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5G時代のオフィスワークをコクヨと共同研究ロボットや3Dモデルで遠隔コミュニケーションをスムーズに

テックファーム株式会社(新宿区、代表取締役社長 千原信悟)は、高速通信規格「5G」の特性を活用した次世代のオフィスワークに関するコクヨ株式会社との共同研究を開始します。ロボットや3Dモデルによって遠隔コミュニケーションを円滑にするソリューションなどを、実用化も視野に開発予定です。本研究では、2月15日(月)にオープンするコクヨのラボ施設に整備された5G環境を活用します。テックファームは、本研究で得た知見を自社プロダクトなどの開発にも応用していきます。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/246385/img_246385_1.png

■ 共同研究の内容
テックファームの5Gに関する知見とコクヨのオフィスに関する知見を融合し、高速大容量・低遅延・多数同時接続という5Gの特性を活かした、次世代のオフィスワークを実現するソリューションを開発します。

1-1 ラズパイ×カメラで着席時間や表情などのフィードバック
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/246385/img_246385_2.png

各デスクに、小型コンピューター「ラズベリーパイ」(ラズパイ)とカメラを設置。顔認識によって在席状況を把握し、利用者へ長時間着席のアラートや表情などのフィードバックを行います。利用者にとってはセルフマネジメントやワークスタイルに対する気づきに繋がり、企業にとっては従業員の幸福度やストレス度の参考情報になりえます。各デスクにデバイスを設置するため、座席数が増えるほど5Gの“多数同時接続”という特性を活用できます。


1-2 テレプレゼンスロボットで“隣にいるかのような”遠隔コミュニケーション

話しかけたい相手の位置をアプリで確認すると、自走式ロボットが席の近くへ自動で移動。アプリに表示される映像で相手の状況を見た上で、声をかけるかどうか判断できます。話しかける際はロボットが相手の隣へ移動するので、お互いに顔を見ながらコミュニケーションをとることも可能です。5Gの“低遅延”という特性によって、よりスムーズな会話が実現できます。


事前に個人データを登録して顔認証を行えば、誰がどこにいるかをマップ上に可視化することや、オフィスの新型コロナウイルス対策として注目されているホテリング(事前に座席を予約して利用する方式のこと)も可能です。

2-1 3Dモデル×MRで試作品をリモート確認
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/246385/img_246385_3.png

コクヨ製家具の3Dモデルを、MR(複合現実)デバイス「Magic Leap」で体験できます。これまでは直接現地で見なければならなかった試作品などが、遠隔かつ複数人で同時に確認可能です。3Dモデルの生成は、グループ会社の株式会社ギャラクシーズ(豊島区)が開発した特殊な装置で行います。


2-2 リアルな3Dアバターが動き回る「バーチャルオフィス」
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高精度な人間3Dモデルをバーチャル空間で動かすギャラクシーズ社の技術を応用して、バーチャルオフィスを実現します。これまでオンラインで行っていた会議やプレゼンテーションなどのリアリティが増し、より現実に近い形で体験できます。



5Gを活用すれば、大容量の3Dデータをロードする時間の短縮が見込まれ、操作におけるストレス軽減が期待できます。クラウド基盤には、株式会社NTTドコモが提供する「ドコモオープンイノベーションクラウド」を利用します。


本研究は、コクヨが自社ビルをリニューアルし2月15日にオープンする新たな施設「THE CAMPUS(ザ・キャンパス)」(港区)のラボ施設で行います。同施設の5G環境を活用し、実用化を視野に入れたソリューションの開発を進めます。

■ 共同研究の背景
2020年春に5Gの商用サービスがスタートし、産業分野での積極的な活用が求められる中、テックファームとコクヨは、1年以上前から5Gを活用したソリューションを検討してきました。そしてコロナ禍をきっかけに、オフィスから離れた場所で仕事をする“ロケーションフリー”な働き方のニーズも高まっています。
そこでこの度、5G環境が整備されたコクヨのラボ施設がオープンするのを機に、5Gの特性を生かした「次世代のオフィスワーク」の共同研究に取り組むことになりました。働く人々が場所や移動時間にとらわれず質の高いコミュニケーションとクリエイティビティを発揮できることを目指し、実用化を視野に入れたソリューション開発を進めます。
テックファームはこれまで、ワークプレイスや備品、トイレなどオフィスにまつわるさまざまなものを対象に、強みである“位置情報”を軸としたシステムを開発・提供してきました。いずれもベースにはテックファームが提供するIoTプラットフォーム「MoL(モル)」があり、本研究でも使われています。テックファームは、今後の「MoL」を中心とした自社プロダクトの開発などに、本研究で得た知見を応用していく予定です。

■ 「THECAMPUS」とは
コクヨが「NEXT EXPERIENCE」(=長期的視点で社会課題解決に取り組んでいくこと)の活動を通じ、未来につながる価値を探求するための実験・実践する場です。同社の東京品川オフィスをリニューアルし、2021年2月15日にオープンします。従来のオフィスを大幅にアップデートしたことに加え、一般の方も利用できるエリアを併設しています。

■ 「MoL」について
“Monitoring of Location”の略で、屋内・屋外それぞれの位置測位を目的としたIoTプラットフォームです。Beaconやドローン、環境センサーなどさまざまなデバイスに対応でき、LPWAやWi-Fiといった通信方式も利用環境に合わせて選べます。ユースケースは、「所在管理」「動線分析」「エリア侵入・残留検知」「環境情報管理」など多岐に渡ります。

■ テックファームについて
1998年に創業し、NTTドコモ「iモード」のシステム開発をはじめとして、モバイルの発展と共に成長。社名の由来は、創業者がシリコンバレーで活躍する弁護士の高いプロ意識と専門知識に感銘を受け、「テクノロジーにおけるローファーム(弁護士事務所)になる」という発想から。2015年に持ち株会社制へ移行し、テックファームホールディングスのグループ会社となる。

【企業概要】
会社名:テックファーム株式会社
所在地:東京都新宿区西新宿3丁目20番2号 東京オペラシティタワー23F
代表者:代表取締役社長 千原 信悟
設立:2015年
資本金:100百万円(2021年1月末現在)
URL:https://www.techfirm.co.jp/

※ 記載の商品名、サービス名及び会社名は、各社の商標または登録商標です。

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