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PALTEK、朝日放送テレビとスカイAと共同で、阪神タイガース沖縄春季キャンプにてSRTプロトコル搭載コーデックシステムを使用した映像伝送試験を実施

株式会社PALTEK(本社:横浜市港北区、代表取締役社長:矢吹 尚秀、証券コード:7587、以下 PALTEK)は、朝日放送テレビ株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:山本 晋也、以下 朝日放送テレビ)および株式会社スカイA(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:森本 茂樹、以下 スカイA)と協力し、2020年2月1日〜2月26日まで沖縄県宜野座村/宜野座村総合運動公園にて行われた、プロ野球阪神タイガースの沖縄春季キャンプにおいて、映像伝送技術SRTプロトコル(以下 SRT)を活用した2K映像のH.265/HEVCでの映像伝送試験を行いました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/219573/LL_img_219573_1.png
映像試験概要図

●映像伝送試験の背景と目的
放送分野において使用可能な高品質な映像を安定して伝送するためには、専用線のネットワークを利用することが必要不可欠でした。
一方現在、インターネットの急速な普及とともに、IP(Internet Protocol)ネットワークサービスの高速化・汎用化が急速に進み、ネットワークを介した映像など大容量データの伝送が可能になっています。放送分野においても国内外でIPをベースにした方式の採用などが始まっており、IP化は世界的な潮流になりつつあります。
IPネットワークにおいて高品質な映像を安定して伝送するためには、高能率で高い品質を確保する最新映像圧縮技術と、伝送路におけるロスの耐性を上げ高い秘匿性を確保し、コンテンツを保護して伝送することが必要とされています。
今回の映像伝送試験では、朝日放送テレビの今後の4K化におけるSRT活用に向け、パケットロス耐性や画質評価などを目的とし試験を実施しました。


●課題を解決するSRT
SRT(Secure Reliable Transport)は、カナダHaivision社が開発しオープンソース化されている映像伝送プロトコルです。IP伝送や配信などのサービスに広く採用され、これからのIPストリーミングを高性能・高品質にする基本プロトコルとなることが期待されています。低遅延ストリーミングと優れたエラーリカバリ能力、高いセキュリティと機器間ネットワーク接続能力を持ち、不安定なネットワーク環境にも強く、セキュリティの確保、容易なファイアウォール通過機能を持ち合わせながら、最高品質の画像伝送を可能にします。
詳しくはこちらのWEBページ( https://www.paltek.co.jp/solution/video/srt/index.html )をご覧ください。


●映像伝送試験の概要
・期間 :2020年2月1日〜2020年2月26日
・場所 :沖縄県宜野座村/宜野座村総合運動公園(プロ野球阪神タイガースキャンプ地)
・内容 :SRTでの伝送評価を主眼に置き、
沖縄県宜野座村/宜野座村総合運動公園(プロ野球阪神タイガースキャンプ地)と
大阪府大阪市の朝日放送テレビ本社を結び、
沖縄から大阪への映像伝送試験を行いました。
朝日放送テレビの今後の4K化におけるSRT活用に向け、
パケットロス耐性や画質評価などの総合的な映像伝送試験を実施しました。
なお、本放送や素材伝送は朝日放送テレビにて
既に導入済みの既設設備にて実施し、当社設備では試験のみ実施しました。
・提供機材:株式会社エクスプローラ社製
SRT搭載 H.265/HEVC 4K/2K コーデックシステム
・EHU-3410E(エンコーダ)
・EHU-3410D(デコーダ)
製品紹介WEBページ: https://www.explorer-inc.co.jp/product/ehu-3410eh.html


試験期間中、回線入替などでSRT検証が中断することもあり、またインターネット回線環境の悪化に伴い固定ビットレート(CBR)設定時にまれにパケットエラーが発生しましたが、大きな問題は発生せず検証は完了しました。今回のSRT映像伝送試験を受けて、今後の4K化に向けた検証を継続、新規ビジネス展開を図るとともに、公共放送の信頼性の向上に向けて取り組んでまいります。
また今回の検証では、放送用中継機材が2K対応であったため2Kでの検証となりましたが、今後も協力し4K化に向けた評価を継続してまいります。


●検証風景

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/219573/LL_img_219573_2.jpg
春季キャンプスローガン

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/219573/LL_img_219573_3.jpg
EHU-3410E(エンコーダ)

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/219573/LL_img_219573_4.jpg
構成機器類

画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/219573/LL_img_219573_5.jpg
中継車

●各社の役割
・朝日放送テレビ URL:( https://www.asahi.co.jp/ )
近畿広域を放送区域とする放送局。今回の阪神タイガースキャンプ映像伝送において、スカイAと協力し、放送用機材提供等を行う。

・スカイA URL:( https://www.sky-a.co.jp/ )
CSスポーツチャンネルを保有。スカイA スタジアムと銘打ち、公式戦のみならずドラフト会議・各キャンプオープン戦等、年間を通じて阪神タイガースの映像を届ける。

・PALTEK URL:( https://www.paltek.co.jp/ )
SRTを開発したカナダHaivision社製品の国内代理店。今回の映像伝送試験ではHaivision社製品の展開で培ったSRTのノウハウを活かし、技術協力を行う。

・エクスプローラ URL:( https://www.explorer-inc.co.jp/ )
PALTEKの100%子会社。映像処理技術を強みとし、コーデック装置等の自社製品の展開のほか、各種受託開発業務を対応。今回の実証の機材提供を行う。


●株式会社PALTEKについて
PALTEKは、1982年の創業以来、日本のエレクトロニクスメーカーに対して国内外の半導体製品の販売のほか、ハードウェアやソフトウェアなどの設計受託サービスも提供し、お客様の製品開発のパートナーとして仕様検討から試作開発、量産までサポートしています。
PALTEKは、「多様な存在との共生」という企業理念に基づき、お客様にとって最適なソリューションを提供することで、お客様の発展に貢献してまいります。
PALTEKに関する詳細は、 https://www.paltek.co.jp をご覧ください。


●株式会社エクスプローラについて
エクスプローラは1992年に創業し、放送機器、医療機器、音響処理装置などの組込み機器のハード・ソフト設計、試作製造から量産やOEM供給まで手掛けています。FPGAやDSPに関する豊富な設計実績を持ち、最先端の画像・音声処理に関し、高い技術力と実績を有しています。また、設計・製造受託だけでなく、自社製品の開発にも力を入れております。なお、エクスプローラは2012年7月に半導体をコアにシステム提案、設計開発サービスを提供する株式会社PALTEKのグループ会社となりました。
エクスプローラに関する詳細は、 https://www.explorer-inc.co.jp/ をご覧ください。
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