4人に3人が旅館でマナー違反に遭遇! みんなが持って帰って良いのか迷いがちな“アメニティ”は 「フェイスタオル」「ランドリーバック」「メモ帳」「ボールペン」
[19/09/26]
提供元:@Press
提供元:@Press
総合旅行プラットフォーム「エアトリ」(https://www.airtrip.jp/)を運営する株式会社エアトリ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:吉村 英毅)は、20代〜70代の男女1,142名を対象に「旅館マナー」に関する調査を実施しました。
■調査背景
朝晩は涼しい日も増えてきて、温泉が恋しい季節となりました。その一方で旅館でのマナー違反がニュースやSNSで話題になることもしばしば。オリンピックの開催に向けて外国人旅行客も増加しており、益々マナーについて考える機会が増えそうです。そこで、「旅館のマナー」について意見を募りました。
調査結果概要
調査1:「旅館」は好きですか?
「好き」は7割超え!
―「好き」と回答したのは72.9%、「嫌い」は3.8%に留まりました。
調査2:旅館・温泉内でマナー違反の人を見かけたことはありますか?
4人に3人はマナー違反者に遭遇!
―「ある」と答えたのは73.8%となりました。
調査3:<到着時間について>到着予定時間からどのくらい遅れそうだったら宿に連絡を入れますか?
「1時間未満」が最多!
―「1時間未満」が38.4%と最多。「1時間以上2時間未満」の34.3%と合わせると7割以上が「2時間未満」の遅刻で連絡を入れることが分かりました。
調査4:<座り位置について>パートナーや家族など男女で宿泊する際、座る位置(上座・下座)について気にしていますか?
「気にしている」は全体の15.3%。「気にしていない」は男女で大きな差が。
―「気にしていない」と回答した男性は54.1%と過半数だったのに対し、女性は40.8%と10ポイント以上低くなりました。
調査5:<アメニティについて>何も記載がない場合、持ち帰ってOKだと思うアメニティはどれですか?
「ランドリーバック」「メモ帳」「ボールペン」「フェイスタオル」が16〜22%で判断に迷っている人が多い模様。
―使い捨てのものや「お茶・ドリップコーヒー」までは過半数が持ち帰りOKと判断しました。
調査6:「心付け」についてどう思いますか?
意見が大きく分かれる結果に!
―1位は「特別なことをしてもらった時には渡すべき」(32.4%)、続いて「どちらでも良い」(28.8%)、「宿のランクによっては渡すべき」(19.4%)が入りました。
調査7:バイキングで食べ物を残すことに対してどう思いますか?
「どんな状況であれ残すのはマナー違反」が6割超え!
―「お客の自由」は3.0%、「食べようと思って取ったものを残してしまうのは仕方ない」は30.3%に留まりました。
調査8:チェックアウトする際、部屋はどのような状態にしますか?
8割以上が「恥ずかしくない程度に片づける」!
ー「キレイにし、最初の状態に近づける」は14.4%、「特に片づけず、そのままの状態にする」は3.3%となりました。
調査結果
調査1:「旅館」は好きですか?
和式の宿泊施設である旅館を「好き」と回答したのは72.9%となりました。和室に懐かしさを感じつつも非日常感に浸れる点が人気なのかもしれません。また、上げ膳据え膳でゆっくりくつろげる点も大きなポイントとなっていそうです。
画像 : https://newscast.jp/attachments/NN95NtWsnNy4uVnTNMpt.jpg
調査2:旅館・温泉内でマナー違反の人を見かけたことはありますか?
7割以上の人が旅館を「好き」と答える一方で、4人に3人がマナー違反を見かけたことが「ある」と答える残念な結果となりました。これから東京オリンピックに向けて多くの外国人観光客が訪れることが予想されます。まずは日本人間のマナー意識をすり合わせ、観光客に見本を見せられるようになりたいところです。
画像 : https://newscast.jp/attachments/2UXw0HjiV4MoEeohXHcT.jpg
調査3:<到着時間について>到着予定時間からどのくらい遅れそうだったら宿に連絡を入れますか?
最も多かったのは「1時間未満」(38.4%)でした。2位の「1時間以上2時間未満」と合わせると、72.7%もの人が「2時間未満」の遅刻でも宿に連絡を入れると回答しました。
一方、「2時間以上」の人や「時間に関わらず夕食の時間を過ぎそうだったら」と答えた人もそれぞれ1割ほどいましたが、宿側のことを考えると連絡は早ければ早いほど親切と言えそうです。
画像 : https://newscast.jp/attachments/ACSDbfa8nOXh53sSCrlX.jpg
調査4:<座り位置について>パートナーや家族など男女で宿泊する際、座る位置(上座・下座)について気にしていますか?
全体では15.3%の人が「気にする」と答えました。年齢別だと大きな差がなかったものの、男女別で見たところ、男性は過半数が「気にしていない」(54.1%)と答えた一方で、女性は13ポイントも少ない40.8%となりました。女性が上座に座ることをマナー違反と考える人もいることから、女性の方が座席には意識を配っているようです。その逆にSNSでは「上座に座っているのにおひつとしゃもじが置かれる」という女性の嘆きもあり、宿側のマナー違反もあるようです。
画像 : https://newscast.jp/attachments/SHuK03JYTRbStFeUGLsM.jpg
調査5:<アメニティについて>何も記載がない場合、持ち帰ってOKだと思うアメニティはどれですか?
「歯ブラシ」や「ミニボトルのシャンプー・リンス・化粧水」などの使い捨てタイプについては大多数が持ち帰りOKと判断しました。「お茶、ドリップコーヒー」までは過半数がOKとする一方で、「ランドリーバック」(22.3%)、「旅館名の入ったメモ帳」(16.6%)、「フェイスタオル」(16.4%)、「旅館名の入ったボールペン」(16.2%)は迷う人が多い様子が窺えました。SNSの声では「宿名が入っているものはノベルティだから持ち帰って良い」と言う意見もありましたが、宿の人に一声かけるとマナーの上でも良いでしょう。
画像 : https://newscast.jp/attachments/8EuDgEIdRyZloavyx5UP.jpg
調査6:「心付け」についてどう思いますか?
最も多かった意見は「特別なことをしてもらった時には渡すべき」(32.4%)、僅差で「どちらでも良い」(28.8%)、「宿のランクによっては渡すべき」(19.4%)が続きました。一方で「常に渡すべきではない」も14.7%あり、心付けを悪しき慣習と捉えている人も一定数いることが窺えます。
画像 : https://newscast.jp/attachments/dVY7ZTHjqshKdIzBAETI.jpg
調査7:バイキングで食べ物を残すことに対してどう思いますか?
大型の旅館でよくあるのが「バイキング」。バイキングは好きなものを自由に取れる点で非常に人気の高い食事形式となっていますが、一方で食べ物をたくさん取って残すというマナー違反も目にします。食べ物を残す行為についての意見を聞いたところ、「食べようと思って取ったものを残してしまうのは仕方ない」(30.3%)に倍以上の差をつけて「どんな状況であれ残すのはマナー違反」(66.7%)が1位となりました。昔から食べ物を粗末にすることを悪しきとする日本の素晴らしい慣習が表れた結果となっています。
画像 : https://newscast.jp/attachments/hSHkhg94ZeGuqYApa65H.jpg
調査8:チェックアウトする際、部屋はどのような状態にしますか?
8割以上の人が「恥ずかしくない程度に片づける」と回答しました。「キレイにし、最初の状態に近づける」も14.4%いましたが、旅館の清掃係を名乗るTwitterユーザーが、「チェックアウト時は布団を畳まないで、そのままで部屋を出てください。」といった趣旨の投稿をしたことも話題となりました。キレイに畳んでも結局忘れ物チェックで広げることになるので二度手間だという理由でしたが、最初の状態に近づけようとキレイにすることは日本人の美徳とも取れますし、一概にマナー違反とは言えなさそうです。
画像 : https://newscast.jp/attachments/IgS7Y3bs52QaMVcjT2E6.jpg
●旅館で遭遇したマナー違反
・静かさを求めて行っても、今は外国人が多くて、子どもが走りまわったり、常に大声でしゃべっている。(60代・女性)
・使用した宿泊部屋を尋常じゃなく汚していく。例えば食品散らばしたり、壁にイタズラ書きがあったり。ベットメイキングの仕事をしていた時にそのような部屋を掃除しました。(30代・女性)
・最近バイキング形式の食事が多いが、ドリンクを自分のペットボトルや水筒的なものに入れ持ち帰る。(50代・女性)
・泥酔して大声を出したり、寝転んでいたりする人を見かけた。(50代・女性)
・禁煙の部屋のテラス席での喫煙(ホタル族)(50代・男性)
・バイキングで、一度自分のお皿に取ったものを戻した。(50代・女性)
・バイキング料理を必要以上に採り殆ど食べ残す。 少子化で子供を大切にする気持ちも分かるがあまりにもしつけがなっていない。(70代・男性)
■調査概要
調査タイトル :「旅館のマナー」に関するアンケート調査
調査対象 :20代〜70代の男女1,142名
調査期間 :2019年9月12日〜9月16日
調査方法 :インターネット調査
調査主体 :株式会社エアトリ