「ワクワク」した体感覚をともなったすばらしい製品を生み出せない大きな理由だと考えています。
それぞれの個人の中にある感情に向き合い、開発者が心から「ワクワク」する本当にやりたことを、自社あるいは自分の持っている技術で製品化することによって、ずっと情熱を傾けることができる、持続可能な製品開発をおこなうことができるのです。それは、「ワクワク・トレジャー・ハンティングチャート」の秘密なのです。
ワクワク・レジャーハンティング・グチャートは、これが、すばらしい製品やサービスを生み出すチャートとは信じられないというほど非常にシンプルで強力なチャートです。
◯講師紹介
三木康司(みきこうじ)
株式会社enmono 代表取締役
明治学院大学卒業後、富士通株式会社に入社、海外営業部に配属される。その後、慶應義塾大学、湘南藤沢キャンパス(SFC)にてインターネットを活用した経営戦略を研究するため、自費留学。同校にて政策・メディア修士号を取得後、博士課程へ進学、リサーチを兼ねて中小製造業支援ベンチャーに入社するが、業務多忙のため博士課程は学位を取得せず単位取得後退学。同社は国内最大規模の製造業ポータルサイトに成長、IT担当役員を務めた後、事業悪化に伴いリストラされる。
リストラのショックで軽度のうつ状態に陥るが、自身の心のケアのため毎朝の坐禅を自宅で開始、その後、坐禅により心の安定と、様々な事業アイデアが生み出されることを自ら体感し、それを中小企業の自社製品開発、新規事業に応用する中小企業のためのzenschool(ゼンスクール)を構想。2009年だれもがメーカーになれる、「マイクロモノづくり」の概念を普及するために、株式会社enmonoを独立、起業。
宇都宮茂(うつのみやしげる)
株式会社enmono 技術担当取締役。
同志社大学卒業後、スズキ株式会社にて生産技術職を18年経験した後、町工場にて生産技術課長職を経て、中小製造業支援ベンチャー、NCネットワークに入社し三木と出会う。そこで生産技術兼調達担当部長として試作品製造先選定、部品調達等の営業支援に従事。
その後、2009年三木とともに株式会社enmonoを起業。発電会議というアイデア発想ワークショップのファシリテーションを2年間務めてきた経験から、自社製品開発のアイデア抽出に強みを持つ。
小川麻奈(おがわまな)
株式会社Mana&Co. 代表取締役
1985年生まれ。学生時代から“人の可能性を引き出すこと”を仕事にすることに強い興味を持ち、新卒でIntelligence(現パーソルキャリア)に入社、中途採用・転職支援の事業に従事。その後、金融業界専門のエグゼクティブサーチファームTiglon Partnersにてヘッドハンターとして主にアセットマネジメント業界のサーチ・転職支援を行う。2015年4月からは生活と仕事の拠点をシンガポールへ。米国系リサーチ会社Guidepoint GlobalのシンガポールオフィスにProject Managerとして参画。2018年3月からはウェルビーイング・セルフケアブランドとしてMana&Co.をスタート。約4年間のシンガポールおよび数ヶ月のバリ島での海外生活を終え、2019年1月に日本へ帰国。
同年2月7日に「人が“本来の自分”で生きることを様々なアプローチでサポートする会社」株式会社Mana&Co.を設立、代表取締役を務める。日本におけるGong Meditation(ゴング メディテーション)のパイオニアとして活動中。日本でのゴング メディテーションプログラム提供開始後、すぐに各業界で活躍する経営者やビジネスリーダーなどから評価を得て、現在ビジネスの分野で活躍しているクライアントを多数持つ。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/190081/LL_img_190081_1.png
荘厳な能舞台で行われるゴングメディテーション
HPアドレス: https://kamakura-mirai-lab.com/plan/iap/
■詳細
VUCA※1時代を迎え、企業を取り巻く環境は、ますます激しく変化し、多くの企業は、デザインシンキング※2・オープン・イノベーション※3などさまざまな手法を用いてより効率的、効果的に新規事業を生み出そうとしています。しかし、これらの手法は非常に重要な視点を忘れてしまっているのです。それは事業を生み出す人間の「感情」に対しての考慮がほとんどされていないということです。
本プログラムは2011年より8年間にわたり、企業オーナーを対象に、開発された人間の感情(内発的動機)に焦点を当てた、新規事業開発プログラムです。大きな特徴は、能舞台を備え、じっくりと対話を重なられる落ち着いた雰囲気の旧村上邸の中で、ゴング メディテーションを行い、安心安全な空間の中でしっかりとした対話を通じて、企業オーナーを対象に「内発的動機」を取り出すプログラムとなります。
※1:VUCA(ブーカ)とは、Volatility(変動性・不安定さ)、Uncertainty(不確実性・不確定さ)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性・不明確さ)という4つのキーワードの頭文字から取った言葉で、現代の経営環境や個人のキャリアを取り巻く状況を表現するキーワードとして使われています。
※2:デザインシンキングとは、文化人類学の手法を取り入れ、現場の徹底的な観察から、問題を見つけ出し、その問題解決をはかる製品やサービスを生み出す製品開発手法のこと。
※3:オープン・イノベーションとは、企業内部ではなく、外部にある技術や情報などの経営資源を積極的に取り入れることにより、イノベーションを加速させようという取り組みのこと。
■当日の流れとタイムスケジュール
9:30 :チェックイン(三木・宇都宮担当)
10:00 :“本来の自分”に立ち戻るオープニングセッション
(ワークショップ+ゴング瞑想)(小川担当)
12:00 :食べる瞑想(三木担当)
14:00 :ワクワク・トレジャー・ハンティングチャート/
リフレクティングトーク(三木・宇都宮担当)
16:30-17:00:まとめ&チェックアウト(三木・宇都宮・小川担当)
18:00-20:30:場所を変えて懇親会
■開催場所
旧村上邸 - 鎌倉みらいラボ -
〒248-0004 神奈川県鎌倉市 西御門二丁目8番22号
■開催日程
2019年8月28日(水)09:30-20:30
※6名以上の参加で開催します。
■参加可能人数
12名
■参加費用
38,000円(税別) ※今回はモニター版特別価格となります。
■HP
https://kamakura-mirai-lab.com/plan/iap/
■背景
本プログラムを生み出した背景には欧米を中心に展開される、新たな経営手法の限界があります。例えば、「オープン・イノベーション」この言葉を聞かれた方も多いかと思います。
このオープン・イノベーションという概念は15年以上前に、米国で提唱されていたイノベーション・モデルです。いま、日本の大企業は15年以上前の「オープン・イノベーション」を、最新のイノベーションモデルとして導入することに必死です。
しかし、本年6月に発表された総務省のレポート「ワタシから始めるオープンイノベーション」によると、日本のオープン・イノベーションの成果は期待していたほどの成果を上げていません。日経参考記事(「企業のオープン・イノベーション なぜ空回り?」)
レポートでは、オープン・イノベーションに関わっていた企業人が、本来自分のやりたいことや、ワクワク感などの自分の感情(内発的動機)からではなく、企業TOPから指示や、昇進・昇格などの「外発的動機」によって取り組んでいたからという指摘がされています。
では、どうすれば「外発的動機」からではなく、本来自分がやりたいこと、ワクワクすることといった「内発的動機」によってビジネスに取り組んでいけるのでしょうか?
この疑問に対して、私どもは、2011年から8年間にわたり、企業オーナーに対して取り組み、自社のオリジナルな事業を生み出すためのスクール「zenschool(ゼンスクール)」を運営してまいりました。
その結果、2019年7月現在、受講生は152名を数え、25%の卒業生が、内発的動機によるビジネスを生み出しております。2018年までは、東京、富山、大阪、豊田市などで開催してきましたが、2019年より鎌倉で、より一層の内発的動機を取り出せるプログラムの開発をしてまいりました。
そして、この度、“人の可能性を引き出すこと”をメインに海外でのビジネスの最前線に携わってきた、小川氏が用いるゴングメディテーションを用い、参加する受講生間の心理的なバリアを下げることで、より効果的に“本来の自分”に立ち戻るオープニングセッション(ワークショップ+ゴング瞑想)を行い、その後、マインドフルネス瞑想と、リフレクティングトークを用いた対話によって内発的動機を取り出し、それを実際のビジネスづくりのきっかけとする新たなプログラムの提供を、開始しました。
■なぜ旧村上邸なのか?
旧村上邸は、明治末期に建てられた伝統的な様式の和風木造住宅で、昭和16年に村上氏の所有となった後、母屋の一部を改造したという能舞台の存在が最大の特徴です。敷地内には別棟の茶室もあり、能や謡曲の会、茶会などが行われてきました。
西御門という地名の静かな谷戸に建ち、広い敷地、雰囲気ある竹垣や門などを持つ旧村上邸は、鎌倉の典型的なお屋敷として存在感があります。旧村上邸は、所有者であった村上氏のこの景色を残したいという思いから、平成28年に鎌倉市に寄贈されました。
今回、旧村上邸を本プログラムの開催場所として選ばせていただいた理由は、能舞台でのゴング メディテーションや、サロンでのリフレクティングトークを行いながら「人の感情」に焦点をあてたプログラムであり、都会の喧騒の中ではなく、鎌倉の豊かな自然の中にあり、落ち着きと威厳を兼ね備えた旧村上邸が受講生自身が自分の感情に気づきやすくなるのに最適な場所だと考えたからです。
■プログラムの概要
◯ゴング メディテーション
Gong Meditation(ゴング メディテーション)とは
脳を素早く休ませるGong
Gongの音は、ただ横たわってその音に心身を委ねるだけで、私たちを深い瞑想状態に導きます。脳に伝わった音は、左脳の働きを沈め、右脳の働きを活性化。またGongの音が脳波をベータ派からα派、シータ波、デルタ派に移行させていくことで、脳を深いリラックスした状態に導き、短時間でも脳や体の疲労回復、自律神経を整える効果があるとも言われています。
Gongのカラダへの働き
量子力学の世界では私たちの体、臓器、ひとつひとつの細胞を細かく分解していくと、小さな小さな素粒子に行き着くと考えられています。そしてそのひとつひとつの素粒子は微細に振動しています。その振動数(周波数)の乱れは、様々な心身の不具合につながると言われており、コンピューターや通信回線に常に触れている環境、無意識のうちにも膨大な情報を日々処理するような忙しい現代の生活スタイルは、そうした不具合を起こしやすい環境にあると言えるでしょう。70%ほどが水分で出来ている私たちのカラダ。音は空気中よりも水中でより早く伝わるという法則があります。そのため、Gongの音も私たちのカラダの隅々に行き渡り、乱れた振動数を本来あるべき振動数にもどすよう働きかけます。
これがGong Meditation(ゴング メディテーション)を体験したあとに、アタマだけではなくカラダもすっきりした、と感じる理由だと私たちは考えています。
ココロとアタマとカラダをニュートラルな状態に戻す
本プログラムでは、ゴング メディテーションの前に参加者全員でワークショップに取り組んでいただきます。ワークショップは、Mana&Co.代表の小川が過去14年ほどの人材関連業界での経験を元に、ひとりひとりが“本来の自分”に立ち戻り、ココロとアタマとカラダのニュートラルな状態を取り戻すことをが出来るよう作られたオリジナルプログラムです。ココロが司る「感情」、アタマが司る「思考」、そしてカラダが司る「五感」それぞれにアプローチし、参加者おひとりおひとりが“本来の自分”を取り戻した状態で、午後のプログラムをよりクリエイティブに取り組んでいただけるようにするワークショップを行った後に、ゴング メディテーションをさせていただきます。
◯瞑想からワクワク・トレジャー・ハンティングチャートへ
マインドフルネス瞑想を用いた発想法(ワクワク・トレジャー・ハンティングチャート)
ワクワク・トレジャー・ハンティングチャートとは、「zenschool(ゼンスクール)」の中で、新規事業創造の過程で生み出されたツールで、これまでに数々の新規事業を生み出してきた、きわめてシンプルでかつ強力なツールです。
人間には、本来「ワクワク」(内発的動機)する心が備わっています。これまでの右上がりの経済的成長を前提としたビジネスでは、自分が「ワクワク」(内発的動機)を持つことをビジネスとすることはある種のタブーとされてきました。
なぜならば、個別の個人の「ワクワク」(内発的動機)を取り組むより、分かりやすいニーズに対して、会社全体としてモノづくりやサービスの構築をしたほうが効率良く、製品が生み出せ、大きな売り上げにつながったからです。
それぞれ個人の感じる「ワクワク」(内発的動機)を追求する事は、趣味の領域として、ビジネスとは違ったカテゴリーに追いやられたのです。しかし、世界の経済の流れは変わりつつあります、米国・EU・日本など先進国においては、「モノ」や「サービス」が満ちあふれています。
これまで、一部の人間が企画したり、計画した製品やサービスを、組織的に生産し販売する事は、革新的な製品やサービスにつながることが少なくなり、ビジネスの成功にもつながりにくくなってきています。
むしろ、そのような製品やサービス開発の仕方は、「会社」という大きな組織の中で、納期や予算にがんじがらめにされた技術者・開発者が非常に強いプレッシャーの下で生み出した製品は、知らず知らずのうちに、負を含んだ製品になってしまったのです。これが、今の日本の製造業が「ワクワク」した体感覚をともなったすばらしい製品を生み出せない大きな理由だと考えています。
それぞれの個人の中にある感情に向き合い、開発者が心から「ワクワク」する本当にやりたことを、自社あるいは自分の持っている技術で製品化することによって、ずっと情熱を傾けることができる、持続可能な製品開発をおこなうことができるのです。それは、「ワクワク・トレジャー・ハンティングチャート」の秘密なのです。
ワクワク・レジャーハンティング・グチャートは、これが、すばらしい製品やサービスを生み出すチャートとは信じられないというほど非常にシンプルで強力なチャートです。
◯講師紹介
三木康司(みきこうじ)
株式会社enmono 代表取締役
明治学院大学卒業後、富士通株式会社に入社、海外営業部に配属される。その後、慶應義塾大学、湘南藤沢キャンパス(SFC)にてインターネットを活用した経営戦略を研究するため、自費留学。同校にて政策・メディア修士号を取得後、博士課程へ進学、リサーチを兼ねて中小製造業支援ベンチャーに入社するが、業務多忙のため博士課程は学位を取得せず単位取得後退学。同社は国内最大規模の製造業ポータルサイトに成長、IT担当役員を務めた後、事業悪化に伴いリストラされる。
リストラのショックで軽度のうつ状態に陥るが、自身の心のケアのため毎朝の坐禅を自宅で開始、その後、坐禅により心の安定と、様々な事業アイデアが生み出されることを自ら体感し、それを中小企業の自社製品開発、新規事業に応用する中小企業のためのzenschool(ゼンスクール)を構想。2009年だれもがメーカーになれる、「マイクロモノづくり」の概念を普及するために、株式会社enmonoを独立、起業。
宇都宮茂(うつのみやしげる)
株式会社enmono 技術担当取締役。
同志社大学卒業後、スズキ株式会社にて生産技術職を18年経験した後、町工場にて生産技術課長職を経て、中小製造業支援ベンチャー、NCネットワークに入社し三木と出会う。そこで生産技術兼調達担当部長として試作品製造先選定、部品調達等の営業支援に従事。
その後、2009年三木とともに株式会社enmonoを起業。発電会議というアイデア発想ワークショップのファシリテーションを2年間務めてきた経験から、自社製品開発のアイデア抽出に強みを持つ。
小川麻奈(おがわまな)
株式会社Mana&Co. 代表取締役
1985年生まれ。学生時代から“人の可能性を引き出すこと”を仕事にすることに強い興味を持ち、新卒でIntelligence(現パーソルキャリア)に入社、中途採用・転職支援の事業に従事。その後、金融業界専門のエグゼクティブサーチファームTiglon Partnersにてヘッドハンターとして主にアセットマネジメント業界のサーチ・転職支援を行う。2015年4月からは生活と仕事の拠点をシンガポールへ。米国系リサーチ会社Guidepoint GlobalのシンガポールオフィスにProject Managerとして参画。2018年3月からはウェルビーイング・セルフケアブランドとしてMana&Co.をスタート。約4年間のシンガポールおよび数ヶ月のバリ島での海外生活を終え、2019年1月に日本へ帰国。
同年2月7日に「人が“本来の自分”で生きることを様々なアプローチでサポートする会社」株式会社Mana&Co.を設立、代表取締役を務める。日本におけるGong Meditation(ゴング メディテーション)のパイオニアとして活動中。日本でのゴング メディテーションプログラム提供開始後、すぐに各業界で活躍する経営者やビジネスリーダーなどから評価を得て、現在ビジネスの分野で活躍しているクライアントを多数持つ。