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環境・品質保証の「E&Qマーク」を積極PR「エコプロダクツ 2011」に出展〜日本カートリッジリサイクル工業会〜

トナーカートリッジのリサイクル事業会社32社で構成する日本カートリッジリサイクル工業会(以下 AJCR、東京都大田区山王、会長:白崎 弘隆)は、12月15日(木)〜17日(土)の3日間、東京ビッグサイトで開催される環境展示会「エコプロダクツ 2011」(小間番号4-037)に出展いたします。


◆一般ユーザーに、リサイクル品の環境・品質保証の「E&Qマーク」をPR
AJCRは、本年11月より、レーザープリンタなどに使用されるトナーカートリッジの「リサイクル品」に対し、業界で初めて、環境管理基準・品質管理基準を定めた「E&Qマーク」制度を導入いたしました。
そこでAJCRでは「エコプロダクツ 2011」において、環境と品質を保証する「E&Qマーク」の認知拡大と、最近急増する模倣品のカートリッジと一線を画し、ユーザーが安心してリサイクル品を使用できるよう、信頼感の獲得を目指して出展することにいたしました。
とくにトナーカートリッジの模倣品は、トナー漏れ、印字のカスレなど質の劣るものがあり、純生品メーカーだけでなく、リサイクル品事業会社にも影響が出ています。

「エコプロダクツ 2011」のブースでは、「E&Qマーク」を全面的にPRするため大きなビジュアルを設置するとともに、トナーカートリッジの工程を分かりやすく解説するパネルなどを展示いたします。
入場は無料ですので、お気軽にお越しくださいませ。

「E&Qマーク」:
http://www.atpress.ne.jp/releases/24389/1_1.jpg


◆トナーカートリッジの市場
現在わが国では、年間約2,200万本のトナーカートリッジ(モノクロ・カラー)が使用され、そのうち約23%に当たる約510万本のリサイクルトナーカートリッジ(リサイクル品)が利用されています。

トナーカートリッジ全体の市場規模(金額換算)は約3,600億円、うちメーカー純正品など(汎用品など含む)が約3,200億円、リサイクル事業者によるリサイクル品が約400億円と推定されています。
こうしたトナーカートリッジ市場でおよそ4分の1のシェアを占めるリサイクル品について、今後、業界をあげてさらに製品の品質の向上を目指し、ユーザーの信頼を獲得する必要が求められていました。


●「E&Qマーク」制度とは
「E&Qマーク」制度は、第三者審査機関が「環境管理基準」24項目と、「品質管理基準」9項目の合計33の審査項目に合格した事業者に与えられる認定資格で、認定取得した事業者は、リサイクル製品パッケージに「E&Qマークラベル」を貼付することができます。これにより、一部粗悪品や知的財産権を侵害する模倣品との区別が明確になり、ユーザーへの信頼の確立と維持に寄与します。この資格は、12月7日現在、16社が認定を受けています。
「E&Qマーク」の管理基準として、「環境管理基準」項目には、(1)「回収」、(2)「再生工程」、(3)「再生カートリッジへの表示義務」、(4)「廃棄物処理」、(5)「トナーの安全性」、(6)「リユースおよびマテリアルリサイクルの促進」など、環境負荷の低減に寄与するため、リサイクル品の有効活用や廃棄物処理の確実な実行処理、安全性など6テーマにわたる詳細で、厳しい審査項目が設定されています。
また環境管理基準項目には、「カートリッジを有効活用するため、使用回数を管理」、「回収したカートリッジ部材の再資源化率が製品全体質量の95%以上」などの実施を義務付ける基準も設けられています。
一方、「品質管理基準」項目では、(1)「再生カートリッジ管理基準値の設定と管理方法」、(2)「測定実施」、(3)「包装梱包管理基準」など3テーマの審査基準が設けられています。
再生カートリッジの管理基準((1)項目目)のなかには、「再生カートリッジの寿命測定、純正品実印字枚数に対し90%以上」、「画像濃度測定」のほか、かぶり濃度測定やまだら画像ムラ測定、解像度測定、トナー定着率などの細かな実施審査を義務付けています。
尚、「E&Qマーク」には、8桁の固有番号が付いていますので、AJCRのホームページから製造元を確認することができます。


●トナーカートリッジとは
トナーカートリッジとは、PCのレーザープリンタや複合機などに使用されるトナー容器(カートリッジ)で、モノクロのほかシアン、マゼンダ、イエローなどカラートナーが3種類、合計4種類のカートリッジがあります。
さらに各社メーカーの機種によってカートリッジが異なるため、メーカーの純正品だけで約500種類以上あり、そのうちリサイクル品だけで約250種類以上あると言われています。
またトナーカートリッジ市場には、メーカー純正品のほか、リサイクル事業者によるリサイクル品、純正メーカーのリサイクル品、再輸入品などがあります。


●リサイクルトナーカートリッジ(リサイクル品)とは
1本のトナーカートリッジは高価で、廃棄するのはもったいないという発想から、1990年頃から欧米を中心に広まったリサイクルの「ビジネスモデル」で、日本では90年代後半から急速に普及しました。
その事業内容は、純正メーカーが製造したトナーカートリッジの使用済品をリサイクル事業者が回収し、分解・清掃、部材検査、組立て・トナー補給、印字検査、梱包、出荷などの工程を経て、ユーザーに納品するものです。
リサイクル品は通常2回〜5回(平均3回)使用した後に廃棄されます。廃棄するカートリッジはプラスチックをはじめ金属など様々な部材がありますが、委託業者により可能な限りリサイクルされるため、徹底的に環境に配慮する持続可能な社会を目指した事業であると言えます。


【組織概要】
名称   : 日本カートリッジリサイクル工業会
所在地  : 〒143-0023 東京都大田区山王3-32-1-103
代表   : 会長 白崎 弘隆
設立年月日: 1999年4月1日
会員数  : 正会員 32社/賛助会員 18社
URL    : http://www.ajcr.jp/
事業内容 :
1.会員の事業経営の合理化を目的とする自主調査研究並びに情報交換
2.品質、生産、技術の向上、及びカートリッジの回収、廃棄処理に関する調査研究
3.斯業の雇用、労務及び環境問題に関する調査研究
4.本会の目的のために行う情報調査
5.諸官庁並びに内外関係団体との連携と啓蒙
6.業界啓蒙のための懇談会、研究会及び講演会等の開催
7.斯業の改善向上に必要な任意的調査報告統計
8.会員並びにその従業員の親睦融和と文化向上のためにする施策
9.その他本会の目的達成のために必要な事業
10.トナーカートリッジリサイクル事業の安全衛生及び公害に対する技術対応とその広報活動
11.トナーカートリッジリサイクル事業に係わる法的問題の調査・研究
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