神戸デジタル・ラボ、Web時代に対応した国内初のNOSQLサポートサービス開始〜ソースコード公開を求めない商用ライセンスの無償提供も〜
[11/08/26]
提供元:@Press
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株式会社神戸デジタル・ラボ(本社:兵庫県神戸市中央区、代表取締役社長:永吉 一郎、以下 KDL)は、Web時代の大規模データ処理に最適なNOSQLデータベース「okuyama」の企業サポートサービスを、国内では初めて、2011年9月1日より開始します。併せて、「okuyama」の商用ライセンス版を無償でダウンロード可能といたします。
■「NOSQL」登場の背景
近年、検索エンジンやソーシャルメディアの登場などにより、テラバイト〜ペタバイト級の膨大なデータが等比級数的に生成される状況が出現しています。また、一般企業においても、Eコマースビジネスの拡大やERPシステム等の活用が進み、質的にも多様で大量のデータをいかに活用するかが課題となっています。しかし、これらのデータを企業が活用するためには、従来のRDBMSと呼ばれるデータベースだけでは対応が困難になってきました。RDBMSは、データの一貫性を強力に維持し、複雑な検索を可能とする高機能ゆえ、データ処理能力を一部犠牲にせざるを得ないからです。また、処理能力を向上させるためには、ハードウェア一台あたりのスペックを向上させる「スケールアップ」が重要ですが、スケールアップには物理的な限界がありました。
そこで、RDBMSとは異なる特徴を持つデータベース「NOSQL」が提唱されました。NOSQLの特徴はデータ管理方式にあり、内部的に単純な構造でデータを管理することにより、単一データの処理性能を極限まで高めています。また、RDBMSのスケールアップに対し、ハードウェアの台数を増やす「スケールアウト」によって、処理性能を増加させることができ、データも負荷も分散して管理できるため、データの増加量を予想しにくい現場での利用にも非常に適しています。このことから、GoogleやAmazon、Facebookなどの大規模ウェブサービスなどでRDBMSと並行して利用されており、今後も需要が急増すると考えられています。
■企業利用に適したNOSQL「okuyama」
NOSQLは、検索エンジンやソーシャルメディアなど、数千万人・数億人規模のユーザが同時に使用するウェブサービスでは不可欠な存在となりましたが、Eコマース等のビジネスでの利用は十分に進んでいません。これは、用途が分かりづらい上、準拠するライセンス形態がソースコードの公開を求めていること、提供元による企業サポートがないこと、などが理由と考えられます。
KDLでは、NOSQLの一つとして2009年12月に「okuyama」を独自開発し、オープンソースライセンスで公開してきましたが、この度、上記問題点を全て解決できるライセンス形態とサポートサービスを用意し、ビジネス利用に耐えうるプロダクトとして提供を開始することにいたしました。
具体的には、NOSQLを知り尽くした技術者による無料相談・コンサルティングサービス、ソースコードの公開を求めない商用ライセンス(無料)、導入支援や電話・メールでの問合せ対応、技術者・運用者向けトレーニングメニューなど、国産NOSQLでは初の企業サポートサービスとなっております。また、NOSQLの企業サポートサービスは、世界的に見てもまだまだ少数の先駆的な試みです。
■「okuyama」の機能・特徴
「okuyama」は、従来のNOSQLで実現出来ることは勿論、OracleやMySQLなどのRDBMSでしか実現できなかった機能も一部実装し、高機能と高速処理が同時に実現可能なプロダクトです。具体的には以下のような機能・特徴があります。
1. 100% Java
2. データ登録機能、データ取得機能、データ削除機能、
データ新規登録保障機能、Tag機能、JavaScript実行機能
3. コモディティサーバでの稼働
4. 全ての構成要素を多重化可能
5. 単一障害点(SPOF)が存在しない
6. 単一ノード単位での高い性能
7. 動的ノード追加が可能
8. 自動死活監視
9. 障害からの復帰サーバを自動リカバリ
10. 保存データはレプリケーションされるため、データ損失の可能性を低減
できる。またレプリケーション数は2つと3つを選択可能。
11. データ永続化機能
(データ保存方法をメモリ or ディスク or メモリ+ディスクの中から
選択可能)
12. データ取得時のConsistencyレベルを選択可能
(ランダムアクセス、最終保存ノードアクセス、メタ情報比較アクセス)
13. memcached互換プロトコルでのアクセスが可能(get、set、add、remove)
14. HTTPプロトコルでのデータ取得が可能
■サポートサービス一覧
上記機能を持つ「okuyama」の具体的なサービスメニューは以下の通りです。(価格は税別)
1. 勉強会 :NOSQL/okuyamaについての無料勉強会を東京・大阪で
定期開催します。出張対応可。
2. トレーニング :開発者向け(基礎・上級)、技術者向けのトレーニング
を不定期開催します。(2万円/人〜) 出張対応可。
3. サポート :電話・メール・オンサイトでの問合せに対応します。
サポート基本パック(5万円/月)推奨。
4. コンサルティング:「okuyama」を用いたDB設計前・設計後の
コンサルティングをさせていただきます。
5. 構築支援パック :ログサーバ作成やキャッシュサーバ作成、
コンテンツサーバ作成など、目的に応じた構築支援
パックを用意。無料相談から構築・サポートまで
含みます。
■導入事例、今後の展開・目標
「okuyama」は、既にサーバ事業者である株式会社リンク社(at+link)のソーシャルアプリ向けサービスのキャッシュサーバ基盤として採用されているほか、大手アパレルメーカーにおいてもECサイトでの検索処理を高速化させるために採用されています。また、日本ユニシス株式会社の通信販売系システムソリューションの一つとして「okuyama」が採用されています。
今後は、既に導入が決定しているECサイトやiDCの事例を中心に、ECサイトの商品マスタ・在庫・受注・売上管理での導入や、高速処理が求められるウェブサービスのキャッシュサーバとしての利用を進めてゆきます。
今後3年以内に、商用ライセンスの1,000ダウンロードと、1億円の売上を目指します。
【okuyama公式サイト】 http://okuyama-project.com/ (9月1日より公開)
【会社概要】
社名 : 株式会社神戸デジタル・ラボ
代表者 : 代表取締役社長 永吉 一郎
所在地 : 〒650-0033 兵庫県神戸市中央区江戸町93番 栄光ビル5F
設立 : 1995年10月
資本金 : 2億995万円
従業員数 : 126名(2011年8月現在)
ホームページ: http://www.kdl.co.jp/
■「NOSQL」登場の背景
近年、検索エンジンやソーシャルメディアの登場などにより、テラバイト〜ペタバイト級の膨大なデータが等比級数的に生成される状況が出現しています。また、一般企業においても、Eコマースビジネスの拡大やERPシステム等の活用が進み、質的にも多様で大量のデータをいかに活用するかが課題となっています。しかし、これらのデータを企業が活用するためには、従来のRDBMSと呼ばれるデータベースだけでは対応が困難になってきました。RDBMSは、データの一貫性を強力に維持し、複雑な検索を可能とする高機能ゆえ、データ処理能力を一部犠牲にせざるを得ないからです。また、処理能力を向上させるためには、ハードウェア一台あたりのスペックを向上させる「スケールアップ」が重要ですが、スケールアップには物理的な限界がありました。
そこで、RDBMSとは異なる特徴を持つデータベース「NOSQL」が提唱されました。NOSQLの特徴はデータ管理方式にあり、内部的に単純な構造でデータを管理することにより、単一データの処理性能を極限まで高めています。また、RDBMSのスケールアップに対し、ハードウェアの台数を増やす「スケールアウト」によって、処理性能を増加させることができ、データも負荷も分散して管理できるため、データの増加量を予想しにくい現場での利用にも非常に適しています。このことから、GoogleやAmazon、Facebookなどの大規模ウェブサービスなどでRDBMSと並行して利用されており、今後も需要が急増すると考えられています。
■企業利用に適したNOSQL「okuyama」
NOSQLは、検索エンジンやソーシャルメディアなど、数千万人・数億人規模のユーザが同時に使用するウェブサービスでは不可欠な存在となりましたが、Eコマース等のビジネスでの利用は十分に進んでいません。これは、用途が分かりづらい上、準拠するライセンス形態がソースコードの公開を求めていること、提供元による企業サポートがないこと、などが理由と考えられます。
KDLでは、NOSQLの一つとして2009年12月に「okuyama」を独自開発し、オープンソースライセンスで公開してきましたが、この度、上記問題点を全て解決できるライセンス形態とサポートサービスを用意し、ビジネス利用に耐えうるプロダクトとして提供を開始することにいたしました。
具体的には、NOSQLを知り尽くした技術者による無料相談・コンサルティングサービス、ソースコードの公開を求めない商用ライセンス(無料)、導入支援や電話・メールでの問合せ対応、技術者・運用者向けトレーニングメニューなど、国産NOSQLでは初の企業サポートサービスとなっております。また、NOSQLの企業サポートサービスは、世界的に見てもまだまだ少数の先駆的な試みです。
■「okuyama」の機能・特徴
「okuyama」は、従来のNOSQLで実現出来ることは勿論、OracleやMySQLなどのRDBMSでしか実現できなかった機能も一部実装し、高機能と高速処理が同時に実現可能なプロダクトです。具体的には以下のような機能・特徴があります。
1. 100% Java
2. データ登録機能、データ取得機能、データ削除機能、
データ新規登録保障機能、Tag機能、JavaScript実行機能
3. コモディティサーバでの稼働
4. 全ての構成要素を多重化可能
5. 単一障害点(SPOF)が存在しない
6. 単一ノード単位での高い性能
7. 動的ノード追加が可能
8. 自動死活監視
9. 障害からの復帰サーバを自動リカバリ
10. 保存データはレプリケーションされるため、データ損失の可能性を低減
できる。またレプリケーション数は2つと3つを選択可能。
11. データ永続化機能
(データ保存方法をメモリ or ディスク or メモリ+ディスクの中から
選択可能)
12. データ取得時のConsistencyレベルを選択可能
(ランダムアクセス、最終保存ノードアクセス、メタ情報比較アクセス)
13. memcached互換プロトコルでのアクセスが可能(get、set、add、remove)
14. HTTPプロトコルでのデータ取得が可能
■サポートサービス一覧
上記機能を持つ「okuyama」の具体的なサービスメニューは以下の通りです。(価格は税別)
1. 勉強会 :NOSQL/okuyamaについての無料勉強会を東京・大阪で
定期開催します。出張対応可。
2. トレーニング :開発者向け(基礎・上級)、技術者向けのトレーニング
を不定期開催します。(2万円/人〜) 出張対応可。
3. サポート :電話・メール・オンサイトでの問合せに対応します。
サポート基本パック(5万円/月)推奨。
4. コンサルティング:「okuyama」を用いたDB設計前・設計後の
コンサルティングをさせていただきます。
5. 構築支援パック :ログサーバ作成やキャッシュサーバ作成、
コンテンツサーバ作成など、目的に応じた構築支援
パックを用意。無料相談から構築・サポートまで
含みます。
■導入事例、今後の展開・目標
「okuyama」は、既にサーバ事業者である株式会社リンク社(at+link)のソーシャルアプリ向けサービスのキャッシュサーバ基盤として採用されているほか、大手アパレルメーカーにおいてもECサイトでの検索処理を高速化させるために採用されています。また、日本ユニシス株式会社の通信販売系システムソリューションの一つとして「okuyama」が採用されています。
今後は、既に導入が決定しているECサイトやiDCの事例を中心に、ECサイトの商品マスタ・在庫・受注・売上管理での導入や、高速処理が求められるウェブサービスのキャッシュサーバとしての利用を進めてゆきます。
今後3年以内に、商用ライセンスの1,000ダウンロードと、1億円の売上を目指します。
【okuyama公式サイト】 http://okuyama-project.com/ (9月1日より公開)
【会社概要】
社名 : 株式会社神戸デジタル・ラボ
代表者 : 代表取締役社長 永吉 一郎
所在地 : 〒650-0033 兵庫県神戸市中央区江戸町93番 栄光ビル5F
設立 : 1995年10月
資本金 : 2億995万円
従業員数 : 126名(2011年8月現在)
ホームページ: http://www.kdl.co.jp/