【星のや東京】〜生産者とオンラインでつなぎ、食材の大切さや仕事のやりがいについて伝えました〜「星のや東京」料理長・浜田が小学校のキャリア教育に参加
[21/02/26]
提供元:@Press
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日本旅館「星のや東京」で料理長を務める浜田統之(はまだのりゆき)(以下、料理長・浜田)は、大田区立池上第二小学校で2021年1月22日に行われたキャリア教育「ドリームプロジェクト」に講師として参加しました。このプロジェクトは、大田区立池上第二小学校で行われている総合学習(*1)です。子供たちが夢や希望を持って将来の生き方を考えたり、社会の現実を考えながら前向きに将来の職業や仕事について考えたりすることを目的として実施されます。料理長・浜田は、オンラインでつないだ生産者とともに、自身が料理人になったきっかけや、仕事のやりがいなどについて子供たちに伝えました。
*1子供たちが自ら学び、自ら考える力や学び方、ものの考え方などを身につけ、よりよく問題を解決する資質や能力などを育むことをねらいとして実施されている学習活動
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ドリームプロジェクトへの参加の経緯
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画像 : https://newscast.jp/attachments/arBKoyJF2tG8DKLqAU3L.jpg子供たちからの手紙
大田区立池上第二小学校では年に一度、6年生に向けて「ドリームプロジェクト」というキャリア教育を実施しています。子供たちが将来就きたい職業に携わっている様々な分野の講師を招き、直接話を聞いたり、質問をしたりすることで、その仕事の楽しさや難しさ、やりがいなどを知り、理解を深めます。今回、料理人の仕事に興味を持っている6年生の児童より、料理長・浜田に宛てて、講師を依頼する直筆の手紙が送られてきたことがきっかけで、初めて参加しました。
ドリームプロジェクトの様子
画像 : https://newscast.jp/attachments/D1c2BR9PId5ayHDM8sV2.jpg講師紹介の様子
画像 : https://newscast.jp/attachments/Hfc3xlIdX47t43ZlJUAQ.jpg子供たちに授業をする浜田
画像 : https://newscast.jp/attachments/3rwT5AmKiXu1LicBc6tU.jpg軽井沢サラダふぁーむの依田氏
当日は、料理長・浜田のほか、スポーツ、ゲーム、建築など、様々な業界の方が集まり、体育館内に設けられたブースで6年生の子供たちに向けて仕事の内容、やりがい、その仕事で大切にしていることなどについて話をしました。
浜田は、料理人を目指している子供たちに、料理人になるきっかけとなった小学校の家庭科でのエピソードや、料理に対する思いを中心に話しました。また、長野県軽井沢町でトマトやレタスなどの無農薬野菜を栽培している「軽井沢サラダふぁーむ」の生産者・依田美和子氏にもオンラインで参加してもらい、浜田と共に食材の大切さや、生産者と料理人の関係について、子供たちに向けて話していただきました。
子供たちからの感想(一部抜粋)
・料理のことについて詳しく知り、料理に興味をもった。
・花のような見た目のリンゴを使った料理の写真が印象的だった。
・浜田先生のようになれるよう、努力したい。
・これからは、自分がおいしい料理を家族につくりたい。
・「料理人は人を感動させる」という言葉を忘れずにいたい。
料理長・浜田の感想
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画像 : https://newscast.jp/attachments/uFzDGUy0WbS5qUhUH5wc.jpg手作りのブースや名札
私が料理人になろうと思ったのは、小学校の家庭科での出来事がきっかけでした。フルーツを切る調理実習で、他の子供が見本通り作る中、りんごをくり抜いて、そこにカットした果物を入れて蓋をして、一見ただのりんごのように見せて、中からいろいろな果物がでてくるような仕掛けを考えました。それを見た担任の先生が、「見本通りにしなさい!」と怒るのではなく、「素晴らしい!」と喜んでくれて、校長先生から表彰状までもらいました。そこでみんなに喜んでもらえたことが嬉しくて、料理人を目指したいと思うようになりました。
ですので、子供たちからの直筆の手紙が届き、ドリームプロジェクトについて知った時には、自分の小学校での体験を思い出し、料理人になりたいという子供たちから声をかけてもらえたことをとても嬉しく思いました。小学生とは思えない丁寧でしっかりした文章の手紙にも感心しましたが、当日も小学校に到着すると手作りの名札が用意されていたり、担当の生徒が控室まで案内してくれてお茶まで出してくれたりと、温かいおもてなしに本当に感動しました。コロナウイルスの感染拡大でレストランなどの飲食業界も大きな影響を受けている中、まっすぐな目で真剣に話を聞き、たくさんの質問をしてくれる子供たちの姿を見て、料理人のひとりとして、とても勇気をもらいました。今回、このプロジェクトに参加させていただいたことで、これからもより多くの方々に喜んでいただけるような料理を探求したいと思いを新たにしました。
星のや東京 料理長 浜田統之プロフィール
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1975年 鳥取県生まれ。18歳からイタリア料理の世界で腕を磨き、24歳でフランス料理に転身
2000年 FFCCフランス料理コンクール出場
2004年 ボキューズ・ドール国際料理コンクール 日本大会で史上最年少優勝
2005年 ボキューズ・ドール国際料理コンクール 世界大会出場
2007年 ボキューズ・ドール アカデミー会員に選ばれる
2010年 ル・テタンジェ国際料理賞 コンクール・ジャポン 3位入賞
2012年 ボキューズ・ドール 国際料理コンクール アジア大会 準優勝
2013年 ボキューズ・ドール 国際料理コンクール フランス大会本選 世界第3位 銅メダル獲得
2016年 星のや東京 料理長に就任
2017年 ボキューズ・ドール国際料理コンクール 30周年記念ガラディナーで約1,500名の世界の
食通に魚料理を提供
【参考】「Nipponキュイジーヌ」について
料理長・浜田は、日本旅館で提供する料理とは何かを考えていくなかで、日本の食文化を支えてきた魚に着目しました。また、魚のみならず、それぞれの食材にあった農法や飼育を行っている生産者の元へ自ら出向き、こだわって選び抜いた食材を使っています。フランス料理の世界で腕を磨いてきた浜田が持つ繊細な感性で、各食材の個性を掛け合わせ、素材の旨味を引き出します。日本の豊かな海、清らかな川、滋味深い土の良さを感じる厳選した食材の息吹や、その食材に関わる人々の想いを伝えたいと考え、辿り着いたのが「Nipponキュイジーヌ」です。
星のや東京
「塔の日本旅館」をコンセプトに2016年7月に開業。玄関で靴を脱ぎ、畳敷きの伝統的な和室や各階のお茶の間ラウンジ、最上階に温泉を備える星のや初の都市型旅館。
東京都千代田区大手町一丁目9番1/部屋数84室
[https://hoshinoya.com/]{https://hoshinoya.com/}