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透析業務支援システム dottoHD が4月5日にリニューアル 透析医療のIT革命、コロナ禍で進む

トップオフィスシステム株式会社が提供する透析業務支援システム「dottoHD(ドットエイチディー)」が機能強化をし、2021年4月5日(月)にリニューアルリリースいたします。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/248245/LL_img_248245_1.png
メニュー画面

「dottoHD(ドットエイチディー)」は、iPadを活用し、簡単な操作のみで透析条件設定や記録作業などの業務効率化を可能にするシステムです。
通常の透析現場で行われている紙での透析記録管理は記録に時間を要するだけでなく、計算ミスや設定ミスが発生する課題もあります。
今回のシステムでは、透析管理をIoT連携することにより、ヒューマンエラーの改善と、災害時での対策としても効果を発揮いたします。
すでに活用している現場からの要望を拾い上げ、生体認証などの機能強化をいたしました。


【dottoHD(ドットエイチディー)主な特徴】
・現職の臨床工学技士が構築した現場目線のシステム
・Claris FileMakerによるシステム構築であり、カスタマイズも柔軟に対応
・AI生体認証(顔認証)による体重測定業務の自動化、さらに非接触化による感染対策を実現
・iPadを活用することで業務効率が向上、患者とのコミュニケーションツールとしても利用可能
・透析患者のフットケア管理にも対応
・患者の透析条件をメール・PDF・カードで配信することで災害時における透析難民を防ぐ
・既設の体重計や透析コンソールのメーカーを問わず接続可能
・透析コンソールや体重計との連携による透析業務支援システムとしては、最安値の価格帯での提供


【システム誕生の背景】
システム開発者は、大阪府泉南市にある泉南新家クリニックの現役臨床工学技士 田代 庸平さん。開発の背景にあるのは、透析現場の負担の大きさでした。透析記録やサマリーの作成など、事務作業に時間がかかり、患者様とのコミュニケーションが十分取れていないばかりではなく、同じデータを再入力・転記することでヒューマンエラーもなかなか減らないという透析の現場を経験していました。

煩雑で書類の多い透析業務を改善することによって、必然的に患者様とのコミュニケーションの機会を増やし、患者様満足度を高めたい。そしてヒューマンエラーを減らし、災害対策としても強化されるようなシステムで、少しでも安全・安心の医療を患者様に提供できるようにしたい。田代さんの「臨床現場をより良くしたい!」という熱意が今回のシステムを生み出しました。


【コロナ禍で導入進む】
2020年からのコロナ禍で、「発熱等の新型コロナウイルス感染疑いのある透析患者への対応」は、透析現場の新たな課題でした。今回のシステムでは、AI生体認証を実装することで体重測定業務の自動化および、非接触化を実現しました。その後の透析条件設定や記録なども含め、当システムによる遠隔治療によって、患者との接触回数を激減することができ、その結果、院内感染を防ぐことや医療従事者の安心安全を確保することに繋がりました。


【1年間に120件起こっていたヒューマンエラーが導入後0件に】
2019年3月からの1年間で120件のヒューマンエラーがあった現場に当システムを導入後、0件になったという実際の導入効果も報告されています。
また、今まで患者1名あたり120秒かかっていた透析条件の設定が30秒に、血圧や機器データを記録していた80秒の作業がボタン一つ押すのみになるなど、患者1名あたり約3分の業務時間短縮、1日あたりで約140分の短縮となったケースもあります(ベッド24床、2クール)。
システムにより短縮された時間を、必ず人がやらなければいけない業務の部分に当てることで、余裕を持って丁寧に行えたり、コミュニケーションの時間に変えることで顧客満足度が上がるというような、現場の医療従事者にとっても患者にとっても良い作用をもたらす“透析医療のIT革命”となりました。
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