2021年首都圏賃貸住宅市場の動向を予測 〜賃貸住宅市場レポート首都圏版・関西圏・中京圏・福岡県版 2020年11月〜
[20/11/30]
提供元:@Press
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不動産評価Webサイト「TAS-MAP」( http://www.tas-japan.com/ )を運営する株式会社タス(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:尾暮 敏範)は、「賃貸住宅市場レポート 首都圏版・関西圏・中京圏・福岡県版 2020年11月」を発表しました。
「2021年首都圏賃貸住宅市場の見通し」および「2020年9月期の1都3県賃貸住宅指標(空室率TVI(タス空室インデックス)、募集期間、更新確率、中途解約確率、賃料指数)」および「2020年9月期の関西圏・中京圏・福岡県賃貸住宅指標(空室率TVI(タス空室インデックス)、募集期間、更新確率、中途解約確率、賃料指数)」を掲載しています。
詳細PDF:「賃貸住宅市場レポート 首都圏版・関西圏・中京圏・福岡県版2020年11月」
https://go.tas-japan.com/l/592651/2020-11-24/2q7djl
■レポートの概要
(1) 2021年首都圏賃貸住宅市場の見通し
東京23区
・世帯数の増加幅がコロナ前の状態に戻らない限り、2021年の東京23区の需給ギャップは、拡大傾向で推移すると考えられます。これに伴い東京23区の空室率TVIも2021年は悪化基調で推移すると考えられます。
・賃料指数は、当面上昇基調を維持すると考えられます。しかしながら感染再拡大により景気回復が遅れると、2021年中旬以降に下落基調に転ずる可能性があります。
東京市部
・東京市部の需給ギャップは、2021年は拡大傾向で推移すると考えられ、これに伴い東京市部の空室率TVIも2021年は悪化傾向で推移すると考えられます。
・賃料指数は、当面横ばい傾向で推移すると考えられます。しかしながら感染再拡大により景気回復が遅れると、2021年中旬以降に下落基調に転ずる可能性があります。
神奈川県
・現状の需給ギャップは、ほぼ横ばいで推移しています。供給は引き続き減少することから、2021年前半には需給ギャップが縮小に転じると考えられます。これに伴い空室率TVIも2021年は改善傾向で推移すると考えられます。
・賃料指数は、当面横ばい傾向で推移すると考えられます。しかしながら感染再拡大により景気回復が遅れると、2021年中旬以降に下落基調に転ずる可能性があります。
埼玉県
・2021年の埼玉県の需給ギャップは、世帯幅の減少が若干勝り、わずかながら縮小傾向で推移すると考えられます。これに伴い空室率TVIも、2021年はわずかながら改善傾向で推移すると考えられます。
・賃料指数は、当面横ばい傾向で推移すると考えられます。しかしながら感染再拡大により景気回復が遅れると、2021年中旬以降に下落基調に転ずる可能性があります。
千葉県
・2021年も千葉県の需給ギャップは縮小傾向で推移すると考えられます。これに伴い空室率TVIも改善傾向で推移すると考えられます。
・賃料指数は、当面横ばい傾向で推移すると考えられます。しかしながら感染再拡大により景気回復が遅れると、2021年中旬以降に下落基調に転ずる可能性があります。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/236729/LL_img_236729_1.jpg
東京23区空室率予測
(2) 2020年9月期1都3県賃貸住宅指標
2019年10月〜2020年9月の世帯数増加数は前期(2018年10月〜2019年9月)比で、東京23区が▲19.6%、東京市部が▲4.2%、神奈川県が+6.8%、埼玉県が▲1.2%、千葉県が▲4.9%となりました。
この影響を受けて、東京23区のマンション系空室率TVIは高止まりしています。また、埼玉県、千葉県の空室率TVIはマンション系、アパート系ともに悪化傾向にあります。神奈川県のアパート系空室率TVIは僅かながら改善傾向にあります。
[東京都]
全域 23区 市部
空室率TVI(ポイント) :13.25 13.41 13.39
募集期間(ヶ月) :2.71 2.71 2.75
更新確率(%) :41.03 41.15 44.42
中途解約確率(%) :40.75 40.11 35.90
賃料指数(2004年1Q=100):109.99 111.09 102.02
[神奈川県]
空室率TVI(ポイント) :17.13
募集期間(ヶ月) :3.31
更新確率(%) :34.96
中途解約確率(%) :51.10
賃料指数(2004年1Q=100):101.20
[埼玉県]
空室率TVI(ポイント) :16.34
募集期間(ヶ月) :3.42
更新確率(%) :38.89
中途解約確率(%) :49.13
賃料指数(2004年1Q=100):104.05
[千葉県]
空室率TVI(ポイント) :14.75
募集期間(ヶ月) :5.44
更新確率(%) :45.58
中途解約確率(%) :43.14
賃料指数(2004年1Q=100):105.27
分析:株式会社タス
(3) 2020年9月期 関西圏・中京圏・福岡県賃貸住宅指標
都市部に戸数の多いマンション系空室率TVIは大阪府を除き前月から悪化となりました。賃料指数は全地域で上昇基調を維持しています。
[大阪府]
空室率TVI(ポイント) :9.22
募集期間(ヶ月) :4.96
更新確率(%) :39.17
中途解約確率(%) :47.91
賃料指数※ :106.81
[京都府]
空室率TVI(ポイント) :13.10
募集期間(ヶ月) :5.15
更新確率(%) :34.61
中途解約確率(%) :51.67
賃料指数※ :107.83
[兵庫県]
空室率TVI(ポイント) :12.77
募集期間(ヶ月) :6.19
更新確率(%) :48.61
中途解約確率(%) :38.99
賃料指数※ :107.66
[愛知県]
空室率TVI(ポイント) :16.14
募集期間(ヶ月) :6.12
更新確率(%) :41.52
中途解約確率(%) :47.52
賃料指数※ :105.59
[静岡県]
空室率TVI(ポイント) :23.91
募集期間(ヶ月) :8.24
更新確率(%) :49.08
中途解約確率(%) :39.09
賃料指数※ :99.45
[福岡県]
空室率TVI(ポイント) :10.34
募集期間(ヶ月) :5.08
更新確率(%) :49.61
中途解約確率(%) :38.50
賃料指数※ :112.57
※賃料指数
関西圏 :2009年1Q=100
中京圏、福岡県:2010年4Q=100
分析:株式会社タス
詳細はPDFファイルをご参照ください。
詳細PDF:「賃貸住宅市場レポート 首都圏版・関西圏・中京圏・福岡県版2020年11月」
https://go.tas-japan.com/l/592651/2020-11-24/2q7djl
過去のレポートについてはこちらをご覧ください。
https://corporate.tas-japan.com/news/report
■株式会社タスについて
株式会社タスはトヨタ自動車株式会社(T)、豊田通商株式会社(T)、朝日航洋株式会社(A)、株式会社三友システムアプレイザル(S)が出資するトヨタのグループ企業です。システム評価のパイオニアとして不動産に関わる情報を収集・分析・ディスクローズすることにより、専門知識を誰でも簡単に視える化することを目指しています。不動産評価サービスTAS-MAPは、担保評価や顧客へのプレゼンテーション資料作成ツールとして多くの金融機関や不動産会社の時短に貢献しています。
会社名 : 株式会社タス(英語名 TAS Corp.)
所在地 : 東京都中央区八丁堀3丁目22番13号 PMO八丁堀4F
設立年月日: 2000年8月28日
資本金 : 1億8千万円
出資 : トヨタ自動車株式会社
朝日航洋株式会社
株式会社三友システムアプレイザル
豊田通商株式会社
Web : https://corporate.tas-japan.com/
「2021年首都圏賃貸住宅市場の見通し」および「2020年9月期の1都3県賃貸住宅指標(空室率TVI(タス空室インデックス)、募集期間、更新確率、中途解約確率、賃料指数)」および「2020年9月期の関西圏・中京圏・福岡県賃貸住宅指標(空室率TVI(タス空室インデックス)、募集期間、更新確率、中途解約確率、賃料指数)」を掲載しています。
詳細PDF:「賃貸住宅市場レポート 首都圏版・関西圏・中京圏・福岡県版2020年11月」
https://go.tas-japan.com/l/592651/2020-11-24/2q7djl
■レポートの概要
(1) 2021年首都圏賃貸住宅市場の見通し
東京23区
・世帯数の増加幅がコロナ前の状態に戻らない限り、2021年の東京23区の需給ギャップは、拡大傾向で推移すると考えられます。これに伴い東京23区の空室率TVIも2021年は悪化基調で推移すると考えられます。
・賃料指数は、当面上昇基調を維持すると考えられます。しかしながら感染再拡大により景気回復が遅れると、2021年中旬以降に下落基調に転ずる可能性があります。
東京市部
・東京市部の需給ギャップは、2021年は拡大傾向で推移すると考えられ、これに伴い東京市部の空室率TVIも2021年は悪化傾向で推移すると考えられます。
・賃料指数は、当面横ばい傾向で推移すると考えられます。しかしながら感染再拡大により景気回復が遅れると、2021年中旬以降に下落基調に転ずる可能性があります。
神奈川県
・現状の需給ギャップは、ほぼ横ばいで推移しています。供給は引き続き減少することから、2021年前半には需給ギャップが縮小に転じると考えられます。これに伴い空室率TVIも2021年は改善傾向で推移すると考えられます。
・賃料指数は、当面横ばい傾向で推移すると考えられます。しかしながら感染再拡大により景気回復が遅れると、2021年中旬以降に下落基調に転ずる可能性があります。
埼玉県
・2021年の埼玉県の需給ギャップは、世帯幅の減少が若干勝り、わずかながら縮小傾向で推移すると考えられます。これに伴い空室率TVIも、2021年はわずかながら改善傾向で推移すると考えられます。
・賃料指数は、当面横ばい傾向で推移すると考えられます。しかしながら感染再拡大により景気回復が遅れると、2021年中旬以降に下落基調に転ずる可能性があります。
千葉県
・2021年も千葉県の需給ギャップは縮小傾向で推移すると考えられます。これに伴い空室率TVIも改善傾向で推移すると考えられます。
・賃料指数は、当面横ばい傾向で推移すると考えられます。しかしながら感染再拡大により景気回復が遅れると、2021年中旬以降に下落基調に転ずる可能性があります。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/236729/LL_img_236729_1.jpg
東京23区空室率予測
(2) 2020年9月期1都3県賃貸住宅指標
2019年10月〜2020年9月の世帯数増加数は前期(2018年10月〜2019年9月)比で、東京23区が▲19.6%、東京市部が▲4.2%、神奈川県が+6.8%、埼玉県が▲1.2%、千葉県が▲4.9%となりました。
この影響を受けて、東京23区のマンション系空室率TVIは高止まりしています。また、埼玉県、千葉県の空室率TVIはマンション系、アパート系ともに悪化傾向にあります。神奈川県のアパート系空室率TVIは僅かながら改善傾向にあります。
[東京都]
全域 23区 市部
空室率TVI(ポイント) :13.25 13.41 13.39
募集期間(ヶ月) :2.71 2.71 2.75
更新確率(%) :41.03 41.15 44.42
中途解約確率(%) :40.75 40.11 35.90
賃料指数(2004年1Q=100):109.99 111.09 102.02
[神奈川県]
空室率TVI(ポイント) :17.13
募集期間(ヶ月) :3.31
更新確率(%) :34.96
中途解約確率(%) :51.10
賃料指数(2004年1Q=100):101.20
[埼玉県]
空室率TVI(ポイント) :16.34
募集期間(ヶ月) :3.42
更新確率(%) :38.89
中途解約確率(%) :49.13
賃料指数(2004年1Q=100):104.05
[千葉県]
空室率TVI(ポイント) :14.75
募集期間(ヶ月) :5.44
更新確率(%) :45.58
中途解約確率(%) :43.14
賃料指数(2004年1Q=100):105.27
分析:株式会社タス
(3) 2020年9月期 関西圏・中京圏・福岡県賃貸住宅指標
都市部に戸数の多いマンション系空室率TVIは大阪府を除き前月から悪化となりました。賃料指数は全地域で上昇基調を維持しています。
[大阪府]
空室率TVI(ポイント) :9.22
募集期間(ヶ月) :4.96
更新確率(%) :39.17
中途解約確率(%) :47.91
賃料指数※ :106.81
[京都府]
空室率TVI(ポイント) :13.10
募集期間(ヶ月) :5.15
更新確率(%) :34.61
中途解約確率(%) :51.67
賃料指数※ :107.83
[兵庫県]
空室率TVI(ポイント) :12.77
募集期間(ヶ月) :6.19
更新確率(%) :48.61
中途解約確率(%) :38.99
賃料指数※ :107.66
[愛知県]
空室率TVI(ポイント) :16.14
募集期間(ヶ月) :6.12
更新確率(%) :41.52
中途解約確率(%) :47.52
賃料指数※ :105.59
[静岡県]
空室率TVI(ポイント) :23.91
募集期間(ヶ月) :8.24
更新確率(%) :49.08
中途解約確率(%) :39.09
賃料指数※ :99.45
[福岡県]
空室率TVI(ポイント) :10.34
募集期間(ヶ月) :5.08
更新確率(%) :49.61
中途解約確率(%) :38.50
賃料指数※ :112.57
※賃料指数
関西圏 :2009年1Q=100
中京圏、福岡県:2010年4Q=100
分析:株式会社タス
詳細はPDFファイルをご参照ください。
詳細PDF:「賃貸住宅市場レポート 首都圏版・関西圏・中京圏・福岡県版2020年11月」
https://go.tas-japan.com/l/592651/2020-11-24/2q7djl
過去のレポートについてはこちらをご覧ください。
https://corporate.tas-japan.com/news/report
■株式会社タスについて
株式会社タスはトヨタ自動車株式会社(T)、豊田通商株式会社(T)、朝日航洋株式会社(A)、株式会社三友システムアプレイザル(S)が出資するトヨタのグループ企業です。システム評価のパイオニアとして不動産に関わる情報を収集・分析・ディスクローズすることにより、専門知識を誰でも簡単に視える化することを目指しています。不動産評価サービスTAS-MAPは、担保評価や顧客へのプレゼンテーション資料作成ツールとして多くの金融機関や不動産会社の時短に貢献しています。
会社名 : 株式会社タス(英語名 TAS Corp.)
所在地 : 東京都中央区八丁堀3丁目22番13号 PMO八丁堀4F
設立年月日: 2000年8月28日
資本金 : 1億8千万円
出資 : トヨタ自動車株式会社
朝日航洋株式会社
株式会社三友システムアプレイザル
豊田通商株式会社
Web : https://corporate.tas-japan.com/