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キャンピングカー所有者・興味がある方にアンケート調査を実施!「新生活様式とキャンピングカーの活用について」 アンケートで見えてきたキャンピングカーの新たな可能性

一般社団法人日本RV協会(所在地:神奈川県横浜市、会長:荒木 賢治)は、キャンピングカーを所有しているユーザー、またはキャンピングカーに興味を持っている方に、「新しい時代のキャンピングカー活用について」というアンケートを行いました。

2020年、新型コロナウイルスの影響により人々の生活が大きく変わりました。そのなかで、キャンピングカーの使われ方にも変化が現れています。密を避けるための移動手段として、隔離されたスペースとして、いろいろな方向性が見えてきました。

前回のアンケートではコロナ禍でのキャンピングカーの利用や意識の変化について調査いたしました。
(関連ページ:キャンピングカー所有・興味を持っている方へコロナ禍での利用や意識についてアンケート調査を実施〜新生活様式で見えてきたキャンピングカーへの期待〜 https://www.jrva.com/jrvanews/detail.php?assoc_news_cd=215 )

今回は新しい生活様式のなかで、キャンピングカーが、どのように活用されていくのか、具体的な内容を調査しています。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/251362/LL_img_251362_1.jpg
イメージ画像

日本RV協会URL: https://www.jrva.com/


■キャンピングカーを利用する人が増加傾向に
アンケートにお答えいただいた方の年齢層は、50歳代を中心に、40歳代、60歳代がボリュームゾーンとなった前回と変化がありませんでした。しかし、30歳代、40歳代、60歳代が若干減少して、50歳代と70歳代が、それぞれ5ポイント近く増えている結果となっています。(図1)

図1: https://www.atpress.ne.jp/releases/251362/img_251362_2.jpg

キャンピングカーの保有率は前回調査から比べて、3.3ポイント増。キャンピングカーの利用経験がある人は、5.3ポイント増えていました。保有率に比べて、利用経験率の増加率の方が高いことから、レンタル利用などでキャンピングカーに接触した人が増えている、と見ていいでしょう。(図2、図3)

図2: https://www.atpress.ne.jp/releases/251362/img_251362_3.jpg
図3: https://www.atpress.ne.jp/releases/251362/img_251362_4.jpg


■キャンピングカーレジャーへの期待がふくらむ
2021年となって、キャンピングカーをどのような用途で使いたいかを聞いてみると、約6割の方がレジャー用途で使いたい、と答えています。(図4)昨年は外出自粛もあり、旅行などを控える人が多く、その反動もあって、レジャー用途に期待する人が増えたのではないでしょうか。

ワーケーションなどの新しい言葉も生まれ、キャンピングカーと仕事を融合させた利用方法も現れましたが、仕事用途に使いたい人は約1割という結果でした。その他の回答では、来客用宿泊施設という方もいて、密を避ける宿泊方法としての有効性を感じさせます。

図4: https://www.atpress.ne.jp/releases/251362/img_251362_5.jpg

レジャーにも、色々な使い方があります。キャンピングカーはどのような利用方法がイメージされているのでしょうか。その結果を見ると、観光地や温泉などをめぐる「旅」用途をイメージする人が1番多いことがわかりました。(図5)

図5: https://www.atpress.ne.jp/releases/251362/img_251362_6.jpg

キャンプなどのアウトドアを楽しむ、という用途は全体の3割で2番目に多い数値となっています。アウトドア需要が拡大していますが、キャンピングカーに求められるレジャーの利用用途としては、観光地を目的地にする「旅」での使い方が多いようです。

独立した設備を備えているキャンピングカーにとって、アウトドアは活躍できるフィールドです。しかし、現在はその機能性を、旅先等での街中で発揮することが、より多く求められているようです。


■キャンピングカーはなぜレジャーに適しているのか
キャンピングカーはレジャー用途として、高い期待があることが分かりました。それでは、なぜ、そのように考えられるのか、その理由を見ていきたいと思います。

キャンピングカーがレジャーに適していると感じるポイントを確認してみると、自由に行動できる機動性、プライベートな空間、快適な室内環境などの返答が多くありました。(図6)

その他の回答では、トイレが使えるから、という答えが多く、ペットと一緒に行動できるからという意見も。また、感染予防のため、宿泊施設を利用しないという意見もあり、「三密」を避ける空間として、キャンピングカーへ期待していることが分かります。

図6: https://www.atpress.ne.jp/releases/251362/img_251362_7.jpg

レジャーでの期待する行動パターンが分かりましたが、さらに機能面では何を求めているのかを質問しています。その回答は、電気、就寝スペースが多く、次にエアコンなどの空調装備という結果でした。(図7)

やはり、室内で快適に過ごすことをイメージしているようで、そこで必要な電気がもっとも重要視されたのでしょう。現在は生活に必要な情報や行動パターンが、スマホなどの電子機器に集約されつつあり、電源の確保は普通の生活でも重要となっています。

キャンピングカーがあることで、その電源を十分に確保できることは、生活する上でも大きなアドバンテージとなることでしょう。ただ、必要な電気量も増えてきたので、それに対応する電源装備が、キャンピングカーにも求められるようになるかもしれません。

図7: https://www.atpress.ne.jp/releases/251362/img_251362_8.jpg


■キャンピングカーを仕事で活用する
キャンピングカーを仕事で利用する方法が提案されています。テレワークなどが増え、仕事のやり方も変わってきました。その時代の流れに沿って、キャンピングカーはどのように活用されていくのか?その答えを求めて、仕事用途に限定した設問を設けました。

キャンピングカーを仕事で利用する時、どのような使い方をイメージするかを聞いてみると、出張時の宿泊場所がもっとも多く、次にテレワークスペースが続きます。(図8)

アンケートに答えている約8割の方がキャンピングカーを所有していることから、実態に沿った回答かもしれません。テレワークスペースとしての活用が話題に上がりますが、実際は宿泊スペースとしての活用が期待されているようです。

図8: https://www.atpress.ne.jp/releases/251362/img_251362_9.jpg

仕事では、家族ではない人との接触も考えられます。また、不特定多数の人が行き来する場所へ行かなければいけないこともあります。だからこそ、キャンピングカーに求められているのは、前出のように、宿泊場所などだったのかもしれません。

それを裏付けるように、キャンピングカーが仕事で利用する時に適している点を聞いてみると、プライベートな空間を確保できるから、という回答がもっとも多くなりました。(図9)

図9: https://www.atpress.ne.jp/releases/251362/img_251362_10.jpg

それでは、仕事時にキャンピングカーへ求められる機能性は何なのか?レジャーとの違いがあるのかを確認してみました。すると、必要とされたのは、レジャー用途でももっとも必要とされた電気でした。仕事では、一般の生活以上に電気を使うことから、この結果は必然といえるでしょう。(図10)

しかし、仕事用途らしさも、アンケート結果から読み取れます。それは、就寝スペースの必要性が低く、空調やトイレの必要性が高くなっていることです。

仕事利用では、レジャー利用よりも、室内で過ごす時間が更に長いと考えられます。その際、快適に過ごすための環境づくりに貢献できる設備が、上位の回答に浮上してきたと考えらます。

図10: https://www.atpress.ne.jp/releases/251362/img_251362_11.jpg


■停車状態でのキャンピングカーの可能性
キャンピングカーの使い方をレジャーと仕事に分けて調査してきましたが、停車状態でのキャンピングカーの活用についても探ってみたいと思います。

キャンピングカーはクルマとしての機能性を発揮して、移動することが前提となりますが、コロナ禍の現在では、移動手段としてのキャンピングカーの稼働率は低いと言っていいでしょう。通勤などに利用できれば別ですが、通勤での利用を考えられる人は15.7%に止まっています。(図8)

そこで、停車した状態でのキャンピングカーの可能性について、「普段の生活のなかで、停車状態でキャンピングカーを活用するとしたら、どのような使い方を強くイメージしますか?」という質問をしてみました。

その結果は、非常時の避難場所と考える人が最も多くなりました。(図11)常に利用するというイメージよりも、いざと言う時の利用を想定しているようです。

図11: https://www.atpress.ne.jp/releases/251362/img_251362_12.jpg

もし、各家庭の駐車場に非常用の避難場所となるキャンピングカーがあれば、大きな災害が起きた場合、人との接触を避けながら、身の安全を確保し、ライフラインが途切れた状態でも生活できる環境を提供してくれます。その効果は大きいかもしれません。

このような適性を考えている人も多いようで、アンケートの結果に出ていました。停車状態でのキャンピングカーの利用で、キャンピングカーが適しているポイントを聞いてみると、プライベートな空間との答えが最も多くなったのです。(図12)

図12: https://www.atpress.ne.jp/releases/251362/img_251362_13.jpg

しかも、その空間が移動できることもキャンピングカーらしさであり、約2割の方が機動性についても、適しているポイントとしてあげています。


■キャンピングカーを公共の施設として利用する
自分で所有しなくても、自治体や企業がキャンピングカーを所有して、避難場所として活用してほしいと考える人も多いようです。(図13)自治体などに対しては、移動する道の駅(観光施設)、空き地での移動公民館などに利用してみては、といったアイデアも出てきていました。

図13: https://www.atpress.ne.jp/releases/251362/img_251362_14.jpg

今回のアンケートを通して、新型コロナウイルス感染を防ぐためには、まだまだ、様々な部分で各々が自粛しなければならないのですが、アクティブに行動できるようになったら、キャンピングカーを使って、観光地へ行ってみたいと考える人が多かったことが分かりました。

また、これまでの生活様式が変わるなか、新しいライフスタイルにマッチするキャンピングカーの可能性も見えてきました。プライベートな空間の確保など、キャンピングカーらしい特性を活かした利用方法を、新しいキャンピングカーの使い方として、ぜひ活用していただきたいと思います。


■調査概要
調査地域:全国
調査対象:日本RV協会ホームページ閲覧者
調査方法:Webアンケート
調査時期:2021年1月18日(月)〜2月17日(水)
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