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〜2011年の家族のテーマは「絆」 その実態を調査〜 夫の家族コミュニケーションに、とても満足している妻はわずか1割 2012年、妻が夫に目指してほしいのは、「オンラインお父さん」

 主婦10万人を組織し、主婦マーケティングを実践している、株式会社ハー・ストーリィ(本社:東京都港区、代表取締役:日野 佳恵子)は、全国の30〜59歳の既婚男女(845名)を対象とした、家族コミュニケーションの意識・実態調査を実施しました。

 調査では、「今年の自分の家族を一言で表すと何か」を自由回答で質問したところ、妻、夫ともに「絆」という回答が最も多い結果となりました。しかし、震災から9か月以上が経ち、2011年も終わろうとする中、世の夫たちは大切な家族に関する情報をきちんと把握できていないことが、調査から明らかになりました。


■震災以降、夫の家族とのコミュニケーションには大きな変化なし
家族の情報について把握し、コミュニケーションをとる『オンライン状態』の夫はわずか11.9%
 調査では、震災以降「家族と一緒に過ごす時間が増えた」夫は16.0%、「家族との会話量が増えた」夫は18.2%と、大きな変化が見られないことが明らかになりました。震災直後は、家族の絆が再認識されたほか、節電に対する意識の高まりや、サマータイムの導入などで、家族との距離が近づいたと思われましたが、現状では夫の意識や実態には大きな変化はない傾向にあるようです。


≪震災後に変化した、家族とのコミュニケーション≫(夫への質問)
飲みに行く回数が減った          22.0%
家族の予定を気にするようになった     18.5%
家にいる時間が長くなった         18.4%
家族との会話量が増えた          18.2%
予定を家族にきちんと報告するようになった 17.1%
家族と一緒に過ごす時間が増えた      16.0%
仕事から家に帰る時間が早くなった     16.0%
家族に連絡をする回数が増えた       15.4%
家事や育児を手伝うようになった      14.4%

≪自分の夫が『オンライン状態』であると回答≫(妻への質問)
全体 11.9%
30代 15.3%
40代 10.2%
50代  8.7%


 また、妻に、「自分の夫が家族の情報をきちんと把握し、コミュニケーションをとる『オンライン状態』であるどうか」を質問したところ、夫が「オンライン状態である」という回答は11.9%という結果であることがわかりました。震災以降、家族と過ごす時間は増え、家族のコミュニケーションが深まる傾向にあるといわれてきましたが、夫は家族の情報についてはまだまだ把握できていないようです。


■夫の家庭におけるコミュニケーションには課題あり
夫の「家族とのコミュニケーション」にとても満足している妻はわずか10.1%
 妻に「夫の家庭におけるコミュニケーション」についての満足度を質問したところ、「家族とのコミュニケーション」にとても満足していると回答した妻は、わずか10.1%にとどまっていることがわかりました。

≪夫の家庭におけるコミュニケーション満足度≫(妻への質問)
「家族とのコミュニケーション」にとても満足している   10.1%
「自分(妻)とのコミュニケーション」にとても満足している 11.9%
「子どもとのコミュニケーション」にとても満足している  10.6%

 また、震災以降、「家事や育児を手伝うようになった」夫は14.4%であるのに対し、「家事や育児を夫が手伝うようになった」と思っている妻はわずか8.6%という結果であることもわかりました。夫がやっているという自己評価とは反対に、妻は夫に手伝ってもらったという認識が低いようです。


■夫がオンライン化すれば、夫婦の愛情や絆は増すと考える妻は36.7%
 2012年に夫が“オンラインお父さん”になるコツは、(1)「家族との予定の共有」、(2)「家族の出来事やTV番組、ニュースで話題を広げる」、(3)「飲み会を月1回減らす」

【家族そろっての一日の会話内容】
・夫がオンラインである妻の家庭
その日の家族の出来事について   83.0%
TV番組やその日のニュースについて 78.4%
仕事や学校について        64.0%
その日の食事の献立について    56.2%
家族の交友関係について      39.2%
将来や進路のことについて     36.6%

・夫がオンラインではない妻の家庭
その日の家族の出来事について   71.4%
TV番組やその日のニュースについて 54.3%
仕事や学校について        48.6%
その日の食事の献立について    48.6%
家族の交友関係について      16.2%
将来や進路のことについて     20.9%


 自分の夫が家族の情報を把握していない(夫がオンラインではない)と思う妻に、その理由は何かを質問したところ、「家にいる時間が少ない」(18.5%)、「家族との会話が少ない」(15.4%)、「子どもの行事や家族の行事を覚えていない」(14.7%)などを挙げていることがわかりました。

 また、「夫がオンラインの妻の家庭」と、「夫がオンラインではない妻の家庭」の、会話内容を比較すると、そこに差があることもわかりました。「TV番組やその日のニュース」については、「夫がオンラインの妻の家庭」では78.4%が会話するのに対し、「夫がオンラインではない妻の家庭」では、54.3%という結果で、24.1%ものギャップが見受けられました。「家族の交友関係」については、「夫がオンラインの妻の家庭」は、39.2%が会話するのに対し、「夫がオンラインではない妻の家庭」では、わずか16.2%しか会話をしないことがわかりました。例えば、共通の話題として家族の出来事や、TV番組、ニュースなどの情報を活用し、会話の幅を広げてみることで、夫はオンラインに近づけるのかもしれません。
 また、調査では、妻の36.7%が、「夫がオンライン化すれば、夫への愛情や絆は増す」と回答していることもわかりました。このような結果をうけ、夫が「オンラインお父さん」になり、家族とのコミュニケーションを円滑にしていくには、(1)「家族との予定の共有」、(2)「TV番組やその日のニュースを活用し話題を広げる」、(3)「飲み会を月1回減らす」、などが効果的だと考えられます。夫が普段のコミュニケーションを少し工夫するだけで、夫婦や家族関係はよりよくなると考えられるでしょう。

≪夫がオンライン化すれば、夫への愛情や絆は増すと思うか?≫(妻への質問)
思う   36.7%
思わない 20.0%


■調査概要
※家族コミュニケーションについての意識・実態調査
【調査期間】2011年12月17日(土)〜12月18日(日)
【調査方法】インターネット調査
【調査対象】全国の30〜59歳で、配偶者・子どもと同居している既婚男女
      (女性395名/男性450名 計845名)


【会社概要】
社名  : 株式会社ハー・ストーリィ
所在地 : 〒106-0032 東京都港区六本木5-11-25 鳥居坂アネックス5F
設立  : 1990年8月20日
資本金 : 79.6百万円(2008年1月末)
役員  : 代表取締役 日野 佳恵子
事業内容: ■主婦と企業が出会う「暮らしメディア」事業部
      コミュニケーションメディア販売、マーケティング、プロモーション
      ■コンサルティング事業部
      プロデュース、アライアンス、講演、セミナー、購買行動調査研究
URL   : http://www.herstory.co.jp/
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