自治体サイト、使いやすさ 1位は千葉!<Webユーザビリティランキング2011>
[11/06/06]
提供元:@Press
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トライベック・ストラテジー株式会社(所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長:小川 淳)は、「Webユーザビリティランキング2011<自治体サイト編>」を実施し、全都道府県47サイトのユーザビリティ(使い勝手や安全性など)を評価。調査は2011年1月から2月末にかけて実施しました。
■住民とのコミュニケーションにおいて重要性を増す自治体サイト
高速インターネット回線の普及や、スマートフォンの普及を初めとするデバイス環境の変化により、地方自治体のウェブサイトで情報を取得したり各種申請をする機会は着実に増えています。自治体サイトはこうした背景の中で、より精度の高い公共情報や自治体の施策、PR情報など確実に利用者に届けることのできる利便性の高いWebサイトが求められるようになってきています。
東日本大震災でも明らかなように、自治体のサイトは、緊急情報や災害時に利用者がもっとも活用するメディアです。また自治体と住民をつなぐ架け橋としてのコミュニケーション機能でも大変重要な役割を担っています。例えば、仕事や病気などで自治体の窓口に行けない住民でも、サイトを使えば、簡単に自治体の情報を得たり各種の申請をすることができます。
しかしながら、実際に利用者が自治体サイトにアクセスすると「必要な情報が取得できない」「自治体の説明が難解で理解できない」「県の施策やPR情報が不十分」「意見やパブリックコメントが投稿しづらい」といった不満が挙げられ、このような諸所の問題が利用者の利便性を著しく下げることになります。そしてこのWebサイトにおける利用者の利便性如何にもっとも影響を与えるのがユーザビリティ(=Webサイトの使いやすさ)なのです。
■評価対象
全都道府県47サイト。メインサイトを中心に同一ドメイン内のサイトについて診断を実施しました。メインサイトからリンクが貼られているサブサイトについては、ユーザー視点で同一サイトと思われる場合において診断範囲に含んでいます。
■評価方法
トライベック・ストラテジーのユーザビリティ診断プログラムを用いて、「アクセス性」、「サイト全体の明快性」、「ナビゲーションの使いやすさ」、「コンテンツの適切性」、「ヘルプ・安全性」の5評価軸、全96項目について評価しました。
■調査結果の概要
全都道府県47サイトのユーザビリティ診断結果の概要は以下のとおりです。
・第1位は千葉県。2010年7月29日より順次リニューアルを実施しています。レイアウトやデザインが全ページ統一された上で、利用者のWebサイト内の回遊を補助するナビゲーションを設置したことにより、評価において重要視される「サイト全体の明快性」「ナビゲーションの使いやすさ」「コンテンツの適切性」の3軸において高評価となりました。
・第2位の栃木県も、2011年2月1日にリニューアルしており、デザインのリニューアルや情報構造の再整理を実施したことによって、高水準のユーザビリティ基準を達成しています。残念ながら千葉県に僅差で第2位となりました。
・自治体サイト全体に見られた傾向として、全体的にユーザビリティ(使いやすさ)は高いとは言い難く、至るところで利用者の利便性に対する配慮が欠けているところが散見されました。特に利用者にユーザビリティ上の影響を与える評価軸である、「サイト全体の明快性」「ナビゲーションの使いやすさ」の2軸においてさまざまな課題がありました。
・「サイト全体の明快性」においては、特にトップページのあり方に多くの課題を抱えている自治体サイトが多数挙げられました。トップページ上は情報が整理されず配置されており、「目的とする情報がどこにあるのかが分からない」「情報が整理されておらず見づらい」「用語が難解で分かりづらい」など利用者の利便性低下を引き起こすさまざまな要因が見つかりました。
・「ナビゲーションの使いやすさ」においては、利用者がWebサイト内を回遊する上で重要な役割を果たすナビゲーション機能の使い方に課題が多数挙げられました。またWebサイトを管理する部署が違うためか、同一の自治体サイト内であるのにも関わらず、デザインやレイアウトが異なるページが存在し、情報の漏れ・ダブりなども散見されました。こうしたサイトは内部の整合性が取れておらず、結果的に利用者の情報探索に大きな影響を与え、利便性低下につながっている可能性が高いといえます。
・本調査より、自治体サイトのユーザビリティは決して高いとは言えません。公共性の高い情報発信をし、住民とのコミュニケーションという役割を担う都道府県サイトだからこそ、改めてユーザビリティについて見直し、真に利用者目線での使いやすいWebサイトとはどのようなものかを考え、より利便性の高いサイトの運営を目指してほしいと考えます。
◎全47サイトのランキング結果をすべてご覧になりたい方はこちら
http://www.tribeck.jp/usability/ranking/2011lgov/
<参考資料>
・サイト上位10位ランキング
順位 自治体名
1 千葉県
2 栃木県
3 山梨県
4 神奈川県
5 石川県
6 富山県
7 群馬県
8 福岡県
9 宮崎県
10 福井県
【会社概要】
会社名 : トライベック・ストラテジー株式会社
所在地 : 東京都渋谷区恵比寿1丁目21番3号 恵比寿NRビル5階
代表者 : 代表取締役社長 小川 淳
設立 : 2001年9月4日
資本金 : 8,765万円
事業内容: Webコンサルテーション、インテグレーション事業
(Web戦略策定からサイト構築、運営支援までのトータルソリューションをワンストップで提供します)
URL : http://www.tribeck.jp/
: http://www.tribeck.jp/usability/index.html (ユーザビリティランキング)
: http://www.facebook.com/TribeckStrategies (Facebookページ)
■住民とのコミュニケーションにおいて重要性を増す自治体サイト
高速インターネット回線の普及や、スマートフォンの普及を初めとするデバイス環境の変化により、地方自治体のウェブサイトで情報を取得したり各種申請をする機会は着実に増えています。自治体サイトはこうした背景の中で、より精度の高い公共情報や自治体の施策、PR情報など確実に利用者に届けることのできる利便性の高いWebサイトが求められるようになってきています。
東日本大震災でも明らかなように、自治体のサイトは、緊急情報や災害時に利用者がもっとも活用するメディアです。また自治体と住民をつなぐ架け橋としてのコミュニケーション機能でも大変重要な役割を担っています。例えば、仕事や病気などで自治体の窓口に行けない住民でも、サイトを使えば、簡単に自治体の情報を得たり各種の申請をすることができます。
しかしながら、実際に利用者が自治体サイトにアクセスすると「必要な情報が取得できない」「自治体の説明が難解で理解できない」「県の施策やPR情報が不十分」「意見やパブリックコメントが投稿しづらい」といった不満が挙げられ、このような諸所の問題が利用者の利便性を著しく下げることになります。そしてこのWebサイトにおける利用者の利便性如何にもっとも影響を与えるのがユーザビリティ(=Webサイトの使いやすさ)なのです。
■評価対象
全都道府県47サイト。メインサイトを中心に同一ドメイン内のサイトについて診断を実施しました。メインサイトからリンクが貼られているサブサイトについては、ユーザー視点で同一サイトと思われる場合において診断範囲に含んでいます。
■評価方法
トライベック・ストラテジーのユーザビリティ診断プログラムを用いて、「アクセス性」、「サイト全体の明快性」、「ナビゲーションの使いやすさ」、「コンテンツの適切性」、「ヘルプ・安全性」の5評価軸、全96項目について評価しました。
■調査結果の概要
全都道府県47サイトのユーザビリティ診断結果の概要は以下のとおりです。
・第1位は千葉県。2010年7月29日より順次リニューアルを実施しています。レイアウトやデザインが全ページ統一された上で、利用者のWebサイト内の回遊を補助するナビゲーションを設置したことにより、評価において重要視される「サイト全体の明快性」「ナビゲーションの使いやすさ」「コンテンツの適切性」の3軸において高評価となりました。
・第2位の栃木県も、2011年2月1日にリニューアルしており、デザインのリニューアルや情報構造の再整理を実施したことによって、高水準のユーザビリティ基準を達成しています。残念ながら千葉県に僅差で第2位となりました。
・自治体サイト全体に見られた傾向として、全体的にユーザビリティ(使いやすさ)は高いとは言い難く、至るところで利用者の利便性に対する配慮が欠けているところが散見されました。特に利用者にユーザビリティ上の影響を与える評価軸である、「サイト全体の明快性」「ナビゲーションの使いやすさ」の2軸においてさまざまな課題がありました。
・「サイト全体の明快性」においては、特にトップページのあり方に多くの課題を抱えている自治体サイトが多数挙げられました。トップページ上は情報が整理されず配置されており、「目的とする情報がどこにあるのかが分からない」「情報が整理されておらず見づらい」「用語が難解で分かりづらい」など利用者の利便性低下を引き起こすさまざまな要因が見つかりました。
・「ナビゲーションの使いやすさ」においては、利用者がWebサイト内を回遊する上で重要な役割を果たすナビゲーション機能の使い方に課題が多数挙げられました。またWebサイトを管理する部署が違うためか、同一の自治体サイト内であるのにも関わらず、デザインやレイアウトが異なるページが存在し、情報の漏れ・ダブりなども散見されました。こうしたサイトは内部の整合性が取れておらず、結果的に利用者の情報探索に大きな影響を与え、利便性低下につながっている可能性が高いといえます。
・本調査より、自治体サイトのユーザビリティは決して高いとは言えません。公共性の高い情報発信をし、住民とのコミュニケーションという役割を担う都道府県サイトだからこそ、改めてユーザビリティについて見直し、真に利用者目線での使いやすいWebサイトとはどのようなものかを考え、より利便性の高いサイトの運営を目指してほしいと考えます。
◎全47サイトのランキング結果をすべてご覧になりたい方はこちら
http://www.tribeck.jp/usability/ranking/2011lgov/
<参考資料>
・サイト上位10位ランキング
順位 自治体名
1 千葉県
2 栃木県
3 山梨県
4 神奈川県
5 石川県
6 富山県
7 群馬県
8 福岡県
9 宮崎県
10 福井県
【会社概要】
会社名 : トライベック・ストラテジー株式会社
所在地 : 東京都渋谷区恵比寿1丁目21番3号 恵比寿NRビル5階
代表者 : 代表取締役社長 小川 淳
設立 : 2001年9月4日
資本金 : 8,765万円
事業内容: Webコンサルテーション、インテグレーション事業
(Web戦略策定からサイト構築、運営支援までのトータルソリューションをワンストップで提供します)
URL : http://www.tribeck.jp/
: http://www.tribeck.jp/usability/index.html (ユーザビリティランキング)
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