恒久住宅への移行可能なデザイン仮設住宅の供給サービス開始
[11/06/29]
提供元:@Press
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株式会社キューブスタイル(本社:東京都港区、代表取締役:幸村 和晃、以下 キューブスタイル)は、グッドデザイン賞受賞(2006年)プレハブのシステムを応用し、東日本大震災の復興に向けたプランとして『テンポラリーユニット』の販売を開始いたしました。『テンポラリーユニット』は、その構造の特徴を活かし仮設住宅から恒久住宅への移行に際して、そのままリユース、さらには増設できるシステムであり、理論だけでなく現実的なプランとして購入いただけます。
当社は、ユーザーからの材料(建材でも設備機器でも)支給も受け付け、セルフビルドにも対応(※)するなど、既存の建築方式の変革を目指しています。
(※) ユーザー様ができる事はご自身で、できない事だけお任せください。セルフビルド対応というのは、趣味としての自作というよりも被災地においては、復興に向けての仕事の創出という期待もこめています。
工務店様、リフォーム業者様へは構造(鉄骨フレーム)の販売も開始します。
URL: http://www.araicorp.co.jp/
※現在ホームページは準備中です。製造元のホームページ( http://www.araicorp.co.jp/ )にリンクしています。
1.『テンポラリーユニット』開発の背景
軽量鉄骨全溶接フレーム構造を利用した仮設プレハブハウスやプレハブ住宅は、新しい技術ではありません。しかし当社は、仮設プレハブの世界では当たり前のように再利用されていて堅牢な構造のユニットハウスに“デザインを加えて環境貢献をする”という理念のもとに取り組んでまいり、「2006年グッドデザイン賞」を受賞するにいたりました。リユースできる建物の普及をめざし、店舗・事務所などで実績をつくっており、現在住宅にも提供を開始しております。
今回の東日本大震災に必要となっている仮設住宅の問題に関して、再利用可能にも関わらず解体廃棄を前提に進んでいる仮設住宅の供給状況をみるにつけ、当社のシステムを利用して被災者の方々に先々の住居の確保に関しての不安を軽減する事に貢献したいという想いからこの度の開発にいたりました。
「仮設から恒久住宅へ」という考えで取り組んでいる木造住宅の業者も数々ありますが、それはあくまでも材料としてのリユースであるため、解体して、いったん材料の状態に戻す必要があります。解体作業に際しては、材料を再利用する前提で解体する事は、廃棄を前提に解体するよりも解体費が多くかかってしまいます。そのため、恒久住宅として利用できるといっても、仮設住宅の解体費にプラスして建築コストがさらに上乗せされ結果的に費用負担が増すという現状があります。
さらに、“仮設にもデザインを”という被災者の声も多くいただきました。デザイン仮設住居の製作および、恒久住宅への移行の際に、必要な場所に移設して、なおかつ当住宅に追加や改造を施した上で、恒久的な住居としてローコストで移行できるシステムとして販売するにいたりました。事務所仕様では、今回の震災後、静岡から仙台にデザイン性のある事務所を移設して、中古車販売業者様の復興に向けた取り組みに役立てていただいております。
耐久性について、『テンポラリーユニット』は鉄骨構造と木造の技術を融合させており、堅牢な鉄骨フレームの利用によって木の弱点である、湿気やシロアリなどによる構造の劣化を防ぎます。そして内装材などに木を利用する事により、居住性の向上を確保します。
また、再利用をコストに見合った現実のものにするためには、いかに解体コストを抑えるかにかかっていますが、当社はこれまで、店舗や事務所の用途においてリユースのノウハウが数々あります。
今まで住居の用途ではリユースというケースがさほど必要になるケースはありませんでしたが、今回の大災害に遭遇し、暮らしという物への価値観を大きく変革しなければならない状況にきたのだと考え、住宅という市場へもリユースという考えを、その理論のみでなく実際に実現できるレベルで提供してまいります。
2.『テンポラリーユニット』のサービス概要
<特徴>
キューブ(立方体)型の構造を、コンテナやブロックを積むように、一台または複数台を連結する事で建築空間を作ります。そのキューブ毎に内外装や設備を組み込んだユニットとしてのキューブをトラックに積んで、現地まで運んで、設置します。
テンポラリーとしての一時利用のみではなく、移動して再利用するなどリユースを想定した設計や強度の確保がされています。仮設の場合は完全な基礎工事がないため、床下の湿気対策・切り離しのしやすさ、恒久住宅として利用する際には、追加ユニットをどこに連結するかのプランをあらかじめ立ててあります。また住宅に限らず、店舗への転用など、ユニットならではの改造のしやすさから様々な用途へ進化させることができます。
また、今後予想される、自然エネルギー発電に対する対応として、たとえば太陽光発電の設備を屋根上に取り付ける際の強度も確保し、必要に応じて架台の製作の依頼も受け付けます。
<機能>
初期仮設の段階から、ユニットバス、システムキッチン、トイレが装備されています。コンセントや換気扇、サッシ、照明器具にいたるまで、ユニットに組み込まれています。敷地に合わせたユニットサイズを指定でき、恒久仕様の際には好みに応じて増築が可能です。
<仕様>
費用 :¥350万〜
最小サイズ:26.4平米
装備 :外装 ガリバリウム鋼板/内装 杉板
壁厚は一般住宅性能にそって100ミリの断熱を確保。
設備としてトイレ付きユニットバス、ミニキッチンが付属。
(※) 内装や間取りの工夫によって価格を下げることは可能です。
また、材料支給も受け付けます。セルフビルドにも対応しています。
<流れ・業務>
被災者の方や避難されている方が利用できる敷地に必要なサイズや必要な設備、また希望される仕様で、一度 応急仮設ハウスを製造し、運搬設置します。
移設する時期が来たら、指示に従い移設いたします。その際、必要に応じて、建築申請手続き、ユニットの追加改造、設備などの追加移動などを行い、恒久的な建物として継続使用していただきます。
また、仮設住居から、事務所への転用、店舗用として改造、倉庫用として断熱の強化する、というような変化にもフレキシブルに対応も可能です。
3.『テンポラリーユニット』試作品について
2011年7月5日、試作品を仙台の被災地において、農家とともに農地の再生を試みているボランティアのグループに無償提供します。提供するものは、最も小さいスペースで、26.4平米となりますが、二人が生活していただけるようになっております。当『テンポラリーユニット』は、トイレ付きユニットバス、ミニキッチンが配置されており、4名用に増床できるプランとなっています。
■株式会社キューブスタイル 会社概要
商号 : 株式会社キューブスタイル
代表者 : 代表取締役 幸村 和晃
本店所在地 : 東京都港区六本木4-8-7 六本木三河台ビル7階
設立年月日 : 平成20年3月
主な事業の内容: ユニットハウスの製造・販売・企画
資本金 : 300万円
URL : http://www.cubestyle.co.jp/
※現在ホームページは準備中。製造元のホームページ( http://www.araicorp.co.jp/ )にリンク。
当社は、ユーザーからの材料(建材でも設備機器でも)支給も受け付け、セルフビルドにも対応(※)するなど、既存の建築方式の変革を目指しています。
(※) ユーザー様ができる事はご自身で、できない事だけお任せください。セルフビルド対応というのは、趣味としての自作というよりも被災地においては、復興に向けての仕事の創出という期待もこめています。
工務店様、リフォーム業者様へは構造(鉄骨フレーム)の販売も開始します。
URL: http://www.araicorp.co.jp/
※現在ホームページは準備中です。製造元のホームページ( http://www.araicorp.co.jp/ )にリンクしています。
1.『テンポラリーユニット』開発の背景
軽量鉄骨全溶接フレーム構造を利用した仮設プレハブハウスやプレハブ住宅は、新しい技術ではありません。しかし当社は、仮設プレハブの世界では当たり前のように再利用されていて堅牢な構造のユニットハウスに“デザインを加えて環境貢献をする”という理念のもとに取り組んでまいり、「2006年グッドデザイン賞」を受賞するにいたりました。リユースできる建物の普及をめざし、店舗・事務所などで実績をつくっており、現在住宅にも提供を開始しております。
今回の東日本大震災に必要となっている仮設住宅の問題に関して、再利用可能にも関わらず解体廃棄を前提に進んでいる仮設住宅の供給状況をみるにつけ、当社のシステムを利用して被災者の方々に先々の住居の確保に関しての不安を軽減する事に貢献したいという想いからこの度の開発にいたりました。
「仮設から恒久住宅へ」という考えで取り組んでいる木造住宅の業者も数々ありますが、それはあくまでも材料としてのリユースであるため、解体して、いったん材料の状態に戻す必要があります。解体作業に際しては、材料を再利用する前提で解体する事は、廃棄を前提に解体するよりも解体費が多くかかってしまいます。そのため、恒久住宅として利用できるといっても、仮設住宅の解体費にプラスして建築コストがさらに上乗せされ結果的に費用負担が増すという現状があります。
さらに、“仮設にもデザインを”という被災者の声も多くいただきました。デザイン仮設住居の製作および、恒久住宅への移行の際に、必要な場所に移設して、なおかつ当住宅に追加や改造を施した上で、恒久的な住居としてローコストで移行できるシステムとして販売するにいたりました。事務所仕様では、今回の震災後、静岡から仙台にデザイン性のある事務所を移設して、中古車販売業者様の復興に向けた取り組みに役立てていただいております。
耐久性について、『テンポラリーユニット』は鉄骨構造と木造の技術を融合させており、堅牢な鉄骨フレームの利用によって木の弱点である、湿気やシロアリなどによる構造の劣化を防ぎます。そして内装材などに木を利用する事により、居住性の向上を確保します。
また、再利用をコストに見合った現実のものにするためには、いかに解体コストを抑えるかにかかっていますが、当社はこれまで、店舗や事務所の用途においてリユースのノウハウが数々あります。
今まで住居の用途ではリユースというケースがさほど必要になるケースはありませんでしたが、今回の大災害に遭遇し、暮らしという物への価値観を大きく変革しなければならない状況にきたのだと考え、住宅という市場へもリユースという考えを、その理論のみでなく実際に実現できるレベルで提供してまいります。
2.『テンポラリーユニット』のサービス概要
<特徴>
キューブ(立方体)型の構造を、コンテナやブロックを積むように、一台または複数台を連結する事で建築空間を作ります。そのキューブ毎に内外装や設備を組み込んだユニットとしてのキューブをトラックに積んで、現地まで運んで、設置します。
テンポラリーとしての一時利用のみではなく、移動して再利用するなどリユースを想定した設計や強度の確保がされています。仮設の場合は完全な基礎工事がないため、床下の湿気対策・切り離しのしやすさ、恒久住宅として利用する際には、追加ユニットをどこに連結するかのプランをあらかじめ立ててあります。また住宅に限らず、店舗への転用など、ユニットならではの改造のしやすさから様々な用途へ進化させることができます。
また、今後予想される、自然エネルギー発電に対する対応として、たとえば太陽光発電の設備を屋根上に取り付ける際の強度も確保し、必要に応じて架台の製作の依頼も受け付けます。
<機能>
初期仮設の段階から、ユニットバス、システムキッチン、トイレが装備されています。コンセントや換気扇、サッシ、照明器具にいたるまで、ユニットに組み込まれています。敷地に合わせたユニットサイズを指定でき、恒久仕様の際には好みに応じて増築が可能です。
<仕様>
費用 :¥350万〜
最小サイズ:26.4平米
装備 :外装 ガリバリウム鋼板/内装 杉板
壁厚は一般住宅性能にそって100ミリの断熱を確保。
設備としてトイレ付きユニットバス、ミニキッチンが付属。
(※) 内装や間取りの工夫によって価格を下げることは可能です。
また、材料支給も受け付けます。セルフビルドにも対応しています。
<流れ・業務>
被災者の方や避難されている方が利用できる敷地に必要なサイズや必要な設備、また希望される仕様で、一度 応急仮設ハウスを製造し、運搬設置します。
移設する時期が来たら、指示に従い移設いたします。その際、必要に応じて、建築申請手続き、ユニットの追加改造、設備などの追加移動などを行い、恒久的な建物として継続使用していただきます。
また、仮設住居から、事務所への転用、店舗用として改造、倉庫用として断熱の強化する、というような変化にもフレキシブルに対応も可能です。
3.『テンポラリーユニット』試作品について
2011年7月5日、試作品を仙台の被災地において、農家とともに農地の再生を試みているボランティアのグループに無償提供します。提供するものは、最も小さいスペースで、26.4平米となりますが、二人が生活していただけるようになっております。当『テンポラリーユニット』は、トイレ付きユニットバス、ミニキッチンが配置されており、4名用に増床できるプランとなっています。
■株式会社キューブスタイル 会社概要
商号 : 株式会社キューブスタイル
代表者 : 代表取締役 幸村 和晃
本店所在地 : 東京都港区六本木4-8-7 六本木三河台ビル7階
設立年月日 : 平成20年3月
主な事業の内容: ユニットハウスの製造・販売・企画
資本金 : 300万円
URL : http://www.cubestyle.co.jp/
※現在ホームページは準備中。製造元のホームページ( http://www.araicorp.co.jp/ )にリンク。