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電子情報通信学会とブイキューブ、オンラインイベントプラットフォーム「EventIn」を活用した「学会向けソリューション」を実シンポジウムに適用 〜複数のポスターセッションを同時開催・議論ができる、オンラインでの新しい学会活動を実現〜

一般社団法人電子情報通信学会*1(会長:笹瀬 巌)と株式会社ブイキューブ*2(代表取締役社長:間下 直晃)は、オンラインイベントプラットフォーム「EventIn」を活用し、2021年1月28日に開催された電子情報通信学会支部CoEシンポジウム「光をコアとするセンターオブエクセレンス(CoE)を目指してー 四国から世界へ ー」において「学会向けソリューション」を利用しました。「学会向けソリューション」は、複数のポスターセッション(少人数の研究者がテーマごとに集まって議論やコミュニケーションを行う小規模セッション)を同時開催し、参加者は外部よりそのセッションでの議論をお試し視聴し、興味があればセッションに参加し、議論を行なうことが可能です。
従来のオンラインカンファレンスツールでは困難であった、学会ならではの研究者同士のきめ細かい研究交流を実現し、7割以上の参加者から、従来に比べ活発なコミュニケーションが可能になった、今後も是非利用したい等の評価を頂いています。


1. 背景
昨年来のCOVID-19感染拡大で、様々なイベントやミーティングが延期や中止となり、オンライン開催が進んでいます。電子情報通信学会では、多くの学会活動をオンラインに移行すると共に、ITコミュニケーション技術を研究する主要学会として、オンラインによる情報交換、コミュニケーションの手段確保を行なってきました。学会には研究専門委員会という活動が全国各地で年に数100回行われており、通常数十名から100名程度で、一日〜数日にわたり学術研究の成果を発表し、特定分野の研究者らと活発な質疑を交わし、研究を深化させています。
たとえば、ポスターセッションと呼ばれる研究発表、討論手法では、リアル開催であれば、会場に複数のポスターを掲示し、説明員と来場者がポスターを囲んで、有機、双発的に議論を行い、さらにそれを他の来場者が見ながら関心のあるポスターの議論に参加し、交流するというもので、特に研究途上の研究や、若手/学生の発表において重要でした。しかし、従来のオンラインカンファレンスツールは、一方通行的に講演を行い、少数の質問をやりとりすることや、自由な場所から遠隔参加することができるメリットはあるものの、このようなきめ細かい研究交流は困難でした。


2.「EventIn」を活用した「学会向けソリューション」の要点
ブイキューブが提供するオンラインイベントプラットフォーム「EventIn」は、従来のリアルイベントのように、複数の個別セミナーの同時開催や参加者同士のビデオ通話やチャットによる自由な双方向コミュニケーションが取れるライブ配信型のオンラインイベントプラットフォームとなっています。学会活動においてはリアル開催時と同じように、複数のポスターテーブルで講演、議論が同時並列に行なわれ、参加者は任意のポスターテーブルより参加し、聴講や議論を行なうことが可能です。さらに参加者はポスターテーブルをテーブルの外からクリックすることにより、お試し視聴が可能であり、面白そうなトピックスを探すことが容易です。
内部の講演者等からはお試し視聴されていることは分からないため、遠慮することなく、次々とポスターテーブルを巡って頂けます。一方、商談やノウハウに関わる議論のために、参加者を限定するテーブル内部からのロックも可能です。当日はブイキューブの運用サポートにより、安心して、シンポジウムを進行できました。


3. 実際に使用されたシンポジウムの概要と参加者の感想
電子情報通信学会支部CoEシンポジウム「光をコアとするセンターオブエクセレンス(CoE)を目指してー 四国から世界へ ー」
〇日時:2021年1月28日(木)13:00〜18:00
〇場所:オンライン開催(EventIn)
〇同時参加者数:最大90名
〇主催:電子情報通信学会 四国支部
〇共催:電子情報通信学会 エレクトロニクスソサイエティ

7割以上の方から、ウェブ会議やウェビナーなど従来のオンラインツールと比べ、ポスターセッション中の議論やコミュニケーションが活性化されたという意見が寄せられました。また、その方々は以下のような評価をされています。
○ポスターセッションの一覧を見ながら、参加したいセッションを選択できる
○ポスターセッションに参加する前に「お試し視聴」をすることで、セッションに参加しやすくなる
○プレゼンを聞くだけでなく、個別に質問するなど、自由にコミュニケーションができる
○参加者の中から話しかけたい人を見つけ、個別で話しかけることができる

電子情報通信学会では、アフターコロナ、withコロナのDX(デジタルトランスフォーメーション)のため、参加が難しい人のためにシンポジウムやセミナー、チュートリアルと呼ばれる教育等、多くのコンテンツを録画しウェビナーとして公開し、電子情報通信分野の学問、産業の発展に貢献していきます。更に「EventIn」に関しても必要な技術開発に貢献していく予定です。
ブイキューブでは、今後もお客様のコミュニケーションDX実現に向けて、様々な映像コミュニケーションサービスを提供してまいります。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/248699/LL_img_248699_1.jpg
「EventIn」を利用したシンポジウムの様子

(*1) 一般社団法人電子情報通信学会( https://www.ieice.org/jpn_r/index.html )
1911年に誕生した、創立100年を越える電子、情報、通信をカバーする国内最大級の学会。電子情報通信および関連する分野の国際学会として、学会の発展、産業の興隆ならびに人材の育成教育を促進することにより、健全なコミュニケーション社会の形成と豊かな地球環境の維持向上に貢献することを目指しています。複数の技術分野の横断的要素を組み合わせ、そこから新たな技術分野を確立するような活動に取り組むことで、新分野を開拓するとともに、パラダイムシフトを生み出す人材育成等を行なっています。

(*2) 株式会社ブイキューブ( https://jp.vcube.com/ )
ブイキューブは「Evenな社会の実現」というミッションを掲げ、「いつでも」「どこでも」コミュニケーションが取れる環境を整備することで、時間や距離の制約によって起こる様々な機会の不平等の解消に取り組んでいます。ビジュアルコミュニケーションによって、人と人が会うコミュニケーションの時間と距離を縮め、少子高齢化社会、長時間労働、教育や医療格差などの社会課題を解決し、すべての人が機会を平等に得られる社会の実現を目指します。
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