ソシオネクスト、ZiFisense、テクサーがLPWA ICタグ「ZETag」用SoCの共同開発を開始
[20/06/30]
提供元:@Press
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[ケンブリッジ(イギリス)、東京および横浜発、2020年6月30日] グローバルSoCソリューションプロバイダーのソシオネクスト、LPWA(Low Power Wide Area Network)規格のZETAを創立したZiFisense、およびZETAアライアンスの日本における代表理事企業テクサーは共同で、次世代の低コスト、低消費電力ICタグZETag用SoCの開発を開始しました。2020年度内に試作、2021年度の量産開始を予定しています。
今回のZETag SoCはZiFisense社が提唱するZETA LPWAのZETA-Gプロトコルを採用し、ソシオネクスト独自のRF技術とMCU技術により従来2チップを必要とした機能を一つのSoCに実装し、コスト、面積、消費電力の大幅な削減と性能の向上を実現します。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/216901/LL_img_216901_1.jpg
2020年6月18日 新横浜でソシオネクスト、ZiFisense、テクサーのMOU調印式を開催
■ワンチップで実現する低コスト、低消費電力、高性能ZETag
調査会社IDTechEx Researchの調査報告によると、2018年に全世界で155億枚のICタグが出荷され、2020年には市場が120億ドルに達すると予測されています。現在普及しているICタグのほとんどは電源を持たないパッシブ型ですが、より高度な用途に向けては電源を内蔵し自身から信号を発信するアクティブ型ICタグの普及が期待されています。しかし、従来のアクティブ型のタグは価格が数千円程度、また伝達距離も100m以下程度であり、用途拡大へは価格の低下とさらなる性能の向上が課題となっていました。
今回開発するZETagはZiFisense社が提唱するZETA LPWAのZETA-Gプロトコルで実現する次世代のICタグであり、伝達距離は数キロに達します。またソシオネクスト独自のRF技術と低消費電力MCU技術により、従来RF、MCUそれぞれに別のチップを必要としたタグを一つのSoCに実装します。これによりコストを数十円〜数百円程度と使い捨てタグとして利用な程度に低減可能にするとともに、サイズ、消費電力の削減と性能の向上により従来のアクティブ型タグの制約を解消し、スマート物流の実現に大きく貢献、飛躍的な普及が期待できます。2020年度内に試作、2021年度の量産開始を予定しています。
ZETagは、耐久消費財から消耗品まで、幅広い範囲でIoTセンサーの適用範囲を広げます。 たとえば、産業分野での資産管理、物流分野での商品とコンテナのエンドツーエンドの視覚化、危険廃棄物、および製薬分野での医薬品または医療廃棄物の保管と処理状況の検出に使用できます。また建物構造管理、倉庫管理、家畜管理などの分野でも使用でき、関連するIoTソリューションは、数兆円規模の市場をカバーします。
■代表者からのコメント
・長谷川 照晃(ソシオネクスト オートモーティブ&インダストリアルビジネスグループ チーム長)
“今回の協業により、ソシオネクストが持つ最先端SoC技術と高性能なRF・MODEM設計力をZETAテクノロジーに集約することで、より低コストかつ低消費電力の製品を提供してまいります。ZiFisenseおよびTechsorと共同で開発するZETagチップは、スマートシティ、スマート医療、スマート製造、スマート物流などの多くの業界に新たな成長ポイントをもたらし、低コストで迅速なデジタルトランスフォーメーションの実現に貢献していきます。”
・李卓群 博士(ZiFisense CEO)
“ZETag関連製品は、LPWAN 2.0の代表的なもの、つまり低コストで新世代の消費型IoTになると考えています。使い捨て可能な新しいIoTを共同で実現するために、ZETagとアプリケーションを世界トップレベルのSoCソリューションプロバイダーであるソシオネクストおよび他のZETAアライアンスパートナーと一緒に普及させることをとてもうれしく思います。今回開発するSoCを使ったZETagを中国市場をはじめ、様々な国に投入していきます。”
・朱 強(株式会社テクサー 代表取締役)
“3社共同で広域無線ZETagチップを開発することを大変嬉しく思います。現在、スマート物流市場規模は急速に拡大しています。3社の協力により、さらに低コスト、低消費電力、高性能なZETag製品を実現することで、物流業界のIoT化を加速できると確信しております。
アライアンスメンバーと連携し、このSoCを使って日本市場でもZETagを展開していきたいと思います。”
■ソシオネクストについて
株式会社ソシオネクスト(Socionext Inc.)は、SoC(System-on-Chip)の設計・開発および販売を事業とするグローバル企業です。コンシューマ、オートモーティブおよびインダストリアル分野における世界トップレベルの技術を核に、今日の様々なアプリケーションの進化を支えます。長年培った技術力と経験、さらに豊富なIPラインナップをベースに卓越したソリューションを提供し、人々の豊かな体験=“better quality of experience”の実現に貢献します。2015年に設立された株式会社ソシオネクストは横浜市に本社を置き、日本国内、アジア、米国およびヨーロッパの各拠点において製品開発および販売活動をグローバルに展開しています。詳しくは https://www.socionext.com/jp をご覧ください。
■ZiFisenseについて
ZiFisenseは2013年に英国のケンブリッジで設立され、業界をリードする低電力IoTとソリューションのプロバイダーです。LPWA ZETA規格を提唱し、スマートビルディング、物流、ファクトリーの分野にZETA技術を活用しています。
■テクサーについて
株式会社テクサーは2016年10月に設立したベンチャー企業で、ZETA技術及び製品の日本総代理店、2018年6月にITACCESS、凸版印刷、QTnetと共同でZETAアライアンスを創設し、現在グローバルで200社が集結し、ZETAの普及と活用を推進しています。
記載されている会社名、製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。プレスリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。
今回のZETag SoCはZiFisense社が提唱するZETA LPWAのZETA-Gプロトコルを採用し、ソシオネクスト独自のRF技術とMCU技術により従来2チップを必要とした機能を一つのSoCに実装し、コスト、面積、消費電力の大幅な削減と性能の向上を実現します。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/216901/LL_img_216901_1.jpg
2020年6月18日 新横浜でソシオネクスト、ZiFisense、テクサーのMOU調印式を開催
■ワンチップで実現する低コスト、低消費電力、高性能ZETag
調査会社IDTechEx Researchの調査報告によると、2018年に全世界で155億枚のICタグが出荷され、2020年には市場が120億ドルに達すると予測されています。現在普及しているICタグのほとんどは電源を持たないパッシブ型ですが、より高度な用途に向けては電源を内蔵し自身から信号を発信するアクティブ型ICタグの普及が期待されています。しかし、従来のアクティブ型のタグは価格が数千円程度、また伝達距離も100m以下程度であり、用途拡大へは価格の低下とさらなる性能の向上が課題となっていました。
今回開発するZETagはZiFisense社が提唱するZETA LPWAのZETA-Gプロトコルで実現する次世代のICタグであり、伝達距離は数キロに達します。またソシオネクスト独自のRF技術と低消費電力MCU技術により、従来RF、MCUそれぞれに別のチップを必要としたタグを一つのSoCに実装します。これによりコストを数十円〜数百円程度と使い捨てタグとして利用な程度に低減可能にするとともに、サイズ、消費電力の削減と性能の向上により従来のアクティブ型タグの制約を解消し、スマート物流の実現に大きく貢献、飛躍的な普及が期待できます。2020年度内に試作、2021年度の量産開始を予定しています。
ZETagは、耐久消費財から消耗品まで、幅広い範囲でIoTセンサーの適用範囲を広げます。 たとえば、産業分野での資産管理、物流分野での商品とコンテナのエンドツーエンドの視覚化、危険廃棄物、および製薬分野での医薬品または医療廃棄物の保管と処理状況の検出に使用できます。また建物構造管理、倉庫管理、家畜管理などの分野でも使用でき、関連するIoTソリューションは、数兆円規模の市場をカバーします。
■代表者からのコメント
・長谷川 照晃(ソシオネクスト オートモーティブ&インダストリアルビジネスグループ チーム長)
“今回の協業により、ソシオネクストが持つ最先端SoC技術と高性能なRF・MODEM設計力をZETAテクノロジーに集約することで、より低コストかつ低消費電力の製品を提供してまいります。ZiFisenseおよびTechsorと共同で開発するZETagチップは、スマートシティ、スマート医療、スマート製造、スマート物流などの多くの業界に新たな成長ポイントをもたらし、低コストで迅速なデジタルトランスフォーメーションの実現に貢献していきます。”
・李卓群 博士(ZiFisense CEO)
“ZETag関連製品は、LPWAN 2.0の代表的なもの、つまり低コストで新世代の消費型IoTになると考えています。使い捨て可能な新しいIoTを共同で実現するために、ZETagとアプリケーションを世界トップレベルのSoCソリューションプロバイダーであるソシオネクストおよび他のZETAアライアンスパートナーと一緒に普及させることをとてもうれしく思います。今回開発するSoCを使ったZETagを中国市場をはじめ、様々な国に投入していきます。”
・朱 強(株式会社テクサー 代表取締役)
“3社共同で広域無線ZETagチップを開発することを大変嬉しく思います。現在、スマート物流市場規模は急速に拡大しています。3社の協力により、さらに低コスト、低消費電力、高性能なZETag製品を実現することで、物流業界のIoT化を加速できると確信しております。
アライアンスメンバーと連携し、このSoCを使って日本市場でもZETagを展開していきたいと思います。”
■ソシオネクストについて
株式会社ソシオネクスト(Socionext Inc.)は、SoC(System-on-Chip)の設計・開発および販売を事業とするグローバル企業です。コンシューマ、オートモーティブおよびインダストリアル分野における世界トップレベルの技術を核に、今日の様々なアプリケーションの進化を支えます。長年培った技術力と経験、さらに豊富なIPラインナップをベースに卓越したソリューションを提供し、人々の豊かな体験=“better quality of experience”の実現に貢献します。2015年に設立された株式会社ソシオネクストは横浜市に本社を置き、日本国内、アジア、米国およびヨーロッパの各拠点において製品開発および販売活動をグローバルに展開しています。詳しくは https://www.socionext.com/jp をご覧ください。
■ZiFisenseについて
ZiFisenseは2013年に英国のケンブリッジで設立され、業界をリードする低電力IoTとソリューションのプロバイダーです。LPWA ZETA規格を提唱し、スマートビルディング、物流、ファクトリーの分野にZETA技術を活用しています。
■テクサーについて
株式会社テクサーは2016年10月に設立したベンチャー企業で、ZETA技術及び製品の日本総代理店、2018年6月にITACCESS、凸版印刷、QTnetと共同でZETAアライアンスを創設し、現在グローバルで200社が集結し、ZETAの普及と活用を推進しています。
記載されている会社名、製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。プレスリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。