歯科技工のデジタルニーズにお応えし、高付加価値素材の加工に最適 デンタル用3次元切削加工機を発表
[11/03/07]
提供元:@Press
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ローランド ディー.ジー.株式会社(本社:静岡県浜松市、取締役社長:冨岡 昌弘、以下 当社)は、当社初となるデンタル(歯科)市場向けの3次元切削加工機「DWX-50」および「DWX-30」を発表します。
現在、医療分野では電子カルテをはじめ、デジタル画像による診断や在宅医療ネットワークなど、システムのデジタル化やデジタルデータの流通が急速に進んでいます。
歯科技工の現場では、歯型をとって金属を流し込む「鋳造」で歯のかたちを成形していますが、近年、白さと強度に優れた新素材「ジルコニア」(※)を材料に使い、歯型のデジタルデータから切削機で直接「削り出す」デジタルワークフローが注目されています。
現在主流のシステムは、スキャナー、CAD/CAM、切削機、焼結機、材料の供給までを含む大型のもので、大規模技工所への導入が中心です。しかし中小規模の技工所にとって、大型のシステムは費用面で大きな負担となります。
そこで当社は、3次元制御のコア技術を活かし、歯科医師や技工所への豊富な調査をもとに、使いやすくコンパクトな「DWX-50」および「DWX-30」を開発しました。このDWXシリーズは、各装置や歯科用のCAD/CAMと組み合わせて柔軟にシステムを構築できるよう、オープンな設計思想を取り入れました。これによってお客様の選択の幅が広がり、設置スペースや導入費用を抑えることができるため、ジルコニア加工のさらなる普及が見込まれます。
DWXシリーズは、デンタル関連商社・機器メーカーとのパートナーシップのもと、各国で販売展開してまいります。
デンタル市場は、当社の3D事業が注力しているヘルスケア関連分野の一つです。DWXシリーズは日本国内においては医療機器に該当するため、製造・販売上の法的対応も完了しております。さらに、ヘルスケア分野は、一人ひとりのニーズに対応する究極のパーソナライズ分野であり、「必要な時に必要なものを必要な分だけ短期間につくること」を実現するデジタル技術が活きる分野として注力してまいります。
※ジルコニアについて
ジルコニア(酸化ジルコニウム)はセラミックスの一種で、強度と生体親和性に優れた素材です。骨の代替として人工関節や歯根(インプラント)として利用されているほか、白く変色しにくい、光を透過するといった特性を持つことから、付加価値の高い歯冠用材料として需要が見込まれています。ジルコニアの加工は切削(削り出し)に限られます。
【「DWX-50」「DWX-30」の主な特長】
□DWX-30は、XYZの3軸に回転軸を加えた4軸機構、DWX-50はそれに加えて奥行き方向の回転も可能な5軸機構を実現しました。これにより、材料面に対し垂直方向からの加工では削り残しが発生しやすい形状も高品質に仕上げることができます。
□材料固定用クランプを装備しており、技工所で用いられるディスク(円盤)型とブロック(角)型の材料両方の形状に対応しています。用途やコストに応じて、フレキシブルに材料を使い分けられます。
□材料交換時の位置決めや原点合わせの手間を省力化できる、ツールセンサーを搭載しました。また、本体はコンパクトなデスクトップサイズですので、限られたスペースにも設置が可能。作業場のレイアウト変更にも柔軟に対応できます。
□集塵用のアダプターとホースを付属し、加工中に発生する切削粉を高効率に除去することができます。また、アダプター全体で材料の大部分を覆い、切削粉を受け止める構造のため、粉の飛散を防止しながら加工を行えます。(集塵装置別売)
【主な仕様】
<品名>
DWX-50、DWX-30
<軸>
・DWX-50:5軸(X、Y、Z、およびA、B軸)
・DWX-30:4軸(X、Y、Z、およびA軸)
<取り付け可能な材料の大きさ(最大)>
ディスク材料:100(直径)×26(高さ)mm
ブロック材料:43(幅)×76(奥行き)×20(高さ)mm
<動作速度>
XY軸:6〜3,600mm/分、Z軸:6〜1,800mm/分
<スピンドルモーター>
ブラシレスDCモーター、最大100W
<スピンドル回転速度>
6,000〜30,000rpm
<インターフェイス>
USB
<外形寸法/重量>
・DWX-50: 656(幅)×656(奥行)×557(高さ)mm/50kg
・DWX-30: 606(幅)×656(奥行)×557(高さ)mm/47kg
■会社概要
商号 : ローランド ディー.ジー.株式会社
設立 : 1981年5月1日
本社 : 〒431-2103 静岡県浜松市北区新都田1-6-4
代表者 : 取締役社長 冨岡 昌弘
資本金 : 3,668,700,000円
東京証券取引所市場第一部上場
URL : http://www.rolanddg.co.jp/
事業内容: コンピュータ周辺機器の製造および販売
現在、医療分野では電子カルテをはじめ、デジタル画像による診断や在宅医療ネットワークなど、システムのデジタル化やデジタルデータの流通が急速に進んでいます。
歯科技工の現場では、歯型をとって金属を流し込む「鋳造」で歯のかたちを成形していますが、近年、白さと強度に優れた新素材「ジルコニア」(※)を材料に使い、歯型のデジタルデータから切削機で直接「削り出す」デジタルワークフローが注目されています。
現在主流のシステムは、スキャナー、CAD/CAM、切削機、焼結機、材料の供給までを含む大型のもので、大規模技工所への導入が中心です。しかし中小規模の技工所にとって、大型のシステムは費用面で大きな負担となります。
そこで当社は、3次元制御のコア技術を活かし、歯科医師や技工所への豊富な調査をもとに、使いやすくコンパクトな「DWX-50」および「DWX-30」を開発しました。このDWXシリーズは、各装置や歯科用のCAD/CAMと組み合わせて柔軟にシステムを構築できるよう、オープンな設計思想を取り入れました。これによってお客様の選択の幅が広がり、設置スペースや導入費用を抑えることができるため、ジルコニア加工のさらなる普及が見込まれます。
DWXシリーズは、デンタル関連商社・機器メーカーとのパートナーシップのもと、各国で販売展開してまいります。
デンタル市場は、当社の3D事業が注力しているヘルスケア関連分野の一つです。DWXシリーズは日本国内においては医療機器に該当するため、製造・販売上の法的対応も完了しております。さらに、ヘルスケア分野は、一人ひとりのニーズに対応する究極のパーソナライズ分野であり、「必要な時に必要なものを必要な分だけ短期間につくること」を実現するデジタル技術が活きる分野として注力してまいります。
※ジルコニアについて
ジルコニア(酸化ジルコニウム)はセラミックスの一種で、強度と生体親和性に優れた素材です。骨の代替として人工関節や歯根(インプラント)として利用されているほか、白く変色しにくい、光を透過するといった特性を持つことから、付加価値の高い歯冠用材料として需要が見込まれています。ジルコニアの加工は切削(削り出し)に限られます。
【「DWX-50」「DWX-30」の主な特長】
□DWX-30は、XYZの3軸に回転軸を加えた4軸機構、DWX-50はそれに加えて奥行き方向の回転も可能な5軸機構を実現しました。これにより、材料面に対し垂直方向からの加工では削り残しが発生しやすい形状も高品質に仕上げることができます。
□材料固定用クランプを装備しており、技工所で用いられるディスク(円盤)型とブロック(角)型の材料両方の形状に対応しています。用途やコストに応じて、フレキシブルに材料を使い分けられます。
□材料交換時の位置決めや原点合わせの手間を省力化できる、ツールセンサーを搭載しました。また、本体はコンパクトなデスクトップサイズですので、限られたスペースにも設置が可能。作業場のレイアウト変更にも柔軟に対応できます。
□集塵用のアダプターとホースを付属し、加工中に発生する切削粉を高効率に除去することができます。また、アダプター全体で材料の大部分を覆い、切削粉を受け止める構造のため、粉の飛散を防止しながら加工を行えます。(集塵装置別売)
【主な仕様】
<品名>
DWX-50、DWX-30
<軸>
・DWX-50:5軸(X、Y、Z、およびA、B軸)
・DWX-30:4軸(X、Y、Z、およびA軸)
<取り付け可能な材料の大きさ(最大)>
ディスク材料:100(直径)×26(高さ)mm
ブロック材料:43(幅)×76(奥行き)×20(高さ)mm
<動作速度>
XY軸:6〜3,600mm/分、Z軸:6〜1,800mm/分
<スピンドルモーター>
ブラシレスDCモーター、最大100W
<スピンドル回転速度>
6,000〜30,000rpm
<インターフェイス>
USB
<外形寸法/重量>
・DWX-50: 656(幅)×656(奥行)×557(高さ)mm/50kg
・DWX-30: 606(幅)×656(奥行)×557(高さ)mm/47kg
■会社概要
商号 : ローランド ディー.ジー.株式会社
設立 : 1981年5月1日
本社 : 〒431-2103 静岡県浜松市北区新都田1-6-4
代表者 : 取締役社長 冨岡 昌弘
資本金 : 3,668,700,000円
東京証券取引所市場第一部上場
URL : http://www.rolanddg.co.jp/
事業内容: コンピュータ周辺機器の製造および販売