【重版決定】『人新世の「資本論」』で新書大賞受賞の斎藤幸平さんの初単著『大洪水の前に』5刷決定!
[21/02/10]
提供元:@Press
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株式会社堀之内出版(本社:東京都八王子市)は、2019年に発売した『大洪水の前に』(斎藤幸平著)の重版が決定したことをお知らせいたします。今回で発売以降5回目の重版となります。
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数々の賞を受賞した『大洪水の前に』
メディアで多くの注目を集める斎藤幸平さんの初単著『大洪水の前に』は、学術的な権威のある数々の賞を受賞しています。
2018年に、「マルクス主義の伝統における、またはついての最高で最も革新的な新しい書物を例証する」ドイッチャー記念賞(Deutscher Memorial Prize)を日本人初、歴代最年少受賞で受賞し、世界的に高い評価を受けました。また、2019年度経済理論学会奨励賞を受賞、2020年には経済学史学会奨励賞、日本学術振興会賞、『政経研究』奨励賞の3冠を達成し、国内でも非常に評価の高い一冊です。
目次
第一部 経済学批判とエコロジー
第一章 労働の疎外から自然の疎外へ
第二章 物質代謝論の系譜学
第二部 『資本論』と物質代謝の亀裂
第三章 物質代謝論としての『資本論』
第四章 近代農業批判と抜粋ノート
第三部 晩期マルクスの物質代謝論へ
第五章 エコロジーノートと物質代謝論の新地平
第六章 利潤、弾力性、自然
第七章 マルクスとエンゲルスの知的関係とエコロジー
おわりに マルクスへ帰れ
関連書『人新世の「資本論」』(集英社新書)が新書大賞を受賞
2021年2月10日、『大洪水の前に』著者の斎藤幸平さんによる関連書『人新世の「資本論」』(集英社新書)が、1年間に刊行されたすべての新書から、その年「最高の1冊」を選ぶ「新書大賞」を受賞しました。
資本主義の限界をわかりやすく指摘し、気候変動の問題に真剣に取り組むべきという方向性を明確に打ち出し、多くの読者からの注目を集めた点が多くの評者から高く評価されました。
斎藤さんの受賞コメント : https://chuokoron.jp/shinsho-award/116817.html
著者プロフィール
画像 : https://newscast.jp/attachments/jpo4nnN2dSYGThNTiL7v.jpg
斎藤幸平
1987年生まれ。大阪市立大学経済学研究科准教授。
日本MEGA編集委員会編集委員。
著書にNatur gegen Kapital: Marx' Ökologie in seiner unvollendeten Kritik des Kapitalismus, Campus, 2016、『人新世の「資本論」』(集英社新書、2020年)。
共著に『「資本論」の新しい読み方』(堀之内出版、2013年)、『労働と思想』(同、2015年)等。
監訳にマルクス・ガブリエル、スラヴォイ・ジジェク『神話・狂気・哄笑』(堀之内出版、2015年)。
編著にMarx-Engels-Gesamtausgabe, IV. Abteilung Band 18, De Gruyter, 2019、『未来への大分岐』(集英社新書、2019年)。
2021年1月にはNHK Eテレ「100分de名著」『資本論』の指南役を務めた。