法人向けアプリシリーズ「CLOMO SECURED APPs」を提供開始〜 高度なセキュリティとリモート管理を備えたエンタープライズ向けモバイルアプリシリーズ 〜
[11/07/13]
提供元:@Press
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株式会社アイキューブドシステムズ(所在地:福岡県大野城市、代表取締役社長:佐々木 勉)は、2011年7月19日より、iPadを始めとするスマートデバイスの法人活用を支援する、リモートでの管理機能を持ったアプリシリーズ「CLOMO SECURED APPs」の提供を開始致します。
本アプリシリーズは、スマートデバイスの導入・運用を支援する「CLOMO MDM」に加えて、企業での本格的なビジネス活用を実現するため、ブラウザ(SecuredBrowser)、文書管理(SecuredDocs)、メーラー(SecuredMailer)、カレンダー(SecuredCalendar)、アドレス帳(SecuredContacts)という5種類のモバイルアプリケーションを開発・提供するものです。これらアプリは、アイキューブドシステムズが保有し研究開発を進める HTML5とJavaScript で業務用モバイルアプリを開発できるフレームワーク「Yubizo Engine」を用いて開発されており、エンタープライズ向けの機能を有す特徴を持っています。
「CLOMO SECURED APPs」シリーズは、統合された管理パネルから、セキュリティ制限や各種設定を、APNs等のPush配信機構により、管理者による遠隔でもアプリ操作を実施可能な管理機能を備えており、アプリ自体の起動を制限したり、アプリ内データを遠隔消去したり、任意のメッセージを配信する等、「アプリ単位での管理機能とデータ管理機能」が特徴で、これらはシリーズの共通機能として提供されます。
「CLOMO SECURED APPs」シリーズのうち、まず先行してiPad向けの「SecuredBrowser for iPad」および「SecuredDocs for iPad」の販売を開始致します。
■コンシューマ向けアプリを業務で利用するリスク
弊社は数多くの法人様のスマートデバイスの導入と運用をご支援する中で、企業内ユーザがApple社のApp Storeで販売されるアプリケーションを、日々の業務に利用していることを知り得ています。これらは、世界中のデベロッパーが、切磋琢磨し開発しており、操作性に優れ、高機能であり、大変有用なアプリケーションです。但し、多くのアプリケーションは個人利用を想定しており、企業が求めるセキュリティ対策は施されていません。
例えば、App Storeで人気がある、GoodReaderやDropBox等を利用して、業務ドキュメントを管理・携行しているユーザは多いはずです。しかし、例のようなアプリはPCとのファイル交換や、他のアプリとのファイル交換が簡単にできるようになっており、これらは、USBメモリを利用することに等しい情報漏洩リスクを企業にもたらす事を意味しています。
また、企業の基幹WEBシステムをiPadのブラウザ経由で利用するケースが増えて来ていますが、その際「有害サイトへのアクセス制限」や「閲覧キャッシュの保持制御」「アクセス履歴の管理」などが情報管理上の機能として求められます。これらは業務中のSNS等への不必要な書き込みによるビジネス被害や、フィッシング被害などを引き起こさないよう安全なブラウジング環境としても必要な機能であり未然に事故を防ぐため対策が課題となっています。
■モバイルアプリ内データマネージメントの必要性
弊社は昨年秋にApple社から限定仕様公開を受け、iOS向けのモバイルデバイス管理(Mobile Device Management:以下、MDM)サービス「CLOMO MDM」を日本で初めてサービスインさせ、2011年に入り、法人向けスマートデバイス利用の急速な要求拡大と普及と共に、サービスの拡充と経験の蓄積をしてまいりました。
「CLOMO MDM」は、中古車のガリバー、100円ショップのダイソー、メガネのパリ三城、紳士服のはるやま、エンジニア派遣のフォーラムエンジニアリング、光通信グループ、金井病院など(敬称略)、様々な業種・法人様でご採用頂き、管理端末も提供開始後6ヶ月で20,000台を超え、日本最大(2011年7月時点 弊社調べ)のスマートデバイス管理プラットフォームとして成長しています。また、2011年6月からはAndroidにも対応し、国内MDMプロバイダーとしては初めて、マルチOSをサポートするMDMとなっています。
しかし、特に普及が進むiOS向けMDMに関しては、MDM管理下からユーザ操作によって任意で管理外端末とすることがiOSの仕様上可能であり、一旦MDM管理外となった端末上でGoodReaderやDropBoxに保存された業務ドキュメントの流出を防ぐ手段はなく、ユーザ主導である事が大きな利点である反面、セキュリティ上においては課題となっています。
この回避策としては、せっかくのiPadではありますが、ブラウザ経由でドキュメントやWEBアプリケーションの閲覧を止めるというケースがあります。しかし、インターネット接続環境に大きく左右されることによりユーザビリティを大きく損ねる点や、他のアプリとの連携によるドキュメント流出のリスクは依然として残っています。
私たちは、このような課題に対し、モバイルアプリのマネージメント(MOBILE APPs MANAGEMENT)の必要性に気づき、また、MDMサービスと高度に統合された、新たなアプリケーション体験が必要であるとの結論から、これらの課題解決が必要と考え、「CLOMO SECURED APPs」シリーズとして提供しようとするものです。
私たちは、クラウド、スマートデバイス、モバイルアプリ、これらの利活用が促進されることによって、企業様のビジネスの成功を支援したいと考えています。
【CLOMO SECURED APPsシリーズ詳細】
■CLOMO SecuredBrowser for iPad
SecuredBrowserは、従業員による業務とは無関係なサイトの利用や、セキュリティ上問題のあるサイトへのアクセスなどを、システム管理者による一括管理で防ぐことが可能です。また、事前に指定したプロキシサーバー経由でのWEBアクセスを強制することが可能であり、この機能によりコンプライアンスに準拠したフィルタリング・ロギングが行えます。さらに、Gmail等のWEBメールを利用する際に、ブラウザ上で閲覧したドキュメントファイルの、GoodReader等他アプリへのコピーを防止する機能によって情報漏洩を防ぎます。また万が一端末が紛失・盗難に遭っても、Push機構によってリモートでアプリ起動を制限し第3者の不正利用を防ぐことが可能です。
<主な機能>
-キャッシュ・閲覧履歴の保持の禁止設定
-アプリ連携(別アプリでのドキュメント閲覧・ファイル複製)の制限
-ホワイトリスト・ブラックリストのURL登録
-Proxyサーバーの設定
-管理者によるアプリ操作コマンドログの閲覧
-アプリ内データのリモート削除
-アプリの起動制限
-管理者からアプリへのメッセージ通知
<価格(税込)>
-1アプリライセンス 2,520円/年間(月額換算 210円)
-初期設定費用(21,000円)と年間管理サーバー費用(25,200円)が別途必要です。
(「SECURED APPs」シリーズは10アプリライセンス以上から購入が可能です)
■CLOMO SecuredDocs for iPad
弊社のお客様企業の多くは、日々社内で生成される膨大なデジタル文書が、PCで作成されており、これらの文書資産をスマートデバイスで活用する事で様々な業務改革に繋がると確信をもっておられるものの、これらの文書資産をスマートデバイスで利用するための環境構築に、頭を悩まされておりました。iPadを導入する企業の多くは、これらPCを基本としたデジタル文書を紙媒体に縛られず、いつでもどこでも閲覧できれば、スマートデバイスの優れた操作性によって、ペーパレス化の実現や、より効果的なプレゼンテーションツールとして活用でき、大きな効果が期待できると考えられています。
SecuredDocsは、これらのご要望に応え、管理者が、利用ユーザ・グループ管理、ファイルのアップロードや、閲覧権限設定を、特別なソフトウェアをインストールすることなく、WEB上の管理コンソールから行うことが可能です。また、専用クラウド上に構築された共有ファイルサーバ機構によって、アップロードされたPDFやExcel、パワーポイント、動画等、様々な形式のファイルが大量、大容量であってもiPadから安定して、いつでも閲覧する事が可能であり、ペーパレス化の促進などの導入目的達成を、素早く高度に実現します。なお、サーバーとの同期でローカルに大量のデータを保存できるため、万一の紛失・盗難での情報漏洩を回避する、アプリ内データのリモートワイプ機能を実装しています。デバイス全てのデータではなく、アプリ内データに限定して削除操作が可能なため、個人所有のiPadを業務で利用する場合や、部署異動・離職時などにも、必要なセキュリティを確保しつつ、ユーザの個人所有データに影響なく、柔軟な運用を可能にします。
<主な機能>
-独自開発の高速ビュワー
-プレゼンテーションに最適な全画面表示
-豊富なファイル形式に対応-ドキュメントの一元管理とフォルダ管理
-ユーザーとグルーピング、権限管理
-オフラインでのドキュメント閲覧
-ダウンロードしたファイルのTV/HDMI外部出力機能と制限
-ダウンロードしたファイルのメール転送機能と制限
-アプリ連携(別アプリでのドキュメント閲覧・ファイル複製)の制限
-管理者によるアプリ操作コマンドログの閲覧
-アプリ内データのリモート削除
-アプリの起動制限
-管理者からアプリへのメッセージ通知
<価格(税込)>
-1アプリライセンス 3,780円/年間(月額換算 315円)
-初期設定費用(21,000円)と年間管理サーバー費用(25,200円)が別途必要です。
(「SECURED APPs」シリーズは10アプリライセンス以上から購入が可能です)
■CLOMO SECURED APPs動作環境(2011年7月19日時点)
管理コンソールWEBアプリケーション
・対応ブラウザ
- Chrome(Win/Mac) 8.0以降
- Firefox(Win/Mac) 3.6以降
- Safari(Win/Mac) 5.0以降
クライアントアプリ
・対応デバイス
- iPad、iPad2
・対応OS
- iOS 4.3以上
【CLOMOについて】
サービス名:CLOMO(クロモ)
URL: http://clomo.com/
スマートデバイスやモバイルアプリケーションは、クラウドの拡張であると捉えるアイキューブドシステムズは、これらのクラウド利用がよりセキュアに利用できる環境が必要であると考えました。単にIT資産管理としてのPCやモバイルの管理ではなく、社内外を問わず最適なクラウドサービスが、最高のデバイス・環境で使われるべきだとの考えのもと、その目的を満たすべく開発した「CLOMO」は、他のIT管理ソリューションと根本的な違いがあります。「CLOMO」を利用することで、企業は人や部署等の現実的なリソース(リアル資産)と、Google Apps等のコミュニケーションサービスやSFA/CRM、オンラインストレージなどのクラウドサービスリソース(クラウド資産)、および、それらを利用するそれぞれのスマートデバイス端末リソース(クラウドデバイス資産)、さらにアプリおよびそのアプリ内データ(アプリケーション資産)も、各々関連性を持って、自社のセキュリティルールやポリシーに沿った形での、統合的な管理が必要であるというビジョンのもと、これらの統合環境を、クウラドテクノロジーを活用し、高度に実現しています。現在、各種クラウドサービスにログインする際のアクセス制限及びSSOを提供する「CLOMO GATE」と、スマートデバイスの遠隔管理を可能にする「CLOMO MDM」、およびOTA(Over The Air)での社内アプリケーションの配布が可能な「CLOMO MOBILE APP PORTAL」、そしてエンタープライズレベルの高度なセキュリティとリモート管理機能を備えた「CLOMO SECURED APPs」の4つのサービスを提供中です。
・CLOMO GATE(SSO / アクセスコントロール)
PCブラウザ、スマートデバイスから、各種クラウドサービスへアクセスする際のアクセス制限及びSSOを提供します。IPアドレスやブラウザでの制限や、デバイス証明書、ワンタイムパスワード認証などを用いた複数要素認証を設定可能で、ログイン時のセキュリティの強化を図ることが出来ます。
・CLOMO MDM(モバイルデバイス管理)
2010年秋 米国Apple社より限定仕様公開を受け、iOS 4.x準拠のモバイルデバイス管理サービスとして日本で最初にサービスインを果たし、既に2万台を超える(2011年6月現在)iPhone・iPad等のスマートデバイスが「CLOMO MDM」の管理下で稼働しており、国内最大級のSaaS型スマートデバイス管理プラットフォームとなっています。2011年6月にはAndroidも管理サポートが可能となり、日本ベンダー初のマルチOS MDMとして幅広い支持を集めています。リモートワイプやロックなど、スマートデバイスに対する様々な操作を遠隔で行うことが可能であると同時に、メール設定・ネットワーク設定、パスコード強化やアプリケーションのインストール制限など、様々な設定を遠隔から一括で各端末に強制的に適用することが可能です。(注意.iOSとAndroidで制御可能な項目は異なります)
・CLOMO MOBILE APP PORTAL(社内アプリケーション配信)
「MOBILE APP PORTAL」は、企業内で利用するiPhone/iPadのデバイスに、社内アプリおよびApp Store上のアプリをインストールする際、その配信を容易に行うためのポータルサイト「MOBILE APP PORTAL」と、その管理機能を提供します。「CLOMO MDM」と同様に、企業が大量のスマートデバイスを導入し、モバイルアプリケーションを本格活用する際に必要となる導入時の配布・運用後の更新配布、初期キッティングなどの労務コストを大幅に削減することが可能なサービスです。
なお、「CLOMO」は日本企業としては初めて、米アップル社公式WEBサイトでもご紹介頂いております。
(参照URL: http://www.apple.com/iphone/business/integration/mdm/ )
【Yubizo Engineについて】
「Yubizo Engine」は、HTML5、CSS3、JavaScriptの次世代のWEBテクノロジーを活かしてiPhone/iPadの企業向けハイブリッドアプリケーション開発が可能なフレームワークライブラリです。これらWEBテクノロジーを用いた開発を可能にすることで、これまでWEBエンジニアの方々が蓄積されてきたナレッジやノウハウ等の優れた無形資産を直接的にスマートデバイスのアプリケーション開発に活かす事が可能になります。
「Yubizo Engine」では、HTMLとCSSでアプリケーションのユーザーインターフェースを設計する事が出来るため、直感的なマルチタッチでの操作を要求されるiPhone/iPadアプリケーションの開発に、優れたユーザビリティを提供されて来たWEBエンジニアの方々の“感性”を活かす事が可能です。また「Yubizo Engine」は、カメラやバーコードリーダー、TVモニタ出力など、300以上の機能を予めライブラリとして用意しており、開発者はこのAPIをJavaScriptでコールするだけで、容易に機能実装することが可能です。
今後、クラウドサービスとスマートデバイスの普及が進むにつれ、デバイスに依存しない形でのアプリケーションの提供が求められる事が予想され、この点においても、私たちは、HTMLとJavaScriptなどのWEBテクノロジーをアプリケーション開発の中心に据えることがIT戦略上重要である事を確信し、「Yubizo Engine」を開発するに至りました。
【株式会社アイキューブドシステムズについて】
アイキューブドシステムズは、エンタープライズクラウド及びスマートデバイスを最大限に活用する為の技術を開発・保有するソフトウェアプラットフォームサービスプロバイダーです。Google Appsなどの各種パブリッククラウドサービスを補う拡張ツールを提供する一方、スマートデバイスの分野では、WEBのポテンシャルを活かし、高度なアプリケーションをHTML5とJavaScriptでビジネスアプリを開発できるフレームワークライブラリ「Yubizo Engine」を精力的に展開しています。私たちは、クラウドとスマートデバイスとアプリ、全てが統合された次世代IT環境の実現に向け、フロントランナーとなるべく活動しています。これらの活動を評価いただき、2010年10月29日に行われたGoogle Enterprise Day 2010にて、国内で唯一、ソリューション部門でGoogle Awardを受賞、その他Ruby(開発言語)による様々な製品、サービスの開発を得意としており、フクオカRuby大賞において、2008年、2009年と2年連続で優秀賞を受賞しております。
名称 : アイキューブドシステムズ
住所 : 福岡県大野城市筒井2-15-1
設立 : 2001年1月
資本金: 6,500万円
代表者: 代表取締役社長 佐々木 勉
URL : http://www.i3-systems.com
※iPhone および iPad は Apple Inc. の商標です。
※iPhone 商標は、アイホン株式会社のライセンスに基づき使用されています。
※Google および Google Apps は Google Inc. の登録商標です。
※文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。
本アプリシリーズは、スマートデバイスの導入・運用を支援する「CLOMO MDM」に加えて、企業での本格的なビジネス活用を実現するため、ブラウザ(SecuredBrowser)、文書管理(SecuredDocs)、メーラー(SecuredMailer)、カレンダー(SecuredCalendar)、アドレス帳(SecuredContacts)という5種類のモバイルアプリケーションを開発・提供するものです。これらアプリは、アイキューブドシステムズが保有し研究開発を進める HTML5とJavaScript で業務用モバイルアプリを開発できるフレームワーク「Yubizo Engine」を用いて開発されており、エンタープライズ向けの機能を有す特徴を持っています。
「CLOMO SECURED APPs」シリーズは、統合された管理パネルから、セキュリティ制限や各種設定を、APNs等のPush配信機構により、管理者による遠隔でもアプリ操作を実施可能な管理機能を備えており、アプリ自体の起動を制限したり、アプリ内データを遠隔消去したり、任意のメッセージを配信する等、「アプリ単位での管理機能とデータ管理機能」が特徴で、これらはシリーズの共通機能として提供されます。
「CLOMO SECURED APPs」シリーズのうち、まず先行してiPad向けの「SecuredBrowser for iPad」および「SecuredDocs for iPad」の販売を開始致します。
■コンシューマ向けアプリを業務で利用するリスク
弊社は数多くの法人様のスマートデバイスの導入と運用をご支援する中で、企業内ユーザがApple社のApp Storeで販売されるアプリケーションを、日々の業務に利用していることを知り得ています。これらは、世界中のデベロッパーが、切磋琢磨し開発しており、操作性に優れ、高機能であり、大変有用なアプリケーションです。但し、多くのアプリケーションは個人利用を想定しており、企業が求めるセキュリティ対策は施されていません。
例えば、App Storeで人気がある、GoodReaderやDropBox等を利用して、業務ドキュメントを管理・携行しているユーザは多いはずです。しかし、例のようなアプリはPCとのファイル交換や、他のアプリとのファイル交換が簡単にできるようになっており、これらは、USBメモリを利用することに等しい情報漏洩リスクを企業にもたらす事を意味しています。
また、企業の基幹WEBシステムをiPadのブラウザ経由で利用するケースが増えて来ていますが、その際「有害サイトへのアクセス制限」や「閲覧キャッシュの保持制御」「アクセス履歴の管理」などが情報管理上の機能として求められます。これらは業務中のSNS等への不必要な書き込みによるビジネス被害や、フィッシング被害などを引き起こさないよう安全なブラウジング環境としても必要な機能であり未然に事故を防ぐため対策が課題となっています。
■モバイルアプリ内データマネージメントの必要性
弊社は昨年秋にApple社から限定仕様公開を受け、iOS向けのモバイルデバイス管理(Mobile Device Management:以下、MDM)サービス「CLOMO MDM」を日本で初めてサービスインさせ、2011年に入り、法人向けスマートデバイス利用の急速な要求拡大と普及と共に、サービスの拡充と経験の蓄積をしてまいりました。
「CLOMO MDM」は、中古車のガリバー、100円ショップのダイソー、メガネのパリ三城、紳士服のはるやま、エンジニア派遣のフォーラムエンジニアリング、光通信グループ、金井病院など(敬称略)、様々な業種・法人様でご採用頂き、管理端末も提供開始後6ヶ月で20,000台を超え、日本最大(2011年7月時点 弊社調べ)のスマートデバイス管理プラットフォームとして成長しています。また、2011年6月からはAndroidにも対応し、国内MDMプロバイダーとしては初めて、マルチOSをサポートするMDMとなっています。
しかし、特に普及が進むiOS向けMDMに関しては、MDM管理下からユーザ操作によって任意で管理外端末とすることがiOSの仕様上可能であり、一旦MDM管理外となった端末上でGoodReaderやDropBoxに保存された業務ドキュメントの流出を防ぐ手段はなく、ユーザ主導である事が大きな利点である反面、セキュリティ上においては課題となっています。
この回避策としては、せっかくのiPadではありますが、ブラウザ経由でドキュメントやWEBアプリケーションの閲覧を止めるというケースがあります。しかし、インターネット接続環境に大きく左右されることによりユーザビリティを大きく損ねる点や、他のアプリとの連携によるドキュメント流出のリスクは依然として残っています。
私たちは、このような課題に対し、モバイルアプリのマネージメント(MOBILE APPs MANAGEMENT)の必要性に気づき、また、MDMサービスと高度に統合された、新たなアプリケーション体験が必要であるとの結論から、これらの課題解決が必要と考え、「CLOMO SECURED APPs」シリーズとして提供しようとするものです。
私たちは、クラウド、スマートデバイス、モバイルアプリ、これらの利活用が促進されることによって、企業様のビジネスの成功を支援したいと考えています。
【CLOMO SECURED APPsシリーズ詳細】
■CLOMO SecuredBrowser for iPad
SecuredBrowserは、従業員による業務とは無関係なサイトの利用や、セキュリティ上問題のあるサイトへのアクセスなどを、システム管理者による一括管理で防ぐことが可能です。また、事前に指定したプロキシサーバー経由でのWEBアクセスを強制することが可能であり、この機能によりコンプライアンスに準拠したフィルタリング・ロギングが行えます。さらに、Gmail等のWEBメールを利用する際に、ブラウザ上で閲覧したドキュメントファイルの、GoodReader等他アプリへのコピーを防止する機能によって情報漏洩を防ぎます。また万が一端末が紛失・盗難に遭っても、Push機構によってリモートでアプリ起動を制限し第3者の不正利用を防ぐことが可能です。
<主な機能>
-キャッシュ・閲覧履歴の保持の禁止設定
-アプリ連携(別アプリでのドキュメント閲覧・ファイル複製)の制限
-ホワイトリスト・ブラックリストのURL登録
-Proxyサーバーの設定
-管理者によるアプリ操作コマンドログの閲覧
-アプリ内データのリモート削除
-アプリの起動制限
-管理者からアプリへのメッセージ通知
<価格(税込)>
-1アプリライセンス 2,520円/年間(月額換算 210円)
-初期設定費用(21,000円)と年間管理サーバー費用(25,200円)が別途必要です。
(「SECURED APPs」シリーズは10アプリライセンス以上から購入が可能です)
■CLOMO SecuredDocs for iPad
弊社のお客様企業の多くは、日々社内で生成される膨大なデジタル文書が、PCで作成されており、これらの文書資産をスマートデバイスで活用する事で様々な業務改革に繋がると確信をもっておられるものの、これらの文書資産をスマートデバイスで利用するための環境構築に、頭を悩まされておりました。iPadを導入する企業の多くは、これらPCを基本としたデジタル文書を紙媒体に縛られず、いつでもどこでも閲覧できれば、スマートデバイスの優れた操作性によって、ペーパレス化の実現や、より効果的なプレゼンテーションツールとして活用でき、大きな効果が期待できると考えられています。
SecuredDocsは、これらのご要望に応え、管理者が、利用ユーザ・グループ管理、ファイルのアップロードや、閲覧権限設定を、特別なソフトウェアをインストールすることなく、WEB上の管理コンソールから行うことが可能です。また、専用クラウド上に構築された共有ファイルサーバ機構によって、アップロードされたPDFやExcel、パワーポイント、動画等、様々な形式のファイルが大量、大容量であってもiPadから安定して、いつでも閲覧する事が可能であり、ペーパレス化の促進などの導入目的達成を、素早く高度に実現します。なお、サーバーとの同期でローカルに大量のデータを保存できるため、万一の紛失・盗難での情報漏洩を回避する、アプリ内データのリモートワイプ機能を実装しています。デバイス全てのデータではなく、アプリ内データに限定して削除操作が可能なため、個人所有のiPadを業務で利用する場合や、部署異動・離職時などにも、必要なセキュリティを確保しつつ、ユーザの個人所有データに影響なく、柔軟な運用を可能にします。
<主な機能>
-独自開発の高速ビュワー
-プレゼンテーションに最適な全画面表示
-豊富なファイル形式に対応-ドキュメントの一元管理とフォルダ管理
-ユーザーとグルーピング、権限管理
-オフラインでのドキュメント閲覧
-ダウンロードしたファイルのTV/HDMI外部出力機能と制限
-ダウンロードしたファイルのメール転送機能と制限
-アプリ連携(別アプリでのドキュメント閲覧・ファイル複製)の制限
-管理者によるアプリ操作コマンドログの閲覧
-アプリ内データのリモート削除
-アプリの起動制限
-管理者からアプリへのメッセージ通知
<価格(税込)>
-1アプリライセンス 3,780円/年間(月額換算 315円)
-初期設定費用(21,000円)と年間管理サーバー費用(25,200円)が別途必要です。
(「SECURED APPs」シリーズは10アプリライセンス以上から購入が可能です)
■CLOMO SECURED APPs動作環境(2011年7月19日時点)
管理コンソールWEBアプリケーション
・対応ブラウザ
- Chrome(Win/Mac) 8.0以降
- Firefox(Win/Mac) 3.6以降
- Safari(Win/Mac) 5.0以降
クライアントアプリ
・対応デバイス
- iPad、iPad2
・対応OS
- iOS 4.3以上
【CLOMOについて】
サービス名:CLOMO(クロモ)
URL: http://clomo.com/
スマートデバイスやモバイルアプリケーションは、クラウドの拡張であると捉えるアイキューブドシステムズは、これらのクラウド利用がよりセキュアに利用できる環境が必要であると考えました。単にIT資産管理としてのPCやモバイルの管理ではなく、社内外を問わず最適なクラウドサービスが、最高のデバイス・環境で使われるべきだとの考えのもと、その目的を満たすべく開発した「CLOMO」は、他のIT管理ソリューションと根本的な違いがあります。「CLOMO」を利用することで、企業は人や部署等の現実的なリソース(リアル資産)と、Google Apps等のコミュニケーションサービスやSFA/CRM、オンラインストレージなどのクラウドサービスリソース(クラウド資産)、および、それらを利用するそれぞれのスマートデバイス端末リソース(クラウドデバイス資産)、さらにアプリおよびそのアプリ内データ(アプリケーション資産)も、各々関連性を持って、自社のセキュリティルールやポリシーに沿った形での、統合的な管理が必要であるというビジョンのもと、これらの統合環境を、クウラドテクノロジーを活用し、高度に実現しています。現在、各種クラウドサービスにログインする際のアクセス制限及びSSOを提供する「CLOMO GATE」と、スマートデバイスの遠隔管理を可能にする「CLOMO MDM」、およびOTA(Over The Air)での社内アプリケーションの配布が可能な「CLOMO MOBILE APP PORTAL」、そしてエンタープライズレベルの高度なセキュリティとリモート管理機能を備えた「CLOMO SECURED APPs」の4つのサービスを提供中です。
・CLOMO GATE(SSO / アクセスコントロール)
PCブラウザ、スマートデバイスから、各種クラウドサービスへアクセスする際のアクセス制限及びSSOを提供します。IPアドレスやブラウザでの制限や、デバイス証明書、ワンタイムパスワード認証などを用いた複数要素認証を設定可能で、ログイン時のセキュリティの強化を図ることが出来ます。
・CLOMO MDM(モバイルデバイス管理)
2010年秋 米国Apple社より限定仕様公開を受け、iOS 4.x準拠のモバイルデバイス管理サービスとして日本で最初にサービスインを果たし、既に2万台を超える(2011年6月現在)iPhone・iPad等のスマートデバイスが「CLOMO MDM」の管理下で稼働しており、国内最大級のSaaS型スマートデバイス管理プラットフォームとなっています。2011年6月にはAndroidも管理サポートが可能となり、日本ベンダー初のマルチOS MDMとして幅広い支持を集めています。リモートワイプやロックなど、スマートデバイスに対する様々な操作を遠隔で行うことが可能であると同時に、メール設定・ネットワーク設定、パスコード強化やアプリケーションのインストール制限など、様々な設定を遠隔から一括で各端末に強制的に適用することが可能です。(注意.iOSとAndroidで制御可能な項目は異なります)
・CLOMO MOBILE APP PORTAL(社内アプリケーション配信)
「MOBILE APP PORTAL」は、企業内で利用するiPhone/iPadのデバイスに、社内アプリおよびApp Store上のアプリをインストールする際、その配信を容易に行うためのポータルサイト「MOBILE APP PORTAL」と、その管理機能を提供します。「CLOMO MDM」と同様に、企業が大量のスマートデバイスを導入し、モバイルアプリケーションを本格活用する際に必要となる導入時の配布・運用後の更新配布、初期キッティングなどの労務コストを大幅に削減することが可能なサービスです。
なお、「CLOMO」は日本企業としては初めて、米アップル社公式WEBサイトでもご紹介頂いております。
(参照URL: http://www.apple.com/iphone/business/integration/mdm/ )
【Yubizo Engineについて】
「Yubizo Engine」は、HTML5、CSS3、JavaScriptの次世代のWEBテクノロジーを活かしてiPhone/iPadの企業向けハイブリッドアプリケーション開発が可能なフレームワークライブラリです。これらWEBテクノロジーを用いた開発を可能にすることで、これまでWEBエンジニアの方々が蓄積されてきたナレッジやノウハウ等の優れた無形資産を直接的にスマートデバイスのアプリケーション開発に活かす事が可能になります。
「Yubizo Engine」では、HTMLとCSSでアプリケーションのユーザーインターフェースを設計する事が出来るため、直感的なマルチタッチでの操作を要求されるiPhone/iPadアプリケーションの開発に、優れたユーザビリティを提供されて来たWEBエンジニアの方々の“感性”を活かす事が可能です。また「Yubizo Engine」は、カメラやバーコードリーダー、TVモニタ出力など、300以上の機能を予めライブラリとして用意しており、開発者はこのAPIをJavaScriptでコールするだけで、容易に機能実装することが可能です。
今後、クラウドサービスとスマートデバイスの普及が進むにつれ、デバイスに依存しない形でのアプリケーションの提供が求められる事が予想され、この点においても、私たちは、HTMLとJavaScriptなどのWEBテクノロジーをアプリケーション開発の中心に据えることがIT戦略上重要である事を確信し、「Yubizo Engine」を開発するに至りました。
【株式会社アイキューブドシステムズについて】
アイキューブドシステムズは、エンタープライズクラウド及びスマートデバイスを最大限に活用する為の技術を開発・保有するソフトウェアプラットフォームサービスプロバイダーです。Google Appsなどの各種パブリッククラウドサービスを補う拡張ツールを提供する一方、スマートデバイスの分野では、WEBのポテンシャルを活かし、高度なアプリケーションをHTML5とJavaScriptでビジネスアプリを開発できるフレームワークライブラリ「Yubizo Engine」を精力的に展開しています。私たちは、クラウドとスマートデバイスとアプリ、全てが統合された次世代IT環境の実現に向け、フロントランナーとなるべく活動しています。これらの活動を評価いただき、2010年10月29日に行われたGoogle Enterprise Day 2010にて、国内で唯一、ソリューション部門でGoogle Awardを受賞、その他Ruby(開発言語)による様々な製品、サービスの開発を得意としており、フクオカRuby大賞において、2008年、2009年と2年連続で優秀賞を受賞しております。
名称 : アイキューブドシステムズ
住所 : 福岡県大野城市筒井2-15-1
設立 : 2001年1月
資本金: 6,500万円
代表者: 代表取締役社長 佐々木 勉
URL : http://www.i3-systems.com
※iPhone および iPad は Apple Inc. の商標です。
※iPhone 商標は、アイホン株式会社のライセンスに基づき使用されています。
※Google および Google Apps は Google Inc. の登録商標です。
※文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。