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スマートフォン「とても使いこなしている」人は4.1%! 82.6%が何らかのSNSを利用、LINEは76% 将来欲しいアプリの3大キーワードは「健康・お金・孤独」


「オレンジページくらし予報」では、国内在住の20歳以上の女性を対象に「デジタル端末とアプリ」について調査しました。使用中のデジタル端末の第1位はスマートフォンとなり、多くの人が通話以外に写真や通信機能を駆使して、SNSを利用。さらに、さまざまな用途のアプリをインストールし、くらしに役立てている人も多いことがわかります。そして、今後ますます充実していくであろう「アプリ」について、将来どのようなものが欲しいか、という質問には、いずれ来る「老い」に対する不安があらわれた回答が多くみられました。

【ダイジェスト】
使用中のデジタル端末1位はスマートフォン80.1%。「とても使いこなしている」のは4.1%
82.6%が何らかのSNSを利用、LINEは「1日3回以上チェックする」が71.3%
「将来欲しいアプリ」の3大キーワードは「健康・お金・孤独」。スマホは転ばぬ先の杖!?

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/193701/img_193701_1.jpg
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/193701/img_193701_2.jpg

■ 使用中のデジタル端末1位はスマートフォン80.1%。「とても使いこなしている」のは4.1%
ふと気づくと、乗っている電車でほとんどの人がスマートフォンを見ていた、などという光景が普通となった今、「お使いの携帯電話やデジタル端末」を選んでもらう設問では「スマートフォン」80.1%、「パソコン」68.5%、「タブレット端末」23.1%という結果になりました。「フィーチャーフォン(従来の携帯電話)」の利用者は17.7%にとどまっています。
「5年前に比べて、あなたのスマートフォンの利用時間は変化しましたか?」では、「増えた」64.1%、「変わらない」31.4%、「減った」4.5%という結果が得られ、6割以上の人の利用時間が増えています。
さて、利用者が感じている「スマートフォンのメリット」は何でしょうか。
最多は「パソコンより手軽に起動して検索ができる」67.3%、次が「外出先で地図やお店などを見つけやすい」65.0%、そのあと「LINEやFacebookなどで連絡や近況報告がしやすい」59.4%、「新しい情報がすぐわかる」58.4%、「家族や友人らとコミュニケーションしやすい」57.9%と続きます。
「手軽に持ち運べて調べものもすぐでき、家族や友人とのコミュニケーションにも便利、ニュースも入ってくる」というメリット、そして「写真、動画がキレイに撮れる」が49.9%で続き、「これ1台で何でもできる」という、ひと昔前には考えられないような魔法のアイテムが全世界を席巻している理由が、今回の調査結果にもあらわれているようです。
ただし「ご自身のスマートフォンの使いこなしレベルはどれに当たりますか?」という質問には「とても使いこなしている」人はわずかに4.1%、「まあ使いこなしている」44.8%と、「使いこなしている」という人の割合は利用者の5割を切ります。
「スマートフォンの使い方に困ったり、うまく操作できなかったことがある」人は82.1%(よくある22.2%+たまにある59.9%)、そして、困ったときの対処法は「家族や周りにいる人に聞く、やってもらう」68.2%が最多、次は「Google、Yahoo!などで検索する」60.0%でした。さらに「スマートフォン内のアプリに設定したIDやパスワードがわからなくなって困ったことがある」人は67.5%。最近ではパスワード管理のためのアプリや専用ノートも登場しています。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/193701/img_193701_3.jpg
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/193701/img_193701_4.jpg

■ 82.6%が何らかのSNSを利用、LINEは「1日3回以上チェックする」が71.3%
たとえ、スマートフォンをあまり使いこなせていなくとも、パスワードを忘れがちでも、友人や家族の状況を相互に通信できるSNSの利用者は大変多いことがわかります。
「LINE」76.0%、「Twitter」40.2%、「Facebook」33.5%、「Instagram」31.7%。「(左記4種の)SNSは使っていない」という人は17.4%にすぎません。
特にLINEは無料通話サービスがあることが大きな普及要因であることが考えられます。さらには、従来のメールやメッセージに比べて気軽に連絡ができ、文章ではもちろん、イラストやスタンプなどでも気持ちを伝えることが可能、写真もすぐ送れる、さらには友人同士や家族でLINEグループも作れる、などの使い勝手のよさも特徴です。
LINEという「近しい人への気持ちの発信」から、さらに広い世界に向けて「私」を「発信」していくのが「Twitter」や「Facebook」、「Instagram」。
「自分が投稿した内容に“いいね”やコメントをされたことがありますか?」という問いで「いいねをもらったことがある」と答えた人(各SNSのユーザーごと)は、「Twitter」が58.9%、「Facebook」が75.4%、「Instagram」が69.7%でした。

画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/193701/img_193701_5.jpg

■ 「将来欲しいアプリ」の3大キーワードは「健康・お金・孤独」。スマホは転ばぬ先の杖!?
「スマートフォンに入れているアプリや機能のうち、1日1回以上開くものはどれですか?(SNSを除く)」という質問では「メール」69.3%、「ブラウザ・検索」65.3%、「天気予報」49.9%が上位3つです。また、自由回答で寄せられた健康系アプリの中には、日常のちょっとした不便さを解消するものがいくつもありました。
たとえば、女性ならではの体調管理系では、自分の生理日を登録しておくと、次の生理予定日を予測してくれる「ルナルナ」。「生理予定を結構正確に教えてくれる」(30代・フルタイム)、「生理日が管理できるので」(50代・専業主婦)と、くらしの中でアプリが役立っている様子が見えます。
さらに、気圧予報で気象病・天気痛の対策ができる「頭痛ーる」。「頭が痛くなる時期を予測し、痛くなる前に頭痛薬ものめる」(30代・パート)、「体調管理がしやすい」(50代・専業主婦)などの回答が。このように、「あったらいいな」を叶えた、「ツボにはまる」アプリを賢く使いこなしている人の多さが目立ちました。
AIによる技術革新が進み、当然スマートフォンも、その中に入るアプリも進化し、さらにきめ細かい「あったらいいな」に対応するものが出てくると予想されます。
「近い将来に欲しいアプリ」はどんなものなのかをたずねた自由回答からは、大きく分けて3つの傾向がみられました。
それは「健康」「お金」そして「孤独」。近い将来といえば、自分の老後に思いを至らせるのは当然のことでしょうが、そこには不安が隠せないようです。
「健康」では代表的な意見として、「食べたものの写真を撮るだけで、栄養管理をしてくれる」(30代・フルタイム)、「健康管理を一手にしてくれるようなもの。不足している栄養を教えてくれるとか、今日は歩いていないとか、脳トレゲーム搭載とか」(50代・専業主婦)など。
「お金」は、「スマホ節約アプリ。使わない機能を減らしてスマホ代を節約してくれる」(40代・フルタイム)、「資産管理アプリ。ファイナンシャルプランナーに相談しなくても管理できる」(40代・専業主婦)、「高齢者優待アプリ」(50代・パート)などなど。
そして「孤独」。「見守りアプリがあるなら活用したいです」(50代・パート)、「自分の死や病気によって必要な人と連絡がとれなかったときに自動で発信してくれるアプリ」(50代・フルタイム)、「励ましてくれる」(40代・専業主婦)、「話し相手になってくれる」(30代・フルタイム)、「子どものころの友人とつながれるアプリ」(30代・フルタイム)など、じつにさまざまな「不安の形」がイメージできる回答の多さが印象的です。
体と脳の加齢、便利に進化する世界を歓迎する反面、その進化に取り残されるのでは、という不安。近未来のスマートフォンは「転ばぬ先の杖」ならぬ、「転ばぬ先のスマホ」とでもいう存在になるのかもしれませんね。


アンケート概要
●調査対象:オレンジページメンバーズ・国内在住の20歳以上の女性(有効回答数1009人)
●調査方法:インターネット調査
●調査期間:2019年7月13日〜17日

●「オレンジページくらし予報」について
読者モニター「オレンジページメンバーズ」には、さまざまなくらし情報・くらし体験によってはぐくまれた“くらしの目利き”たちが数多く所属しています。そんなメンバーたちの声を集めて<次のくらし>を読み解いていくのが「オレンジページくらし予報」です。WEB上でのアンケート調査、座談会など、ご相談に応じて展開いたします。

●『オレンジページ』について
失敗なくおいしく作れるレシピ情報が支持され、今年創刊34周年を迎えた生活情報誌。30〜40代の主婦を中心に幅広い読者層を誇ります。発行部数=325,088部(2018年印刷証明付発行部数)。


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