民生用ロボット市場で産学連携 腱駆動ロボットにて腱の剛性調整を可能にするバネユニットについて佐竹製作所が再び東京大学とライセンス契約締結 製品化に向けた開発を開始
[11/05/10]
提供元:@Press
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産業ロボットや治工具などのFA機械部品の製造・販売事業を展開する株式会社 佐竹製作所(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:尾方 謙一)は、東京大学とライセンス契約を締結し、腱駆動ロボットにて腱(ワイヤー)の剛性調整を可能にするバネユニット「ゴウセイアジャスター(TM)」の製品化に向けた開発を2011年5月より開始することを発表いたします。
試作品においては、販売開始予定を2011年6月末頃とし、初回試作品を2011年7月開催の次世代ロボット製造技術展「ROBOTEC(東京ビックサイト)」にて展示する予定です。
【背景】
ロボット市場は、現在の産業用途から民生用途を取り込みながら成長していくと予測されています。特に家事・生活支援・介護用など「ロボットが人に接する機会」が増大すると考えられており、当社では、2010年12月から東京大学情報理工学系研究科が特許申請した、世界初の三次元方向の変位を検出できるロボット埋め込み型柔軟触覚センサー「ショッカクキューブ(TM)」の試作品を販売しております。
今回新たにライセンス契約を締結したバネユニットは、柔軟触覚センサーにより新規参入した民生用ロボット市場において、佐竹製作所本来の強みである金属加工を生かした部品を追加することで製品ラインアップの強化を目的にしています。
腱(ワイヤー)の剛性を調整できるこの機構部品は「ゴウセイアジャスター(TM)」として製品化していき、まずは2種類の製品を市場に投入する予定です。
【より人間に近い構造に向けて 〜ロボットで腱(ワイヤー)の剛性を調整〜】
ロボットには軸駆動型と腱駆動型の2種類が存在します。
軸駆動型ロボットは、モーターとギアの組み合わせで高精度・高出力な動作を可能にします。一方、腱駆動型は、柔らかくなじみのある動作ができるロボットであり、より人間の体の構造に近い特性を持ちます。近年では腱駆動型の開発に注目が集まっています。
バネユニット「ゴウセイアジャスター(TM)」は、腱駆動型ロボットの「腱(ワイヤー)」に設置することで、ワイヤー自体に人間の腱が持つような弾力性をもたせ、外力に対してロボットが柔らかく反応できるようにする部品です。腱の硬さ(=剛性)を調整(=アジャスト)する役割を担っています。
【「ゴウセイアジャスター(TM)」2製品紹介】
<ゴウセイアジャスターR(TM)>
腱(ワイヤー)に対して摩擦がかからない構成となっているため、腱の寿命を延長できます。さらに付属の角度センサーにより、軸の回転角度から腱(ワイヤー)の張力を測定可能です。
<ゴウセイアジャスターA(TM)>
少ない部品点数で構成されているため、低コストを実現しています。また後付け(アドオン)タイプとなっているため、ロボット全体の再構成することなく剛性の調整を可能とします。
【製品概要】
製品名 :ゴウセイアジャスターR(TM)
ゴウセイアジャスターA(TM)
販売開始:2011年6月ごろより試作品販売開始予定
価格 :未定
【今後の展望】
佐竹製作所は、2010年にロボットヒューマンインターフェースに「やわらかさ」を加え、さらに「つねる・ひねる」といった三次元方位の変化の認識を可能にする世界初の柔軟触覚センサー技術を東京大学とライセンス契約し、「ショッカクキューブ(TM)」として製品化することで民生ロボット市場の触覚センサー分野に新規参入いたしました。
今回のバネユニットの製品化開発着手により、今後は民生ロボット市場にて電子部品と金属部品を融合したメカトロニクス分野での製品展開も視野に入れています。民生ロボット市場以外でも、自転車のブレーキにアンチロック機能を付加するなど、ワイヤーの剛性調整を必要とする分野について、当製品利用の可能性を広げて参ります。
バネユニット「ゴウセイアジャスター(TM)」の初回試作品においては、2011年7月開催の次世代ロボット製造技術展「ROBOTEC(東京ビックサイト)」にて展示予定です。
【「ROBOTECH」開催概要】
名称: 第2回ROBOTECH - 次世代ロボット製造技術展
会期: 2011年7月13日(水)〜15日(金) 午前10時〜午後5時
会場: 東京ビッグサイト(国際展示場) 東ホール
URL : http://www.robotechexpo.jp/
【会社概要】
会社名 : 株式会社 佐竹製作所
所在地 : 東京都千代田区神田須田町1-24-3 フォーキャストビル7F
代表者 : 代表取締役社長 尾方 謙一
設立 : 昭和36年9月21日
資本金 : 5,000万円
従業員数: 95名(パート含む)
URL : http://satake-s.co.jp/
事業内容: ネジをベースとした精密金属加工部品の製造・販売
【一般からのお問い合わせ先】
株式会社 佐竹製作所 事業開発部
TEL : 048-928-8751
FAX : 048-924-2981
試作品においては、販売開始予定を2011年6月末頃とし、初回試作品を2011年7月開催の次世代ロボット製造技術展「ROBOTEC(東京ビックサイト)」にて展示する予定です。
【背景】
ロボット市場は、現在の産業用途から民生用途を取り込みながら成長していくと予測されています。特に家事・生活支援・介護用など「ロボットが人に接する機会」が増大すると考えられており、当社では、2010年12月から東京大学情報理工学系研究科が特許申請した、世界初の三次元方向の変位を検出できるロボット埋め込み型柔軟触覚センサー「ショッカクキューブ(TM)」の試作品を販売しております。
今回新たにライセンス契約を締結したバネユニットは、柔軟触覚センサーにより新規参入した民生用ロボット市場において、佐竹製作所本来の強みである金属加工を生かした部品を追加することで製品ラインアップの強化を目的にしています。
腱(ワイヤー)の剛性を調整できるこの機構部品は「ゴウセイアジャスター(TM)」として製品化していき、まずは2種類の製品を市場に投入する予定です。
【より人間に近い構造に向けて 〜ロボットで腱(ワイヤー)の剛性を調整〜】
ロボットには軸駆動型と腱駆動型の2種類が存在します。
軸駆動型ロボットは、モーターとギアの組み合わせで高精度・高出力な動作を可能にします。一方、腱駆動型は、柔らかくなじみのある動作ができるロボットであり、より人間の体の構造に近い特性を持ちます。近年では腱駆動型の開発に注目が集まっています。
バネユニット「ゴウセイアジャスター(TM)」は、腱駆動型ロボットの「腱(ワイヤー)」に設置することで、ワイヤー自体に人間の腱が持つような弾力性をもたせ、外力に対してロボットが柔らかく反応できるようにする部品です。腱の硬さ(=剛性)を調整(=アジャスト)する役割を担っています。
【「ゴウセイアジャスター(TM)」2製品紹介】
<ゴウセイアジャスターR(TM)>
腱(ワイヤー)に対して摩擦がかからない構成となっているため、腱の寿命を延長できます。さらに付属の角度センサーにより、軸の回転角度から腱(ワイヤー)の張力を測定可能です。
<ゴウセイアジャスターA(TM)>
少ない部品点数で構成されているため、低コストを実現しています。また後付け(アドオン)タイプとなっているため、ロボット全体の再構成することなく剛性の調整を可能とします。
【製品概要】
製品名 :ゴウセイアジャスターR(TM)
ゴウセイアジャスターA(TM)
販売開始:2011年6月ごろより試作品販売開始予定
価格 :未定
【今後の展望】
佐竹製作所は、2010年にロボットヒューマンインターフェースに「やわらかさ」を加え、さらに「つねる・ひねる」といった三次元方位の変化の認識を可能にする世界初の柔軟触覚センサー技術を東京大学とライセンス契約し、「ショッカクキューブ(TM)」として製品化することで民生ロボット市場の触覚センサー分野に新規参入いたしました。
今回のバネユニットの製品化開発着手により、今後は民生ロボット市場にて電子部品と金属部品を融合したメカトロニクス分野での製品展開も視野に入れています。民生ロボット市場以外でも、自転車のブレーキにアンチロック機能を付加するなど、ワイヤーの剛性調整を必要とする分野について、当製品利用の可能性を広げて参ります。
バネユニット「ゴウセイアジャスター(TM)」の初回試作品においては、2011年7月開催の次世代ロボット製造技術展「ROBOTEC(東京ビックサイト)」にて展示予定です。
【「ROBOTECH」開催概要】
名称: 第2回ROBOTECH - 次世代ロボット製造技術展
会期: 2011年7月13日(水)〜15日(金) 午前10時〜午後5時
会場: 東京ビッグサイト(国際展示場) 東ホール
URL : http://www.robotechexpo.jp/
【会社概要】
会社名 : 株式会社 佐竹製作所
所在地 : 東京都千代田区神田須田町1-24-3 フォーキャストビル7F
代表者 : 代表取締役社長 尾方 謙一
設立 : 昭和36年9月21日
資本金 : 5,000万円
従業員数: 95名(パート含む)
URL : http://satake-s.co.jp/
事業内容: ネジをベースとした精密金属加工部品の製造・販売
【一般からのお問い合わせ先】
株式会社 佐竹製作所 事業開発部
TEL : 048-928-8751
FAX : 048-924-2981