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ゼットエムピーとエイチアイが移動制御技術のライセンス事業を開始

株式会社ゼットエムピー(本社:東京都文京区、代表取締役社長:谷口 恒、以下ゼットエムピー)と株式会社エイチアイ(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:川端 一生、以下エイチアイ)は、エイチアイのソフトウェア技術を組み合わせた、ゼットエムピーの製品開発コア技術の使用権を、自動化・省力化を推進する業務用機械メーカー向けに販売するライセンス事業を開始いたしました。対象は物流関係の搬送車、業務用掃除機、警備車両、芝刈り機、農業機械などとなります。

主な技術内容は、障害物回避や、作業させたい場所を設定する入力部分のGUI、マップに基づいたプランニング(作業ルートの自動生成、所要時間、速度等設定など)、遠隔監視、遠隔操作、遠隔追跡管理システムなどとなります。
7月26日より、ゼットエムピーにてライセンス希望企業からの問い合わせを受け付けます。費用は、メーカーの用途に応じたカスタマイズ費用と、量産時の生産数量に応じたライセンス料金になります。

【ゼットエムピー製品開発コア技術】
http://www.atpress.ne.jp/releases/21771/1_1.jpg


【背景】
ゼットエムピーは、2001年の設立来10年にわたって、ロボット、次世代自動車開発用プラットフォーム、センサ、画像処理ソリューションを開発、販売してきました。
エイチアイは、人の生活を豊かにする製品づくりを追求する中でロボット技術を重要視しており、以前よりゼットエムピーと協力して研究開発を行ってきました。ロボット製品にも欠かせない機器と人をつなぐユーザーインターフェース(UI)などのソフトウェアにおいて、さまざまな組込み機器のUI開発や多数のアプリケーション開発で培ってきたエイチアイの技術を、ゼットエムピーの技術と組み合わせて提供してまいります。

一般に、一から自律移動技術の実装を行うには、まず基礎研究を行い、続いて試作機の設計・制作を行って実験による検証をする必要があり、このスタートアップには少なくとも数億円の投資と、数年の開発期間が必要です。
メーカーは、プラットフォーム、コア技術のライセンスを受けることで、基礎研究無しに、豊富な経験に基づいた試作機で実験を始めることができます。その結果、大幅に初期費用を削減、開発期間を短縮して製品化が可能となり、他社より競争優位に立ち、いち早く国内外への展開が期待できます。
成長著しいアジア市場や、高齢化の進む先進国において、自動化・省力化ニーズが急速に高まると見ており、ライセンス事業を通じて、自動化を推進したい機械メーカーとともに、短期間で自動化技術を搭載し、ロボット製品を広く世界に向けて販売したいと考えております。


【製品開発の流れ】
http://www.atpress.ne.jp/releases/21771/2_2.jpg


【開発上のメリット】
・低コスト:モジュール化された技術を用途に応じて組み合わせることで、ソフトウェアのメモリ消費を抑えたミニマムなアプリケーションを構築可能。
・高効率:HAL(※)による抽象化を志向した構成により、ハードウェアの開発完了を待たずに並行してアプリケーションの開発が可能となり、量産後のハードウェアの変更や拡張にも柔軟に対応可能。
・柔軟性:ロボット・アルゴリズムはコンポーネント単位で、さまざまなOSやプラットフォームにポーティング(カスタマイズ)ができ、OSやフレームワークに柔軟に対応可能。

(※)HAL(Hardware Abstract Layer)
アプリケーションソフトとハードウェアの間に入り、ハードウェアごとの振る舞いの違いを吸収するソフトウェア。


【提供コンポーネント】
http://www.atpress.ne.jp/releases/21771/3_3.jpg


【価格】
メーカーの用途に応じてカスタマイズする費用と、量産時の生産数量に応じたライセンス料金。


【株式会社ゼットエムピー  http://www.zmp.co.jp/
株式会社ゼットエムピーは、2001年1月、文部科学省傘下の科学技術振興機構(JST)の研究成果である人型二足歩行ロボット「PINO(R)」の技術移転を受け設立。2005年には世界初の家庭用二足歩行ロボット「nuvo(R)」を発表し、2007年には家庭用自律音楽ロボット「miuro(R)」を発売。日本ロボット学会実用化技術賞、経済産業省「今年のロボット大賞2007最優秀中小・ベンチャー企業賞」を受賞。ロボットを活用したエンジニア教育カリキュラム教材「e-nuvoシリーズ」は「今年のロボット大賞2008優秀賞・中小企業基盤整備機構理事長賞」を受賞。2005年以来累計3,500台の販売実績を重ねています。
近年は、ロボット技術の産業への応用として次世代自動車開発用プラットフォーム「RoboCar(R)シリーズ」と、コア技術である移動制御技術のライセンス販売を新たな事業として加えるなど、ロボット技術やサービスによるイノベーションを追求し続けています。


【株式会社エイチアイ  http://www.hicorp.co.jp/
エイチアイは、組込み機器向けミドルウェア開発の分野で市場をリードする研究開発型企業です。
主力製品のリアルタイム3D描画エンジン“マスコットカプセル(MascotCapsule(R))”は、国内携帯電話事業者5社をはじめ米国、韓国、中国など国内外のさまざまな携帯電話プラットフォームおよび大手携帯電話メーカーに採用され、その世界累計出荷台数は、2010年3月末時点で6億台を突破いたしました。
また、マスコットカプセルを利用し、コンシューマーゲームのクオリティに劣らない多様な3Dコンテンツや3Dを利用したユーザーインターフェースなども、既に広く提供されています。
近年は、家電や車載機器、カラオケ機器などへも展開しており、今後もさまざまなデジタル機器への技術提供を進めるとともに、人の生活を豊かにする製品の創造を目指し、研究開発を進めてまいります。

* PINO、nuvo、 miuro、 RoboCarはゼットエムピーの登録商標です。
* MascotCapsuleは、エイチアイの日本における登録商標です。
* その他の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。

【本件に関するお問合せ】
株式会社ゼットエムピー 営業部
TEL: 03-5802-6901 / FAX: 03-5802-6908
E-Mail: e-nuvo@zmp.co.jp

本リリースは、株式会社ゼットエムピーと株式会社エイチアイの共同リリースです。
各社から重複して配信される場合がありますが、ご了承くださいますようお願い申し上げます。
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