大規模スポーツ大会の感染防止の切り札に重症化を防ぐMA-Tの有効な活用法を発表
[21/03/19]
提供元:@Press
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世界初の酸化制御反応システムであるMA-T(Matching Transformation system)を使用する製品・サービスを展開する事業者ネットワーク「一般社団法人 日本MA-T工業会」(代表理事:川端 克宜 アース製薬株式会社 代表取締役社長)の設立記念式典が3月18日、東京・赤坂の赤坂インターシティコンファレンスThe AIRで開催されました。
式典の冒頭、内閣府副大臣の赤澤 亮正氏がビデオメッセージを寄せ、「MA-Tという日本発の基盤技術の応用が世界や日本が抱える多くの社会問題、例えば新型コロナウイルスをはじめとする医療・健康問題、カーボンニュートラルなどの環境問題、新たな蓄電池や強靭な材料開発による国土強靭化といった課題へのソリューションとして、また新たな産業創出の起爆剤として国富を生み、日本経済の成長と活性化に寄与するものと期待しています。私も、防災国土強靭化、経済財政政策、成長戦略、そして新型コロナ感染症対策を担当する副大臣として、全力で応援させていただきます」との祝辞をいただきました。
2020年11月に設立された日本MA-T工業会は3月12日現在、会員企業54社にまで成長しています。当日は会員各社の代表、ご担当者様が参集しました。専務理事兼事務局長の安達 宏昭からこれまでの活動と最新情報についての解説がありました。
続いて、2つのテーマでの記念講演、パネルディスカッションが行われました。
ひとつめは、大阪大学大学院歯学研究科の阪井 丘芳教授による「COVID-19と唾液腺〜MA-Tの有効な活用法について〜」です。
新型コロナウイルスは、受容体であるアンジオンテンシン変換酵素(ACE2)と結合して人体に感染することがわかっています。阪井教授らの研究によって、世界で初めてACE2が唾液腺にも発現していることが確認されました。
このことから、新型コロナウイルスが口腔内の唾液腺から体内に侵入する可能性が高く、口腔ケアの重要性が改めて注目されるようになりました。
そこで、口の中に入れても安全な除菌剤であるMA-Tを使ってマウスウォッシュをすることで、飛沫感染リスクを大幅に低減できる可能性が検討され、大阪大学における各種試験で効果が実証されることになりました。
阪井教授は、「COVID-19は実は口腔の病気だという側面があります。MA-Tのマウスウォッシュを使った口腔ケアをすことで、オリンピック、パラリンピックのような大規模イベントにおける新型コロナウイルスの感染防止対策に大いに有効だと考えています」と語りました。
もうひとつは、大阪大学先導的学際研究機構の大久保 敬教授による「MA-T酸化制御技術〜カーボンニュートラル社会の実現に向けて〜」です。
大久保教授はMA-Tの酸化制御触媒としての機能に着目し、常温・常圧でメタンガスと空気からメタノールをつくり出す新技術を世界で初めて発明しました。メタンガスから液体のメタノールへの酸化反応は難易度が高く、世界中の化学者が挑戦してきた夢の技術でした。大久保教授らの研究グループは、酪農が盛んな北海道興部町と共同して、家畜のふん尿から発生するメタンガスを使って、二酸化炭素を発生させずに、発電・売電につなげる実証実験を始めています。
大久保教授は、「日本はエネルギーのほとんどを輸入に頼っています。しかし、日本列島の周辺には莫大な量のメタンガス(メタンハイトレード)が眠っていることがわかっています。この技術を使うことで将来、日本がエネルギー輸出国になることも夢ではありません」と話しました。
大久保教授の講演に続いて、東京工業大学特命教授の柏木 孝夫氏、ホクレン会長の篠原 末治氏、辻丸国際特許事務所長の辻丸 光一郎氏、前環境省事務次官の森本 英香氏を招いたパネルディスカッション「カーボンニュートラルとMA-Tの貢献について」を行いました。パネルディスカッションでは、登壇者のみなさまがそれぞれの立場から、脱炭素社会に対するMA-T有用性と貢献、期待について語りました。
式典の冒頭、内閣府副大臣の赤澤 亮正氏がビデオメッセージを寄せ、「MA-Tという日本発の基盤技術の応用が世界や日本が抱える多くの社会問題、例えば新型コロナウイルスをはじめとする医療・健康問題、カーボンニュートラルなどの環境問題、新たな蓄電池や強靭な材料開発による国土強靭化といった課題へのソリューションとして、また新たな産業創出の起爆剤として国富を生み、日本経済の成長と活性化に寄与するものと期待しています。私も、防災国土強靭化、経済財政政策、成長戦略、そして新型コロナ感染症対策を担当する副大臣として、全力で応援させていただきます」との祝辞をいただきました。
2020年11月に設立された日本MA-T工業会は3月12日現在、会員企業54社にまで成長しています。当日は会員各社の代表、ご担当者様が参集しました。専務理事兼事務局長の安達 宏昭からこれまでの活動と最新情報についての解説がありました。
続いて、2つのテーマでの記念講演、パネルディスカッションが行われました。
ひとつめは、大阪大学大学院歯学研究科の阪井 丘芳教授による「COVID-19と唾液腺〜MA-Tの有効な活用法について〜」です。
新型コロナウイルスは、受容体であるアンジオンテンシン変換酵素(ACE2)と結合して人体に感染することがわかっています。阪井教授らの研究によって、世界で初めてACE2が唾液腺にも発現していることが確認されました。
このことから、新型コロナウイルスが口腔内の唾液腺から体内に侵入する可能性が高く、口腔ケアの重要性が改めて注目されるようになりました。
そこで、口の中に入れても安全な除菌剤であるMA-Tを使ってマウスウォッシュをすることで、飛沫感染リスクを大幅に低減できる可能性が検討され、大阪大学における各種試験で効果が実証されることになりました。
阪井教授は、「COVID-19は実は口腔の病気だという側面があります。MA-Tのマウスウォッシュを使った口腔ケアをすことで、オリンピック、パラリンピックのような大規模イベントにおける新型コロナウイルスの感染防止対策に大いに有効だと考えています」と語りました。
もうひとつは、大阪大学先導的学際研究機構の大久保 敬教授による「MA-T酸化制御技術〜カーボンニュートラル社会の実現に向けて〜」です。
大久保教授はMA-Tの酸化制御触媒としての機能に着目し、常温・常圧でメタンガスと空気からメタノールをつくり出す新技術を世界で初めて発明しました。メタンガスから液体のメタノールへの酸化反応は難易度が高く、世界中の化学者が挑戦してきた夢の技術でした。大久保教授らの研究グループは、酪農が盛んな北海道興部町と共同して、家畜のふん尿から発生するメタンガスを使って、二酸化炭素を発生させずに、発電・売電につなげる実証実験を始めています。
大久保教授は、「日本はエネルギーのほとんどを輸入に頼っています。しかし、日本列島の周辺には莫大な量のメタンガス(メタンハイトレード)が眠っていることがわかっています。この技術を使うことで将来、日本がエネルギー輸出国になることも夢ではありません」と話しました。
大久保教授の講演に続いて、東京工業大学特命教授の柏木 孝夫氏、ホクレン会長の篠原 末治氏、辻丸国際特許事務所長の辻丸 光一郎氏、前環境省事務次官の森本 英香氏を招いたパネルディスカッション「カーボンニュートラルとMA-Tの貢献について」を行いました。パネルディスカッションでは、登壇者のみなさまがそれぞれの立場から、脱炭素社会に対するMA-T有用性と貢献、期待について語りました。