LS-DYNAの開発元Livermore Software Technology社とANSYSが最終買収契約書に署名
[19/09/25]
提供元:@Press
提供元:@Press
ピッツバーグ、2019年9月11日 - エンジニアリングシミュレーションソフトウェアの世界的なリーダーであり常に革新をもたらしているANSYS(NASDAQ:ANSS)は、本日、陽解法動解析(Explicit Dynamics)および他の先進的有限要素法解析テクノロジーのプロバイダーであるLivermore Software Technology(LSTC)社を買収する最終契約を締結したことを発表しました。この買収により、ANSYSのお客様はコストのかかる物理的な試験の必要性を減らしたり無くしたりしながらより安全な自動車、航空機や列車を開発する等の新しいエンジニアリングの課題を解決することが可能となります。この買収費用は7億7千5百万ドルで、そのうちの60%が現金で支払われ、40%として現在のLSTC社のオーナーにANSYSの普通株が発行されます。
この取引に関連して、ANSYSは買収価格の現金支払い部分のすべてあるいは大部分を賄うために新たな借入れによる資金調達を行う予定です。
自動車産業は、衝突時の車両の挙動とその乗員への影響を正確に予測するために、Californiaを拠点とするLSTC社の業界標準ソリューションであり非常にスケーラブルなマルチフィジックスソルバーであるLS-DYNAを広く用いています。LS-DYNAは、車両全体およびタイヤ、シート、シートベルト、エアバッグ、加速度計、センサー、バッテリーを含めたすべてのコンポーネントの挙動を、完全連成された数理モデルでシミュレーションします。LSTC社のお客様には、Tier1の自動車部品・製品サプライヤーの大半が含まれます。
2社の統合により、構造、流体、電磁界、光学、安全および機械学習分野のシミュレーションが強化され、世界中の自動車メーカーやその部品サプライヤーに自動運転車や電気自動車用のパワフルなソリューションを提供できるようになります。
LS-DYNAは業界トップクラスのハイパフォーマンスコンピューティングに対応可能であり、その利用は自動車セクター以外にも広がっています。LSTC社のソリューションは、航空宇宙、土木工学、防衛、製造およびバイオメディカル産業で幅広く使用されています。
「LSTC社は、これまで数十年にわたりANSYSのパートナーであり、ANSYSはLSTC社が30年以上にもわたりお客様と築いてきた深い絆に多大な敬意を払っています。この買収により、両社に共通のお客様本位のアプローチが活きることに加え、お客様が統合されたシミュレーションソリューションのポートフォリオにアクセス可能となるため、互いのお客様に大きな価値を提供できるものと期待しています。さらに、この買収により、ANSYSはANSYS Workbench環境にすでに組み込まれているLS-DYNAの統合をさらに進めることができ、ANSYSのお客様はより広範囲の先進的シミュレーション技術へのシームレスなアクセスが可能となります。創始者であるJohn Hallquist氏の理念により、LSTC社はその歴史を通じてお客様の成功を第一に運営されてきました。
私は、この業界の伝説的人物とより緊密に仕事ができる機会を持てることに大きな喜びを感じています。」(ANSYS、社長兼CEO、Ajei Gopal)
「LSTC社は25年にわたりANSYSパートナーの一員となってきましたが、今回正式にANSYSに加わりエンジニアリングシミュレーションのリーダーとしての立場に貢献できることを非常に嬉しく思っています。ANSYSは、LSTC社の世界トップクラスの科学者、数学者およびエンジニアのチームが、最先端かつスケーラブルで完全連成されたマルチフィジックス計算を推進し続けるための完璧な活動拠点です。ANSYS Workbenchプラットフォームは、ユーザーフレンドリーなインターフェース上に独自の幅広いシミュレーション技術のポートフォリオをパッケージしてお客様に提供しており、業界の羨望の的となっています。このWorkbenchとLS-DYNAの組み合わせにより、私たちのユーザーベースを少なくとも一桁拡大できるものと期待しています。
私たちの研究により、より多くのお客様がこれまで不可能であった大規模なプロジェクトを構想し、設計し、実装できるようになることが、LSTC社の全社員にとって何よりの楽しみです。」(LSTC社、創設者兼CFO、John O. Hallquist氏)
この取引は、慣例の締結条件を満足し、当局の許可が得られることを条件として2019年の第4四半期には完了することが予想されています。取引完了後に、ANSYSの経営陣は、この取引および2019年の財務見通しに対する影響に関して詳細を発表する予定です。ANSYSの予想によると、この取引は2020年の業績に対して6千万USドルから6千5百万USドルの非米国会計基準(non-GAAP)利益をもたらす一方、non-GAAP営業利益率および1株当たり利益の希薄化に対しての寄与は中立から微増であろうとされています。Non-GAAP予測では、買収に関連する繰延収益、株式連動報酬、取得無形資産の減価償却および取引費用などに対する取得原価調整の影響は除外されています。
■ANSYSについて
ANSYSは、エンジニアリングシミュレーションの分野で世界をリードしています。ANSYS製品は、高い速度・精度・信頼性を誇る幅広いシミュレーションツールにより、お客様が直面する非常に複雑な設計問題の明確化と洞察を可能にします。ANSYSの技術は、あらゆる業界の企業が、高品質で革新的かつ持続可能な製品を短期間で設計することを想像できるようにするものです。1970年に設立されたANSYSは、3,000人近いプロフェッショナルを擁し、そのうち700人以上は有限要素解析、数値流体力学、エレクトロニクスおよび電磁気学、組み込みソフトウェア、システムシミュレーション、設計最適化などのエンジニアリング分野で博士号を取得しています。
本社を米国のピッツバーグ南部に置くANSYS は、世界中に75ヵ所以上の戦略的販売拠点を有するとともに、40ヵ国以上のチャネルパートナーとネットワークを築いています。詳細は、 https://www.ansys.com/ をご覧ください。
また、ANSYSは主要なソーシャルチャネルで確固たる地位を築いています。シミュレーション関連の情報については、 https://www.ansys.com/About-ANSYS/Social-Media をご覧ください。
ANSYS、ならびにANSYS, Inc.のすべてのブランド名、製品名、サービス名、機能名、ロゴ、標語は、米国およびその他の国におけるANSYS, Inc. またはその子会社の商標または登録商標です。その他すべてのブランド名、製品名、サービス名、機能名、または商標は、それぞれの所有者に帰属します。
アンシス・ジャパン株式会社(ANSYS Japan K.K.)は、米国ANSYS, Inc. 100%出資の日本法人です。ANSYS, Inc.のCAEソフトウェアを日本で販売し、あわせてサービス、サポート体制を確立するために設立されました。
この取引に関連して、ANSYSは買収価格の現金支払い部分のすべてあるいは大部分を賄うために新たな借入れによる資金調達を行う予定です。
自動車産業は、衝突時の車両の挙動とその乗員への影響を正確に予測するために、Californiaを拠点とするLSTC社の業界標準ソリューションであり非常にスケーラブルなマルチフィジックスソルバーであるLS-DYNAを広く用いています。LS-DYNAは、車両全体およびタイヤ、シート、シートベルト、エアバッグ、加速度計、センサー、バッテリーを含めたすべてのコンポーネントの挙動を、完全連成された数理モデルでシミュレーションします。LSTC社のお客様には、Tier1の自動車部品・製品サプライヤーの大半が含まれます。
2社の統合により、構造、流体、電磁界、光学、安全および機械学習分野のシミュレーションが強化され、世界中の自動車メーカーやその部品サプライヤーに自動運転車や電気自動車用のパワフルなソリューションを提供できるようになります。
LS-DYNAは業界トップクラスのハイパフォーマンスコンピューティングに対応可能であり、その利用は自動車セクター以外にも広がっています。LSTC社のソリューションは、航空宇宙、土木工学、防衛、製造およびバイオメディカル産業で幅広く使用されています。
「LSTC社は、これまで数十年にわたりANSYSのパートナーであり、ANSYSはLSTC社が30年以上にもわたりお客様と築いてきた深い絆に多大な敬意を払っています。この買収により、両社に共通のお客様本位のアプローチが活きることに加え、お客様が統合されたシミュレーションソリューションのポートフォリオにアクセス可能となるため、互いのお客様に大きな価値を提供できるものと期待しています。さらに、この買収により、ANSYSはANSYS Workbench環境にすでに組み込まれているLS-DYNAの統合をさらに進めることができ、ANSYSのお客様はより広範囲の先進的シミュレーション技術へのシームレスなアクセスが可能となります。創始者であるJohn Hallquist氏の理念により、LSTC社はその歴史を通じてお客様の成功を第一に運営されてきました。
私は、この業界の伝説的人物とより緊密に仕事ができる機会を持てることに大きな喜びを感じています。」(ANSYS、社長兼CEO、Ajei Gopal)
「LSTC社は25年にわたりANSYSパートナーの一員となってきましたが、今回正式にANSYSに加わりエンジニアリングシミュレーションのリーダーとしての立場に貢献できることを非常に嬉しく思っています。ANSYSは、LSTC社の世界トップクラスの科学者、数学者およびエンジニアのチームが、最先端かつスケーラブルで完全連成されたマルチフィジックス計算を推進し続けるための完璧な活動拠点です。ANSYS Workbenchプラットフォームは、ユーザーフレンドリーなインターフェース上に独自の幅広いシミュレーション技術のポートフォリオをパッケージしてお客様に提供しており、業界の羨望の的となっています。このWorkbenchとLS-DYNAの組み合わせにより、私たちのユーザーベースを少なくとも一桁拡大できるものと期待しています。
私たちの研究により、より多くのお客様がこれまで不可能であった大規模なプロジェクトを構想し、設計し、実装できるようになることが、LSTC社の全社員にとって何よりの楽しみです。」(LSTC社、創設者兼CFO、John O. Hallquist氏)
この取引は、慣例の締結条件を満足し、当局の許可が得られることを条件として2019年の第4四半期には完了することが予想されています。取引完了後に、ANSYSの経営陣は、この取引および2019年の財務見通しに対する影響に関して詳細を発表する予定です。ANSYSの予想によると、この取引は2020年の業績に対して6千万USドルから6千5百万USドルの非米国会計基準(non-GAAP)利益をもたらす一方、non-GAAP営業利益率および1株当たり利益の希薄化に対しての寄与は中立から微増であろうとされています。Non-GAAP予測では、買収に関連する繰延収益、株式連動報酬、取得無形資産の減価償却および取引費用などに対する取得原価調整の影響は除外されています。
■ANSYSについて
ANSYSは、エンジニアリングシミュレーションの分野で世界をリードしています。ANSYS製品は、高い速度・精度・信頼性を誇る幅広いシミュレーションツールにより、お客様が直面する非常に複雑な設計問題の明確化と洞察を可能にします。ANSYSの技術は、あらゆる業界の企業が、高品質で革新的かつ持続可能な製品を短期間で設計することを想像できるようにするものです。1970年に設立されたANSYSは、3,000人近いプロフェッショナルを擁し、そのうち700人以上は有限要素解析、数値流体力学、エレクトロニクスおよび電磁気学、組み込みソフトウェア、システムシミュレーション、設計最適化などのエンジニアリング分野で博士号を取得しています。
本社を米国のピッツバーグ南部に置くANSYS は、世界中に75ヵ所以上の戦略的販売拠点を有するとともに、40ヵ国以上のチャネルパートナーとネットワークを築いています。詳細は、 https://www.ansys.com/ をご覧ください。
また、ANSYSは主要なソーシャルチャネルで確固たる地位を築いています。シミュレーション関連の情報については、 https://www.ansys.com/About-ANSYS/Social-Media をご覧ください。
ANSYS、ならびにANSYS, Inc.のすべてのブランド名、製品名、サービス名、機能名、ロゴ、標語は、米国およびその他の国におけるANSYS, Inc. またはその子会社の商標または登録商標です。その他すべてのブランド名、製品名、サービス名、機能名、または商標は、それぞれの所有者に帰属します。
アンシス・ジャパン株式会社(ANSYS Japan K.K.)は、米国ANSYS, Inc. 100%出資の日本法人です。ANSYS, Inc.のCAEソフトウェアを日本で販売し、あわせてサービス、サポート体制を確立するために設立されました。