第3回「日本語大賞」発表!〜今回のテーマは「人と人とをつなぐ日本語」〜
[12/02/14]
提供元:@Press
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「日本語の大切さを社会全体に呼びかけること」を目的に設立された特定非営利活動法人日本語検定委員会(所在地:東京都北区、理事長:梶田 叡一、以下 日本語検定委員会)は、日本語検定を実施しているNPO法人です。日本語検定委員会は、日本語の美しさや言葉のもつ力を見つめ直したいという願いから「日本語大賞」を年一回実施しています。第3回となる今回は、「人と人とをつなぐ日本語」をテーマに児童から大人まで広く作品を募集し、優れた作品が選ばれました。
ご応募いただいたエッセイ・作文は小学生の部361点、中学生の部557点、高校生の部564点、一般の部274点の計1,756点に及びました。第一次審査、第二次審査を経て、11名の審査委員による最終審査が行われ、部門ごとに最優秀賞、優秀賞、佳作が選出されました。
【最優秀賞】
■小学生の部 柏崎 日向子(かしわざき ひなこ)「おれいのきもち」
パリ日本人学校 小学一年生
一日の終わりに、その日一番楽しかったことやうれしかったことを思い出し、そのことのお礼を家族に話をする。そんな毎日の習慣のなかで、作者は、お礼を言うことの意味、その言葉自体の意味を理解していく。「お礼のことば」が、家族を温かく包んでいる様子が心にひろがる作品。
■中学生の部 長沼 夏帆(ながぬま かほ)「感謝が結んだ絆」
陸前高田市立気仙中学校三年生
東日本大震災で大変な被害にあいながらも、当時のことが、淡々と飾らない文章で綴られており、それがかえって、リアリティのある描写となっている。「家も学校も町も、あの日流した涙とともに消えてしまった」という表現は胸に刺さるものがある。その悲惨な体験のなかで「感謝」という言葉の本来の意味に気づき、「生かされる」ことへの感謝から「恩返し」へと心が変化していく様が表現されている。
■高校生の部 上岡 彩乃(かみおか あやの)「父と母からの贈り物」
横浜市立ろう特別支援学校高校二年生
母の「一番になれ」と父の「前を見ろ」という二つの言葉によって、聴覚障害を真正面から受け止め強く生きていこうとする作者の力強い思いと、両親の強い愛情が伝わってくる。人が人を支えていくことができる「言葉の力」を、私たちに教えてくれる作品。
■一般の部 山内 千晶(やまうち ちあき)「『おかげ様』の向こう側に」
福岡県筑紫野市
作者が白血病になりドナーと巡り合うことによって、祖母たちの会話に出てきた「おかげ様」の思い出が、よみがえってくる。「おかげ様」は、人と人との絆を表す言葉であり、「おかげ様」が増えると、「喜び」「幸せ」も増えていくと実感する。人は必ず誰かに支えられて生きている、という謙虚さが人にとって大切なことなのだと気づかせてくれる作品。
※各部門、他に優秀作3点、佳作5点。
【日本語大賞とは】
NPO法人日本語検定委員会が日本語の持つ美しさや言葉の力を見直そうという趣旨で、日本語をテーマにしたエッセイや作文を募集するものです。
【主催・協賛・後援】
主催:NPO法人日本語検定委員会
協賛:読売新聞社/東京書籍/時事通信社/リーブルテック/学習調査エデュフロント/ANAラーニング/東京物流企画
後援:日本商工会議所/日本経団連事業サービス/海外子女教育振興財団/
全国高等学校国語教育研究連合会/全国高等学校PTA連合会/スコーレ家庭教育振興協会
【審査委員(敬称略)】
梶田 叡一(環太平洋大学学長)、大橋 善光(読売新聞東京本社常務取締役)、梶原 しげる(フリーアナウンサー・東京成徳大学応用心理学部客員教授)、川畑 慈範(東京書籍株式会社代表取締役社長)、倉持 保男(三省堂「新明解国語辞典」編集委員会代表)、城 重幸(専門学校湖東カレッジ教授・元熊本市立泉ヶ丘小学校校長)、中田 正博(株式会社時事通信社代表取締役社長)、平野 啓子氏(語り部、大阪芸術大学教授)、村越 和弘(全国高等学校国語教育研究連合会会長・東京都立一橋高等学校長)、山内 純子(ANAラーニング株式会社取締役会長)、山口 仲美(明治大学教授・埼玉大学名誉教授)
第3回「日本語大賞」詳細:
http://www.nihongokentei.jp/amuse/grandprize/
【法人概要】
法人名:特定非営利活動法人日本語検定委員会
理事長:梶田 叡一
所在地:東京都北区堀船2-17-1
設立 :平成21(2009)年
「日本語検定」ホームページ: http://www.nihongokentei.jp/
※参考資料
<優秀賞作品一覧>
■小学生の部
小野 紗奈(宮城県) 伝えたい心を言葉に
山内 麻里有(青森県) 「おさしみ」とおとうさん
聞守 麻佑子(富山県) 祖父からの言葉
■中学生の部
小林 周平(ドイツ) ベルリンでの出会い
佐藤 美紀子(宮城県) 思いやりの一言
古賀 絢華(長崎県) 「たたむ」ということ
■高校生の部
山本 真理菜(神奈川県) 魔法の言葉
糠谷 栞里(神奈川県) 手と手を紡ぐ日本語
迎 沙梨葵(東京都) 送る、ということ
■一般の部
上久保 恵美子(スウェーデン) 日本語が娘に与えてくれたもの
寒川 靖子(香川県) 綴る文(ふみ)から生まれる絆
坂本 ユミ子(兵庫県) 「行ってらっしゃい」
ご応募いただいたエッセイ・作文は小学生の部361点、中学生の部557点、高校生の部564点、一般の部274点の計1,756点に及びました。第一次審査、第二次審査を経て、11名の審査委員による最終審査が行われ、部門ごとに最優秀賞、優秀賞、佳作が選出されました。
【最優秀賞】
■小学生の部 柏崎 日向子(かしわざき ひなこ)「おれいのきもち」
パリ日本人学校 小学一年生
一日の終わりに、その日一番楽しかったことやうれしかったことを思い出し、そのことのお礼を家族に話をする。そんな毎日の習慣のなかで、作者は、お礼を言うことの意味、その言葉自体の意味を理解していく。「お礼のことば」が、家族を温かく包んでいる様子が心にひろがる作品。
■中学生の部 長沼 夏帆(ながぬま かほ)「感謝が結んだ絆」
陸前高田市立気仙中学校三年生
東日本大震災で大変な被害にあいながらも、当時のことが、淡々と飾らない文章で綴られており、それがかえって、リアリティのある描写となっている。「家も学校も町も、あの日流した涙とともに消えてしまった」という表現は胸に刺さるものがある。その悲惨な体験のなかで「感謝」という言葉の本来の意味に気づき、「生かされる」ことへの感謝から「恩返し」へと心が変化していく様が表現されている。
■高校生の部 上岡 彩乃(かみおか あやの)「父と母からの贈り物」
横浜市立ろう特別支援学校高校二年生
母の「一番になれ」と父の「前を見ろ」という二つの言葉によって、聴覚障害を真正面から受け止め強く生きていこうとする作者の力強い思いと、両親の強い愛情が伝わってくる。人が人を支えていくことができる「言葉の力」を、私たちに教えてくれる作品。
■一般の部 山内 千晶(やまうち ちあき)「『おかげ様』の向こう側に」
福岡県筑紫野市
作者が白血病になりドナーと巡り合うことによって、祖母たちの会話に出てきた「おかげ様」の思い出が、よみがえってくる。「おかげ様」は、人と人との絆を表す言葉であり、「おかげ様」が増えると、「喜び」「幸せ」も増えていくと実感する。人は必ず誰かに支えられて生きている、という謙虚さが人にとって大切なことなのだと気づかせてくれる作品。
※各部門、他に優秀作3点、佳作5点。
【日本語大賞とは】
NPO法人日本語検定委員会が日本語の持つ美しさや言葉の力を見直そうという趣旨で、日本語をテーマにしたエッセイや作文を募集するものです。
【主催・協賛・後援】
主催:NPO法人日本語検定委員会
協賛:読売新聞社/東京書籍/時事通信社/リーブルテック/学習調査エデュフロント/ANAラーニング/東京物流企画
後援:日本商工会議所/日本経団連事業サービス/海外子女教育振興財団/
全国高等学校国語教育研究連合会/全国高等学校PTA連合会/スコーレ家庭教育振興協会
【審査委員(敬称略)】
梶田 叡一(環太平洋大学学長)、大橋 善光(読売新聞東京本社常務取締役)、梶原 しげる(フリーアナウンサー・東京成徳大学応用心理学部客員教授)、川畑 慈範(東京書籍株式会社代表取締役社長)、倉持 保男(三省堂「新明解国語辞典」編集委員会代表)、城 重幸(専門学校湖東カレッジ教授・元熊本市立泉ヶ丘小学校校長)、中田 正博(株式会社時事通信社代表取締役社長)、平野 啓子氏(語り部、大阪芸術大学教授)、村越 和弘(全国高等学校国語教育研究連合会会長・東京都立一橋高等学校長)、山内 純子(ANAラーニング株式会社取締役会長)、山口 仲美(明治大学教授・埼玉大学名誉教授)
第3回「日本語大賞」詳細:
http://www.nihongokentei.jp/amuse/grandprize/
【法人概要】
法人名:特定非営利活動法人日本語検定委員会
理事長:梶田 叡一
所在地:東京都北区堀船2-17-1
設立 :平成21(2009)年
「日本語検定」ホームページ: http://www.nihongokentei.jp/
※参考資料
<優秀賞作品一覧>
■小学生の部
小野 紗奈(宮城県) 伝えたい心を言葉に
山内 麻里有(青森県) 「おさしみ」とおとうさん
聞守 麻佑子(富山県) 祖父からの言葉
■中学生の部
小林 周平(ドイツ) ベルリンでの出会い
佐藤 美紀子(宮城県) 思いやりの一言
古賀 絢華(長崎県) 「たたむ」ということ
■高校生の部
山本 真理菜(神奈川県) 魔法の言葉
糠谷 栞里(神奈川県) 手と手を紡ぐ日本語
迎 沙梨葵(東京都) 送る、ということ
■一般の部
上久保 恵美子(スウェーデン) 日本語が娘に与えてくれたもの
寒川 靖子(香川県) 綴る文(ふみ)から生まれる絆
坂本 ユミ子(兵庫県) 「行ってらっしゃい」