12年間で7度目の快挙!34年前刊行の『思考の整理学』が2年連続京大1位 ―累計発行部数245万部突破―
[20/03/11]
提供元:@Press
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株式会社筑摩書房(所在地:東京都台東区、代表取締役社長:喜入冬子)が1983年に刊行し、1986年に文庫化した、外山滋比古著『思考の整理学』(ちくま文庫)が、2019年京大生協文庫売上1位となりました。これは2018年に続き2年連読で、2008年に初めて1位となってから、この12年間で7度目の快挙となります。文庫版は34年間で122刷、累計発行部数は245万部を突破し、もはや大学生定番の必読書となっています。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/207735/LL_img_207735_1.jpg
『思考の整理学』書影
『思考の整理学』は、「自らの体験に則し、独自の思考のエッセンスを明快に開陳する、恰好の入門書」とした学術エッセイです。1983年に刊行し、その後1986年に文庫化。もともと2007年まで21年間で16万部のロングセラーとなっていましたが、2007年に岩手県盛岡市のさわや書店で、店員だった松本大介氏が記した「もっと若いときに読んでいれば…」という書店店頭のポップをきっかけに再び注目を集め、2008年の東大(本郷書籍部)・京大生協の書籍販売ランキングで1位を獲得したことから、“東大・京大で一番読まれた本”のフレーズが生まれました。このフレーズを帯で使用したことにより売上が更に加速し、2009年には累計発行部数が100万部を突破。
同書はその後も変わらず毎年新たな読者を増やし続け、2016年には30年目にして200万部を突破、まさに時代を超えて読み継がれています。(2020年3月11日現在 122刷 累計発行部数245万3,400部)
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/207735/LL_img_207735_2.png
東大生・京大生が根強く支持!年間文庫ランキング
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/207735/LL_img_207735_3.png
松本大介さんのPOP
■なぜ今も読まれ続けるのか?
『思考の整理学』をめくってみると「これからの時代で必要とされるのは、自力で飛び回れる飛行機人間である」とあります。著者は、先生と教科書に引っ張ってもらうグライダー型ではなく、エンジンを積んで自分の頭で考え、自力で飛び回ることの重要性を、この本の中で誰よりもいち早く提言していました。このメッセージは刊行当時、まったく新しいものとして読まれていました。それから30年以上がたち、コンピューターやAIが出現した今、現代を生き、学ぶうえでの指南書として、本書はより重要性を増しているように思われます。
“知識を詰め込むだけでは、考える力は養われない”という独自の洞察は、東大生や京大生などの学生をはじめ、知識偏重型の勉強をしてきた多くの読者にとって、まだまだ痛感させられるところが多いのではないでしょうか。
■東大生が根強く支持する理由 東大生の感想……外山滋比古講演会「思考の整理学を語る」より
・今の時代に必要なのは、情報を手に入れることよりも「捨てる」ことなのだ。
・他分野との接触、混在が新しい思考法を生み出すという考えがとても新鮮に思えた。
・大学やその先で求められている「学び」に対する姿勢が、少し分かった気がする。
・知識に偏った勉強をしてきたからこそ、それじゃいけないんだ、と思いを新たにした。
・考えがまとまらない時、くよくよするのがいちばんいけない。
・メモをとり、整理する癖がつきました!
・根底にある理念は自ら学べ、という点だと感じた。
・高校生の時は意味が良く分からなかったけれど、大学に入って文章を書くようになり、先生の仰っていたことの重要性が良く分かった。
・今の自分を肯定して考えることの楽しさを教えてくれます。
・時を経ても変わらない価値がある。
・この本を読んでいないなんて、人生の半分を損している。
■コメント
〈依存〉のための知識より、〈自立〉のための知識を求めよ!
その言葉は、従来の枠組に留まるか否かを迷う今の我々にこそ響く。
――宮台真司さん(東京大学 文学部卒)
醗酵、触媒、メタ化、セレンディピティ、拡散と収斂。
みんな理系用語。文系と理系を鮮やかに橋渡しした名著。でも朝食は抜かなくてよいと思う。
――福岡伸一さん(京都大学 農学部卒)
■著者紹介
外山滋比古(とやま・しげひこ)
1923年生まれ。文学博士、評論家、エッセイスト。東京文理科大学英文科卒業。『英語青年』編集長を経て、東京教育大学、お茶の水女子大学などで教鞭を執る。専攻の英文学に始まり、テクスト、レトリック、エディターシップ、思考、日本語論の分野で、独創的な仕事を続けている。著書に『思考の整理学』『ことわざの論理』『「読み」の整理学』『知的生活習慣』『伝達の整理学』(筑摩書房)など多数。
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/207735/LL_img_207735_4.png
外山滋比古(とやま・しげひこ)
■『思考の整理学』(ちくま文庫)
アイディアを軽やかに離陸させ、思考をのびのびと飛行させる方法を、広い視野とシャープな論理で知られる著者が、明快に提示する。
刊行日 : 1986年4月24日
ページ数: 232
定価 : 本体520円+税
ISBN : 978-4-480-02047-5
URL : http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480020475/
【目次】
グライダー/不幸な逆説/朝飯前/醗酵/寝させる/カクテル/エディターシップ/触媒/アナロジー/セレンディピティ/情報の“メタ”化/スクラップ/カード・ノート/つんどく法/手帖とノート/メタ・ノート/整理/忘却のさまざま/時の試錬/すてる/とにかく書いてみる/テーマと題名/ホメテヤラネバ/しゃべる/談笑の間/垣根を越えて/三上・三中/知恵/ことわざの世界/第一次的表現/既知・未知/拡散と収斂/コンピューター
■ツイッター企画「#みんなの思考の整理学」実施中
『思考の整理学』(ちくま文庫)が122刷となったことを受け、2020年2月28日より、読者が所有する『思考の整理学』の刷数が書かれた奥付と表紙写真をつけたコメント投稿を募集しています。ハッシュタグ #みんなの思考の整理学 がついたツイートを刷数ごとに特設サイト内の本棚に並べて、初版から122刷まで揃えていきたいと思っております。
『思考の整理学』特設サイト: https://www.chikumashobo.co.jp/special/shikounoseirigaku/minnano/
画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/207735/LL_img_207735_5.png
「#みんなの思考の整理学」特設web
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/207735/LL_img_207735_1.jpg
『思考の整理学』書影
『思考の整理学』は、「自らの体験に則し、独自の思考のエッセンスを明快に開陳する、恰好の入門書」とした学術エッセイです。1983年に刊行し、その後1986年に文庫化。もともと2007年まで21年間で16万部のロングセラーとなっていましたが、2007年に岩手県盛岡市のさわや書店で、店員だった松本大介氏が記した「もっと若いときに読んでいれば…」という書店店頭のポップをきっかけに再び注目を集め、2008年の東大(本郷書籍部)・京大生協の書籍販売ランキングで1位を獲得したことから、“東大・京大で一番読まれた本”のフレーズが生まれました。このフレーズを帯で使用したことにより売上が更に加速し、2009年には累計発行部数が100万部を突破。
同書はその後も変わらず毎年新たな読者を増やし続け、2016年には30年目にして200万部を突破、まさに時代を超えて読み継がれています。(2020年3月11日現在 122刷 累計発行部数245万3,400部)
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/207735/LL_img_207735_2.png
東大生・京大生が根強く支持!年間文庫ランキング
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/207735/LL_img_207735_3.png
松本大介さんのPOP
■なぜ今も読まれ続けるのか?
『思考の整理学』をめくってみると「これからの時代で必要とされるのは、自力で飛び回れる飛行機人間である」とあります。著者は、先生と教科書に引っ張ってもらうグライダー型ではなく、エンジンを積んで自分の頭で考え、自力で飛び回ることの重要性を、この本の中で誰よりもいち早く提言していました。このメッセージは刊行当時、まったく新しいものとして読まれていました。それから30年以上がたち、コンピューターやAIが出現した今、現代を生き、学ぶうえでの指南書として、本書はより重要性を増しているように思われます。
“知識を詰め込むだけでは、考える力は養われない”という独自の洞察は、東大生や京大生などの学生をはじめ、知識偏重型の勉強をしてきた多くの読者にとって、まだまだ痛感させられるところが多いのではないでしょうか。
■東大生が根強く支持する理由 東大生の感想……外山滋比古講演会「思考の整理学を語る」より
・今の時代に必要なのは、情報を手に入れることよりも「捨てる」ことなのだ。
・他分野との接触、混在が新しい思考法を生み出すという考えがとても新鮮に思えた。
・大学やその先で求められている「学び」に対する姿勢が、少し分かった気がする。
・知識に偏った勉強をしてきたからこそ、それじゃいけないんだ、と思いを新たにした。
・考えがまとまらない時、くよくよするのがいちばんいけない。
・メモをとり、整理する癖がつきました!
・根底にある理念は自ら学べ、という点だと感じた。
・高校生の時は意味が良く分からなかったけれど、大学に入って文章を書くようになり、先生の仰っていたことの重要性が良く分かった。
・今の自分を肯定して考えることの楽しさを教えてくれます。
・時を経ても変わらない価値がある。
・この本を読んでいないなんて、人生の半分を損している。
■コメント
〈依存〉のための知識より、〈自立〉のための知識を求めよ!
その言葉は、従来の枠組に留まるか否かを迷う今の我々にこそ響く。
――宮台真司さん(東京大学 文学部卒)
醗酵、触媒、メタ化、セレンディピティ、拡散と収斂。
みんな理系用語。文系と理系を鮮やかに橋渡しした名著。でも朝食は抜かなくてよいと思う。
――福岡伸一さん(京都大学 農学部卒)
■著者紹介
外山滋比古(とやま・しげひこ)
1923年生まれ。文学博士、評論家、エッセイスト。東京文理科大学英文科卒業。『英語青年』編集長を経て、東京教育大学、お茶の水女子大学などで教鞭を執る。専攻の英文学に始まり、テクスト、レトリック、エディターシップ、思考、日本語論の分野で、独創的な仕事を続けている。著書に『思考の整理学』『ことわざの論理』『「読み」の整理学』『知的生活習慣』『伝達の整理学』(筑摩書房)など多数。
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/207735/LL_img_207735_4.png
外山滋比古(とやま・しげひこ)
■『思考の整理学』(ちくま文庫)
アイディアを軽やかに離陸させ、思考をのびのびと飛行させる方法を、広い視野とシャープな論理で知られる著者が、明快に提示する。
刊行日 : 1986年4月24日
ページ数: 232
定価 : 本体520円+税
ISBN : 978-4-480-02047-5
URL : http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480020475/
【目次】
グライダー/不幸な逆説/朝飯前/醗酵/寝させる/カクテル/エディターシップ/触媒/アナロジー/セレンディピティ/情報の“メタ”化/スクラップ/カード・ノート/つんどく法/手帖とノート/メタ・ノート/整理/忘却のさまざま/時の試錬/すてる/とにかく書いてみる/テーマと題名/ホメテヤラネバ/しゃべる/談笑の間/垣根を越えて/三上・三中/知恵/ことわざの世界/第一次的表現/既知・未知/拡散と収斂/コンピューター
■ツイッター企画「#みんなの思考の整理学」実施中
『思考の整理学』(ちくま文庫)が122刷となったことを受け、2020年2月28日より、読者が所有する『思考の整理学』の刷数が書かれた奥付と表紙写真をつけたコメント投稿を募集しています。ハッシュタグ #みんなの思考の整理学 がついたツイートを刷数ごとに特設サイト内の本棚に並べて、初版から122刷まで揃えていきたいと思っております。
『思考の整理学』特設サイト: https://www.chikumashobo.co.jp/special/shikounoseirigaku/minnano/
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