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『五十嵐喜芳自伝 わが心のベルカント』 発売のお知らせ

 株式会社水曜社(所在地:東京都新宿区)は、新刊『五十嵐喜芳自伝 わが心のベルカント』を2011年11月22日に刊行いたします。
http://www.bookdom.net/suiyosha/1100operao/1115igarashi.html


■著書内容
 イタリアオペラを愛し、ベルカント唱法の真髄を究めたオペラ歌手。日本のオペラ公演を変えた名プロデューサー。多くのファンに愛され、9月23日に急逝した五十嵐喜芳の、初の自伝にして遺稿。待望の刊行。
 五十嵐喜芳のデビューは1948年大阪で『カヴァレリア・ルスティカーナ』の「トゥリッドゥ」。東京芸術大学在学中の1955年「NHK・毎日音楽コンクール(現・日本音楽コンクール)・声楽の部に優勝。パートはテノール(テノーレ・リリコ・レジェーロ)。1963年『椿姫』で毎日芸術賞を受賞。藤原歌劇団で1966年『カルメン』ドン・ホセ役でデビューして以来『椿姫』『蝶々夫人』など数多くの作品で主役を歌い続け、イタリアに二度留学するなどし、オペラやコンサートで活躍、その人気を確固たるものにする。
 また第3代藤原歌劇団総監督、1999年からの新国立劇場オペラ芸術監督時代にいずれも高水準の公演をプロデュース、その手腕を発揮する。ダブルキャストの採用、開演前の平易な解説、字幕スーパー付原語上演など画期的な試みを初めて導入し、多くのオペラファンの獲得に成功。これらは日本のオペラ公演を変え、今日のオペラ上演のスタンダードを作り上げた。
 本書では、自らの出生から、家族の死などで一人きりの五十嵐家となった経緯、結婚など、語られることのなかった生涯や、ベルカント唱法への想い、戦後の日本オペラを支えた歌手としての相貌と、プロデューサーとしての一面をはじめて披瀝。彼の人生を語ることが期せずして、わが国の現代オペラ史を語る成果ともなっている。


■著者について
五十嵐 喜芳(いがらし きよし)
テノール歌手。音楽プロデューサー。東京芸術大学卒。第3代藤原歌劇団総監督、新国立劇場オペラ芸術監督、昭和音楽大学・同短期大学部学長を歴任。昭和音楽大学特任教授、日伊音楽協会会長、社団法人 日本演奏連盟理事。1991年春、紫緩褒章受賞。1998年秋、勲三等端宝章受賞、1999年イタリア政府よりコンメンダトーレ勲章受章。2011年9月23日永眠。


■書籍情報
『五十嵐喜芳自伝 わが心のベルカント』
四六判/上製/本文234頁/1,995円(税込)/2011年11月22日発売
詳細はWebサイトをご参照下さい。
http://www.bookdom.net/suiyosha/1100operao/1115igarashi.html

発売: 株式会社水曜社 東京都新宿区新宿1-14-12
URL : http://www.bookdom.net/suiyosha/
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